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mas o menos

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本日、12月30日に開幕を迎える
第97回全国高校サッカー選手権大会の公開組み合わせ抽選会が
東京・汐留の日本テレビタワーにて行われました。
以下、2つの高校に関するコメント集をお届けします。


【東京A代表・国士舘高校】
初戦は12月31日の1回戦。
相手は鳥取県代表の米子北高校です。


(上野晃慈監督)
Q:この抽選会という舞台の印象はいかがですか?


A:初めてなのでまったくわからなかったですけど、やっぱりすごく良い大会というか、本当に高校生の一番メインの大会だなというのは感じます。


Q:先に抽選を終えていて、開幕戦の可能性もある中で駒澤さんの抽選を待っていましたね。


A:初めて全国に出た時も、開幕戦で東福岡と国立でやっているので、駒沢で開幕戦がもしできたら、それはそれで平成最後ということもあって「開幕戦だったらいいな」とはちょっと思いましたけど、本当にウチは苦しんできたことを乗り越えて代表を獲れたので、ここからはみんな思い切ってのびのびと、1試合1試合勝つということが目標ですし、相手がどこでもどんな環境でも変わらないと思います。


Q:対戦相手に決まった米子北の印象はありますか?


A:やっぱり経験とか場数という意味で、向こうはプレミアでウチはTリーグの1部なので、そういうリーグ戦の部分とか、鳥取では敵なしということも含めて、ウチは15年ぶりなので物おじしないようにしたいですし、プレミアの厳しい戦いを経験しているチームが相手なので、そういう部分では本当にチャレンジャーの気持ちで臨みたいと思っています。


Q:実際に全国出場を勝ち獲って、何か変わった部分はありますか?


A:やっぱり周りの反応というか、本当に皆さんに喜んでいただいきました。でも、逆に意外と冷静に1つ1つしっかりやっていかなきゃなという感じはありますし、リーグ戦もまだ残っていて、今日の朝のミーティングも「選手権は良かった。でも、今週の土曜日に帝京、次は久我山。そこに切り替えてやっていこう」という感じで、意外と子供たちもキャプテンの長谷川も含めて、凄く冷静にいろいろなことを捉えているなと。そういう意味では特に僕自身も凄く昂っていることはないかなと思います。今日の監督会議も、普段遠征とか大会で、この2,3年はここに出てくるチームに胸を貸していただける機会もあって、そういう部分で今まではテレビでしか見たことのなかった先生たちが「おお、若いのが来た」ということでいろいろな話をして下さったりとか、星稜の河崎先生や流経の本田先生にもお世話になっていますし、そういう部分で思ったより緊張しなかったかなと思います(笑)


Q:改めて全国大会はどういう大会にしたいですか?


A:やっぱり15年間空いてしまったので、実際自分たちがどのレベルにいるのかということをちゃんと測れる良い機会だと思うんですね。東京だけではなくて、全国という舞台で、自分たちの立ち位置がしっかり見られるような、そういう大会になったらいいかなと。もちろん出るからには一番を獲りたいですけど、あまり欲をかかずに1試合1試合戦って、これが次に繋がる大会にしたいと思っています。


(長谷川翔キャプテン)
Q:このステージに立った感想はどうですか?


A:いやあ、もうメチャメチャ緊張しました(笑)


Q:実際に抽選のクジを引いた時はどうでしたか?


A:どこが来ても良いという感じでした。自分は結構開幕戦をやりたかったんですけど、大勢の観客の前でプレーを見せたかったので、ちょっと残念ですね。


Q:チームメイトからいろいろ言われて来たんじゃないですか?


A:ああ、チームメイトは「絶対開幕戦にするな」と言っていて。それより「入場行進したい」って言ってました。


Q:対戦相手は米子北ですが、印象はありますか?


A:いやあ、あまり身近なチームじゃないのでわからないですけど、研究して1回戦に臨みたいと思います。


Q:実際にこういう所に来ると「全国に出たんだな」と感じますか?


A:そうですね。これだけ大勢の人がいて、テレビがあって、日本代表に選ばれている選手もいて、その実感は凄く湧きました。思ったより全然人が多くて、ずっと心臓がバクバクでした(笑)


Q:ここを経験すると全国への気持ちがより引き締まるんじゃないですか?


A:そうですね。いろいろなキャプテンがいる中で、みんなからの言葉もあって気持ちも高まりましたし、1勝はしたいなと思っています。


Q:ちょっと話すのにも慣れてきたんじゃないですか?(笑)


A:ああ、そうですね(笑) ちょっと決勝のインタビューとか本当にヒドくて(笑)、「一戦一戦」を「1勝1勝」って言っちゃって、本当にヤバかったですけど、ちょっと慣れました。


Q:全国の勝利インタビューで決めてください。


A:はい!そこは緊張なしでやりたいと思います(笑)


Q:改めて全国大会はどういう大会にしたいですか?


A:国士舘高校は3回全国に出ているんですけど、まだ1勝もしていないので、まず1勝して、国士舘の歴史を塗り替えて、仲間と全国の舞台を楽しみたいと思います。


【東京B代表・駒澤大学高校】
初戦は12月30日の開幕戦。
相手は沖縄県代表の那覇西高校です。


(大野祥司監督)
Q:改めてこの舞台に戻ってきた感想はいかがですか?


A:この雰囲気はいいですよね。監督さん方の顔ぶれを見ても雰囲気がありますし、こういう場は楽しいですね。


Q:ここに来ると「全国に来たんだな」という気持ちになりますか?


A:そうですね。インターハイとはまた全然違いますからね。もう100回近いということで、重みを感じますよね。僕、川畑アナウンサーの話で初めて知ったんですけど、今回が平成最後じゃないですか。それを聞いていて「ああ、武南で始まって、指導者として開幕戦を戦えるんだ」という幸せって何なんだろうって(笑)
※大野監督は平成元年度の高校選手権で武南高校のエースとして全国準優勝を経験。


Q:あそこから大野先生の話に繋がるのかと思っていました(笑)


A:いえいえ。でも、私も「そうなんだ」みたいな(笑) あの時は準優勝だったので、そんなうまくは行かないと思いますけど、あの悔しさを指導者として晴らせればなんて思いますけどね。でも、謙虚に1試合1試合戦いたいと思います。


Q:開幕戦を戦うことに関してはいかがですか?


A:この間の東京の決勝でも1万2千人くらい入っていたみたいなんですけど、その倍以上の観客がいる中でやらせてもらえるというのは、やっぱり嬉しいというか、ありがたいですね。逆に変な試合はできないと思うんですけど。那覇西さんも2年前まではよく試合をやっていて、凄く良いチームなので、沖縄独特の身体能力もあるでしょうし。まあウチにも沖縄出身の池間くん(池間敦也。宮古島平良中学出身)がいるので、ちょっと池間から情報をもらおうかと思っています(笑)


Q:3年前も駒沢で開幕戦を戦っていると思いますが、スタッフとしてはその経験を生かせるのではないでしょうか?


A:そうですね。国立でもやらせてもらっていますし、12月30日でちょっと他と違うリズムだと思うんですけど、経験値はあるので、それは生かしていきたいと思いますね。


Q:今年のチームは予選であれだけの成長を遂げているので、全国の舞台でもさらに成長する可能性もあるのではないでしょうか?


A:この間も決勝戦をそういう形で終わりたかったんですけど、いろいろありまして... 5歩ぐらい進んで、3歩ぐらい戻る感じで。でも、1試合1試合成長していけないと、今年は勝っていけないかなとは思いますね。


Q:全国大会は楽しみですよね?


A:そうですね。楽しみたいと思います。


(齋藤我空キャプテン)
Q:この会場の雰囲気はどうでした?


A:いやあ、今まで味わったことのない感じで、東京予選も抽選に行ったんですけど、それよりももっと雰囲気があるというか、1人1人の選手からもオーラを感じましたし、「全国に出たんだな」という実感が今になって湧いてきました。


Q:思ったより人が多かったでしょ?


A:はい。もうちょっと大丈夫かなと思っていたんですけど、結構緊張しました(笑)


Q:どういうことを考えながらくじを引きましたか?


A:チームのことを考えれば、シードを引いた方が良かったと思うんですけど、開幕戦をやれるということで、あんな大勢のお客さんに見てもらうことはめったにない機会ですし、それも含めて楽しんでやりたいと思います。


Q:開幕戦が決まった時はどうでしたか?


A:正直「シードを取りたかったな」って思っちゃったんですけど(笑)、それでも開幕戦でやってみたい気持ちも少なからずあったので、それもプラスに変えてやっていきたいと思います。


Q:3年前に駒澤が開幕戦を戦った時の試合は見ていましたか?


A:はい。スタンドで見ていました。中3の時は「本当にうらやましいな」という感じで見ていましたね。大勢のお客さんが見ている中で、本当にふがいないプレーはできないですし、東京都B代表として覚悟と自覚をもって戦っていきたいと思います。


Q:改めて全国大会はどういう大会にしたいですか?


A:今年は本当に地力がなくて、今までも結果は出てこなかったんですけど、最後にやっと掴んだチャンスなので、全員でまとまって、自分たちの持ち味である堅守やセットプレーを見せていきたいと思います。


以上です。


土屋

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この間の水曜日にJFAハウスで開催された
2018年第3回JFAレフェリーブリーフィングに参加してきました。
このブリーフィングは昨年からスタートしており
上川徹・JFA審判委員会副委員長が
実際Jリーグで起こった事例に対して
VTRを交えながら丁寧に説明をされていくという非常に有意義なもの。
今回は特にVTRで詳細な説明のあった15の事例を
上川副委員長の言葉を中心にご紹介しておきたいと思います!
今回ももちろん動画はないので、気になる方は試合と時間を照らし合わせつつ
DAZNさんかスカパーさんでご確認ください(笑)


(はじめに)
各クラブと全部で80試合、101シーンの意見交換が実施され、レフェリーの判定が間違っていたという事案が全体の約3割くらい。数字だけ書くと「30%も間違っているの?」となるかもしれないが、クラブは判定に疑問を持って質問してくる内容なので、それ以上に凄い数の正しい判定が後ろにはあるということをご理解いただきたい(笑) 前回ブリーフィングを実施した4月19日の時からポジティブな数字に変わっていて、意見交換の回数も去年より少なくなっている。レフェリーの判定の精度が上がったのかもしれないが、一方でこういうことを繰り返していることで、クラブの競技規則の理解や判定の難しさの理解が進んでいる数字なのかなと感じている。意見交換はハンドかどうかの意見が多い中で、前回は全体の36.8%がハンドの意見交換だったが、今回までのトータルでは28%になった。ハンドに対する理解も進んでいるように思う。


【ハンドリング】
(1)J2第10節
ツエーゲン金沢×大分トリニータ

主審:吉田哲朗 副審:亀川哲弘、塚田健太 第4の審判員:大原謙哉
【シーン】
46分...杉浦恭平のシュートを刀根亮輔が腕でブロックしたように見える。
【ジャッジ】
主審はノーファウルと判断し、プレーオンとなった。
【上川氏の説明】
ハンドは意図があるかないか、意図的にボールを手で止めているのかどうかという所が一番のポイント。意図があるかどうかの判断をするときに、ボールとの距離、ボールのスピード、予測ができるのか、腕の位置が自然な位置なのかどうか、ボールの方向に腕が動いているのかどうか、などが判断材料になる。


この距離は8メートルくらい。11番(杉浦)はシュートを打とうとしている。シュートはスピードがあると考える。白の選手(刀根)は手に当てないように、リスクを考えながら腕を後ろに組んで待っていると思う。左側にシュートを予測して動いていた中で、早いボールが腕に当たっていると。後ろ向きの状態で残っている手に当たっていることを考えると、そこに意図があると考えるのは少し厳しいのかなと思う。実際レフェリーはノーファウルにした。見解としては、腕にボールは当たっているが、速いボールで、ボールの方向とは違う所で背後にある腕に当たっている。事前に構えて広げている腕ではない。ボールの方向の予測もしていないし、腕の位置も大きく利益を得ようとしている訳ではないし、そう考えるとアクシデント的にボールが腕に当たった、ノーファウルが正しいのかなと思う。


(「守備者が不用意なのでは?」という質問が)
競技規則で考えると、不用意というのはコンタクトがあるファウル。ハンドの場合には不用意ということではなくて、ボールが腕に当たってきたのか、腕をボールの方向に動かして当てたのかどうか、という考え方の中で判定を考える。


(2)ルヴァンカップCグループ第5節
サンフレッチェ広島×ガンバ大阪

主審:福島孝一郎 副審:小椋剛、熊谷幸剛 追加副審:大塚晴弘、西山貴生 
第4の審判員:イ・サンギ
【シーン】
32分...工藤壮人のシュートをオ・ジェソクが肘でブロックしたように見える。
【ジャッジ】
主審はノーファウルと判断し、プレーオンとなった。
【上川氏の説明】
スローで見ると、(オ・ジェソクが)「肘だからノーファウル」とアピールしていてちょっと面白い(笑) これはノーファウルと考える。本人がアピールしているぐらいなので、肘には当たっている。ただ、非常に近い距離から(シュートが)蹴られている。肘の位置も普通の位置だと考える。大きく広げられていないし、ボールを避けられる距離ではない。これもボールが肘の所に向かってきたアクシデントで、そう考えるとノーファウルになる。左側にボールの方向を予測していると思うが、右の腕は自然な動きであり、自然な位置。避けることができるような時間的余裕もなかった。


(3)J1第12節
湘南ベルマーレ×柏レイソル

主審:荒木友輔 副審:大塚晴弘、鈴木規志 第4の審判員:関谷宣貴
【シーン】
77分...小池龍太の突破に対応し、高山薫がエリア内でスライディングした時に、ボールが腕に当たったように見える。
【ジャッジ】
主審はノーファウルと判断し、プレーオンとなった。
【上川氏の説明】
明らかにボールは左手に当たっている。緑の選手(高山)の読みは(自分の)目の前の方。体が倒れる時に腕を突くのは必然だと思うし、その左手にボールが当たっているが、意図があるとは考えないし、ボールの方向に腕を動かしているとは思わない。よってボールが腕の方向に当たったということでノーファウル。


シーズン前にいつもルール講習会でクラブを回るが、今みたいに腕に当たったボールが味方の競技者に渡ったらハンドじゃないと。「相手に行ったんならハンドを取ってくださいよ」と言われることがある。気持ちはわかるが、競技規則に沿うと、ここは腕に当たってすぐまたその選手(小池)にリバウンドが返ってきているので、そんなにアピールはなかったが、それで判断するのではなく、実際にどういう状況でボールが手に当たったのか、あるいは手でボールを触ったのかという判断をしなくてはいけない。


(4)J1第13節
サガン鳥栖×清水エスパルス

主審:山岡良介 副審:西尾英朗、和角敏之 第4の審判員:塩津祐介
【シーン】
10分...原川力のクロスに対応し、河井陽介がエリア内でスライディングした時に、ボールが腕に当たったように見える。
【ジャッジ】
主審は河井のハンドと判断し、鳥栖にPKが与えられた。
【上川氏の説明】
レフェリーは笛を吹いている。(ボールが蹴られた)距離は近い。ハンドを取られた方は凄く不満を持っている。(河井の)体の向きが正面ではなく、腕の位置も自然な位置だとは思う。我々の見解はアクシデントでノーファウル。レフェリーはPKを取ったが、今回はこれが一番難しい判定かなと思う。


レフェリーはなぜPKを取ったかというと、体をボールが通過した後に手に当たっているように見えるという判断だったと。ちゃんとボールのコースがわかっていて、体を通過した後に腕で止めたと判断したので、PKという笛を吹いたと。それは十分に理解できるが、ボールの(蹴られた)距離が近くて、腕の位置は大きな利益を得ようとしている訳でもなく、実際に見ればボールが速いので、それを見ながら腕をボールの方向に持っていって止めるのは難しいことだと考える。映像で見るとハンドとしてPKを与えるのは厳しいと我々は考え、ノーファウルが妥当であるとクラブ側にも回答した。


(5)ルヴァンカップCグループ第6節
浦和レッズ×サンフレッチェ広島

主審:山本雄大 副審:村上孝治、野村修 追加副審:井上知大、八木あかね
第4の審判員:阿部将茂
【シーン】
66分...阿部勇樹のシュートを森島司が腕でブロックしたように見える。
【ジャッジ】
主審は森島のハンドと判断し、浦和にPKが与えられた。
【上川氏の説明】
これは今までの映像とは明らかに違う。ボールの蹴られた距離は近い。腕の位置は予測して上げている訳ではないかもしれないが、腕をあれだけ高く上げてチャレンジすることは、「あわよくば止めてやろう」「利益を得よう」と十分に考えられる。ボールの方向に腕を上げて止めに行ったと考えればPKの判定。


【ペナルティエリア内のインシデント】
(6)J1第10節
ジュビロ磐田×V・ファーレン長崎

主審:小屋幸栄 副審:川崎秋仁、堀越雅弘 第4の審判員:野田祐樹
【シーン】
90+2分... の突破に高杉亮太が対応し、両者がエリア内で転倒
【ジャッジ】
主審は高杉のファウルと判断し、磐田にPKが与えられた
【上川氏の説明】
ここで一番のポイントはボールに触れられているかどうか。ディフェンスの選手(高杉)はチャレンジしているし、ボールにプレーしようとはしている。あとは最終的にボールに触れているかの判断になる。触っていると見たらノーファウル。映像で見る限りは際どいが、ボールの方向も変わっていないし、触れていないと判断すると、PKという考え方で正しい。


(7)J1第12節
名古屋グランパス×セレッソ大阪

主審:柿沼亨 副審:越智新次、田中利幸 第4の審判員:間島宗一
【シーン】
56分...青木亮太のドリブルに丸橋祐介がタックルを行い、エリア内で青木が転倒した。
【ジャッジ】
ノーファウルで名古屋にコーナーキックが与えられた。
【上川氏の説明】
ここもポイントはボールに触れているかどうか。ここでは(丸橋が)ボールに触れてプレーしていると。その後のコンタクトはサッカーにおける普通の、ボールにプレーしようとした中での起こりうるコンタクト。コンタクトも不用意や無謀でもないし、ボールにしっかりプレーしているということでノーファウル。


(8)J1第11節
ヴィッセル神戸×川崎フロンターレ

主審:飯田淳平 副審:山際将史、林可人 第4の審判員:戸田東吾
【シーン】
51分...キム・スンギュのパントキックに小川慶次朗が抜け出すと、対応した車屋紳太郎がタックルを行い、小川はエリア内で転倒した。
【ジャッジ】
主審はノーファウルと判断し、プレーオンとなった。
【上川氏の説明】
これは我々は(車屋が)ボールには触れていないと見る。そう考えるとPKとして笛は吹かれるべき。(車屋の)チャレンジした足がボールに触れられずに、相手(小川)の足を蹴っている形で反則を犯しているので、まずはPK。あとは懲戒罰をどう考えるか。反則がなければ、決定的な得点機会の状況だったと考える。そこは競技規則の変わった所で話をしてきているが、こうやってボールにプレーしようとして結果的にボールにプレーできずに反則を犯すと、その時の状況が決定的な得点機会であれば、今まではレッドカードだったものの、ボールにプレーしようとしていればそれはイエローカードになる。そう考えれば、決定的な得点機会の状況ではあるけれども、ボールにプレーしようとして結果的にトリッピングをしているので、ここはPKを与えてイエローカードの対象になるというのが正しい判定であると考える。


正しく判定を下すために必要なのはレフェリーのポジション。(キム・スンギュが)蹴るのをわかっていて、最終的にここまで(川崎陣内の中間ぐらい)まで来ているが、もう(小川が)倒れた後。(100mを)10秒9ぐらいのスピードを持っていれば(場内笑)、この瞬間に良い所から正しい判定ができたのかもしれないが、残念ながらそこまでのスピードは持っていない。そうなると、もう1つ正しい判定を下すために必要なことは副審との協力関係。レフェリーよりは近いし、副審の方がよりその事象を正しく見極められたはずなので。そこを見るために必要な準備もあって、副審も「レフェリーが離された」と思った瞬間に、「こういうことが起こるかもしれない」という予測を持って、タッチライン上を走ることも大事だが、これをより良い角度で見るためには少しラインより前に行くことも必要かもしれない。オフサイドはないシーンなので。本当に厳しい状況だが、我々はまだ改善点はあると考える。


(9)J1第11節
ジュビロ磐田×セレッソ大阪

主審:上村篤史 副審:聳城巧、清野裕介 第4の審判員:鈴木規志
【シーン】
44分...エリア内でボールを受けた松浦拓弥に丸橋祐介が後方から接触。松浦は転倒し、こぼれ球を山田大記がシュートするも、DFにブロックされる。
【ジャッジ】
主審はノーファウルと判断し、プレーオンとなった。
【上川氏の説明】
我々の見解はPK。レフェリーは笛を吹かなかった。映像で見ると、反則を受けた選手(松浦)は後ろを見て、相手(丸橋)が来るのを十分予測できていたと思う。ただ、ディフェンスのチャージは真後ろからで、止まることも十分できたと思うし、あの位置からボールにチャレンジすることはできないはず。そのままの勢いで後ろからプッシングをしており、PKが与えられるべき事象だったと考える。


レフェリーとも話をしたが、1つはポジションの問題もある。後ろにパスが下げられた時に、ここのプレーは予測できるはず。(レフェリーが)後ろに行くことで若干フォワードの選手(田口泰士)でブラインドになっている。反則だと思って口まで笛が行っているので、選手のリアクションも凄く大きかった。ただ、ボールが味方の競技者(山田)にこぼれたことと、もう1つは(松浦が)後ろを見ていて、十分に相手が来ることをわかりながら、そのまま待ち受けているという所もあって、若干PKをもらいに行った印象も持ったと。それもポジションが少し遠いのと、後ろに回ってハッキリ見えなかったと。そこから急いでダッシュして前には行っていたが、PKを吹くまでのしっかりとした確信が持てなかったと話をしていた。PKでノーカードが妥当と考える。


(10)J1第11節
ジュビロ磐田×セレッソ大阪

主審:上村篤史 副審:聳城巧、清野裕介 第4の審判員:鈴木規志
【シーン】
54分...杉本健勇の突破に大井健太郎と田口泰士が対応し、もつれる格好で三者がエリア内で転倒した。
【ジャッジ】
主審は大井のファウルと判断し、C大阪にPKが与えられた。
【上川氏の説明】
どう見てもファウルでPK。ただ、1つ前に紹介した事象と同じ試合で起きている。先ほどの方は吹かれていなくて、あれは前半の終わりで、これは後半に入ってから。一貫性があるのか、公平性があるのかという話になるのかもしれないが、レフェリーは前半のこともわかりながら、今度は確信をもって笛を吹いたと。凄く良いポジションからリラックスして見えている。(大井は)相手の前に体を入れて、ボールにプレーしようとはしていない。体を入れるのであれば、ボールはプレーイングディスタンスの中に置かなくてはいけないと考える。相手の動きを妨げるという意味でPKは正しい。前半の判定のことはあるが、それはそれで、ここで笛を吹いたことは評価したい。


この後にファウルした選手が、レフェリーの所に向かって、両手でレフェリーの胸を押している。これは認められる行為ではないし、レフェリーがどう感じるかだが、映像で見る限りではレフェリーに対する乱暴な行為だと考えられる。もちろん前半のことがあるのは理解できるが、判定に対して大勢の選手が1人のレフェリーを囲んで不満を示すのは、見ていても見苦しいし、Jリーグのイメージを損なうと考えている。


(11)J1第15節
名古屋グランパス×柏レイソル

主審:山本雄大 副審:唐紙学志、清水崇之 第4の審判員:岩田浩義
【シーン】
90+4分...畑尾大翔のパスからジョーが抜け出し、GKの中村航輔と接触しながらゴールを決めた。
【ジャッジ】
副審はジョーのオフサイドと判断し、フラッグを上げていたため、主審もオフサイドとジャッジ。
【上川氏の説明】
中村選手が負傷してしまったシーン。負傷とは直接的に関係はないが、副審の旗が上がっている。これはもう事実の確認で、オフサイドではない。(ジョーも)最初はオフサイドポジションにいる。オフサイドポジションにもう1人(深堀隼平)いるが、相手競技者のプレーや視野を妨げるような動きはしていないので、オフサイドではない。あとはこの選手(ジョー)がオフサイドポジションにいるかどうか。そんなに簡単な判定ではないが、体1個分であれば副審の方なら正しく見極めないといけない。


なぜ正しく見極められなかったのかは、やはりポジショニング。このポジションからだと(ジョーが)出ているように見えてしまうはず。レフェリーも予測を立てながら行くが、ボールが蹴られた時に(ディフェンスラインが)下がっていくものだと思っていた。ラインをどうやってキープするかは予測を持ちながらやるが、常に集中しながら、正しいポジションからオフサイドかどうかを監視しなくてはならない。最後の最後のプレーだったので、(ゴールが)入っていれば3-3で終わった試合だった。


(12)J1第12節
川崎フロンターレ×浦和レッズ

主審:木村博之 副審:村上孝治、蒲澤淳一 第4の審判員:清水勇人
【シーン】
70分...興梠慎三のフィードにナバウトが抜け出すと、エリア外に飛び出したチョン・ソンリョンのタックルでナバウトが転倒。
【ジャッジ】
主審はチョン・ソンリョンのファウルと判断し、レッドカードを提示。浦和にフリーキックが与えられた。
【上川氏の説明】
実際の試合でも退場になっているが、FK+退場が正しい。いろいろな見方ができる中で、キーパー(チョン・ソンリョン)が出て行って、ややプレーは外側で行われているが、プレーの方向は相手のゴール側であるのは事実。ボールも赤の選手(ナバウト)がしっかりコントロールできている。もう(ゴールには)ゴールキーパーがいない状態で、ディフェンスは1人真横にいる(奈良竜樹)。この場面だけで考えると、十分にボールをコントロールして、ドリブルをし直してもディフェンスと1対1の状況だと考えれば、例えばディフェンスをかわせばキーパーと1対1になる状況を阻止するなら、決定的な得点機会の阻止になるし、この状況も同じようにキーパーをかわしてもディフェンスが戻ってくるかもしれないが、1対1の状況、あるいは誰もいないゴールにシュートを流すことも十分に可能だと考える。なので、決定的な得点機会を反則で阻止したというレフェリーの判断は正しい。


もう1つは反則のチャレンジ。このチャレンジは、非常にスピードを伴ってゴールキーパーが走り込んできて、ボールにプレーすることなく、相手にそのままのスピードを使って強くチャージをしている、蹴っていると考える。その観点からも著しく不正なプレーで退場ということも考えられる事象。2つ退場を示すことはできないが、我々の見解は決定的な得点機会の阻止でもあり、反則の質も過剰な力が使われていると考えられる。


【ゲームマネジメント】
(13)J1第9節
サンフレッチェ広島×サガン鳥栖

主審:小屋幸栄 副審:馬場規、小椋剛 第4の審判員:イ・サンギ
【シーン】
90+5分...吉田豊のバックパスにティーラシンが反応し、そのままゴールを決めた。
【ジャッジ】
ゴールの直前に試合終了の笛が吹かれていたため、ノーゴールに。
【上川氏の説明】
95分で広島が1-0でリードしている状況。4分のアディショナルタイムが取られていて、競技規則上は4分を越えているので問題はない。ただ、笛を吹いた後にゴールが入っているが、吹くタイミングはもう少し待つべき。広島もリードしているし、鳥栖の選手(吉田)がボールコントロールをミスするとも思っていなかったかもしれないし、笛が鳴っているからGK(権田修一)がプレーを止めた部分もあるかもしれない。ただ、ゲームマネジメントを考えれば、この状況で笛を吹くのではなく、もう少し待つべきだったとは思う。


(14)J1第9節
ガンバ大阪×セレッソ大阪

主審:飯田淳平 副審:唐紙学志、武田光晴 第4の審判員:浜本祐介
【シーン】
10分...東口順昭と三浦弦太が激突して転倒するも、プレーは続行。柿谷曜一朗のシュートを東口がファインセーブで凌いだ後で主審がゲームを止めた。
【上川氏の説明】
負傷者の対応ということで、審判員には「とにかく選手の安全を優先しましょう」と指導はしている。東口選手がケガをした所で、レフェリーも見てはいるが、あの状況でプレーすることの危険さは考えたい。レフェリーはC大阪の選手にボールがこぼれたので、大きなチャンスだとプレーを続けさせたが、頭に直接当たるプレーだったし、両方ともボールしか見ていないので、力を入れられない状態。こういう時はすぐに止めたい。タイミングを失うとすぐ吹けなくもなるので。


(15)J1第9節
清水エスパルス×FC東京

主審:窪田陽輔 副審:今岡洋二、村上孝治 第4の審判員:田中利幸
【シーン】
82分...清水の2選手が接触し、共に立ち上がれない状況に。
【上川氏の説明】
味方同士で接触し、ゴールエリアの中で倒れている。レフェリーは気付いてはいたが、ボールが攻撃側の選手に渡っているのでプレーを続けた。もしこのまま続けて、エスパルスがゴール前にクロスを上げたら、また大変なことになる。倒れている選手の二次災害に繋がることもあるし、その選手がいることで混乱を招くことも考えられるので、特にゴール前で倒れているのであれば、早くゲームを止めて選手の安全を優先したい。


今回も非常に勉強になりました。
皆さんがJリーグを楽しむ上での一助になれば幸いです。


土屋

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本日、12月30日に開幕を迎える
第96回全国高校サッカー選手権大会の公開組み合わせ抽選会が
東京・汐留の日本テレビタワーにて行われました。
以下、3つの高校に関するコメント集をお届けします。


【東京A代表・実践学園高校】
初戦は12月31日の1回戦。
相手は兵庫県代表の滝川第二高校です。


(深町公一監督)
Q:改めてこういう場に来ると「選手権だな」という感じでしょうか?


A:そうですね。でも、3回目が多いのかどうかわからないですけど、今日はちょっと余裕があったかなと思いますね。最初はドキドキでしたし、流れ自体知らなかったですから。今日は小野さん(関東第一・小野貴裕監督)とずっと一緒にいましたので、世間話をしながら、のんびりではないですけど、そういう感じでした。抽選についても、正直言って全国でどこと当たってもウチより弱い所はないので、「どこでもいいよ」という感じで。あとは「福岡県がどこに行くのかな」という感じでしたね。ただ、この子たちはどこが来ても自分たちのサッカーをやるだけだと思うので、逆に中途半端に攻めることのできるチームよりは、ある程度攻めてくれて、しっかり守ってどこかで1点取れればいいかなと思うので、良い相手じゃないかなと思います。


Q:何となく滝川第二に対するイメージはありますか?


A:やっぱりあのユニフォームと、毎年高校サッカーの選手権で活躍されているチームだなというイメージなんですけど、プリンスにもプレミアにもいないんですよね。県リーグにいるということで、正直ビックリしました。「どうして県リーグにああいうチームがいるのかな」と。ただ、今年は県リーグで優勝しているみたいで、ウチも今年は都のリーグで優勝しているので、同じような境遇というか、その中で良い試合ができるんじゃないかという印象は持ちました。


Q:尾前君もステージ上で堂々と話しているように見えましたが、彼のパフォーマンスはいかがでしたか?


A:彼はどこに行ってもアレぐらいの落ち着きのあるキャプテンなので、そうじゃないとあのヤンチャなというか、前原(龍磨)みたいなああいう連中を抑え切れないので(笑)、いつも通り力むことなく堂々とやってくれて、「彼をキャプテンにして良かったな」というふうに改めて思いましたね。常に彼がミーティングの中心にいて、自分の意見をスパッと言いながら、周りの子たちの気持ちもちゃんと理解してあげられていたなと。自分の考えだけを押し付けるようなキャプテンではないので、そこがみんなも何だかんだ言っても「尾前が言うんだったらそうだよな」という雰囲気になっていたんじゃないかなと、私は思いますね。


Q:こうやって一通り組み合わせが決まってみると、選手権が楽しみになりますか?


A:楽しみですよ。「本当に楽しみだなあ」と思っていますね。組み合わせの良い悪いではなくて、なんか「いいなあ」って。初出場のチームと当たるよりは、内心はそっちの方が良かったんですけど(笑)、こう決まっちゃったら誰もが知っている学校じゃないですか。そこと戦えるというのは良いことですし、昨日もプリンスで優勝争いをしている養和さんと引き分けて終わったんですけど、そういうチームとやるとヤツらは燃えるんですよね。そういう性格なので、彼らは絶対知っていますから、非常にモチベーション的に上がってくる対戦相手だと思います。


(尾前祥奈キャプテン)
Q:改めてこういう場所に来て感じたことはありますか?


A:もう人生で1回しか経験できないと思いますし、楽しかったです。


Q:ステージ上でも全然緊張しているようには見えなかったですけど。


A:もう大丈夫でしたね。人が入っているように見えたんですけど、ステージに立ってみたら「ああ、そんなでもないな」と思いました。


Q:滝川第二という対戦相手の印象はいかがですか?


A:滝川第二なんて関東圏の高校でもないですし、絶対に全国じゃないと当たらないですから、本当に「いよいよ選手権が始まるな」という感じはありますね。絶対難しいとは思うんですけど、予選を楽しんで戦えたから結果が出たのもあると思うので、全国でも自分たちで楽しめれば、見ている人たちも楽しんでくれると思いますし、予選の決勝の試合もあの会場にいた人はみんな感動してくれたと思うんですよ。全国でもそういう試合を1試合でも多くできるように戦いたいなと思います。


Q:どういう全国大会にしたいですか?


A:インハイは周りの人の記憶にも残らず、スッと終わっちゃったと思うんですよ。「絶対ああいう終わり方はしたくない」というのはチームメイトと話をしていますし、少しでも長く勝ち残りたいですし、「やっぱり東京も強いぞ」という所を、全国でも見せられたらなというふうに思います。


Q:しかし、だいぶいろいろな人に話を聞かれていましたね。


A:ビックリしましたね。あんなに人に囲まれて。決勝の時も凄かったですけど。自分は部活動出身(江東深川第四中)なので、こんな所に来れると思っていなかったですし、中学校の部活のメンバーも凄く応援してくれますし、本当にありがたいことですよね。自分が何かをやったというよりも、みんなに連れてきてもらったという感じなので、本当にこの高校を選んで良かったなと思っていますね。


【東京B代表・関東第一高校】
初戦は12月30日の開幕戦。
相手は佐賀県代表の佐賀東高校です。


(小野貴裕監督)
Q:この場に2年連続で来てみて、率直な感想はいかがですか?


A:やっぱり嬉しいというのは一番ですし、開幕戦は元々引くだろうというおおよその予想はできていて、あとは対戦校という所だったので。ちなみに佐賀東は、ウチが初めてインターハイに出た時に負けたチームなんですよ。佐賀総体に行った時で、僕がウチの学校に来て2年目で、初めて全国に行った時で、赤﨑(秀平・鹿島)とかがいて、もうべらぼうに強くて、まったく歯が立たなくて、確か3-0でやられたんです。もう全然何もできなくて、「ちょっと笑っちゃうな」という感じで、そこで「全国に出たな」という感じになったのを覚えています。あの時の佐賀東は凄く良いチームだったんです。毎年蒲原(昌昭)先生が良いチームをしっかり作ってくるので、たぶん上手い選手が多いはずなんですよ。だから、またこれも巡り合わせというか、また自分の負けた所とやれますし、インターハイもいつも同じ所と当たるというか、自分の縁があるチームと当たるという感じなので、今回もそういう相手とやれるというのは、運命的なものを勝手に感じているんです。


Q:「開幕戦は絶対にやりたい」とおっしゃっていましたけど、それが実現してホッとした部分はありますか?


A:(小野)凌弥が予備抽選で1番を引いたんですよ。パッて"1"を引いたから、「持ってるな、コイツ」と思って。その後もエレベーターに乗るのも自分たちの前でピタッと切られて(笑)、なんかことあるごとに自分たちの名前が呼ばれることが多くて。ただ、「開幕戦はほぼ間違いないな」とは思っていたので、むしろやりたいというか、せっかくやるならそこでやらないと、こんな恵まれた舞台はないので、凄く嬉しいですね。


Q:先のことを言うのもなんですが、仮に市立船橋が千葉を勝ち上がって、全国でも両チームが勝ち上がれば、3回戦で対戦する可能性がありますけど、それについてはいかがですか?


A:ここまで来るといつか超えなきゃいけない所というか、もう流経も市船も知っている選手が多いですし、指導者の方にも本当にお世話になっているますし、ウチはチャレンジャーなので、気負いはまったくないんですよね。数年前に気負いや焦りのような雑念みたいな、勝負に持ち合わせる必要のないものは、ずいぶん前に自分の中で消化できた感はあって、もう選手たちをどうやってやれる環境に持っていけるかだけだと思うので、どこが相手だからといってやり方を変えることもできないでしょうし。でも、本当にこの1ヶ月って、たぶん選手権に出られるチームしか味わえない、この1ヶ月間ずっと楽しいことだけ考えていられるので、僕もそれに一緒に便乗できるのは、本当にこの仕事をやっていて良かったなというか(笑)、凄く嬉しいなというふうに思います。あとはいつも言うんですけど、東京の会場ですし、ウチは本当に東京のチームに育ててもらっているので、東京の代表として頑張りたいなという想いは常々持っていますし、少しでもできることを最大限にやっていきたいなとは思っています。


(小野凌弥キャプテン)
Q:「開幕戦引いてこい」ってみんなからプレッシャーを掛けられてきましたか?(笑)


A:メッチャ言われました(笑) みんな去年を経験していますし、「今年も開幕戦頼むぞ」と言われてきたので、"9番"を引いて、1回戦だったのでホッとしました。去年も開幕戦を経験して、本当に素晴らしい舞台だったので、今年も開幕戦でプレーできると思うと非常に嬉しいですね。


Q:自身にとっても去年の開幕戦はAチームのデビュー戦だったと思いますが、その舞台に戻ってこれたことに関してはどう思っていますか?


A:本当に「またここに戻ってきたい」と思っていて、その時はキャプテンとして戻ってくるとは思わなかったですけど、今年はキャプテンに就任して、そこからの目標は「インターハイも選手権も全国に出て活躍する」ということだったので、まずはその全国を決めて自分の目標が1つ叶ったので、ホッとしています。去年の開幕戦も楽しかったですし、決勝じゃないかってくらい観客の人も凄く多かったので、今年もできるのは非常に嬉しいです。


Q:対戦相手の佐賀東にイメージはありますか?


A:さっき聞いたんですけど、監督が就任して2年目のインターハイで、結構やられてしまったと聞いたので、監督のリベンジみたいな、そういう部分でも佐賀東に勝ったら、開幕戦ということもあって非常に嬉しいので、まずは1回戦をしっかり勝ちたいなと思います。


Q:去年と今年のチームを比べて、その違いをどう分析されていますか?


A:去年は冨山大輔くん(現・専修大)というスター選手がいて、大輔君にボールが集まると関東一高のスイッチが入るみたいな感じだったんですけど、今年はそういう選手があまりいないので、チーム全員の力が必要で、1人1人の力をすべて出せば勝利に繋がるかなと思っています。


Q:インターハイであそこまで行ったことで、チームとしてもそれ以上という所を目指していると思いますが、どういう所を目標に大会へ臨みたいですか?


A:夏のインターハイは、ベスト4を懸けたゲームで市立船橋に負けてしまっていて、まだ市立船橋が上がってくるかわからないですけど、2回勝てば千葉県代表と戦えるので、そこは本当に運命というか、市立船橋とやる可能性があるということを、組み合わせを見た瞬間に思いました。自分は小学校、中学校と千葉に住んでいて、知り合いも多くて、しかも市立船橋にも流経にも友達がいるので、戦えるのであれば非常に楽しみですし、そこに行けるように頑張りたいと思います。


Q:関東第一にとって市立船橋は特別なチームだと思いますが、可能性として最後の最後にリベンジできる機会ができたことについてはどうですか?


A:自分がインターハイで市立船橋に負けた時、最後の挨拶でも「選手権では絶対リベンジしたい」と言ったので、何があってもまずはそこまで勝ち上がって、最終的にはそこで千葉県代表に勝てたら、次は青森山田とか素晴らしいチームが待っていますし、そういう強豪に勝ち上がることで自分たちの力が示されると思うので、頑張りたいと思います。


Q:ステージ上で喋るのも全然緊張していなかったように見えましたが。


A:緊張はしなかったですね。一昨日に去年の抽選会のビデオを見て、イメージトレーニングはしたので(笑)、「こんな感じだろう」とは思っていたんですけど、チームでも先頭に立ってみんなの前で話す機会も多くて、だいぶ慣れてきました。意外とこういう舞台は緊張しないですし、どっちかと言ったら嬉しい感じなので楽しかったです。いろいろな人ともお話しできたので、今日は良い日になりました。


【埼玉代表・昌平高校】
初戦は12月31日の1回戦。
相手は広島県代表の広島皆実高校です。


(藤島崇之監督)
Q:3年ぶりに抽選会の場へ戻ってきたことに関してはいかがですか?


A:やっぱりこういう全国の強豪が集う場なので、選手も緊張感を持ってやっていたと思います。ただ、こういう場に来れたということは、今まで経験値を積んだ結果だと思っているので、そういった意味では嬉しいですね。


Q:石井君も堂々と話していましたね。


A:1つ1つが凄く大切だと思いますし、もちろん1つ勝たなきゃ次はないというスタンスは変わらないので、そういった意味では彼らはもうそれを重々承知していると思いますし、中でもキャプテンの石井は強い意識を持ってやってくれるかなと思っています。


Q:対戦相手の広島皆実に何かイメージはありますか?


A:5年連続で出ていますよね。そういった意味では、この選手権をずっと勝ち切るというのは、勝負強さは絶対持っているのかなと思いながら、そういう勝負強さや粘り強さって、結局戦術的な部分とか戦略的な部分のうまさに繋がってくると思いますし、もちろん我々もいろいろな経験はしていますけど、さらに高いレベルの経験をされていると思うので、僕らも今までと違う準備をしていかないといけないと思っています。ただ、自分たちのベースは変えずにというか、積み重ねをちゃんとしながら、そこで戦い方の選択をするような状況を作れればいいかなと思います。


Q:周囲からは昨年のインターハイの結果もあって、かなり注目される中での大会になると思いますが、そのあたりはいかがですか?


A:今年のインターハイでああいう結果に終わっているので、やっぱり客観的に評価していただけるのは嬉しいですけど、そこは自分たちが成長していく上でプラスに働くように声掛けしていかないといけないかなと思っているので、別に過信をしているような選手はいないですけど、そこで地に足を着けて戦える環境は絶対に作っていかないといけないと思っていて、相手の分析もそうですけど、自分たちがやることを整理するという部分では、ちゃんとトレーニングでまたさらに積み上げていきたいなと思っています。


Q:楽しみですか?


A:そうですね。やっぱり広島皆実さんのような、全国で名を馳せているようなチームとやれるという部分に関して言えば、選手にとっても凄く良い経験になると思いますし、成長の場になると思うので、凄く楽しみですね。


(石井優輝キャプテン)
Q:こういう場に来てみて、率直な感想はいかがですか?


A:「3年目にしてやっとあの舞台に立てるんだな」という実感が湧いています。


Q:ステージ上でのやり取りも落ち着いて見えました。


A:緊張はあまりしなかったんですけど、手汗が凄かったです(笑) 小学校の頃から人前に立って話すという機会が多かったこともあって、慣れている部分はあると思います。


Q:TVで見たことのあるアナウンサーの方や、城彰二さんもいらっしゃったりして、ちょっと華やかな感じですよね。


A:帰ってみんなに自慢したいと思っています(笑)


Q:組み合わせに関してはいかがですか?


A:相手も優勝経験のあるチームで、強いことは間違いないんですけど、自分たちもサッカーで有名な埼玉県の代表という誇りもあるので、全力で戦って絶対に勝ちたいと思っています。


Q:昨日の決勝戦も厳しい試合でしたか?


A:そうですね。自分たちがボールを持っている時間が多かったですけど、なかなか入り込めずに淡々と時間が過ぎていくゲームで、自分たちの武器でもあるセットプレーと、森田(翔)の技術という形で点が取れたので良かったです。


Q:もちろん日本一を目指している中で、県で優勝するというのも大事な目標だったと思いますが、そこを抜けたことで改めて思う所はありますか?


A:埼玉県には埼玉県の難しさがもちろんありましたね。インターハイも優勝候補と言われながら初戦で負けてしまったので、選手権は目の前の試合に全力を注いで、チームは日本一を目標にしていますけど、まずは全力で1回戦にぶつかっていけるように、この1ヶ月間で良い準備をしていきます。


以上です。


土屋


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昨日、JFAハウスで開催された
2017年第3回JFAレフェリーブリーフィングに参加してきました。
このブリーフィングは上川徹・JFA審判委員会副委員長が
実際Jリーグで起こった事例に対して
VTRを交えながら丁寧に説明をされていくという非常に有意義なもの。
会場には審判交流プログラムで
ポーランドから来日されている3人の審判員の方も登場し、
日本とポーランドの違いを含めた興味深いお話を披露されるなど
とにかく楽しかったです!
今回はせっかくいろいろなお話を伺ってきたので
特にVTRで詳細な説明のあった17の事例を
上川副委員長の言葉を中心にご紹介しておきたいと思います!
なお、上川さんは具体的な選手名は挙げられませんでしたが
一部わかりやすくするために、こちらで個人名へ置き換えています。
もちろん動画はないので、気になる方は
DAZNさんかスカパーさんでご確認ください(笑)


(1)J1第12節
ジュビロ磐田×柏レイソル

主審:福島孝一郎 副審:山内宏志 、中野卓 第4の審判員:竹田明弘
【シーン】
53分...武富孝介のドリブルにカミンスキーが飛び出してセーブ
【ジャッジ】
主審はカミンスキーのファウルと判断し、PKをジャッジ。その後、副審と協議した主審はノーファウルと判定を覆し、ドロップボールから再開させた。
【上川氏の説明】
まず、主審のポジションが遠い所は気になる。主審は最初にGKがボールに触っていないという判断を下した。ただ、同時にボールのコースが大きく副審の方に変わったので、笛を吹いた後に自分の判断に疑問を持った。本来ならすぐに副審へ確認すべきだったと思う。そうしないと磐田の選手の異議を聞いて対処しているように見える。副審はGKがしっかり先にボールへ触ったというふうに思い、ノーファウルであるという旨を主審に伝えたが、副審もそう思った瞬間にフラッグを上げて、主審に「僕はこう思う」という情報を伝えるべきかなと。この時の副審は「自分の方から見たらノーファウルだと思うけど、その前に何か別のファウルが起きたんじゃないか?」という疑問を持ったので、なかなかそこまで伝えられなかったと。最終的には副審の持っている情報を主審が聞いて、「自分の判断が間違っていたから、PKは取り消してドロップボールで再開しよう」と判断したと。PKが開始された後では判定は覆せない。競技規則では『次のリスタートをする前であれば、その前の判定が間違っていると主審が考えれば、それはその判断でジャッジしてもいい』と書いてある。もっとポジションを変えるとか、すぐに笛を吹かずにタイミングを見るとか、先に副審の顔を見て何か情報を持っているかを確認する必要性はあると思うが、私も審判の世界に入ってからこういうケースは見たことがないし、自分でも経験したことはないので、なかなかないことだと思う。


特に0-1から0-2になる難しい状況の中で、副審の情報を基に自分のミスを認めて、ドロップボールで再開した対応は非常に勇気のいることだと思う。本人は「自分の勇気うんぬんよりは、やはり正しい判定を下すことが第一優先であるべきだ」ということで、判定を変えてドロップボールで再開した。また、レイソルの強化担当者にも話をしたが、大谷(秀和)選手のキャプテンシー溢れる対応、味方の選手に「もういいから下がれ」と対応してくれたことは非常にありがたいし、とてもリスペクトある対応をチームのリーダーとして取ってくれたことに対しては、非常に感謝したい。


このGK(以下、カミンスキー)は去年もファインプレーをPKと取られたことがあった。映像で見るとすごくクリアにプレーしているが、その時のレフェリーにも今回のレフェリーにも話を聞くと、カミンスキーは若干タメる動きがあるらしい。レフェリーは「このタイミングだったらボールに間に合わないだろう」という感覚は持っているが、(カミンスキーは)1回スピードを緩めるのか、確実なプレーをするために待っていこうとしているのか、そういう特徴があるので、日本のGKがこういうプレーをする時にこういう判断は起きない。ただ、たまたま去年も今年もファインセーブがPKと取られているし、「そういうふうに見える」ということはレフェリーも言っているので、そのあたりは情報を変えていかないといけない。


(2)J1第11節
横浜F・マリノス×ヴァンフォーレ甲府

主審:松尾一 副審:和角敏之 、大川直也 第4の審判員:榎本一慶
【シーン】
49分...ドゥドゥのドリブルにミロシュ・デゲネクが対応し、両者がエリア内で転倒
【ジャッジ】
主審はドゥドゥのシミュレーションと判断し、イエローカードを提示。
【上川氏の説明】
主審のポジションからは「(デゲネクがドゥドゥを引っ張っている)手が、青の選手(デゲネク)の陰になっていてまったく見えなかった」と。ちょっとポジションも遠かった。映像を見ると最後に白の選手(以下、ドゥドゥ)がわざと相手の選手の前に体を入れてから、足だけ入れて倒れている。主審は(引っ張っている)手は見えていなくて、(ドゥドゥが)自分から足を入れて反則をもらいに行ったというシーンだけ見えていた。そうであったとしてもシミュレーションは厳しい。そもそもこういうプレーになったのは、(ドゥドゥが)ホールディングをされて、バランスを崩しているから。副審は(デゲネクが)シャツを引っ張っているのはわかっていた。ただ、いったん引っ張られた手が離れた後に、(ドゥドゥが)バランスを立て直したように見えたと。そこは副審も自分が持っているその情報をレフェリーに伝えるべき。その上でレフェリーがシミュレーションと判断するなら、最終的な判断は主審なので受け入れないといけないが、情報を伝える必要性があった。結論として、このプレーはPKでイエローカードが必要だったと思う。


(3)ルヴァンカップBグループ第4節
サンフレッチェ広島×セレッソ大阪

主審:井上知大 副審:村上孝治 、竹田明弘 追加副審:村上伸次 、越智新次 
第4の審判員:笠原寛貴
【シーン】
78分...アンデルソン・ロペスがエリア内で転倒
【ジャッジ】
主審はアンデルソン・ロペスのシミュレーションと判断し、イエローカードを提示。
【上川氏の説明】
まったくコンタクトがない。副審からも同じ情報があって、シミュレーションでイエローカードを提示したのは妥当。


(4)J2第13節
ロアッソ熊本×湘南ベルマーレ

主審:清水勇人 副審:村井良輔 、イ・サンギ 第4の審判員:上田隆生
【シーン】
90分...菊池俊介の突破にイム・ジンウが対応し、菊地がエリア内で転倒
【ジャッジ】
主審はイム・ジンウのファウルと判断し、イエローカードを提示。湘南にPKが与えられた。
【上川氏の説明】
赤の3番(イム・ジンウ)はボールに触れている。しっかりボールにプレーした後に、もしかしたらたまたま戻す足が(菊地の)太ももあたりに接触しているかもしれないが、不用意な接触とは見えないし、危険なチャレンジとも思えない。これは白のチーム(湘南)にPKが与えられたが、我々の判断としてはノーファウルということで熊本側にも伝えさせてもらった。


(5)J2第13節
アビスパ福岡×ファジアーノ岡山

主審:大坪博和 副審:権田智久、佐藤貴之 第4の審判員:国吉真樹
【シーン】
74分...藤本佳希の突破に杉山力裕が飛び出し、両者がエリア内で転倒
【ジャッジ】
ノーファウルと判断し、福岡のゴールキックで再開された。
【上川氏の説明】
レフェリーも両者がプレーしようとしたほぼ同じタイミングで接触したと判断したので、アクシデンタルなコンタクトプレーとみなしてノーファウルにした。ただ、白の選手(以下、藤本)が先にボールに触れているし、GK(杉山)はチャレンジしてボールに触れることができていない。反則がなければ(カバーに入った)36番(岩下敬輔)が追い付くかどうかになってくるが、最低でもイエローカードかなと。藤本が先に追い付く可能性があれば、レッドカードの可能性もある。ここは難しいが、GKがボールにプレーしようとしているかどうかが重要。プレーしようとしていればイエローカード。もしボールにプレーできる可能性がない中で、こういうチャレンジをしたら決定的な得点機会の阻止になってレッドカード。どちらにしてもこれはPKを与えるべきだった。


(6)J2第10節
FC岐阜×ツエーゲン金沢

主審:山岡良介 副審:塚越由貴、眞鍋久大 第4の審判員:清水修平
【シーン】
33分...古橋亨梧の突破に小柳達司が対応し、両者がエリア内で転倒
【ジャッジ】
ノーファウルと判断し、岐阜のコーナーキックで再開された。
【上川氏の説明】
映像で見ると(古橋の)最後のタッチが相手(小柳)の前に行っている。このまま外側でドリブルしておけば、(小柳が)後ろからチャレンジする可能性もあるが、まだフィフティフィフティの中で、ボールが4番(小柳)のプレーディスタンスに来ていて、そのボールにプレーするために相手(古橋)との間に体を入れようとしたというふうに見る。レフェリーの判断は正しい。ただ、後ろから押しているようにも見えるので、現場のレフェリーアセッサーは「これはPKではないか」と考えた。
【ダニエル・ステファスキ氏の見解】
私だったらプレーオンと判断する。昨日の担当ゲームでも同じようなことがあったが、それも流した。よく見てみると確かに押しているようにも見えるが、最後の瞬間を見てみると、ディフェンダーがプレーできる距離にボールがあるので、これはディフェンス側のファウルは取られないと思う。ポーランドでもよくこういうシーンはあるので、これがフットボールなのかなと感じている。


(7)ルヴァンカップAグループ第4節
柏レイソル×ジュビロ磐田

主審:飯田淳平 副審:山際将史 、作本貴典 追加副審:柿沼亨、五十嵐泰之
第4の審判員:金次雄之介
【シーン】
85分...左からのクロスに伊東純也が対応
【ジャッジ】
伊東のハンドと判断し、磐田にPKが与えられた。
【上川氏の説明】
これは間違いなくハンド。追加副審からサポートがあった。レフェリーから見たら(ハンドした)手は見えなかったし、選手が重なっていると副審から見ても非常に難しいと思う。そこで追加副審から綺麗に見えていて、それを主審に伝えた。だから、若干笛のタイミングが遅れていた。非常に良い協力関係ができていたし、追加副審を置くと(回数は)少ないがこういう利点はある。


(8)J3第9節
藤枝MYFC×ギラヴァンツ北九州

主審:俵元希 副審:鶴岡将樹、大橋侑祐 第4の審判員:石坂慎之介
【シーン】
5分...水野泰輔がFKを蹴ると、川島將と加藤弘堅がエリア内で転倒。
副審のフラッグも上がっていた
【ジャッジ】
主審は加藤のファウルと判断し、藤枝にPKが与えられた。その後、主審はいったん副審と協議したが、判定は変わらずPKとなった。
【上川氏の説明】
ディフェンス(加藤)は後ろから(川島を)ホールドして倒れている。要するにオフサイドとPKに該当するファウルのどちらが先に起きているか。(加藤の)反則はすでに起きている段階で、オフサイドポジションに選手がいるが、まだ(水野の蹴った)ボールは遠いのでこれは同時ではない。同時に起きてもPKの方が優先されると思う。このケースだと反則がオフサイドより先に起きているので、PKで再開することが競技規則的に正しい。選手はずっとオフサイドポジションにいたが、いることが即オフサイドではない。その選手が何をするかで、オフサイドの反則が成立する。今のオフサイドはボールが来た時に反則になるので、こういうケースの時は反則が先に起きているという理解になる。


(9)ルヴァンカップBグループ第3節
サガン鳥栖×セレッソ大阪

主審:松尾一 副審:和角敏之、中野卓 追加副審:今村義朗、吉田哲朗
第4の審判員:先立圭吾
【シーン】
61分...水沼宏太がシュートを打つと、オフサイドポジションにいた木本恭生が軽くまたいだ後でゴールが決まった。
【ジャッジ】
副審は木本のオフサイドと判断し、フラッグを上げていたため、主審もいったんオフサイドとジャッジ。その後、副審と協議した主審はゴールを認めた。
【上川氏の説明】
副審は旗を上げ、(木本は)確実にオフサイドポジションにいた。要はオフサイドポジションにいた選手が、最もボールの軌道に近いディフェンダー(小林祐三)の選手を妨害しているかどうか。まず、ディフェンダーの視線は遮っていない。ボールはオフサイドポジションにいた競技者(木本)のすぐ近くを通ったが、その競技者がボールにプレーしようとして、それによってディフェンスがプレーできなかったらオフサイドと考える。非常に難しいケース。オフサイドとしても問題はないのかなと思う。2人(木本と小林)の関係も非常に近い。実際の試合では副審は旗を上げた。というのも、「オフサイドポジションにいることの情報は伝えましょうね」という認識については、今年の頭から話をさせてもらっている。そういうこともあって旗を上げた。主審はそれで判断して、いったんオフサイドの判断を下したが、副審から「情報を共有したい」と呼ばれ、「オフサイドポジションにいるのは確かだけど、(木本は)よけただけであって、ディフェンダー(小林)のプレーを妨げているとは考えにくい」という判断になった。協力関係がうまくいっていなかった部分もあったが、最終的には得点を認めて鳥栖のキックオフで再開することになった。このケースであれば、オフサイドの判定をする前に主審が副審とディスカッションをして、「今のは得点を認める」ということになればベストな協力関係だったと思っている。
【マルチン・ボニエク氏の見解】
完璧にオフサイドではないという意見に同意する。ディフェンダー側からもずっとボールは見えていたし、攻撃の選手も実際ボールにタッチしていないし、ゴールと認めていいと思う。


(10)J2第15節
ジェフユナイテッド千葉×ロアッソ熊本

主審:大坪博和 副審:伊東知哉、眞鍋久大 第4の審判員:権田智久
【シーン】
50分...清武功暉の蹴ったボールは自陣のゴール方向へ。拾ったグスタボがそのままゴールを決めたが、副審のフラッグが上がっていた。
【ジャッジ】
主審はグスタボがオフサイドではないと判断し、ゴールを認めた。
【上川氏の説明】
これも競技規則。黄色の選手(以下、清武)が蹴っている。副審はどっちの選手が最後に蹴ったか見えなかった。もしかしたら清武が蹴って、6番(村上巧)に当たっている可能性もある。6番に当たっていたらオフサイド。副審はそれを判断して、もっと早くポジションを変えて欲しかったが、旗を上げてしまったのはしょうがない所もある。難しいとは思うが、主審がリーダーシップを発揮して正しい判断を下した。


(11)ルヴァンカップAグループ第4節
FC東京×コンサドーレ札幌

主審:佐藤隆治 副審:相樂亨、山内宏志 追加副審:今村義朗、三上正一郎
第4の審判員:川俣秀
【シーン】
54分...ピーター・ウタカが左からシュート気味に折り返したボールはGKの金山隼樹の股を抜け、ファーに詰めた永井謙佑がゴールを決めた。
【ジャッジ】
副審は永井のオフサイドと判断し、フラッグを上げていたため、主審もオフサイドとジャッジ。
【上川氏の説明】
これはノットオフサイド。(永井はウタカが蹴った)ボールより後ろにいた。副審も最初は得点の合図をしたが、ミスが起きた原因は(ウタカが)シュートを打った瞬間に、「ゴールに入る」と思ってしまって、"シャッター"を下ろしてしまった。「入ったな」と思って(センターライン方向へ)行き掛けた時に、突然この選手(永井)が入ってきてゴールを決めると。"シャッター"を下ろしていたので、(永井が)どこから出てきたのかわからなくなってしまった。これはよくあるミス。本当なら自分の視野にいない所から入ってきているのであれば、オンサイドと冷静に判断すれば良かったが、若干焦ってオフサイドの判断をしてしまった。副審にはこの状況でサイドステップを求めたい。フィールドを斜めに見てしまっている。非常にポジションは良かったが、フィールドに正対して見るべきだった。主審からはわからないし、追加副審も角度的にわからない。残念ながらこれは得点を認めて良い事象だった。


(12)J2第12節
ツエーゲン金沢×ジェフユナイテッド千葉

主審:榎本一慶 副審:櫻井大輔 、細尾基 第4の審判員:坂本晋悟
【シーン】
55分...佐藤洸一が直接狙ったFKは壁に跳ね返り、杉浦恭平のパスはDFに当たってラインの裏へ。飛び出した宮崎幾笑の折り返しから佐藤がゴールを決めた。
【ジャッジ】
副審は宮崎のオフサイドと判断し、フラッグを上げていたため、主審もオフサイドとジャッジ。
【上川氏の説明】
これは千葉のディフェンスラインのスタイル。我々も情報は持っているが、旗が上がっているもののオンサイド。2人ないし3人はオフサイドのように見えるが、(宮崎、大橋尚志、小柳達司)の3人全員がオンサイド。ミスの原因は副審のポジション。(千葉のラインアップに)追い付けていない。遅れていると角度上、全部オフサイドに見えてしまう。6番(大橋)がどう見えるかは微妙な所もある。(千葉は)非常に速いスピードでラインを上げるが、よく見ると3人ともオンサイドだった。最後のシュートを決めた所も(宮崎の折り返しに対する佐藤のポジションも)オンサイド。3人の内、2人はオフサイドだと思うぐらいだったが、我々も「ああ、全員オンサイドなんだ」と。相手チームも千葉がラインを上げてくるのはわかっている訳で、我々ももっとそういう情報の準備をして試合に入っていかないといけない。


(13)J1第11節
アルビレックス新潟×浦和レッズ

主審:池内明彦 副審:中井恒、武田光晴 第4の審判員:西橋勲
【シーン】
20分...武藤雄樹のパスから宇賀神友弥がダイレクトでクロスを送り、興梠慎三がゴールを決めた。
【ジャッジ】
主審、副審共に興梠はオフサイドではないと判断し、ゴールを認めた。
【上川氏の説明】
我々は若干(宇賀神が蹴った瞬間の)ボールより(興梠の位置が)後ろかなと思うが、よく見ると並んでいる。このオンサイドは自慢の判定(笑) ダイレクトで来られるプレーは本当に見極めが難しい。これでもし旗が上がっても、なかなかミスとは言えない。見ていて鳥肌が立ってくるようなシーンの1つ。浦和はこういうプレーを常に狙ってはいる。


(14)ルヴァンカップAグループ第5節
FC東京×大宮アルディージャ

主審:松尾一 副審:八木あかね、平間亮 追加副審:飯田淳平、藤田和也
第4の審判員:佐藤貴之
【シーン】
39分...ピーター・ウタカからラインの裏へ出たパスに阿部拓馬が走り、DFをかわした阿部のパスから中島翔哉がゴールを決めた。
【ジャッジ】
主審、副審共に阿部と中島はそれぞれオフサイドではないと判断し、ゴールを認めた。
【上川氏の説明】
得点を認めている。(ウタカのパスを受けた阿部は)オンサイド。(中島のシュートの時には)ボールより前にGKも含めて2人いる。最初の所の副審の判断は素晴らしい。(阿部とディフェンスラインは)同じラインだというふうにみなす。


(15)J1第12節
横浜F・マリノス×ベガルタ仙台

主審:三上正一郎 副審:木川田博信、清野裕介 第4の審判員:前之園晴廣
【シーン】
53分...石原直樹のドリブルに中澤佑二がタックルを行い、石原が転倒
【ジャッジ】
主審はノーファウルと判断し、プレーオンとなった。
【上川氏の説明】
映像で見ると22番(中澤)はボールに触れていないので、反則と考える。ペナルティエリアの外で反則がなければ、GKと1対1の状況になっていた。映像で見ると微妙。触れているか触れていないかくらい。主審は近くにいて、少し角度を変えたが、「際どくて触れたか触れなかったかわからなかった」と。「見えなかったから判定を下せなかった」と。つまり、ノーファウルと見極められたから笛を吹かなかったのではなく、「本当に際どくでわからなかったので笛を吹けなかった」と。副審に聞いたら、副審は「(ボールに)触ったと思った」とのこと。インサイドで触れているかいないかで、本当に微妙なシーンだった。難しい判定なのはわかるが、ボールのコースは変わっていないし、中澤選手がボールに触っているようには見えないので、FKを与えて決定的な得点機会の阻止(でレッドカードが妥当)。これがペナルティエリアの中だったらイエローカードと考える。


(16)J1第11節
大宮アルディージャ×ベガルタ仙台

主審:家本政明 副審:山内宏志、清水崇之 第4の審判員:関谷宣貴
【シーン】
23分...クリスランのPKを塩田仁史がセーブしたが、こぼれをクリスランが押し込んでゴールすると、シュート後のクリスランに後方からマテウスがタックル。
【ジャッジ】
主審からマテウスへカードの提示はなく、大宮のキックオフで再開された。
【上川氏の説明】
主審も(マテウスのタックルに)全く気付いていなかった。よくケガをしなかったなと。(クリスランは)得点を入れて嬉しかったのか、ゴールの中に倒れ込んでから喜びをサポーターにアピールしていたが、(マテウスのタックルは)退場に値する行為だと考える。まずアウトオブプレーであり、その中で両足ジャンプして後方からタックルしている。(クリスランは)少し出血したようだが、大きなケガにならなくて良かった。主審側には「こういうこともあるから、点が入ったからと言って"目を切る"のではなくて、ちゃんと"目を残して"、しっかりと最後までコントロールしましょう」というふうに話している。


(17)J2第16節
横浜FC×名古屋グランパス

主審:池内明彦 副審:村上孝治、竹田明弘 第4の審判員:若松亮
【シーン】
85分...佐藤謙介が八反田康平に右足でタックル。
【ジャッジ】
主審から佐藤へレッドカードが提示された。
【上川氏の説明】
タックルの行き方が危険。負けている状況で時間もなく、選手がちょっとフラストレーションが溜まってきている中で、少し(佐藤の)トラップが大きくなった。トラップが大きくなるイコール、我々はスイッチを入れなくてはいけない、こういうことが起きる可能性がある、という話をさせてもらってきているが、まさにそういうシーンだった。危険性も非常に高いレベルまで上がっている中で、主審はしっかり見てレッドカードを提示している。


こういうブリーフィングが行われていることは
もっと広く知っていただきたいことですし
JFA審判委員会がJリーグで起きた判定に対する情報を
積極的にオープンにしていることも
もっと多くの方に知っていただきたいことだと思います。
今後も参加できる機会があれば、是非参加させてもらいたいと考えています。


土屋

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昨日、12月30日に開幕を迎える
第95回全国高校サッカー選手権大会の公開組み合わせ抽選会が
東京・汐留の日本テレビタワーにて行われました。
以下、5つの高校に関するコメント集をお届けします。


【福島代表・尚志高校】
初戦は12月31日の1回戦。
相手は熊本県代表のルーテル学院高校です。


(仲村浩二監督)
Q:対戦カードが決まった今のお気持ちはいかがですか?


A:覚悟が決まりますよね。「こことやるんだ」という。だから、ちょっとフワフワした感じがありましたけど、ここからはルーテルさんを調べて、良いゲームができるようにしたいなと思います。


Q:ルーテル学院のイメージというのはありますか?


A:山本(大貴・松本)くんがいた時のチームは凄かったですよね。「凄くマジメで良いチームだな」という感じがあったので、大津さんや熊本国府さんを破ってきていますし、そういう所とやれるのは楽しみです。本当はそういう強い所とやりたくないですけどね(笑)


Q:今年のチームに対する手応えはいかがですか?


A:今年は3年生が頑張れる学年で、今また一生懸命になってきてくれているので、誰を使っていいかわからないくらい選手が躍動しているんですよ。予選が終わった後にチームも1回バラして、大学受験とかを含めて少し選手がいなくなっても、チーム力は全く落ちていないので、昨日もベガルタさんに勝てたりもしているんです。3年生が「俺が出るんだ」というのを出してくれているので、チャンスを与えてくれたヤツがみんな頑張ってくれていて、僕的にも困ってしまうくらい嬉しいですし、この1カ月できっちりチームにしていければなと思います。


Q:仲村さんには高校時代に選手として選手権で活躍されていたイメージもありますが、やはりこの大会はご自身にとっても特別なものでしょうか?


A:そうですね。僕はもう選手権に育ててもらったという風に思っているので、今年からユニフォームもプーマに変えましたし、高校選抜のコーチにも任命してもらえて、何か選手権自体に対して恩返しできればいいなという色々な想いもあるんですよね。本当にこの選手権で人が大きくなってくれればいいなと思いますね。


Q:「Foot!」でご一緒しているワッキーさんから、仲村さんのお話はよく伺ってます(笑)


A:昨日も電話しましたよ(笑) 国体でも一緒でしたし、札幌の監督の四方田(修平)が習志野の同級生なんですけど、ワッキーが「四方田なんていた?」って(笑) 「試合には出てないよ」なんて話をしていましたし、昨日も「オレが行けば市船は負けないんだ」とか言っていたので、「いや、オレは流経の応援の方にいないといけないから」と言ったりしてました(笑)


【栃木代表・佐野日大高校】
初戦は12月31日の1回戦。
相手は和歌山県代表の和歌山北高校です。


(海老沼秀樹監督)
Q:対戦相手が決まった今のお気持ちはいかがですか?


A:和歌山北さんとは一度対戦したことがあって、良いサッカーをしてくるチームで、丁寧にボールを繋いでという印象があったので、全国で当たることができて光栄だなというのは感じています。


Q:一度対戦されたのはいつ頃ですか?


A:9月の終わりにアディダスカップがあって、練習試合みたいな形で、選手権予選の調整みたいな形だったので、それは当てにならないと思いますけど、凄く良いチームだなという印象はあるので、全国でも対戦できるのは楽しみですね。


Q:学校としては少し久しぶりの選手権になりますが、それに関してはいかがですか?


A:もう初出場と一緒ですし、私にとっても10何年ぶりの選手権なので、県を代表する気持ちで頑張りたいと思います。


Q:海老沼さんも現役時代はユース代表も含めて色々な所でプレーされてきたので、全国に出てきている監督にも昔から知ってらっしゃる方が多いんじゃないですか?


A:そうですね。本当に同世代の方が多いんですよね。順大の後輩の尚志の仲村(浩二監督)だったり、旭川実業の富居(徹雄)だったり、関東の学校さんとは仲良くしていただいているので、またそういう方たちとこういう舞台で会えるというのは喜ばしいことですし、対戦できるように頑張って行きたいです。


Q:海老沼さんも高校時代に出場されていますし、選手権という舞台への思い入れも強いのではないですか?


A:そうですね。こういう舞台で生徒を戦わせることができるというのは凄く成長する機会にもなりますし、この経験が社会に出てからも良い経験になると思うので、今年は何とかしても連れてきたいという想いがありました。今年の3年生が入学したのと同時に、私も高校の方に戻ってきたので、監督をやって2年目で「オマエたちと一緒に全国へ行くぞ」と掲げて、それが実現できたんです。でも、そこで満足するのではなくて、今度は全国でいかに自分たちの力を発揮できるかという所でやって行きたいと思います。


【新潟代表・帝京長岡高校】
初戦は12月31日の1回戦。
相手は徳島県代表の徳島市立高校です。


(古沢徹監督)
Q:3年前と同じ徳島市立との対戦ですが、カードが決まった時はいかがでしたか?


A:もう頑張るしかないですね(笑) 確かあの時は向こうが久々の出場で、逆にウチは経験値があそこから止まっているので、向こうは経験がある分、ぶつかっていくのみですね。


Q:実際に対戦相手が決まると気持ちが変わってくる部分もありますか?


A:そうですね。あとは縁起の良い埼玉会場になりそうなので。ウチは埼玉でしか勝ったことがないんです(笑)


Q:そうだ!鹿児島城西に4-1で勝ったのも駒場でしたね!


A:小塚(和季・新潟)たちの代の初戦が埼スタで中津東に勝って、次が鹿児島城西で駒場だったので、「駒場だといいなあ」と思っています。久しぶり過ぎて、そういうゲンを担いでいくしかウチにはないですから(笑)


Q:3年前も古沢さんは抽選会にいらっしゃっていましたが、この雰囲気はいかがですか?


A:やっぱりいいですね。これが醍醐味というか、引き締まる想いがありますね。


Q:いらっしゃっている監督の中ではかなり若い監督ですよね。


A:もう皆さんに勉強させて頂きたいです。でも、キャプテンの深谷(圭佑)が言っていた通り、全国制覇を口にしているキャプテンは何人もいなかったので、そこをああやって公言できるのは大したものだと思いますけどね。本当にそれだけの準備はして、ちょっとサプライズを起こしたいなと思っています。選手権でベスト8に入った年は青森山田に負けたので、"リベンジ行脚の旅"に出たいと思います(笑)


(深谷圭佑キャプテン)
Q:実際に対戦相手が決まってみていかがですか?


A:徳島市立には3年前に負けていますし、そのリベンジが直接返せるので、凄く楽しみです。


Q:3年前の試合の時は、もう帝京長岡に入るのが決まっていたタイミングですか?


A:いえ、中学3年でまだ受験はしていなかったんですけど、志望校としては決まっていて、試合も生で見ていました。


Q:その時のゲームの印象はありますか?


A:結構帝京長岡が支配していたゲームだと思っていたので、先輩たちにとっては凄く苦い思い出なのかなと思いますし、先輩たちの分もしっかりと借りを返したいです。


Q:なかなかこれだけの人数の前でステージに上がることもないと思いますが、緊張しましたか?


A:こういう経験はそんなにできないので、貴重な体験として凄く楽しみながら、「こういうことは大事だな」と思いました。これから大人になってもこういうことはあると思うので、
緊張はしなかったです。


Q:全国大会への気持ちも高まってきましたか?


A:こういう感じの雰囲気は全然予想していなかったので、日本テレビにも初めて来ましたし、全国大会に出るのと出ないのではこんなに違うんだなと実感しました。


Q:この選手権はどういう大会にしたいですか?


A:初戦で負けてしまったら何の意味もないと思っているので、しっかりと初戦に勝って、そこからしっかり積み重ねていって、全国制覇という目標を達成できればメディアからも注目されますし、色々な方に帝京長岡という名前を知ってもらえると思うので、帝京長岡への恩返しのためにも全国制覇したいです。


【富山代表・富山第一高校】
初戦は1月2日の2回戦。
相手は沖縄県代表の那覇西高校です。


(大塚一朗監督)
Q:改めてこういう場にいらっしゃると、気持ちが新たになる部分もありますか?


A:そうですね。もう緊張で手に汗をかいていて(笑) 「どこと当たるんだろうな」とドキドキしてしながらいつも見ているんですけど、やっぱりこの場に来れると「いいなあ」って思いますね。選手には「選手権だけじゃない」と言っているんですけど、みんなが注目する大会ですし、ここで良い結果を残せばまた色々と注目していただけるので、頑張りたいなと思います。


Q:那覇西に対するイメージはありますか?


A:いえ、全然対戦したことがないので、強いということは色々な方から聞いているので、「ヤバイな」と思っていますけど(笑)、凄くマジメで一生懸命走るというイメージも僕の中にはありますし、さっき情報を見たらリーグ戦で全勝しているみたいなので、「強いんだろうなあ」と。負けないようにしたいと思います。


Q:今年のチームに対する手応えはいかがですか?


A:今年は2年生が良いんですよ。だから来年も楽しみですけど、今年の3年生はマジメで頑張る子が多いんです。選手権は上手いだけじゃ勝てないですからね。だから、今年も頑張って成績を残してくれるんじゃないかなという期待はあります。


Q:小嶺先生を筆頭に、選手権の優勝を経験している監督は大塚さんを含めて5人しかいらっしゃらないですけど、そういう意味でも注目されるんじゃないですか?


A:そんなことはないでしょ(笑) みんな強いですから。ウチが何年か前に優勝できたように地域差がなくなってきているし、どこが勝つか本当にわからない時代ですし、僕らも予選は凄く苦労しましたからね。逆に本大会以上に予選で苦しんでいるチームが多いんじゃないですかね。


(川端暁彦さん)
Q:初優勝された監督さんは「周りの期待値が勝手に上がってツラい」というお話を良くされますね。


A:ツラいですよ(笑) だって、コンビニでオニギリ買ってもTwitterで上げられるんですから(笑) もうシンドイですよ。無人島に行きたいって感じでした(笑)


(川端暁彦さん)
Q:選手とはこの大会の目標をお話されていますか?


A:そんなに自分たちは日本一になったメンバーより強くないということは言っています。でも、昨年のベスト8よりは是非上に行きたいと。やっぱりチームの目標は日本一で、日本一に届くように頑張りたいなと思っています。


【兵庫代表・滝川第二高校】
初戦は12月31日の1回戦。
相手は秋田県代表の秋田商業高校です。


(松岡徹監督)
Q:今大会は48年会のメンバーが多いですね(笑)


A:それこそ今日の抽選会の実況の寺島(淳司・日本テレビアナウンサー)くんもそうですし、秋田商業と和歌山北の監督に、監督ではないですけど広島皆実と帝京長岡のスタッフもそうですね。


Q:対戦相手が決まってみて、今の心境はいかがですか?


A:今日またこの会場に来ることができて、色々な方とお会いすると、やっぱり色々なチームとやりたいなというのが素直な気持ちですね。


Q:そうすると今回対戦する秋田商業の小林(克)監督は同級生なんですね。


A:そうですね。さっきもインタビューで横にいましたしね(笑) それこそ2年前の選手権である集まりがあった時に、前任の長谷川大監督(神奈川大)が連れてきて、そこから凄く親しくなりまして、去年も今年も夏に "48フェスティバル"(※昭和48年生まれの指導者が率いている学校を集めた大会)もありましたし、そういう繋がりの中で小林先生とも知り合えたので、良く話をさせてもらっています。


Q:ちょっと因縁のカードという訳ですね。


A:やっぱり全国に出て、同年代の方と試合ができるのは幸せですよね。でも、最近改めて思ったのは選手に感謝しないとダメだなと。自分は選手として選手権に出ることができましたけど、そういう想いを持ってこちら側も指導しないとダメかなとは思いますね。


Q:今回は岡崎慎司選手が応援リーダーで、そういう意味でも滝二が注目されるのかなとも思いますが、そのあたりはいかがですか?


A:そうですね。6月に2日間ほど岡崎選手が滝二の方に来ていまして、黒田さんとの対談があったんですけど、その時にプレッシャーまでは行かないまでも、「選手権に出て下さいね」とは言われました(笑) インターハイも今回の選手権も予選の決勝の時は、岡崎選手と金崎夢生選手(鹿島)が選手に向けてのメッセージをくれましたし、そういうことは嬉しいですよね。選手たちやこちらにプレッシャーはなかったですけど、やっぱり応援リーダーとして、彼がやっている以上は必ず出たかったですし、特に今年は何が何でも選手権は出るという目標を立てた上で、本当に選手たちが、特に3年生がよく付いてきてくれた学年かなと思いますね。


Q:この選手権をどういう大会にしたいですか?


A:今年はずっと『心あるチーム』ということを掲げてやっているので、そういう所を踏まえて"気持ち"という言葉ではなくて、"心"という言葉を大事にしています。あとは自分たちの色を出して、それが滝二らしいところもあると思うので、滝二らしさを持ってやってもらえたらいいなと思います。


以上です。


土屋

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