――昨シーズンを振り返ると?
「昨シーズンはスクラムにフォーカスして臨んだのですが、相手チームを圧倒するところまではいきませんでした。スクラムのルールが変わった中でやりきることができず、満足はできなかったです。今シーズンは日本代表でも成果が出せていますし、日本代表スクラムコーチのマルク・ダルマゾも、東芝FWコーチのジョセフ・バラカットも基本的にフォーカスしていることは同じなので、東芝でも良いスクラムを組んでいきたいと思います」

――そのスクラムが強くなった日本代表で、プロップとしてレギュラーに定着してきました。
「スタジアムで声を掛けられるようになりましたし、普段の生活から日本代表として自覚するようになりました。日本代表コーチ陣からは、春シーズンのあとで『スクラムではどのチームにも負けるな』ということと、もっと強いチームとの対戦でも通用するように『上半身の筋力をもっと付けてほしい』と言われました。ただ、同じポジションの平島久照さん(神戸製鋼)の調子が良ければ、どちらが試合に出られるかわからない状況です。ポジション争いに勝つためにも、まず東芝で結果を出すことが一番だと思っています」

――三上選手は今シーズンで4年目を迎えます。
「優勝するために東芝に入りましたが、まだトップリーグでも日本選手権でも優勝していないんです。今年こそ、と僕もみんなも思っています。冨岡鉄平さんが今シーズンから新たにヘッドコーチに就任しましたが、選手たちが自主的に行動できるし、コーチにもどんどん意見をぶつけていくことができるフラットな関係が築けています。こういう雰囲気は大学時代も経験したことがありませんでしたが、すごく良い感じです」

 

――ワールドカップを来年に控えたトップリーグになります。
「ワールドカップに繋がるシーズンにしたいとも思いますが、まずは純粋にトップリーグで結果を出したいです。今シーズンは、昨シーズンでやりきれなかったスクラムセットでほかのチームにプレッシャーを掛けていきたいですね。日本代表では試合中に自分たちで修正できたりしたので、東芝でもそういうことができるようになりたいと思っています」

――最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。
「春シーズンの日本代表ではスクラムに注目してもらえましたが、プロップとしてやりがいがありますし、うれしいです。僕らの仕事はやはりスクラムやラインアウトといったセットプレー。自分が成長し、皆さんの声援に応えることができるような魅せるスクラムをしたいですね!」

◆三上正貴 PROFILE
1988年6月4日生まれ(26歳)
青森県・青森工業高校−東海大学−東芝
ポジション:プロップ 178cm/115kg
代表歴:日本代表(キャップ21)
2013年出場記録
トップリーグ:14試合(1トライ5得点)
プレーオフトーナメント:1試合
日本選手権:1試合
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取材日:7月23日
インタビュー・構成:斉藤健仁
写真:スポーツエンターテイメントアソシエイツ/霜越隼人

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斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365 」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「突破!リッチー・マコウ自伝」(東邦出版)など著書多数。≫Twitterアカウント

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