ラリー・フィンランドは金曜日に波乱の朝を迎えており、SS4のユコヤルビ・ステージを終えてヤリマティ・ラトバラがトップ、エサペッカ・ラッピが5.3秒差の2位で続き、トヨタが1-2態勢を築いている。
いっぽう、選手権リーダーのセバスチャン・オジェがSS4でコースオフしてリタイアとなったほか、ヒュンダイのヘイデン・パッドンも同じステージの1.9km地点で右のリヤサスペンションを壊してマシンストップ。また木曜日のナイトステージからラリーをリードしたオット・タナックも同じステージで岩にヒット、右リヤタイヤをパンクさせて1分30秒あまりをロスするなど、いくつものドラマが相次いで発生することになった。
金曜日のオープニングSSとなったSS2ハリネン(7.65km)ではこれがWRカー2戦目のテーム・スニネンがベストタイムで発進、衝撃のスタートとなった。ラトバラは4番手タイムで4位でこの日をスタートすることになった。しかし、彼は続くSS3ウッリア(12.75km)でベストタイムを刻んで2位に浮上、SS4ユコヤルビ(21.31km)では慎重な走りを選ぶも2番手タイム、「今朝の中で最も難しいステージだ」とゴール後に語ったものの、タナクが失速したことによって首位に立つことになった。
チームメイトのエサペッカ・ラッピは慎重な走りでスタート、SS2を終えた時点では12位にとどまっていたが、SS3の2番手タイムで10位に浮上、ロングステージのSS4ではトップタイムを奪って2位まで浮上することになった。
3位には昨年ここで初の表彰台を獲得したシトロエンのクレイグ・ブリーンが続いているものの、0.2秒差には新鋭のスニネンが迫っている。彼はこのステージでは6.4秒を失ったが、あまりに多くのドライバーがマシンを止めているため慎重にならざるを得なかったと語っている。
失望の朝となったのは選手権リーダーのオジェ。彼はSS2を終えて2位につけていたものの、SS3では5秒をロス、「エンジンになにか問題がある。スロットルが反応していないんだ」とマシンになにか問題があると訴えていたが、SS4のジャンプの着地で右リヤサスペンションを破損してコースオフ、リタイアとなってしまった。
ヒュンダイのティエリー・ヌービルにとっては選手権でオジェを追撃する絶好のチャンスとなったが、彼も朝からペースが上がらない。彼はSS4ではマシンからの異音になやまされ、SS4を終えてラトバラからは19.4秒遅れの9位となっている。
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