エルフィン・エバンスが引き続きラリー・アルゼンチンをリードしているものの、ティエリー・ヌービルに対して1分以上あったマージンはパンクによって44.1秒へと縮まってしまった。
SS11はロス・ヒガンティスからカンテラ・エル・コンドルまでの長い38.68kmのステージ。また、SS12はボカ・デル・アロヨからバホ・デル・プンゴまでを走る20.52kmのステージだ。
エバンスはSS11で左フロントタイヤをスローパンクのために6秒を失い、さらに彼はSS12でもステージ終盤でペースノートを少しロストしてワイドになり、リヤタイヤをパンクしたために12秒近くをロス、リードは44.1秒へと減ってしまった。
「SS11のロングステージではスローパンクしてしまった。SS12では、最後の方でノートが少し分からなくなって、コーナーでワイドに行ってしまい、リヤをパンクした」とエバンスは語っている。
いっぽう、エバンスより先にステージを走り終えたヌービルは、SS10でパンクしてスペアを使いはたしているため、エバンスを追撃する考えはないと明かしていた。
「これ以上パンクすることは許されなかった。そこらじゅうが岩だらけだった。エバンスに追いつくのは難しいだろうから、後ろのドライバーたちに抜かれないことを目標としている。特にオジェにね」とヌービルは語っている。
マッズ・オストベルグはリヤディフューザーを失っているために高速ステージの安定性に問題があると語ったものの、オープニングSSで苦しめられた油圧の問題は解消しており、ヌービルとの差はすこし縮まり8.9秒となっている。
オット・タナックはSS11でぺースの上がらないセバスチャン・オジェを抜いてオストベルグの4.1秒後方に迫ってきた。オジェはSS12を走り終えたあとなにかが壊れているために「とても運転できない」と告白した。
リヤをすこしやわらかめのセッティングにしたヤリマティ・ラトバラは自信を取り戻しつつあると語り、オジェの14.1秒後方に迫ってきた。また、チームメイトのユホ・ハンニネンは昨日と同様にエンジンをパワーが上がらないトラブルに苦しめられており、ロレンツォ・ベルテッリに抜かれて9位にポジションを落としている。
なお、SS11と12は金曜日にリタイアしてラリー2で再出走しているクリス・ミークがベストタイムを奪っている。
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