●WRC2選手権(FIA WRC2 Championship)
ドライバーステイタス:プライオリティ2(P2)
WRC2は世界ラリー選手権のサポートカテゴリーにおける最上位に位置するグループR5マシンを主体とした選手権。WRカーによるトップカテゴリーへステップするための登竜門となっている。ポルトガル、ドイツ、グレートブリテン(GB)の3戦を含む全7戦にノミネート、そのうちベスト6戦のポイントを有効として、チャンピオンが決定する。WRC2のタイトルは、ドライバー、コドライバー、チームに設けられており、それぞれにFIAチャンピオンの称号が贈られる。
●WRCトロフィー(FIA WRC Trophy)
WRCトロフィーは、2017年より前に製作されたWRカーのために設定された新しいカテゴリーだ。全7戦にノミネート、そのうちベスト6戦のポイントを有効とするが、出場を義務づけられているイベントはない。WRCトロフィーのタイトルはドライバーとコドライバーに設けられており、シリーズ勝者にはFIAカップが贈られる(FIAチャンピオンではない)。
●ジュニアWRC選手権(FIA Junior WRC Championship)
ドライバーステイタス:プライオリティ3(P3)
ジュニアWRC選手権は、サポート選手権のなかで唯一年齢制限が設けられており、2017年について1988年1月1日以降に生まれたドライバーのみが参戦できる(コドライバーには年齢制限がない)。これまでの3年間はシトロエンDS3 R3Tのワンメイクで争われてきたが、2017年と2018年についてはMスポーツ製の1リッターターボエンジンを搭載したフォード・フィエスタR2とDMACKタイヤのワンメイクによる選手権へ生まれ変わった。2017年は、フランスが開幕戦となり、以降、イタリア、ポーランド、フィンランド、ドイツ、スペインの6戦で争われる。ジュニアWRCのタイトルは、ドライバー、コドライバーに設けられており、それぞれにFIAチャンピオンの称号が贈られる。ジュニアWRCの参加者はWRC3選手権のポイントを獲得することも可能だ。
●WRC3選手権(FIA WR3 Championship)
ドライバーステイタス:プライオリティ3(P3)
2輪駆動マシンによるステップアップカテゴリー。2017年は、1.6リッターまでのターボエンジン車か2リッターまでの自然吸気エンジン車で争われる。全7戦にノミネート、そのうちベスト6戦のポイントを有効とするが、出場を義務づけられているイベントはない。WRC3のタイトルは、ドライバー、コドライバーに設けられて、それぞれにFIAチャンピオンの称号が贈られる。
●RGTカップ(FIA RGT Cup)
RGTカップはFIA グループR-GTカテゴリーのマシンでの参加者のために2015年からスタート、2017年のカレンダーはWRCとヨーロッパ選手権(ERC)のイベントのうちの5戦でシリーズが組まれている。WRCイベントでRGTカップのタイトルがかけられているのは、モンテカルロとフランスとなる。RGTカップのタイトルはドライバーとコドライバーに設けられており、シリーズ勝者にはFIAカップが贈られる(FIAチャンピオンではない)。
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