3万人を超える大観衆が総立ちとなった瞬間が今でも忘れられない。打球が一直線にライトスタンドを目指して飛んでいき、京セラドーム大阪は興奮のるつぼと化した。

昨季のクライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦、T-岡田が放った起死回生の逆転3ラン。多くのバファローズファンが拳を突き上げたであろう、あの一撃だ。

T-岡田を語る上で避けて通れないのが、2010年の本塁打王獲得だ。地元出身の和製大砲として入団当初から期待をかけられると、プロ5年目を迎えたこの年に才能が開花。

リーグトップの33本のアーチを架けた打棒は、名前の頭文字(貴弘のT)や恐竜の「T-REX」から連想された登録名と共に球界を席巻した。

しかし、タイトル獲得後は毎年のようにケガに見舞われ、代名詞の本塁打は、2011年以降16本、10本、4本と年を追う毎に減少。このままフェードアウトしてしまうのでは?と心配した人も多かった。

転機が訪れたとするならば、現在の指揮官・森脇浩司監督との出会いではないだろうか。森脇監督の著書『微差は大差』によると、わずか4本塁打に終わった2013年オフに「その体重はベストなのか」と減量を促されたそうだ。

この愛のムチに応えたT-岡田は、キャンプイン時に6キロもの減量に成功。その結果、前年を大きく上回る130試合出場を果たし、本塁打も24本を記録。冒頭の一発に代表される強いインパクトを残した。

そして、真価を問われる2015年シーズン。T-岡田は自主トレ中に患った左肩痛の影響で、春季キャンプの序盤を別メニュー調整で過ごした。シートノックでは打球を受けても送球はせず、打撃面では素振りをしてもボールは打たないといった具合だ。

お知らせ

◆オリックスバファローズ オープン戦放送予定
・3月18日(水)午後1:55 中日 vs. オリックス J SPORTS 2
・3月20日(金)午後5:55 オリックス vs. 阪神 J SPORTS 3

広島、中日、オリックス、楽天、4球団主催オープン戦を合計20試合以上放送。
さらに3月27日のレギュラーシーズン開幕からはクライマックスシリーズまで、4球団主催ゲームを260試合以上放送します。
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