―― 今シーズンから新たにキャプテンに就任しました。

「3月のジュニア・ジャパンの遠征に行く前に監督から伝えられました。昨シーズンまでバイスキャプテンでしたし、『いずれは来るだろう』という思いはありましたね。前キャプテンの高(※はしご高。以下同)忠伸さんの下でいろいろ勉強させてもらいましたから。キャプテンとして、試合でのプレーはもちろんのこと、練習からスローガンの『AGGRESSIVE REVIVE』を常に口に出すことを心かげています」

―― 昨シーズンの7位という成績を受けて、春からどういう点に注力してきましたか?

「一昨年も昨年も、トップ4に入った相手に僅差で負けた試合が多かったと思います。思いっきりプレーすることも大事ですが、1つ1つのミスが結果につながってくる。だから今はできるだけミスを少なくしようと練習を積み重ねています。また春からは1対1のフィジカル、タックルも合わせて鍛えてきました」

―― 今シーズンのチームとして、そして個人としての目標は?

「もちろんトップに立つことが目標です。その過程で、トップ4のチームにからも勝利を得ることができたらと思います。個人的には、トップリーグで活躍して、また日本代表に選出されることがすべてです。昨年11月の日本代表欧州遠征ではメンバー入りしましたが、テストマッチでプレーすることはできず悔しい思いをしました。まだエディー・ジョーンズ ヘッドコーチの信頼を得られていなかったと思います。進歩はしていると思いますが、課題はまだまだあるので、近鉄でキャプテンをやりながら成長していかなければならないと思っています」

―― キャプテンから見て、今シーズンの近鉄で注目してほしい選手は?

「外国人選手たちは活躍してくれると思っています! 日本人ではフォワードリーダーの豊田大樹ですね。今シーズンで3年目ですが、昨シーズンHO(フッカー)から転向したPR(プロップ)で、特にフィールドプレーに注目してください。またバイスキャプテンの森田尚希もステップワーク、パスワーク、ランに優れています。彼らと一緒に頑張っていきたいですね!」

―― 開幕戦(8月31日@キンチョウ)はパナソニックが相手です。

「パナソニックの対面(トイメン)は、日本代表HO(フッカー)でもある堀江翔太さんですし、必ず勝利を得たいです! そのためにも開幕まで、春からやってきたことの精度を高めていきたいです」

―― 今シーズン、近鉄はどんなラグビーをするのでしょうか?

「ボールを縦にも横にも動かして、スペースに運びたい。またグラウンドに寝ている選手を少なくして、『ここにも、そこにもライナーズの選手がおる!』というラグビーをしたいと思っています」

―― 最後にファンのみなさまにメッセージをお願いします。

「いつも熱い応援が力になっています。ファンのみなさまと一緒に戦って勝ちたいと思っています。また今年5月にFL(フランカー)中井太喜が病気で早世してしまいました。悔やんでも悔やみきれませんが、自分たちは彼の分までプレーするしかありません。今シーズンは、ジャージーの袖に彼の名前を入れて、彼とともに戦っていきます」

取材日:8月1日
インタビュー・構成:斉藤健仁

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写真:スポーツエンターテイメントアソシエイツ/霜越隼人

太田春樹キャプテン PROFILE

1987年2月16日生まれ(26歳)
天理高−同志社大−近鉄
ポジション:フッカー 176cm/101kg
代表歴:日本代表(キャップ0)
2012年出場記録
トップリーグ:11試合

近鉄 2012-2013成績
トップリーグ:7位 6勝0分7敗 勝点33

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斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材中!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビーは頭脳が9割」(東邦出版)、「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)など著書多数。≫Twitterアカウント

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