Q:名鑑などで羽生選手のプロフィールを見ると、小学校時代のチームはこてはし台SCしか書いていなくて、千葉北FCで全少(全国少年サッカー大会)に出ていることを知らない人も多いんじゃないかなと思いますが、そのチームの棲み分けはどういう感じだったんですか?

A:普段はこてはし台SCでやっていて、その地域のたぶん上手い選手が選抜みたいな形で千葉北FCになって、一応選抜チームとして全少に出たんですよね。

Q:千葉市選抜とは違うんですか?

A:そうですね。市ではないですね。何チームかだけの選抜でした。水曜日に練習が1回あって、出られる大会があると土日のどっちかで試合みたいな感じだったと思うんですけどね。普段はこてはし台SCでやっているんですけど、それが重なった時は千葉北で出るみたいな感じでやっていました。だから、練習と試合で週に2回くらいの活動ですよね。

Q:で、その千葉北FCに村井(慎二・元千葉、磐田ほか)選手と山根(伸泉・元浦和、現VONDS市原)選手がいたんですよね。そのチームから3人もプロが出るって凄い確率ですよね。

A:ああ、確かにそうですねえ。2人とも上手かったですよ。全然僕より上手いと思っていましたし、「この2人スゲーな」と思いながらやっていましたね。

Q:全少はどのくらいまで行ったんですか?

A:ベスト8かベスト4ぐらいでした。まあ強かったなあと思いますけど。

Q:そうですよね。全国ベスト8ですからね(笑)

A:ハハハ。自分が活躍した印象はあまりないですね。県大会は何点か取りましたけど、夏の全国の方はあんまりだったなと思います。確かに全国のレベルは凄かったですけど、その中でも山根と村井君は活躍しているなと思っていましたし、下都賀ジュリアンズってチームに…

Q:毛利(真司・元栃木SC)ですね(笑)

A:そうそう(笑) 下都賀ジュリアンズに僕らは負けたはずなので、「ああ、コイツスゲーな」って思いながら。そんな感じでしたね。

Q:当然市立船橋と習志野が県内の高校では強かった中で、羽生選手は八千代を選ばれた訳ですけど、決め手は何だったんですか?

A:最終的な決め手は家が近いから(笑)
自転車で15分くらいだったので。というのと、あとはやっぱり試合に出たいと思ったので、市船とか習志野で遠くまで行って先輩後輩が厳しくて、自分もあまり試合に出られなかったりするのかなと思ったら、少しでも可能性が大きい方が良いかなと思ったのがあると思います。もちろん習志野や市船も考えましたけどね。

Q:声は掛かっていたんですよね?

A:そうですね。一応声は掛けてくれて。でも八千代が県の中では強いというのは知っていましたし、最終的にはそう決めました。

Q:最初の2年は全国大会にも出られなくて、市船は選手権で優勝したと思うんですけど、「あれ、選択間違ったかな?」というような感じはありましたか?

A:特になかったですね。それこそ山根とか見ていても「アイツは上手いからな」と思っていたので、「全国大会に出たい」とかそこまでの執着はなかったですね。例えば「サッカーで食べていく」とか、そういうことに現実味がなかったというか、「俺なんかがなれないだろ」という感じでずっといましたし、もちろん一生懸命はやっていましたけど、具体的にプロまでのイメージとかを持っていた訳ではないので、「やっちまったな」みたいなのはなかったですけどね。

Q:高校3年の時は国体でもベスト4と結果が出ましたし、選手権でもベスト8とやはり結果が出ましたし、ご自身にとって今振り返ってみても「良い1年だったな」という感じですか?

A:もちろんサッカー人生においての1つの分岐点というか、あそこで得たものは大きかったと思います。例えば大学に行くプラスにもなったと思いますし、全国を見ることができたというのは自分にとって凄く大きかったと思いますね。かと言って、そこでやっぱりプロとかは「だからって俺みたいなヤツがなれる所じゃないでしょ」という感じでしたよね。どれだけ高校の時に活躍しようが、国体で静岡の小野伸二とかと対戦しようと。市船の選手とかは「小野伸二とやれるぞ」とか「高原(直泰)とやれるぞ」という感じでしたけど、僕はあまりそこまで視野を広げていなかったので、「そんな人いるんだ」みたいな感じでしたからね(笑)
試合をやってみて「小野伸二、確かに上手いな〜」みたいな感じで、「こういう人がプロになるんだ」ぐらいにしか思っていなかったので、「みんな上手いよな〜」って感じでした。自分がそれこそ選手権に出てプロに行くというようなイメージも作れなかったですし、「大学に行ってサッカーやろう」ぐらいの感じでした。選手権も「大学に行くのにプラスになって良かったな」って思うくらいでしかなかったですね。「全国にはもっと上手いヤツらがいっぱいいるんだ」って思いましたし。だから、「みんなと一緒にいられて嬉しい」とか「テレビで出られて嬉しい」という方が大きくて、そこで「プロの人たち、俺を見て下さい」というのはなかったです。「プロになれるかな?」と思ったのは、本当に大学3年くらいで大学選抜に入ったぐらいから「ああ、狙えるのかな」と思ったぐらいですね。

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