岡崎は、ゴールを奪うことに特化した選手だ。ただし、佐藤寿人とは違ってトップに張ったまま相手のDFラインやアシスタント・レフェリーと駆け引きをするタイプの選手ではない。中盤に下がってボールを受けたり、相手のパス回しを猛然と追いかけたり、プレスバックしたりと動き回るのが岡崎だ。現在の大久保嘉人のプレースタイルともダブるかもしれない。

それに対して、金崎はより「総合的」あるいは「万能型」のセンターFWだ。

動き回るというよりは、前線に構えてボールを受ける。そこで生きてくるのがMFとしても長くプレーしていたボール・テクニックだ。身長180センチと、センターFWとしては大型というわけではないが、相手DFを背負ってボールをキープして周囲を使うポストプレーもうまい。フィジカル的に強く見えるのは、ボディーバランスの良さなのだろう。

ヨーロッパには、こういう前線で体を張ってボールを収める選手が必須とされる。ヨーロッパ出身の監督は、そういうターゲットマンを使いたがるものだ。

ただ、日本人のFWと言えば、やはり岡崎のように精力的に動いて守備もしっかりするタイプが多く、日本には「総合型」のFWは珍しい。強いて、「総合型」を探せば、やはり若いろはMFでも使われた前田遼一か、あるいはテクニックのあるFWとして柳沢敦も思い出す。それから、ハンス・オフト監督に重用された高木琢也も典型的なターゲットマンだった。

あとは、そこに強烈なシュート力も加われば釜本邦茂なのだろうが……。

金崎が、このまま、力を伸ばしていけば、日本代表にとっても大きな戦力になるだろう。

岡崎にもしものことがあった場合のバックアップになるのは当然だが、岡崎とのタイプの違いを生かして、相手チームの状況によって使い分けられれば面白いし、さらに先日のアフガニスタン戦のようなツートップは大きなオプションになるはずだからだ。

また、ターゲット的な金崎がいるおかげで、動き回る岡崎の良さもより効果的に発揮できる。実際、あのアフガニスタン戦での岡崎は、とても気持ちよさそうにプレーしていた印象が強い。もちろん、これからは強い相手との試合になるわけで、アフガニスタン戦のようなわけにはいかないだろうけれど……。

というわけで、現在の鹿島の躍進の中で、金崎のプレーには注目したい。

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