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新人戦群馬決勝 前橋育英×桐生第一@敷島(2019)

February 10, 2019 9:22 PM

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0210shikishima.JPG新チームにとって初のタイトル獲得が懸かった新人戦もいよいよファイナル。前橋育英と桐生第一の"新・群馬クラシコ"は、群馬高校サッカー界の聖地とも言うべき群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場です。
インターハイでは初戦で大津に0‐3と完敗を喫し、全国連覇を狙った年始の選手権では、初戦こそ宇和島東に2‐0で勝利を収めたものの、続く3回戦で結果的に埼玉スタジアム2002まで辿り着くことになる尚志に1‐2で敗れ、結果という意味では悔しいシーズンを過ごすことになった昨年度の前橋育英。主力の大半が抜けて迎えた新人戦は、初戦こそ沼田に12‐0と大勝を収めながら、3回戦では館林に3‐2、準々決勝では新島学園に2‐0と、比較的苦しみながらも接戦をモノにすると、昨日の準決勝も高崎商業を3‐1で下して、7年連続の決勝へ。「1年間通して必ず何回も当たる相手なので、県内の一番のライバル」とキャプテンマークを託された渡邊綾平(2年・横浜F・マリノスJY追浜)も口にする、昨年度は屈した同じ相手に同じステージでのリベンジを期して、この80分間に向かいます。
昨シーズンを振り返ると、久々に復帰したプリンスリーグ関東では後期の驚異的な巻き返しで見事に残留。新人戦でも前橋育英を倒してタイトルを獲得したものの、インターハイ予選と選手権予選では揃ってファイナルまで進出しながら、ライバルの高い壁を越えることは叶わず、全国への扉は開けなかった桐生第一。こちらも主力のほとんどが入れ替わった新チームで挑む新人戦は、初戦で吉井を12‐0、3回戦で太田工業を4‐0と危なげなく退けるも、準々決勝の前橋商業戦は4‐2と打ち合いに持ち込まれ、準決勝の健大高崎戦も3‐1で何とか競り勝っての決勝進出。まずは連覇を達成することで、「何とかプリンスに残るのと、夏か冬かどっちかは全国大会に行きたいなというのが今年の目標ではあります」と中村裕幸コーチも掲げる目標達成へ弾みを付けたい一戦です。気温6度というかなり冷え込むコンディション下でも、スタンドには少なくない観衆の数が。楽しみなファイナルは桐一のキックオフでスタートしました。


先に決定機を掴んだのは桐一。4分に右サイドで竹下諒(2年・セブン能登)がスローインを入れると、富樫勇人(2年・ホワイトスター)は巧みなヒールキック。受けた山本直(2年・ザスパクサツ群馬U-15)がエリア内で1人かわしてシュートを放つと、ボールは惜しくもクロスバーに当たって跳ね返り、先制点とは行きませんでしたが、「『アレ?アレ?抜けちゃった』という感じなので、彼が良くやったかなという感じでしたね」と中村コーチも言及した山本のフィニッシュワークで、ゲームは立ち上がります。
以降もペースは「狙って横も取れて、中に入っていけそうなシーンはあった」(中村コーチ)桐一。センターバックの丸山佑大(2年・前橋ジュニア)と青木脩悟(2年・前橋ジュニア)からきっちりボールを繋ぎ、右サイドハーフの落合遥斗(1年・前橋ジュニア)が積極的にボールへ関わりながら、山本の仕掛けや突破を生かすスタイルで、生まれそうなビッグチャンス。
ただ、「僕ら以上に選手もプレッシャーであったり、いろいろなものを感じていた」と櫻井勉コーチも話した育英も、10分以降は少しずつ攻撃にリズムが。13分には右サイドバックの水上翼(2年・ESA)が中央へ送り、エリア内へ松原知希(2年・クマガヤSC)が侵入。最後は竹下の鋭い寄せに態勢を崩し、ボールは桐一のGK近藤秀吉(2年・AZ'86東京青梅)がキャッチしたものの、ようやくチャンスの芽を生み出すと、17分には中央で「守備ではボールを奪えてセカンドも拾えて、攻撃では配球や展開もできる選手になりたい」と言い切る渡邊がスルーパス。抜け出した松原のシュートは近藤のファインセーブに阻まれましたが、育英に漂い始めたゴールへの雰囲気。
18分も育英。左から渡邊が入れたCKはシュートまで至らず。19分も育英。レフティの熊倉弘貴(1年・FCステラ)が自ら蹴った右CKのこぼれを再びクロスに変え、山岸楓樹(2年・大宮アルディージャJY)が狙ったシュートは桐一の左サイドバックに入った眞玉橋綺人(2年・前橋ジュニア)のブロックに遭うも好トライ。21分には右から水上がこの日3本目のロングスローを投げ入れ、フィニッシュは取り切れなかったものの、中村コーチも「押し込まれた時にセットプレーで拾われて、拾われてとなると、冷静さも一緒に失っちゃうのは今年の子たちの弱さ」と言及した桐一を尻目に、タイガー軍団が掴んだゲームリズム。
23分の主役は「先制点が大事だと思っていた」というストライカー。ここもCKの流れから、左サイドでボールを持った熊倉弘達(1年・FCステラ)が「相手のバックパスが緩かったので、インターセプトがうまくできて、自分もスピードに乗った状態でドリブルができた」流れからクロスを上げると、エリア内で受けた松原は右へ持ち出しながら、ゴールネットへボールを流し込みます。「ちょっとボールが後ろ気味に来たので、トラップして、そこから冷静にゴールが見えていました」という26番の一撃は、自身にとっても新人戦の初ゴール。ペースそのままに育英が1点のリードを奪いました。
次の得点機も育英に。32分に右CKを熊倉弘貴が蹴り込み、水上のヘディングは近藤にパンチングで阻まれると、前半の終盤はようやく桐一に手数が。35分に眞玉橋のパスから中央を運んだ遠藤青空(2年・AZ'86東京青梅)がシュートまで持ち込むも、育英のセンターバックを務める相原大輝(2年・クマガヤSC)が気合のスライディングでブロック。38分にはレフティの飯島圭一郎(2年・FCおおた)が右へ鋭いサイドチェンジを送り、走った竹下はわずかにオフサイドを取られたものの、大きな展開を披露。40+1分にもアンカーの田中陸翔(1年・前橋ジュニア)を起点に、落合が放ったシュートはここも相原が頭できっちりブロック。攻守に高い集中力を発揮した育英が、1点をリードしてハーフタイムに入りました。


後半はスタートから桐一に2枚替え。飯島と富樫に替えて、荻原礼士(2年・前橋ジュニア)と須藤礼智(2年・前橋ジュニア)を投入し、荻原はセンターバックへ、センターバックの丸山はアンカーへ、アンカーの田中は左サイドハーフへそれぞれスライドしつつ、須藤は山本との2トップに配して、残り40分で狙う同点、逆転への態勢を整えます。
43分は桐一にチャンス。右サイドのミドルレンジで前を向いた落合は果敢にシュートを放つも、ここは育英のGK牧野虎太郎(1年・Wings U-15)が丁寧にキャッチ。45分は育英。渡邊が中央をドリブルで仕掛け、こぼれを拾った熊倉弘達のミドルはクロスバーの上へ。50分も育英。右サイドでFKを渡邊は中央へ蹴るモーションから縦に付け、大野篤生(1年・Wings U-15)の落としに熊倉弘貴が打ったシュートはDFがブロック。その右CKを熊倉弘貴が蹴り入れ、ファーで相原が折り返したボールを久林隆祐(2年・前橋FC)が合わせたヘディングは枠を越えましたが、育英のセットプレーは常に脅威に。
54分は桐一。青木のパスを高い位置で引き出した眞玉橋が中央へ折り返すと、落合が左へ流れながら打ち切ったシュートは相原が頭でブロック。これで三度目のシュートブロックとなった相原には、「たまに見せてくれるそういうプレーが今日は随所に出ていたので(笑)、僕も『やるな』という感じで見ていました。その場にいるということが大事だと思いますし、それだけ彼も強い気持ちを持ってやってくれたかなと思います」と櫻井コーチも思わず笑顔。3番の長身センターバックという風貌も、どことなく2年前のディフェンスリーダーだった角田涼太朗(筑波大)を思わせます。
57分も桐一。遠藤のパスを受けた須藤は、GKの位置を見ながら35mミドルにチャレンジするも、軌道は枠の右へ。58分は育英。渡邊、山岸とボールを繋ぎ、右へ開いた松原のクロスに、左サイドバックの位置から走り込んできた倉俣健(2年・tonan前橋U-15)はわずかに届かなかったものの、「倉俣も攻撃的な選手なので、アレもチームの特徴の1つだと思います」と松原も話したダイナミックな攻撃を。60分は桐一。山本、遠藤と細かく回し、須藤がドリブルでエリア内へ侵入するも、よく戻った倉俣がきっちりカット。一進一退。拮抗する両雄。
追加点は「年少ぐらいからずっと一緒にプレーしているので、声を出さなくてもわかる部分はあります」という双子によって。61分に左サイドで粘って残した熊倉弘貴は、ライン際から浮かせてクロスを上げ切ると、ファーサイドで拾った熊倉弘達はこちらも粘り強いキープから右足一閃。ボールはニアサイドを破って、ゴールネットへ到達します。2年前に日本一を勝ち獲った悠と涼の田部井兄弟を目標に、「ずっと前橋育英に行きたくて」2人で新潟からやってきたツインズにとって、「ルーキーリーグでは何回かあったんですけど、トップで2人が関わって決めるのは初めてだったので嬉しかったです」と弘達も笑う記念のゴール。育英のリードは2点に広がりました。
64分に育英は1人目の交替として、「まだまだこれに満足しないで、試合にもっと絡めるように頑張っていきたいと思います」と語った先制弾の松原と吉澤怜央(2年・三菱養和巣鴨JY)をスイッチすると、67分にも水上とチームきってのムードメーカーだという山田涼太(2年・前橋FC)を入れ替え、全体の強度向上に着手。72分には桐一にも3人目の交替。山本を下げて、Jクラブの練習参加から帰って来たばかりの若月大和(2年・前橋ジュニア)をピッチへ解き放ち、最後の勝負に打って出ます。
すると、78分に魅せたのはやはり桐一のエース。「今年はアイツに全部やらせます。守備も展開も」と中村コーチも信頼を寄せる落合がフィードを送ると、若月は巧みな動き出しでラインの裏に抜け出し、右サイドからそのままシュート。ボールは懸命にカバーへ入ったDFに当たりましたが、逆サイドに詰めていた眞玉橋が丁寧にプッシュします。「大和は短い時間でも一応仕事をしてくれましたね」とは中村コーチ。たちまち点差は1点に縮まりました。
とはいえ、「最後は1点やられちゃいましたけど、集中したゲームができたと思います」と櫻井コーチも言及した育英は、以降もサイドで時間を使いながら、吉澤や熊倉弘達も枠外ミドルで攻撃を終わらせるようなセオリーを遵守しつつ、アディショナルタイムの2分も消し去って、聞いたのは優勝を告げるタイムアップのホイッスル。「勝つしかなかったですし、勝たなきゃいけないという想いだったので、みんなで頑張りました」(渡邊)「まずこの新人戦はみんなで獲ろうと話していたので、それが獲れて良かったです」(松原)。"新・群馬クラシコ"を制したタイガー軍団が、2年ぶりとなる新人戦のタイトルを奪還する結果となりました。


「『育英だけ倒そう』じゃなくて、全国に行っても勝てるようなことをベースにはやっているので、去年一応ウチの存在価値は示せた中で、今年や来年でとは思っているんですけどね」と中村コーチも話した桐一は、それでも個々に光る選手が少なくない印象。「今年は前に個性があるヤツが大和しかいない、(田中)渉みたいに中盤でゲームメイクを完璧にできるヤツもいない、後ろもキャプテン(中野就斗)みたいな強さがあるヤツがいない、とか弱い所ばっかり見えてしまって、本当は良い所を出していかないといけないと思うんですけど、苦しいなあって思います(笑)」(中村コーチ)とスタッフの基準がより高く置かれている中で、田中や落合といった素材感のある1年生がプリンスリーグを経験して、どう成長していくかは非常に楽しみ。今年も群馬の高校サッカー界を彼らが牽引していくことは間違いなさそうです。
「新人戦では選手を固定せずに、競争と刺激を与えながら試合をやりました。選手権を肌で感じた選手と見ていた選手がいたので、そういう舞台に立てるという意味ではみんな頑張ってくれましたけど、これからまた競争が出てくるかなと思います」と櫻井コーチが評した育英も、既になかなか強度の高いチームになってきている感がありました。中でも昨年度の選手権を唯一ピッチで経験している渡邊の存在感はやはり別格。「尚志に負けたピッチに立っていて、あの凄く悔しい想いをできたのは自分だけなので、その想いをチームに還元すれば凄く良いチームになれると信じていますし、自分が引っ張って良いチームになれるように頑張りたいと思います」という言葉に、キャプテンマークを任されたチームの中心としての自覚も滲みます。2年前は田部井涼、1年前は若月輝という2人の偉大なキャプテンの背中を見据えつつ、「育英のキャプテンを辿っていったら、あの2人みたいな人ばかりなので、少しでも近付けるように、この1年間を通してそういう所も自分は求めていきたいなと思います」ときっぱり。今年のタイガー軍団を引っ張っていく10番の新キャプテンにも大いに期待したいと思います。        土屋

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