―― 今シーズンからフォワードリーダーに就任しました。

「社会人チームのリーダーは学生時代とは違う難しさがあると思いますが、チームには経験のある選手もたくさんいるので、話を聞きながらやっていきたいですね。僕はもともと何か話すのではなく、プレーで引っ張るタイプですし」

―― 2年目の昨シーズン、HO(フッカー)から左PR(プロップ)へと転向しましたが?

「ずっとHO(フッカー)をやってきましたが、1年目はほとんど試合に出ることができませんでした。だから『ポジションにはこだわってられへん』と思い、試合に出場できるなら挑戦してみようかなと思いました。転向して昨シーズンの前半戦は試合に出場することができましたが、後半戦は相手のスクラムが強いと出られませんでした。悔しかったです。PR(プロップ)は経験の必要なポジションなので、日々勉強しています。またフィールドプレーは自分のセールスポイントなので、そこでは良いパフォーマンスを出そうと意識しています」

―― ところで豊田選手の父・偉明さんも近鉄でプレーし、日本代表キャップを持っていたとお聞きしました。

「そうです。右PR(プロップ)でプレーし、日本代表キャップ1を持っています。実は僕、近鉄ラグビー部の寮に住んでいたんです。父が近鉄ラグビー部寮の管理人をやっていて、母が料理を作っていたので…。最近は、近鉄花園ラグビー場でファンの方から『豊田の息子か。親父はすごかったんだぞ、おまえも頑張れよ!』『お父さんより弱いぞ!』と言われたりします(苦笑)。今は軽々しく言えませんが、いつかは代表キャップ2を獲って『父を抜いた』と言えるようになりたいですね!」

―― 今シーズン、豊田選手のどんなプレーに注目してほしいですか?

「まずスクラムですね。昨シーズンは大事な場面でスクラムを安定させることができなかったので、春からスクラムリーダーになった鄭貴弘とも相談して、FW(フォワード)だけで練習前後に力を入れて組んできました。 個人的には、昨シーズンはパフォーマンスに波があったので、安定したプレーをしたいです。PR(プロップ)ですが、ボールを持って走るのが好きで、『あいつ、本当にPR(プロップ)か?!』と思われるようなプレーがしたいんです。もちろんトライも狙ってます!」

―― 最後に、ファンのみなさまに向けてメッセージをお願いします。

「いつも熱烈な応援ありがとうございます! それに少しでも応えられるように、見ていて楽しい試合をしたいと思っています。今シーズンもよろしくお願いします」

取材日:8月1日
インタビュー・構成:斉藤健仁

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写真:スポーツエンターテイメントアソシエイツ/霜越隼人

豊田大樹選手 PROFILE

1988年11月13日生まれ(24歳)
近畿大学附属高−日本大−近鉄
ポジション:プロップ、フッカー 173cm/102kg
2012年出場記録
トップリーグ:9試合(4トライ、20得点)

近鉄 2012-2013成績
トップリーグ:7位 6勝0分7敗 勝点33

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斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材中!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビーは頭脳が9割」(東邦出版)、「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)など著書多数。≫Twitterアカウント

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