―― キャプテンを4シーズン務めてきましたが、昨シーズンを振り返ると?

「昨シーズンは開幕前にチームができあがっていたんですが、シーズンに入ったらあまりうまくいかなかった。納得のいかない1年でしたね。アタックは意識していましたが、例年よりディフェンスがあまり良くなかった。またニュージーランド代表ソニービル・ウィリアムズというビッグネームが加わったのですが、もっと彼を活かせれば良かったかもしれないし、僕らが彼に頼り過ぎてしまったかもしれません」

―― 今シーズンは6年ぶりに日本代表に復帰しました。

「日本代表を経験して、気持ち的にも体的にもだいぶタフになりました。今はできあがっていますね」

―― チームとしては、春からどういったことに注力してきたのでしょう?

「春から個々の体の大きさやフィットネスレベルは上がってきています。そして夏は、春からやってきたことをチームとして形にしようとしています。バックス&スキルコーチ(フィル・ムーニー氏)が新しく就任し、ディシジョンメイキングとスキャン(状況を見て判断すること)を重視しているのですが、まだまだですね。また、キャプテンに就任した堀江翔太は彼自身がストイックですし、チームに求めることもレベルが高いです」

―― 今シーズン、期待している選手は?

「まず5年目の谷田部(旧姓・渡邉)洸太郎ですね。今までは体の大きさ(190cm/105kg)を生かし切れていなかったのですが、体も強くなったしフィットネスレベルも上がってきました。また春シーズンにニュージーランドに留学していた鶴ヶ崎好昭も、あのサイズ(185cm)でスピードがあります。自信を持って帰ってきましたから、非常に楽しみです!」

―― 今シーズン、チームとして個人として注目してほしいポイントは?

「チームとしての目標はもちろん優勝なんですが、アタックでもディフェンスでも、なるべく15人が動いて、連動するラグビーに注目してほしいと思います。個人としては、どんどんアタックして、ボールキャリーしていきたいですね」

―― 最後に、ファンのみなさまにメッセージをお願いします。

「今シーズンこそ『パナソニック』になってから初めてのトップリーグ優勝を達成したい! ラグビー界的にも『サントリーだけじゃないんだぞ』というところを見せたいですね。今シーズンも応援よろしくお願いします」

取材日:8月2日
インタビュー・構成:斉藤健仁

写真:スポーツエンターテイメントアソシエイツ/霜越隼人

霜村誠一選手 PROFILE

1981年9月20日生まれ(31歳)
東京農大二高−関東学院大−パナソニック
ポジション:センター
176cm/87kg
代表歴:日本代表(キャップ4)
2012年出場記録
トップリーグ:12試合(3トライ、15得点)
プレーオフトーナメント:1試合
日本選手権:2試合

パナソニック 2012-2013成績
トップリーグ:3位 10勝0分3敗 勝点49
プレーオフトーナメント:セミファイナル敗退
日本選手権:ベスト4
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斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材中!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビーは頭脳が9割」(東邦出版)、「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)など著書多数。≫Twitterアカウント

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