SUPER GTシリーズはいよいよウェイトハンディが目一杯となる第6戦。次の第7戦ではハンディウェイトは1/2に減り、最終戦はウェイト0となるため、ハンディを受けていない軽い車両にとっては大きなポイントを取れるチャンスのラウンドであり、チャンピオン争いを展開中の重い車両にとっては最後の我慢のしどころとなる。

スポーツランドSUGOは、コース幅やランオフエリアが狭い上に序盤はタイトなコーナーが連続。さらに標高差73mというアップダウンに富んだコースということもあり、アクシデントが発生しやすい。さらにトップ独走中の車両がタイヤかすによりキルスイッチを直撃されストップしてしまったり、トップ争いの複数台のマシンが接触&コースアウトするなど、他のレースではありえないような事例が多々発生することもあり、魔物が棲むと表現される。

このためこのレースでは決勝レースのグリッドが大きなポイントとなる。決勝スタート直後の混乱を避けるためには、予選で上位につけることが大事だ。ということは、軽量な車両が有利となる。ここまで苦戦を強いられたホンダ勢だが、前回、鈴鹿の序盤で見せたようなパフォーマンスに期待したい。特に超軽量な#64 Epson NSX CONCEPT-GT(6kg)、#8 ARTA NSX CONCEPT-GT(20kg)、#15ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT(28kg)、そして燃料リストリクター装着ながらウェイト8kgの#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTあたりの活躍に期待したい。ぜひホンダファンのためにも運を味方につけて頑張って欲しいものだ。

しかしながら夏場に行われたタイヤテストで好調さを見せつけたのはレクサス勢。さらに日産勢も鈴鹿ではあのハンディを背負ってポールポジションを獲得しているので、どんな予選になるのかが非常に楽しみだ。

GT300クラスは、タイヤテストのすべてのセッションでトップを奪った#2 シンティアム・アップル・ロータス、また、前回の鈴鹿で3位表彰台を獲得して上り調子の#61 SUBARU BRZ R&D SPORTに注目してみたい。さらにハンディウェイトは重いながらも、#11 GAINER TANAX SLS(60kg)、#31 TOYOTA PRIUS apr GT(68kg)、#55 ARTA CR-Z GT(72kg)あたりはレース運びも上手く、上位に食い込んでくるのではないかと見る。

いずれにしてもランキング上位のチームは、このSUGOで一番怖いのはノーポイントで終わること。アクシデントに巻き込まれず、いかに確実にひとつでも多くのポイントを稼いで残り2戦を有利に戦うか? そのあたりにも注目しておきたいところだ。

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皆越 和也
1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。

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