Jaque Fourie
ジャック・フーリー(南アフリカ代表→パナソニックワイルドナイツ)

Photo by Alex Livesey/Getty Images

【PROFILE】
生年月日:1983年3月4日生まれ、28歳
身長/体重:190cm/105kg
所属:ストーマーズ(2010年〜2011年)、ライオンズ(2007〜2009)、キャッツ(2003〜2006)
南アフリカ代表キャップ:69(2003〜2011)得点 160 - 32トライ
2003年、2007年、2011年ワールドカップ3大会出場(2007年大会優勝)、
2009年 トライネーションズ優勝メンバー。
ポジション:センター

筋骨隆々たるプレイヤーの壮絶なぶつかり合いが当たり前の南アフリカ・ラグビー界にあって、ジャック・フーリーは2003年2月、長身・快足のフルバック(FB)として、若干19歳でスーパー12のキャッツ(現ライオンズ)チームの開幕戦に先発出場を果たし、初々しさを残した姿で、鋭いランニングを披露している。

そしてその年の10月、20歳を迎えたフーリーは、夢のような南アフリカ代表スプリングボクスへのデビューを飾った。いきなりセンターとして、オーストラリアで開催されたラグビーワールドカップのメンバーに選ばれ、ウルグアイ戦で代表デビューし、1トライを記録したのだ。さらに、グルジア戦でも1トライをあげ、その後、サモア戦とオールブラックス戦にベンチから途中出場している。

2005年7月、マンデラカップのオーストラリア戦(ヨハネスブルク)から12番ジャン・デヴィリアス、13番ジャック・フーリーというスプリングボクス、不動のセンターコンビが始まっている。このデヴィリアスと2人そろっての先発出場は、2011年ワールドカップの準々決勝のワラビーズ戦で26試合を数える。

2007年ワールドカップフランス大会では、ボクスの中心メンバーとして、トンガ戦を除く6試合に先発出場し、プール戦で計4トライを記録、たくましい突破力と、堅固なディフェンスを見せつけた。

フーリーのプレーの魅力は、体格とスピードを生かした直線的なアングルランにある。強靭な腰の回りに2人、3人とタックラーを引きずったまま前進を続け、まだ倒れぬ強さこそは彼の真骨頂であり、今年開催されたワールドカップニュージーランド大会でも、その二枚腰ぶりが記憶に新しい。

ハードタックラーとして名を馳せた難波英樹さん(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)引退後にあって、トップリーグチームのいずれのセンターのタックルが、ジャック・フーリーを仕留め得るのか、興味は尽きない。

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小林 深緑郎
1949年東京生まれ。立教大卒。海外ラグビーに精通し、スティーブ小林の名で世界に広く知られているほか、J SPORTSラグビー中継の解説も務める。著書に『世界ラグビー基礎知識』(ベースボール・マガジン社)がある。

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