[写真]戻ってきたポルシェ

今年のル・マン24時間レースにポルシェが戻ってくる。かつては「耐久王」と呼ばれ、世界中の耐久レースを席巻していたが、ワークスとしての参戦は1998年に終了、カレラカップなどの活動は続けられていたが、16年もの間、沈黙を守り続けた。昨年からはWECのLM-GTE proへの参戦を開始していたが、ついに今シーズン、ワークスとしてLMP1に復帰する。かつては「ル・マンと言えばポルシェ」、「ポルシェと言えばル・マン」と言ってもいいくらい、このふたつのブランドはお互いに欠かせない存在だっただけに、ポルシェのカムバックは大きな注目を集めている。

実は、ポルシェがル・マンに戻ってくることはみんなが知っていた事実だ。F1に出ることはもうないとしても、ル・マン24時間レースにはいつの日か必ず戻ってくると誰もが思っていたことだろうし、ポルシェ自体もカムバックすることを想定していたに違いない。

ポルシェブランドはル・マンでの常勝伝説で磨き上げられ、「レースで強く、カッコいいスポーツカーメーカー」というイメージは、世界各国でそうだったとは断言はできないが、少なくとも日本では強いイメージとして定着したのではないかと思う。

ただ、今回の復帰で気になるのは、現在のポルシェはフォルクスワーゲンの完全子会社であり、そのフォルクスワーゲンの傘下にはアウディも入っているということだ。ここ10年ほどの戦績を見る限り、ル・マンでのトップメーカーはアウディというイメージが強く、もちろん今年も連覇を目指して、最高のパッケージで戦うことだろう。

そして、一方のポルシェもかつての伝説を継承し、常勝の新たな歴史を刻んでいくことを目指していくことはずだ。また復帰するにあたってはよほどのことがない限り、1年や2年で辞めることはなく、ある程度のスパンでの参戦を想定しているだろう。当然、アウディもポルシェも全力を尽くす戦いを見せ、そこに力が増してきているトヨタが絡んでいくとなれば、今年のLMP1が面白くならないわけがない。

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梅原 康之
モータースポーツジャーナリスト。モータースポーツ専門 誌の編集長を経て、フリーランスに転身。テレビ&ラジオ解説、イベント企画運営なども行う。国内外での豊富 なレース取材経験を持ち、ドライバーたちとの親交も厚い。週末は常にどこかのサーキットへ足を運ぶ。

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