復活3戦目で3位表彰台!
遠藤尚がさっそく、その本来の実力に戻りつつある。

W杯カナダ・カルガリー大会。予選4位、ファイナル1を5位、そしてスーパーファイナル3位と安定した滑りで、再び表彰台へと復帰した。通算7つめのメダルになる。

昨季1〜2戦を連続表彰台。そして3戦目に腰椎骨折。そんなアクシデントの後、今季開幕から出場。このカムバックの速さはもともとのポテンシャルの高さからくるものなのだろう。オフのリハビリ、トレーニングにどれだけ努力してきたか、容易に想像できる。念願の初優勝も決して遠くはないはずだ。

しかしながら、超えるべき壁はますます高くなっているのかもしれない。
絶対王者ミックこと、ミカエル・キングスベリーは開幕から3連勝。まったく危なげない勝ち方だ。
カルガリー大会のコースは、中盤で斜度がきつくなり、高速ターンでミスなく滑るのは難しい。ミックにも減点部分があり、優勝スコア81.63点と高いものではない。
しかし、そんな難コースでも、王者はファイナル1もスーパーファイナルも、ダブルフルとコーク1080の最高難度のエアを難なく揃えてみせた。他選手とのレベルの違いを改めて示した格好だ。

「ミックにだって負けてるとは思わない」
と自信を持つ遠藤は今回、スピードではスーパーファイナルで最速だった。しかし飛べるはずのコーク1080の使用を避けた。ターン点では5点以上の差をつけられた。
きびしい言い方にはなるが、王者打倒にはもう一歩のプラスアルファが必要になるだろう。

8位となった原大智は、これで今季7位→6位→8位と全戦10位以内。18歳でのこの安定感は過去の日本選手にはない。早くもワールドレベルの選手となったといって過言ではないだろう。開幕戦3位の18歳堀島行真とともに、日本のティーンエイジャーは成長著しい。

カルガリー大会の女子は、クロエ、ジャスティンのデュフォー-ラポイント姉妹のワンツーフィニッシュ。そして3位はアンディ・ノード。なんと2戦連続で、カナダ表彰台独占となった。さらにスーパーファイナル進出6人中5人がカナディアン。絶対女王ハナ・カーニー(アメリカ)が昨季で引退したことにより、もはや上位は一国独占の雰囲気。W杯なのか、カナダ選手権なのか・・・。
次のアメリカ・ディアバレー大会で、波乱は起きるのか? アメリカが対抗できなければ、歴史的な一国圧勝のシーズンとなる。

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Bravoski(ブラボースキー)
今年で創刊32周年を迎えた双葉社発刊のスキー専門誌。‘90年代中盤からフリースタイルスキーに着目し、‘98年長野五輪・モーグル種目で里谷多英、上村愛子らが活躍してモーグルが一大ブームとなる。現在ではフリースタイルスキー(パウダー、パーク、モーグル)の専門誌として年間3冊発刊している。ウェブマガジンBravoski.comは毎日更新中。

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