今季絶好調で一時は2位を走っていた、吉田麻也が所属するサウサンプトンが、いま公式戦5連敗で苦しんでいる。ケガ人が続出しており、出場している選手も動きにキレがない。いまシーズン半ばに達し、チーム全体が明らかに疲弊している。

11月末からリーグ戦で、マンチェスター・シティー、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドと3連敗。これで踏み止まるかと思ったが、続いて今季昇格のバーンリーにも敗れた。極めつきは16日のリーグカップ準々決勝。リーグワン(3部リーグ)のシェフィールド・ユナイテッドに0−1で敗れ、4強入りを逃してしまった。

この苦境にも関わらず、吉田は多くの出場機会に恵まれていない。マンシティー、アーセナル戦で2戦連続、ケガ人が出て途中出場。マンチェスターU戦に先発に復帰したが、その後はベンチを暖めている。

ロナルド・クーマン監督のセンターバックの序列は、主将のジョゼ・フォンテが軸で、2番手は絶対にトビー・アルデルバイレルト。そして3番手の座を吉田と、フローリン・ガルドシュに競わせている。ひいき目ではなく、吉田のプレーはそんなに悪くないのだが、指揮官からは、あまり信頼されていない。

20日、エバートンをホームに迎えるが、すでに少なくとも主要8選手が負傷と出場停止のため、プレーできない。18日の会見でクーマン監督は、シュネデルラン、ワンヤマ、ガルドシュ、コーク、ロドリゲス、ガラガー、ヘスケス、タディッチが出場できない、と明言。さらにスティーブン・デービスとペッレも、疲労などで、間に合うかどうか微妙だと話した。

そのためエバートン戦は、アルデルバイレルトがセントラルMF、吉田がセンターバックとして先発する可能性が非常に高い。5連敗を止められるか、吉田はその重責を担うことになる。

1月には日本代表として、アジアカップを戦うためにクラブを離れなくてはならない。先日、マンチェスターU戦のあと、吉田はこんなことを言っていた。「アジアカップまでに監督に信頼してもらえるようにしなきゃ。また新しいセンターバックを獲られたら、たまらないからね」と笑わせたが、半分は本音だろう。

5連敗と止める救世主になり、さらに自らのクラブでの立場をよくするようなプレーを見せられるか。サウサンプトンにとっても、吉田にとっても、極めて重要な一戦になる。

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原田 公樹
1966(昭和41)年8月27日横須賀生まれ、呉育ち。国学院大学文学部中退。週刊誌記者を経てフリーのスポーツライターとして独立し、99年に英国へ移住。ウェンブリースタジアムを望む、北ロンドンの12階のアパートメントに住んでいる。東京中日スポーツやサッカーマガジンに寄稿し、ロンドン・ジャパニーズの不動の左サイドバックでもある。 »Twitterアカウント »メールを送る

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