プランB。こしゃくな言葉だ。ひとつ手を打ち、うまく運ばなければ、あるいは相手の対応を先取りして、次の方法を提出する。AだけでなくB。利いた風な言い回しである。理由なく悔しい。でも勝負の場では正しい。たいがいの場合は。

高校ラグビーの全国大会ファイナル。桐蔭学園は、東海大仰星に敗れた。31―37。トライ数は4対5。優勝候補筆頭格の大阪第1代表を向こうに、キックを封印、自陣ゴール前からでも手にボールを持って攻め続けた。そこで起きる数度の落球などで失点を喫した。ペーパーの上での敗因なら「プランBの欠如」かもしれない。しかし、そうだろうか。最後の最後の「コンソレーション(敗北の痛みを軽減する)トライ」を映像で繰り返し見ながら思った。

後半30分43秒。すなわち終了寸前。スコアは24―37。桐蔭は自軍投入のスクラムを得た。右ハーフェイライン、わずかに敵陣に入ったあたり。そこから攻めた。この午後、ずっとそうしてきたように連続アタックを仕掛ける。東海大仰星の防御の圧力に幾度かボールは芝にはねた。難しいパスのすれすれの捕球もあった。だが安易なエラーは皆無。実に「28フェイズ」を積み上げ 、ついに3番、スクラムと突進の柱、石田楽人がトライを決めた。時計は34分24秒を示していた。お互いに無酸素で水中に潜り美しい姿勢を保ったような攻防だった。

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