昨年10月、J SPORTSの番組でアメリカの高校に留学中の富樫勇樹を紹介した。メリーランド州ロックビルにある全米トップクラスの高校、モントロス・クリスチャン・スクールでプレイする富樫は、2月23日でレギュラーシーズン終了。残された高校でのキャリアは、3月下旬に行われるESPN主催の全米No.1を決めるトーナメントのみとなった。控えガードといえ、18〜19分間のプレイで、4点、5アシスト(本人談)のアベレージを残してきた富樫に、シーズンに一区切りがついた2月26日夜に話を聞けたので、その内容を近況報告ということで紹介しよう。

Q モントロスでのラストシーズンはどんなものでしたか?
「最後の年とわかっていたので、負けずに終わることになればと思っていました。テキサス(マーカス高に2点差で惜敗)で1回負けてからはチームの目標も変わってきて、1試合1試合という感じになりました。特にジャスティン(アンダーソン:バージニア大に進学予定)がミーティングでよく話していましたけど、ESPN(主催の全米トーナメント)を2連覇しようという目標に完全に変わりました。それでチームもいい方向に変わったと思います。切り替えたことで、ハワイ(イオラニ・クラシックという大会)の優勝があったと思います」

Q シックススマンという役割でシーズンは進んだようでしたね?
「去年もそんな感じでやっていたので、自分としてはどっち(先発でも控え)でも大丈夫でした。ケビン(ザボ:2年後輩の先発ガード)が調子を悪くなったことで、最近の3、4試合は先発していました。ケビンは途中サブで出てもあまりダメなので、彼がスタートのほうがいいかもしれないってコーチが言っていました。アシスタントコーチ(ダン・プリート)とはよくしゃべりますね」

Q 9月に取材してから今までの間で、最もレベルアップしたと思える部分は?
「英語が去年よりも話せるようになって、ゲームをコントロールできるようになりました。4Qに競っている試合では、だいたい出ています。そういうときに落ち着いてゲームをコントロールすること、得点じゃなくディフェンスでチャージングを奪って流れを変えるプレイもできています。そのあたりが去年よりもレベルアップした点だと思います。自信のレベルもすごく上がっていますね」

Q 卒業後の進路ははっきりしましたか?
「進路に関してはまだです。去年プエルトリコ人のガードがいたのですが、彼と今はよく話しています。彼もESPN(のトーナメント)までは、自分がどこに行くかまったくわからなかったと言っていました。シーズンが終わったら、コーチと話し合いながら決めたそうなので、僕はあまりあせりもないですね。シーズンをきちんと終えてから、コーチと話してから決めたいと思っています」

Q 試合にすぐ出られる学校がいいってことだよね?
「最優先したい部分ですね。コーチから話を聞くと、ディビジョン兇琉貳崗紊里曚Δ覆蕕弌↓気任困辰班蕕韻討い襪茲蠅六邱腓暴个鴇,辰討い詈がいいのでは?とも言われました。負けてばかりいるとチームの雰囲気もよくないですからね」

9月にヘッドコーチのスチュ・ベターと話をした際、富樫はスターターになるチャンスがあると口にした。残念ながら先発の座を確保できなかったが、シックススマンであっても肝心な局面ではコート上にいることでは、コーチから信頼される存在であったのはまちがいない。最後のESPNトーナメントで活躍して存在をアピールできれば、富樫の進学先がNCAAディビジョン気梁膤悗砲覆覯椎柔は十分にある。

なお、進学先が正式に決まった時点で、富樫はツイッター(@YukiTogashi)で報告するつもりでいる。

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青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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