TOYOTA GAZOO Racingは、チームのテストドライバーであるエサペッカ・ラッピと、コドライバー、ヤンネ・フェルムが5月19日から開催されるFIA世界ラリー選手権第6戦ラリー・デ・ポルトガルに参戦することを発表した。
ラッピは、3台目のヤリスWRCのドライバーとして、ヤリマティ・ラトバラとユホ・ハンニネンと共にチームに加わり、開発ニーズに応じて、今シーズン中にいくつかの欧州イベントに参戦する。
26歳のラッピは昨年、トヨタにテストドライバーとして加入、チーム加入が遅れたラトバラの代わりにヤリスWRCの開発プログラムを担っている。ラッピはWRカーのデビューを待ち望んできたと語った。
「僕は今までこの日のために頑張ってきたんだ。WRカーで参戦できる素晴らしいチャンスを得て、とてもうれしく思っているよ。2014年のラリー・フィンランドで、初めてトミと豊田総代表に会う機会があり、挨拶を交わしたが、まさか彼らのチームの一員として走ることができるとは思ってもいなかった」とラッピは語った。
「ヤリスWRCでのテスト走行は、それほど多くはできていないので、R5マシンよりはるかに高性能で速いWRカーに適応するため、これから経験を積んでいく必要がある。一緒に走るヤンネ(・フェルム)にとっても、このWRカーに慣れるためにしなくてはならないことが山のようにある。例えばペースノートは、今までとは比べ物にならないほど速く読み上げる必要がある。しかし、二人で着実に課題に立ち向かい、トラブルなく、ラリーを完走することが僕の目標です。そのように一つずつ経験を積み上げ、完走を重ねられれば、いつかポイントを獲得することができると信じているよ」
TOYOTA GAZOO Racing WRTは、復帰初年度である2017年を学びの年と捉えており、3台目の投入により、ヤリスWRCの開発を更に加速させることを狙っている。また、チーム代表のトミ・マキネンは、ラッピが今後に向けた多くの学びを得ることを期待している。
「エサペッカ(・ラッピ)は、とても若くハングリー精神旺盛なドライバーだ。今回のヤリスWRCでの初めてのラリー参戦に向けて、十分なテスト走行をすることができたとは言えないが、彼なら全力を尽くしてやってくれるはずだ」とマキネンは語った。
「彼の目標は、チームの目標と同じく、ラリーを完走し、出来る限り多くのデータを集めることだ。我々はヤリスWRCの開発をさらに進める必要があり、エサペッカはその重要な役割を担うことになる。もちろん、通常のテスト走行から得られるものも多くあるが、実戦で強い競争相手と競うことにより、さらに多くのことを得ることができる。そのため、我々はエサペッカとヤンネを今年のシリーズ中に数回出場させることを決めた。若いドライバーにチャンスを与えることも重要だ」
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