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1111nishigaoka1.JPG初のファイナルを目指す都内きっての"お調子者集団"と、2年ぶりの覇権奪還に燃える赤黒軍団の対峙。駿台学園と駒澤大学高の準決勝は、東京高校サッカー界の聖地・西が丘です。
ここ数年は少し苦しい時期が続いていたものの、今シーズンはいきなり関東大会予選で修徳、国士舘、大森学園、帝京と難敵を相次いで下し、準優勝を経験。本大会でも習志野と佐野日大に競り勝ち、最後は桐生第一にPK戦で敗れるも、グループ準優勝に輝くなど、都を超えたレベルで実力を発揮してきた駿台学園。真剣に頂点を狙う今大会も都立福生に4-0、創価に4-1と、持ち前の攻撃力を存分に披露してこのセミファイナルまで。「目標としていた西が丘」(猪田光哉・3年・田口FA)でも、明るく楽しく戦う気概を忘れるつもりはありません。
昨年度の選手権予選はまさかの初戦敗退を突き付けられ、3年連続での全国出場という野望が露と消えた駒澤大学高。リベンジを誓ってスタートした今シーズンも、関東大会予選、インターハイ予選と思ったような結果は得られらませんでしたが、今大会は都立南葛飾に6-0、高輪に4-1と快勝を収めると、クォーターファイナルでは夏の全国ベスト16に入った國學院久我山を2-1で撃破して、西が丘のステージへ。「ここで終わりじゃないので、しっかりと次も勝って、駒陸でも勝って、全国に行きたいと思います」と言い切ったのはキャプテンの齋藤我空(3年・Forza'02)。2年ぶりのファイナルへ向けて、一体感も確実に高まっています。聖地のスタンドは駿台の赤と駒澤の赤が混じり合い、より強烈な彩りに。楽しみなビッグマッチは駒澤のキックオフで幕が上がりました。


「自分たちもこういう大舞台は初めてで、最初は少し心が動いちゃって、テンパっちゃたりした」と駒澤のセンターバックを務める稲井宏樹(3年・FC駒沢)が話し、「意外に緊張しているヤツもいましたね(笑)」と駿台の猪田も笑ったように、ややお互いに硬さの見られた立ち上がりを経て、ファーストチャンスは7分の駒澤。相手DFのクリアミスを拾った池間敦也(3年・宮古島平良中)が左サイドからシュートを放ち、ボールは枠を越えたものの、まずはフィニッシュを取り切ると、駿台も9分には左CKを獲得。布施谷翔(3年・ジェファFC)のキックはニアへ飛び、シュートには至らなかったものの、1つずつチャンスを創り合います。
11分の決定機は駿台。ショートカウンターから右サイドハーフの高根沢翔(3年・田口FA)のパスを、布施谷は絶妙のダイレクトスルーパス。完全にフリーで抜け出した笹本周(3年・S-P FUTE U-15)が迎えた1対1は、うまく飛び出した駒澤のGK宮崎雅崇(3年・Wings U-15)がファインセーブで凌ぎましたが、駿台の11番を背負う鬼才が1本のパスで魅せた煌めき。15分には鮫島貴士朗(3年・足立第十一中)の長いFKに三澤崚太(2年・駿台学園中)が競り勝ち、高根沢のシュートはDFにブロックされたものの、「競り合いとか球際の所では負けないという自信を持っていた」と大森一仁監督も口にした、相手のストロングでも上回った駿台が引き寄せるゲームリズム。
さて、「緊張していたのか一人一人が好き勝手やり出しちゃって」と大野祥司監督も渋い顔を見せた駒澤は、なかなかチャンスを生み出せず。20分に江藤惇裕(3年・坂戸ディプロマッツ)が左から蹴ったFKに、飛び付いた池間のヘディングはゴール左へ。22分に右サイドから山田英生(3年・三菱養和調布JY)が投げ入れたロングスローも、シュートには持ち込めず。逆に24分には駿台も、布施谷が蹴った左CKのこぼれを、高根沢が叩いたボレーは宮崎が何とかキャッチ。直後にもカウンターから布施谷のパスを笹本が運び、右に出したボールは上原飛翔(3年・駿台学園中)がロストしたものの、迫力のあるアタックに意気上がる駿台応援席。
流れに抗う一撃は宮古島出身のナンバー10が。29分に羽鳥陽祐(3年・フレンドリー)が粘って残したボールを、池間は思い切りよくシュート。枠を捉えたボールは左ポストに跳ね返り、詰めた涌井蓮(3年・国立第一中)が右スミへ飛ばした決定的なヘディングは、猪田が驚異的な反応で弾き出しましたが、この一連でノった応援も後ろ楯に、流れは少しずつ赤黒へ。
34分は駒澤。右から江藤が入れたCKに齋藤が競り勝ち、シュートは打てなかったものの、悪くないトライを。36分も駒澤。今度は左から島田竜汰(3年・FC川崎チャンプ)がロングスローを放り込み、こぼれを狙った涌井のミドルはゴール左へ。40分も駒澤。相手陣内で弾んだボールを池間は収めると、少し出ていたGKを見極めつつ、浮かせたシュートはクロスバーを越えましたが、30分前後からボールが収まり始めた池間を基点に、駒澤が押し込み始めた前半は、スコアレスでハーフタイムに入りました。


後半のファーストチャンスは42分の駒澤。島田のドリブルで奪った左CKを江藤が蹴ると、ここは駿台のボランチを務める吉澤翔吾(3年・FCトレーロス)がクリアしたものの、残された40分間への意欲を前面に。43分は駿台に1人目の交替。右サイドバックの三澤に替えて、高橋竜太郎(3年・FC ESFORCO)をボランチに送り込み、田中亮汰(3年・田口FA)が右サイドバックにスライドして、中央とサイドの強度アップへ同時に着手。50分は駒澤も1人目の交替。奮闘した池間を下げて、久我山戦で決勝ゴールを叩き出した原田大渡(2年・FC東京U-15深川)を投入し、一気に押し切る態勢を整えます。
53分は駒澤に絶好の先制機。山田と原田の連携で獲得した右CK。キッカーの江藤は完璧なボールをファーへ届け、齋藤は完璧な折り返しを中へ流し込みましたが、フリーになった小林蒼太(2年・Forza'02)のヘディングは枠の右へ。ピッチもベンチも頭を抱えたものの、「後半は自分たちで立て直せた」(稲井)駒澤が漂わせるゴールの予感。
57分は駿台。左サイドバックの中村海知(2年・駿台学園中)の縦パスから、巧みに反転した布施谷が右足で入れた左クロスに、高根沢が合わせたヘディングは宮崎がキャッチ。58分は駒澤。江藤の左CKから齋藤が頭で打ち下ろすも、鮫島が決死のブロック。60分も駒澤。島田の左ロングスローから、ルーズボールを自ら拾った島田のシュートは猪田がファインセーブ。直後に右から江藤が入れたCKを、ここも齋藤が合わせたヘディングは枠の左へ外れるも、「自分たちはフィジカル面で上回ってるなという自信があった」とボランチの細川竜征(3年・Forza'02)も胸を張る駒澤の続く攻勢。
62分も駒澤。左サイドで粘って中に潜った小林の右足シュートは枠の上へ。「競り合いとか球際の所で駒澤さんの方に若干行かれてるなという状況に持っていかれた」(大森監督)駿台は63分に2人目の交替として、高根沢と鶴岡泰嘉(3年・FC渋谷)を入れ替えましたが、直後も駒澤の決定機。山田の左ロングスローはエリア内にこぼれ、小林が枠へ収めたシュートは、「結構なんか止めていたので、『ああ、当たってんな』みたいな感じでした」と笑う猪田がビッグセーブで回避したものの、駿台にとっては苦しい時間の連続を強いられます。
ただ、布施谷が常に纏う一発の脅威。69分には左サイドで前を向くとアーリークロスを放り込み、上原のヘディングは宮崎がキャッチしましたが、久々のシュートシーンを演出すると、70分に羽鳥がボレーを枠の右へ外した駒澤のチャンスを経て、74分にもセットプレーから決定的なシーンを。左サイドから蹴り込まれた布施谷の正確なFKへ、突っ込んだセンターバックの荻優太(3年・青山SC)は力強くヘディングを枠内へ打ち込んだものの、今度は宮崎が超ビッグセーブで仁王立ち。スコアは動きません。
76分は駿台に3人目の交替。笹本と平田倫太朗(3年・川口幸並中)と前線同士を入れ替え、取り戻したい勢い。77分は駒澤に2人目の交替。羽鳥に替えて、高いキック精度を誇る時田悠人(2年・Y.S.C.C.U-15)をピッチへ解き放ち、セットプレーのさらなる強化を。79分は駒澤。原田のスーパーなトラップから、江藤がストレートボールで右クロスを送るも、小林はわずかに届かず。アディショナルタイムは3分。果たして均衡を破るのは。
80+1分は駒澤。江藤の右クロスから、粘って持ち込んだ小林のシュートはニアを襲うも、猪田が懸命にキャッチ。80+2分は駿台。中盤でボールをカットした田中が右へ振り分け、鶴岡が上げ切ったクロスに上原が飛び込むも、駒澤ディフェンスの前にシュートは打てず。しばらくして西が丘に鳴り響く後半終了のホイッスル。「ホントによく耐えたかなとは思います」と大森監督。0-0。勝敗の行方は、前後半10分ずつの延長戦へ委ねられます。


延長のファーストシュートは駿台。81分に布施谷のパスから、うまくターンした平田の強烈なシュートは枠を襲い、宮崎はファンブルしながらも必死にキャッチ。86分は駒澤。右から時田がFKを蹴り入れましたが、中央でオフサイドの判定。87分も駒澤。時田の左CKはオフェンスファウルで駿台ボールに。89分に小林と山田航(2年・横浜栄FC)を入れ替えると、90分も駒澤。時田の右CKに齋藤が競り勝つも、DFが何とかクリア。90+1分も駒澤。右から山田がロングスローを抜群の飛距離で投げ込むも、DFが懸命にクリア。延長前半を終了してもスコアレス。残された時間はわずかに10分のみ。
94分は駿台。布施谷が右から蹴ったFKは、DFがきっちりクリア。98分は駒澤。左から時田が入れたFKも、掻き出した駿台ディフェンス。98分は駿台に4人目の交替。精力を使い果たした鮫島が下がり、山崎亮(3年・駿台学園中)がこの最終盤にセンターバックのポジションへ。100分に駒澤が切った4枚目のカードは「もう勝つしかなかったギャンブル」(大野監督)。キーパーを宮崎から、「昨日と一昨日の練習で一番PKを止めていた」という礒部幸輝(2年・クラブ世与野)にスイッチする勝負の采配を。100+1分のラストチャンスは駿台。布施谷の左FKは駒澤ディフェンスに弾かれ、100分間でスコアは動かず。ファイナルへの切符はPK戦で争うことになります。


駿台1人目はGKの猪田。都立福生戦では試合中のPKも決めている"駿台のチラベルト"は、完璧なキックを右スミへ成功。駒澤1人目の右スミを狙ったキックは、読み切った猪田が完璧なセーブで弾き出し、早くも両者に点差が付いてしまいます。
駿台2人目の布施谷は、GKを飛ばして中央左へ冷静にグサリ。プレッシャーの掛かる駒澤2人目の江藤は左を選択し、猪田も方向は合っていたものの、揺れたゴールネット。すると、駿台3人目が左へ蹴ったキックは、読みの当たった磯部がビッグセーブ。駒澤3人目の稲井も江藤同様に左スミを狙い、ここも猪田は読んでいましたが、わずかにボールスピードが勝り、ゴールネットへ。3人目が終わって2-2。まったくのイーブンに。
迎えた駿台4人目。少しずつ重圧の増していくタイミングで、蹴られたキックはクロスバーの上へ。駒澤4人目は時田。2年生アタッカーは、この日初めて猪田の逆を突いて成功。外せば終わりの駿台5人目。途中出場の鶴岡は氷の冷静さでGKの逆を突いて左へ成功。そして、駒澤5人目は細川。「2年の時は練習でもいっぱいPKを外していたんですけど、3年になって気持ち的に楽になって、練習でも1回も外したことはないと思う」と言い切った"駒澤のカンテ"は、中央左に思い切り打ち込み、ボールはゴールネットへ突き刺さります。「緊張したんですけど、かなり落ち着いては蹴れたかなと思います」という細川のキックで熱戦に終止符。記憶に残る激闘はPK戦の末、赤黒軍団に揚がった凱歌。執念の駒澤が2年ぶりにファイナルへと勝ち上がる結果となりました。


「ゲームトータルのプランで詰めの甘さが出たかなと思いますね。向こうは徹底しているし、やっぱり凄いなと。PKの所までしっかり準備されていたと思うし、ウチの甘さが出たかなと思いますけど、よく頑張ったと思います」と選手を称えた駿台の大森監督。最後はPK戦での敗退となりましたが、「こればっかりはしょうがないし、外したのは僕が担任の子なので(笑)」と笑顔を見せながら、「まだまだこれから積み上げていかないといけないと思いますし、またここに帰ってきたいと思います。『スマイル・アゲイン』で(笑)」といつも通りの明るさで語ってくれました。
その明るさはキャプテンの猪田も同様。西が丘の雰囲気を問われ、「いやあ、最高っすね。アウェイな感じもそうですけど、全部含めて今までやってきたグラウンドとは違うので、やっぱりいいですね。楽しかったです」と満面の笑顔。「1,2年の頃は全然ダメで、やっと何かいろいろなことが現実的になってきたので、もっとやりたかったというのはありますけど、本当にここまで来れたのもみんなのおかげですし、目標としていた西が丘に立てて、みんなでサッカーができたので、そこは良かったですね」と続けた言葉には充実感が漂っていました。
試合前の集合写真では、メディアの撮影後に全員が思い思いのポーズで"2枚目"を撮ってもらい、円陣時には応援席の歌に合わせて踊ったり、西が丘の舞台でも"お調子者集団"は面目躍如。そのことに関しては「自分たちらしくやるというのは最初から決めていましたけど、少なからず"緊張を隠す"みたいな所もあったと思います。それでも『何でもいいから、やれることを全部やって』というのがウチなので、それも含めて良かったです」と猪田。PK戦が終わった直後。チームで唯一キックを失敗した駒澤の選手が、1人でセンターサークルに突っ伏して泣いていた姿を見て、駿台の選手たちは笑顔でその選手に近寄り、肩を抱いて健闘を称え合っていた光景が、何とも駿台らしくて印象的でした。
もともと今年の3年生は指揮官曰く「どこかで心折れてウチに来た子ばかり」。さらに「技術的には入った時から"最弱学年"って言われていて、1年生の夏ぐらいまでも負けまくっていたので、正直そこでも心は折れているんです」と。そんなチームだったはずの彼らが、ここまで成長して、ここまで辿り着いたことは、大いに評価されて欲しいと個人的には思っています。「本当にみんなとサッカーするのがメチャクチャ好きだったので、もうあんまり一緒にできないというのがちょっと悲しいですけど、全員でやりきったというか、全員で戦えたので良かったです」と最後まで笑顔で言葉を紡いでくれた猪田を筆頭に、2018年の東京高校サッカー界を個性溢れるカラフルな色合いで彩ってくれた、"お調子者集団"に最大限の拍手を。         土屋

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1110nishigaoka2.JPG17年ぶりのファイナルを引き寄せたい都立の伝統校と、10年ぶりのファイナルを狙う私立の雄が激突する一戦。都立国分寺と国士舘の準決勝は、引き続き味の素フィールド西が丘です。
第78回と第80回では都の準優勝を経験しているものの、以降はなかなか上位進出を果たせていない都立国分寺。昨年度の選手権予選では、2年ぶりに1次予選を勝ち抜きましたが、2次予選は東京実業に1-3で敗れ、無念の初戦敗退。迎えた新チームも関東大会予選、インターハイ予選と揃って早期敗退を強いられ、「インハイ、夏、マジでどん底でした」と話したのは左サイドバックの石原大地(3年・レッドスターJY)。ただ、今大会は1次予選を勝ち上がってきた勢いが止まらず、2次予選も都立立川を延長戦で振り切ると、都立東久留米総合、都立駒場と優勝経験を有する難敵も撃破。「"西が丘へ"という目標」を達成したチームは、その先へと視界を向けているようです。
3年連続で全国へと乗り込んでいったのは15年前。以降は西が丘まで辿り着いても、頂点には立てていない国士舘。昨年度の選手権予選では、やはりセミファイナルまで勝ち上がりましたが、國學院久我山に0-1で惜敗。今シーズンは関東大会予選で駿台学園にベスト16で敗れ、インターハイ予選でも1次トーナメントで実践学園に屈するなど、成果に恵まれない時間が続いていたものの、今大会は1次予選を圧倒的なスコアで勝ち上がり、2次予選も初戦で東工大附属をPK戦で振り切ると、多摩大目黒とかえつ有明を続けて退け、2年連続で西が丘まで。「先輩たちにも『来年絶対帰ってこいよ』って言われていた」と唐澤大地(3年・FC町田ゼルビアJY)も口にした"約束の地"で、昨年超えを狙います。バックスタンドを埋め尽くした双方の応援団の影響もあってか、観衆はなんと4000人超え。注目のセミファイナルは、国士舘のキックオフで幕が上がりました。


いきなりのファーストチャンスは国士舘の決定機。5分に佐藤慶哉(3年・AZ'86東京青梅)のパスから、柳陽哉(3年・GA FC)が右クロスを上げると、丸山龍基(3年・AZ'86東京青梅)のヘディングは枠を捉えるも、国分寺のGK高口啓太(3年・アローレ八王子)がスーパーな反応で弾き出したボールは左のポストを直撃してピッチ内へ。10分にも柳が左へ振り分け、都内屈指のドリブラー唐澤のシュートはゴール右へ外れたものの、まずは「最初は良い感じだった」とキャプテンの長谷川翔(3年・FCトレーロス)も振り返った国士舘が攻勢に打って出ます。
さて、「正直緊張していました」とキャプテンの栗原龍信郎(3年・府中第八中)も素直に明かした国分寺は、14分に「もともと自分は攻撃的なサイドバック」と評する石原がミドルを打ち切り、国士舘のGK小松直登(3年・東京久留米FC U-15)にキャッチされましたが、1つフィニッシュを繰り出すと、22分には右サイドから斉藤一真(3年・国立第一中)のクロスを、最前線に入った小林尚史(2年・FCトレーロス)はボレーで枠内へ。ここは小松がファインセーブで掻き出しましたが、あわや先制というシーンを創出したことで、少しずつ流れは都立のグリーンへ。
25分も国分寺。左からセンターバックの山中知葉(3年・AZ'86東京青梅)が蹴ったCKに、小林が合わせたヘディングは枠の右へ外れるも、セットプレーから惜しいシーンを生み出すと、33分には決定的なチャンス。ここも右から山中がFKを蹴り込み、DFのクリアボールをダイレクトで叩いた村木岳琉(2年・三鷹F.A.)のボレーは、わずかにクロスバーを越えるも、際どいシュートにざわめくスタンド。
40+1分も国分寺。石原が左サイドからロングスローを投げ込み、村木が思い切りよく左足で放ったミドルはクロスバーにハードヒット。「何とかラッキーで0-0で終われたので、運があったなという所ですよね」と国士舘の上野晃慈監督が話せば、「とにかく前半はゼロで終われて良かったです」とは長谷川。国分寺がゴールの香りを漂わせた最初の40分間は、スコアレスでハーフタイムに入りました。


後半はまず国士舘に手数。開始早々の41分に唐澤が左へ流し、開いた柳のクロスに長谷川が当てたボレーはDFのブロックに遭いましたが、サイドアタックから1つチャンスを。46分には国分寺も左サイドで村木が粘り、こちらも粘った栗原のシュートは飛び出した小松がキャッチしたものの、お互いに先制への意欲を隠しません。
ただ、少しずつゲームリズムは国士舘へ。50分には右から柳がCKを蹴り入れ、こぼれを拾った濱部響乃介(3年・FCトリプレッタJY)の右クロスに長谷川が頭で残したボールは、国分寺の右サイドバックに入った中島大誠(3年・FC Branco八王子)が何とかクリア。55分にも唐澤と濱部の連係で左CKを獲得すると、菊地駿斗(3年・三鷹F.A.)のキックから長谷川のクロスは高口がキャッチ。59分にも菊地の左CKから、長谷川のヘディングはゴール右へ流れましたが、セットプレーを中心に国士舘が圧力を掛け続ければ、国分寺も玉井海都(3年・FC.VIDA)と山中のセンターバックコンビを軸に、1つずつ凌いでいく覚悟を鮮明に。
61分は国士舘に1人目の交替。濱部に替えて、井上優太(3年・インテリオールFC)を中盤へ投入しつつ、62分に石原の左ロングスローが伊藤楓馬(3年・三鷹F.A.)に当たり、わずかにゴール右へ外れた国分寺のチャンスを経て、63分にもすぐさま2人目の交替として、柳と福田竜之介(3年・FCトッカーノ)を入れ替え、前線の顔ぶれに変化を加えると、歓喜の瞬間を迎えたのはその直後。
64分に左サイドで国士舘が手にしたFK。キッカーの菊地が丁寧に蹴り込んだ軌道へ、全力で走り込んだ長谷川は「良いボールが来たのでミートだけ心掛けて」ダイレクトボレー。ボールはゴールネットへ鮮やかに飛び込みます。「今日はあまり良くないかなと思って、替えようかなと思ったんですけどね」とは上野監督ですが、「応援してくれるみんなのために、自分がキャプテンとして決めて盛り上げたかったので、もう本当に気持ち良くて、みんなの所にすぐに飛び込んでいきました」と笑う長谷川の貴重な先制弾。国士舘が1点のアドバンテージをもぎ取りました。
「授業はあったんですけど、まあ自己責任でこっちに来た子とか(笑)、授業が終わって2時ぐらいに駆けつけてくれた子とか、OBが全部で200人くらい来てくれたんですかね」と元木明監督も言及した大応援団に何とか応えたい国分寺は1点を追い掛ける展開に。66分には1人目の交替として、最前線で体を張り続けた小林に替えて、佐田将太(3年・三鷹F.A.)をピッチへ送り込み、狙う同点ゴールとその先。
72分の主役は「もう出たら仕事するしかないと思っていた」国士舘の"新ジョーカー"。左サイドで井上が丁寧なスルーパスを通し、「井上は持った瞬間に良いパスが来るので、そこはもう狙って本気で裏に走って呼び込みました」という福田はエリア内へ侵入すると、マーカーと接触して転倒。主審はペナルティスポットを指し示します。キッカーは福田自ら。「決める自信しかない感じが最近ある」18番が、中央に力強く蹴り込んだキックで揺らしたゴールネット。「ただ好きなことをやるだけじゃなくて、チームに対して凄く献身的な部分が出てきたので、頼りにしていますね」と指揮官も言及した福田のPKが決まり、国士舘のリードは2点に変わりました。
「僕がいつも言っていることは『楽しもう』って。それが一番大事だと思っているんです」と栗原も語った国分寺の意地。75分には1.5列目で奮闘した橋本峻(3年・FC府中)を阿部純(3年・POMBA立川FC)へ、80分には村木を平野大地(3年・FC.VIDA)へそれぞれスイッチして、これでピッチ上は全員が3年生となり、フルパワーで目指す国士舘ゴール。
それでも、右から村崎海斗(3年・世田谷砧中)、長島佑仁(3年・FCトリプレッタJY)、永吉風太(3年・FC多摩)、菊地で構成する4バックも強固に鍵を掛け続け、「この大会は本当に全員で繋いでいるという感じです。16人毎回全員使い切っているので」と上野監督も口にした国士舘は田中壮太(3年・VERDY S.S.AJUNT)、下田晃大(2年・調布神代中)、莊原聡(3年・川崎白鳥中)と終盤に3枚をピッチへ解き放ち、ゲームクローズを完遂すると、聞こえたのはファイナル進出を告げる勝利のホイッスル。国士舘が15年ぶりの全国へ王手を懸ける結果となりました。


「負けた悔しさはあるんですけれども、去年の選手権で上の代が負けて、彼らが『西が丘に行こうと』いう目標を作って、それをやり遂げたことに凄く満足していますし、感謝をしています。やっぱり勝ち上がるのがこの大会ですので、そういう意味ではそれじゃいけないのかもしれないですけど、このメンバーでここまでやれたというのは本当に評価して良いんじゃないかと思います」と元木監督も語った国分寺の"選手権"が終わりました。「正直試合が終わった瞬間は何もなくて、『とりあえず高校サッカー終わった』という感じしかなくて、泣き崩れたチームメイトに声を掛けていました」とタイムアップの時を振り返った栗原でしたが、「みんなで頑張ってここまで来れたというのは、悔しさもあるんですけど、ここまで3年間みんなとやれて嬉しいという方が強いですね」と仲間への感謝を口に。石原も「悔しいのもあるけど、本当にいろいろな人に支えられてここがあるので、本当に感謝を伝えられたらなというのはありますね」とやはり仲間に思いを馳せていました。全体のミーティングが終わり、3年生だけのミーティングでは、コーチの熱いメッセージに涙を浮かべていた選手たちも、最後に保護者やスタッフも交えての記念写真では満面の笑みに。「『本当にカッコいいし、誇りに思うな』って。『本当にこの代のマネージャーで良かったな』って思いました」とは3年間マネージャーを務め上げた小松明日香。『本当にカッコいい』国分寺高校サッカー部48期の3年生に大きな拍手を。        土屋

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1110nishigaoka1.JPG東京の覇権を巡る戦いもいよいよセミファイナルへ。初めてこのステージへ足を踏み入れる大成と、4年連続でここまで勝ち上がってきた成立学園の対峙は、東京高校サッカー界の聖地・西が丘です。
近年は上位進出の常連として、その存在感を都内で強めてきている大成。選手権予選でも一昨年は駒澤大学高、昨年は実践学園と結果的に優勝するチームに、揃って0-1で惜敗するなど、さらなる高みを目指すだけの実力は既に実証済み。今大会は暁星とのビッグマッチとなった初戦に1-0で競り勝つと、明大明治を2-1で、絶対王者の関東第一を破った東京実業をPK戦の末に下して、とうとう西が丘の舞台まで。「集中して質の良い練習が毎日できてきたから、ここまで勝ち上がってきたんだと思います」とはキャプテンの柴田憲伸(3年・府ロクJY)。一気に頂点まで駆け上がる覚悟は整っています。
2年連続で関東第一の軍門に下ったのは1年前のファイナル。ここ10年で7度までも西が丘を経験しながら、全国出場権の獲得からは遠ざかっている成立学園。窪田稜(3年・SP-FUTE U-15・ツエーゲン金沢内定)に照山颯人(3年・柏レイソルU-15・ベガルタ仙台内定)と2人のプロ内定選手を擁する今シーズンは、関東大会予選で関東第一に、インターハイ予選では帝京に、共に準々決勝で0-1の敗戦。迎えた今大会は、初戦の東海大高輪台戦を2-1で制すると、早稲田実業をPK戦で振り切って、セミファイナルまで。13年ぶりの全国へ向けてここで負ける訳にはいきません。注目の一戦に、スタンドには2500人を超える観衆が。全国に王手を懸けるための80分間は、成立のキックオフでスタートしました。


お互いに少し長いボールをベースに、探り合いながら立ち上がったゲームは、「前半の入りが凄く良かったので、成立さんも凄く迷っていた部分があったんじゃないでしょうか」と大成の豊島裕介監督も話したように、ゲームリズムの奪い合いに。15分の成立は、左に開いた八木橋俊介(3年・青森山田中)が中へ付け、高木健匠(3年・横浜F・マリノスJY)が左足でシュートを放つも、大成の右サイドバックを務める今西奏真(2年・府ロクJY)が体でブロックし、柴田がキャッチ。18分の大成は、右からレフティの宮脇茂夫(2年・練馬三原台中)がCKを蹴り込み、ファーで合わせた児島進之介(3年・府ロクJY)のヘディングは枠を捉え切れず、こぼれを拾った宮脇のシュートはゴール右へ外れましたが、お互いに1つずつチャンスを創出します。
すると、ほとんど流れの中では好機のないゲームを動かしたのは、やはりセットプレー。大成は30分に宮脇が蹴った右FKこそDFにクリアされたものの、直後の左CK。スポットに立った今西が鋭いキックを蹴り入れると、ファーへ抜けた軌道をセンターバックの金井渉(2年・FC多摩)は右足でプッシュ。ボールはゴールネットへ飛び込みます。「この1週間は本当に『今までやってきたことをやればいいだけだ』とポジティブな言葉しか掛けていなかったので、雰囲気も凄く良くやってこれたのかなと思います」と指揮官も話した大成が、最初のビッグチャンスを見事成果に結び付け、1点のリードを奪いました。
さて、前半で早くもビハインドを背負った成立。35分にはセンターバックの照山が右へ付け、高木の折り返しから窪田が狙ったエリア外ミドルは枠の右へ。37分に左からレフティの原豪汰(3年・三菱養和調布JY)が蹴ったFKは、大成ディフェンスがきっちりクリア。39分にもショートカウンターから吉長真優(2年・FC府中)が右へ流し、高木のシュートは柴田がキャッチ。「コンパクトとスライドの速さという今年のチームコンセプト」(豊島監督)を体現する大成に穴は開かず。最初の40分間は、1-0というスコアでハーフタイムに入りました。


後半はスタートからラッシュを掛けたゼブラ軍団。41分に窪田のパスを受けた吉長が右へ振り分け、八木橋が走るも飛び出した柴田が間一髪でクリア。42分にも右サイドバックの豊田優磨(2年・成立ゼブラFC)を起点にした流れから、左サイドで吉長が短く付け、原のグラウンダークロスへニアに飛び込んだ窪田は、シュートには持ち込めずも好トライ。大成も44分に「自分が基点になってやっていかないと勝てないと思っていた」という10番の児島が頭で競り勝つも、抜け出した大石勇冴(2年・FC多摩)のドリブルシュートはゴール左へ。47分は成立に決定機。原の左CKはファーへ流れ、拾った西尾将吾(3年・グラマードNFC)の右クロスにニアで合わせた高木のシュートは枠を捉えるも、ここは柴田がファインセーブで回避しましたが、明らかに回転数の上がった成立のギア。
48分も成立。右から原が蹴ったCKは、大成のセンターバックを任されている佐藤イライジャ(2年・FC.GRORIA)が大きくクリア。50分も成立。原のシンプルなフィードに、窪田が抜群のスピードで抜け出すも、「サイドバックがぶち抜かれても、自分のポジショニングで防げた部分もあった」と振り返る柴田が、瞬時に間合いを詰めてビッグセーブ。直後にも八木橋が左へ流すと、GKの位置を見極めて狙った吉長のループミドルはクロスバーの上へ。ゲームリズムははっきり成立へ。
53分は大成。宮脇の左FKを成立のGK阿部海士(3年・聖和学園高)がパンチングで掻き出すと、浮き球をダイレクトで叩いた神谷琉(3年・FC府中)のミドルは枠の上へ。53分は成立。窪田のパスから八木橋のミドルはゴール右へ。57分も成立。吉長を起点に窪田が右へ振り分け、高木のカットインシュートは柴田がキャッチ。直後もボランチの大野秀和(3年・FCゼブラ)が横に付け、同じくボランチの原田歩夢(3年・成立ゼブラFC)が枠へ収めたミドルは柴田がセーブ。59分も成立。八木橋が縦に流し、窪田のエリア外シュートはクロスバーの上へ。成立が圧倒的に攻め込むものの、ゴールはなかなかこじ開けられません。
59分には大成に1人目の交替。神谷を下げて、阪口駿(2年・あきる野東中)をそのまま右サイドハーフへ送り込み、サイドの攻守に渡る推進力アップに着手。63分は成立。窪田が左クロスを上げ切り、吉長が合わせたヘディングは柴田がキャッチ。65分も成立。セットプレーの流れから、西尾が入れた右クロスに照山が走り込むも、ヘディングはヒットせずに枠の左へ。成立も65分には1人目の交替として大野を下げ、工藤星輝(2年・成立ゼブラFC)を窪田と前線へ並べ、八木橋がボランチへ降りて4-4-2にシフトする勝負の一手を。「後半はキツかったですけど、後ろが凄く耐えてくれていた」とは児島。攻める成立。守る大成。いよいよゲームは最終盤。残された時間は10分間とアディショナルタイム。
71分は大成に2人目の交替。最前線で攻守に奮闘した原田晃希(3年・Forza'02)と風岡信哉(3年・和光ユナイテッド川崎FC)を入れ替え、さらに前からの積極的な守備の継続を。72分は成立にチャンス。原の右FKがエリア内へこぼれると、西尾が粘って残し、工藤がシュートを放つも、大成ディフェンスの厚い壁が必死にブロック。相次いで切られるカード。74分の成立は吉長と志賀直斗(3年・SP-FUTE U-15)を、75分の大成は大石と戸島秀樹(3年・府ロクJY)をそれぞれスイッチ。「センターバック2枚とボランチ2枚は2年生で、この子たちは外せない」と豊島監督も名指しした佐藤と金井のセンターバックコンビに、宮脇と内田康平(2年・FC多摩)で組んだドイスボランチを軸として、揺るがない大成の堅陣。
77分のフィニッシュは大成。サイドバックの山梨雄也(3年・Forza'02)もこの時間で上がり、左サイドで得たCKを今西が蹴り込み、児島のヘディングは枠の左へ外れるも、「自分が飛ばないとか、プレスに行かないとか、そういうのは絶対違うと思ってやっていました」と言い切る10番が、前面に押し出した追加点への意欲。78分は大成に4人目の交替。先制アシストの今西に替えて、植木楽(3年・Forza'02)をクローザー起用。直後には宮脇の右FKから、ファーに走り込んだ戸島のシュートは阿部が何とかセーブ。成立も79分には宇津木優人(2年・柏レイソルU-15)を投入して最後の勝負へ。アディショナルタイムは4分。240秒の息詰まる攻防へ。
「この2週間は吹奏楽部、チアの子たち、もちろんサッカー部の人間でしっかり準備してもらった」(豊島監督)応援も後ろ盾に、続く大成の集中力。80+2分には走り切った児島に替えて、関根祐真(2年・コンフィアール町田)に託すゲームクローズ。80+3分は成立。左から工藤がロングスローを投げ込むも、シュートには至らず。80+4分も成立。今度は右から投げ入れた工藤のロングスローも、懸命に大成ディフェンスが弾き出すと、西が丘に響き渡るタイムアップのホイッスル。「今年は守備をテーマに1年間仕上げてきたので、そういった所で言うと今日のゼロというのは、生徒たちにも自信になったし、次にまた繋げられてホッとしています」と豊島監督も笑顔を見せた大成が、成立の"3年連続"を阻む格好で、初めてとなるファイナルへと勝ち上がる結果となりました。


「西が丘は時計があるじゃないですか。『あと15分だな』とか考えつつ、『あと15分で本当に決勝に行けるのか?』とか思って、時間が刻まれていく中で、『コレ、本当はホイッスルが鳴らないんじゃないか?』とか、正直半信半疑というか、その中でホイッスルが鳴った時は信じられないけど、とにかく喜びました」という児島の言葉が大成イレブンの心情を非常によく表わしているように思います。ただ、豊島監督は今年のチームにある手応えを感じていたと。曰く「普段の行動も含めて、サッカーに向かう姿勢が今までとはちょっと違う子たちなので、そんな雰囲気を選手権でも持ってくれているんです。いつもだと強豪とやる時には何かしらの不安を持ちながら、引き気味になったりとか、というのが今までのウチだったんですけど、今年はそうではなくて、自分たちのサッカーに持ち込むことをしっかりと強豪相手にもできたと思います」と。それは2年生がメンバーに多く名前を連ねる中でも、「自分たちは凄く仲が良いので、2年生から『3年生を引退させないぞ』という雰囲気が凄く伝わってきた」と児島も感じた一体感がスタンドを含めて醸成されている結果なのかなと感じました。最後の1試合に向けて「次は全国放送になると思うんですけど(笑)」と笑わせながら、「"大成"を知らない方がいっぱいいると思うので、『ああ、良いチームだな。頑張るチームだな』って希望を持ってもらえるような試合にしたいと思っています」と語った豊島監督。全国の夢舞台へ飛び出すために必要な勝利は、あとわずかに1つです。        土屋

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NACK5スタジアム大宮で行われた
2018 Jユースカップ準々決勝の
柏レイソルU-18×清水エスパルスユースは
1-1 PK4-5で清水エスパルスユースが勝利しました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
清水エスパルスユース・平岡宏章監督、天野友心、監物拓歩のコメントです。


(清水エスパルスユース・平岡宏章監督)
Q:今日のゲームはいかがでしたか?


A:レイソルは今季3度目の対戦で、普通に考えれば繋いでくるようなイメージを予想して、トレーニングもやってきたんですけど、思っていた以上にシンプルなロングボールを蹴って、そのセカンドボールをという形で、そこは準備をしていなかったような状態で、前半は押し込まれる時間帯が多かったと思います。ただ、川本(梨誉)の凄い一発が入って。アイツはああいうのを持っているんですけど、アレで1つ試合を優位にと言うか、苦しい試合ではあるんだけれども、しっかりとディフェンスラインの3年生を中心に凌ぎ切って、非常によく耐えていたんですけど、89分の失点は仕方ないです。ああいうこともあります。でも、ああいうふうにならないように、その前の所で何かできたかもしれないし、そういう所は今後の課題としてやっていかないといけないですけど、チームの3分の1がケガしているような、非常にケガ人が多い中で、みんな一体感を持ってやってくれていると思います。


Q:今大会に入ってPK戦で2つ目の勝利というのは、勝負強さの現れではないでしょうか?


A:僕はいつも忘れちゃって、養和の時も今回もPKの練習をしていなかったんです(笑) 夏の時もしてなかったですし、しない方がいいのかもわからないですけど(笑)、持っていますね。


Q:実はPK戦の直前に平岡さんが天野選手に「(梅田と)遜色ないって言っちゃったんだから頑張れよ」みたいなことを言っているのを見てしまったのですが(笑)


A:そうそう(笑) アイツもちょっと気合が入り過ぎちゃって、いつもポストに"おまじない"みたいなことしないのに、急にし始めたので「コレはヤバい」と思って、ちょっと大声で「いつも通りやれ!」って言ったんですけどね。まあ、PKの練習したことないのでわからないですけど(笑)、養和の時はあんなことしなくてもしっかり2発止めているので、ちょっと僕が気合を入れ過ぎちゃったかなって反省しています。


Q:梅田選手がいない中で、天野選手がしっかりプレーできているのは、日頃からしっかりトレーニングしてきていた証明ですよね。


A:そこは彼も透吾に負けたくないという気持ちで3年間やってきているでしょうし、それが今の所は良い成果が出ているのかなと思いますし、何より今日の監物(拓歩)はほぼパーフェクトに近いぐらい凄く集中していましたし、栗田(詩音)も良いですし、望月(勇伸)と佐塚(洋介)のサイドバックも本当に上下運動してくれて、1対1でも負けないですし、彼らディフェンスラインの3年生が凄いなと思いました。夏を越えてグッと伸びて。だから、「3年生になってもこれだけ伸びる選手がいるんだな」って、改めて僕が学ばせてもらっています。佐塚はボールが持てますし、望月はドリブルで行ける選手なので、そもそもはあそこの選手がいなくて、彼らをコンバートした所もあったんですけど(笑)、彼らがそれをしっかり自分で受け入れて、成長してくれましたね。


Q:改めてお聞きしたいのですが、今年のエスパルスユースはどういうチームですか?


A:うーん、非常に難しいですけど、僕は正直な話、「3年生は梅田、監物、聖七の3人が試合に出ていればいいのかな」っていうぐらいの気持ちでいたんですね。「夏前ぐらいからだんだん人が変わっていくのかな」と思っていたんですけど、先ほども言ったように夏過ぎからグッと伸びて、今は聖七と透吾がいない中で、3年生が5人、6人と試合に出ていますからね。凄く右肩上がりに成長しているチームかなと思います。決してスーパーな選手がいる訳ではないですけど、一体感があるというか、本当にコイツらは仲が良いので、それが試合に出ているんだと思います。


Q:"一発芸大会"の効果もあったでしょうか?(笑)


A:ああ(笑) そうですね。毎回初めて遠征に来るヤツがやるので、今回は田中(芳拓)がやったんですけど、「次はどうしようかな」っていうぐらいメンバーに入ったことのないヤツがいなくなってきちゃったので(笑)、あとはどうなるのかなと。でも、彼らがやりたがっているので。やると勝てるジンクス的なものがあるのかもしれないですしね。


Q:明らかに"二冠"が見えてきましたね。


A:いやいや。新潟さんは2月に1回やらせてもらって、その時は勝ったんですけど、新潟さんは1週間しか練習していなくて、ウチと対戦したということだったので、その時よりはグッと伸びているでしょうし、僕は新潟に14年間いたので非常に楽しみです。


(清水エスパルスユース・天野友心)
Q:改めてどういう勝利でしたか?


A:後半の最後に決められて、相手が勢いを持ってくる中で、「楽しんでやろう」というテーマを持ってやっていたので、慌てることなく延長も楽しんでやれましたし、PKでも「自分たちが楽しむ」というポジティブシンキングというか、そういう前向きな捉え方というのが、運とかそういうのを引き込んで、勝てたんじゃないかなと思います。


Q:PK戦は三菱養和戦の良いイメージを持って入った所もありましたか?


A:そうですね。養和の時は2本当たって、その感覚もあったので、今日は4本目が自分的には「惜しいな」と思って、アレは「ああいうふうに蹴ってくるだろうな」というのが自分の中にあったので、感覚としては当たったんですけど、コースが良かったですよね。そういう所も考えながら、PKはできたんじゃないかなと思います。


Q:PK戦の最中に平岡さんからいろいろと声を掛けられていましたね(笑)


A:サブキーパーの石井飛雄馬が「天野くん頑張れ!」みたいな感じで言ったら、平岡さんが「飛雄馬、静かにしろ」って言ったのが聞こえてきたので(笑)、ちょっと調子が狂う訳じゃないですけど、そういうのもありながらだったので。でも、なかなかそういうのもないので、逆にそれを楽しみながらやれたかなとも思います(笑)


Q:平岡さんは比較的厳しい監督だと思いますが、クラ選は『JOY』で、今回は『JOY2』とか、みんなが楽しめるようなモチベーションコントロールをしてくれている感じもあるんですか?


A:練習中の雰囲気も良いプレーが出る時には、ちょっとしたプレーでも「ナイスプレー」みたいに言ってくれて、練習から楽しみながら自分たちができている所もあると思います。選手もやりやすくなりますし、そういう調子の良さがあの(川本)梨誉の左足の強烈なシュートだったり、そういうのに繋がっているんじゃないかなと思います。


Q:天野選手から見て、今年のチームはどういうチームだと思っていますか?


A:今トップで活躍している立田悠悟選手の前の代の、順天堂大で活躍している村松航太くんの代から、ディフェンスラインは2年生がセンターバックに入ってみたいな感じで年を重ねてきて、今年はディフェンスラインが3年生で全員揃えてという中でやっているんですけど、(栗田)詩音ももともと中盤の選手で、今は凄く効いていて欠かせない存在ですし、そういう選手が出て来てくれたりすることで、守備も安定してきました。攻撃では2年生が点を取っている中で、今は(齋藤)聖七がいないですけど、陰でまとめているのは(佐野)陸人だったりするので、そういう意味で今年は3年生がうまくまとめて、背中を押された2年生も気持ち良くやっているんじゃないかなと。最近では(中里)圭佑のように1年生も出てきているので、そういう中で今年は一体感がより強いのかなと思います。


Q:個人としては、ここに来てしっかり活躍できているのは、試合に出ていない時もしっかりトレーニングしてきたからですよね?


A:アダウトさん(GKコーチ)が練習メニューを考えてくれて、自分はガツガツやって動けるようになって止めるタイプなので、アダウトさんも自分のことを考えてくれて、自分もそれ以上のものを自分に求めたりして努力してきたので、そういうことが繋がって、今は自信を持ってやれているのかなと思います。(梅田)透吾がトップに上がることになって、今はケガでいないですけど、自分も「透吾に負けないようにプレーしよう」という気持ちは少なからず持っているので、こういうチャンスが来た時にいつでも出れる準備をしてきたつもりですし、そういう自分が追い込まれる状況になる前から準備してきたので、自分の中では楽しく試合に出させてもらっています。


Q:今はチームが乗っている感じもありますか?


A:結構乗っているというか、その要因として1つあるかなと思うのが、"一発芸大会"があって、これは知らない人が多いと思うんですけど(笑)、養和戦はホームで前泊がなかったのでやらなかったんですけど、"時の栖"の時に部屋へスタッフが食事後に来て、「じゃ、やるか」って(笑) 今回も食事した後に、詩音が一発芸の仕切り担当なんですけど、「詩音、大丈夫か?」と言われて、「じゃあ今日は初招集の...」みたいな感じで、今回メンバーに入った田中芳拓という1年生とかがやったり(笑) まあ基本的には3年のオレ、詩音、(佐塚)洋介とかメンバーが決まっていて、そういう中でチームがまとまって、楽しみながらやれているのは一体感を生んで、勝てている要因じゃないかなというのは少し思います(笑)


Q:オレの一発芸がチームの一体感を生んでいると(笑)


A:まあシラケる時もあるんですけどね(笑)


Q:当然ここまで来ると"二冠"が視野に入ってきますね。


A:あと2つで優勝という所で、手が届くか届かないかじゃないですけど、目に見えてきている所なので、絶対に掴むという気持ちは持ちながら、気負わずに全員で楽しみながら、そこを目指してやっていきたいと思います。


(清水エスパルスユース・監物拓歩)
Q:今の率直な気持ちはいかがですか?


A:率直に嬉しい気持ちが強いですね。聖七だったり透吾だったり、多くの選手がいない中で、チーム一丸となれたことが勝利に繋がったのかなと思います。


Q:この大会ではPK戦で2つ目の勝利というのも、勝負強さの現れでしょうか?


A:自分たちの勝ちたい気持ちが相手より上回ったと思うので、そういう所は自分たちの強みでもありますし、自分たちは『楽しむ』ということを掲げているので、やっぱり楽しんでやれたことが凄く良かったと思います。PK戦も前回は天野に助けてもらったので、今回は全員がしっかり決め切って、逆に助けてあげられたかなと思っています。


Q:みんな決めていく中で、4人目のキッカーはどうでした?


A:いやあ、ただただ緊張しました(笑) 前回は交替して自分は蹴っていなかったので、凄く緊張しましたけど、「右に蹴ろう」と最初から思っていたので、うまく入って良かったです。


Q:こういう勝ち方はチームも乗るんじゃないですか?


A:凄くチームの雰囲気も良いですし、これをもっともっと続けていけたら優勝も目指していけると思うので、このまま続けていきたいですね。


Q:監物選手から見て、今年のエスパルスユースはどういうチームですか?


A:1人1人がチームのために尽くしているチームだと思っていて、去年より個の能力は
劣るかもしれないですけど、そこをチームでカバーして、チームで勝利する所が今年のチームの強みなのかなと思っていますね。今年の3年生は凄く仲が良くて、生活の面でもサッカーの面でも切磋琢磨してやっている部分があるので、夏を越えて凄く成長できたと思っていますし、そういう3年生の成長が勝利に繋がっていると思います。最初の頃は少しバラバラだった部分もあったかもしれないですけど、試合を重ねていくごとにどんどん一体感も生まれてきましたし、この勝利はここにいる自分たちだけではなく、清水に残っていた仲間も応援してくれたからこその勝利だと思っているので、そういう所では距離が離れていても、チームとして戦えていたのかなと、団結力は高まってきたのかなと思います。


Q:天野選手は"一発芸大会"の効果を強調してましたよ(笑)


A:ああ(笑) それは毎年ですね。恒例みたいな。そういう所も雰囲気づくりが大事になってくると思いますし、そういうことが自分たちの良い雰囲気を生んでいると思うので、それは大切かなと思っています。1年生も2年生もやるタイプが多いので、自分は楽しませてもらっています(笑)


Q:今は齋藤選手と梅田選手がいない中で、彼らとチームを引っ張ってきた立場として、キャプテンマークを巻く中で、「自分がやってやる」という気持ちも強いですか?


A:夏は聖七や透吾に助けてもらったので、今度は自分の番だと思っています。でも、やることは変わらないので、このチームのために最大限に自分のプレーを出し切れたらいいかなと思っています。


Q:"二冠"に向けてはいかがですか?


A:もうここからは楽しむだけだと思っているので、最大限楽しんで、自分たちの最高のプレーを出して、勝利できたらなと思っています。


以上です。


土屋

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NACK5スタジアム大宮で行われた
2018 Jユースカップ準々決勝の
横浜F・マリノスユース×北海道コンサドーレ札幌U-18は
5-2で横浜F・マリノスユースが勝利しました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
横浜F・マリノスユース・西谷冬樹監督、榊原彗悟、土佐陸翼のコメントです。


(横浜F・マリノスユース・西谷冬樹監督)
Q:5-2という打ち合いのようなスコアでしたが、試合全体はいかがでしたか?


A:凄く良かったですね。選手がみんなそれぞれベスト4に進むという勢いのある、そういうゲームができたんじゃないですかね。


Q:2トップが2点ずつ取ったというのも、今後に向けて明るい材料ですね。


A:そうですね。だいぶ攻撃の形が噛み合ってきて、今取り組んでいることがよく出たと思います。それぞれアイデアはあるんですけど、同期しなかったりしているので、そのタイミングを合わせようとか、あとはサイドでうまく基点を作って、クロスの質とか入り方とか、そういう中央突破とサイドアタックの使い分けを含めて、攻撃的な選手が多いので、そういうのをうまく噛み合わせていこうと努力しています。


Q:榊原(彗悟)選手は「僕はあまり点を決める選手じゃないので」と話していました。


A:そうですね。どっちかというとアイデアを出してチャンスメイクしたり、アシストという感じですけど、本当にこのJユースが始まって一発勝負の中、ゴールへの執着や執念が非常に大事になってくるので、なおかつウチは攻撃的なサッカーがしたい中で、やっぱりゴールを取ることにこだわってやってきていますし、そういう意味では普段なかなか点の取れないケイゴもゴールへの執着が、こういう大会を通して出てきているんじゃないかなと思います。


Q:監督からご覧になって、今年のチームの特徴はどのように捉えてらっしゃいますか?


A:もう個々の技術の高い選手が多いので、攻撃的にサッカーを進めるというのは特徴だと思います。


Q:サイドアタックもかなりの強みですよね。


A:そうだと思います。その強みを最大限に活かせるように頑張っているんですけど(笑)、サイドのアタッカーは縦に仕掛けて、ゴールへ向かっていくと。それで相手のラインを下げて、バイタルを空けて広げた所に17番(栗原秀輔)、10番(榊原)がうまくそこで前を向いて、背後を生かすと。そういった所ですよね。サイドバックの選手もウチは縦への推進力があると思うので、そういう特徴をうまく生かしたいですね。


Q:今日は特に土佐(陸翼)選手のパフォーマンスが素晴らしかったと思いますが、彼の特徴や強みはどういう所でしょうか?


A:まず、ボールをしっかり蹴れるので、ウチのワイドのアタッカーを生かすためにも、ああいうサイドチェンジ、ダイナミックなサイドチェンジができる所が強みだと思いますね。


Q:2点目に繋がるサイドチェンジも素晴らしかったですね。


A:そうですね。あとは今日はそれほどなかったですけど、ミドルシュートも持っていて、そういう部分をベースに崩しのアイデアも持っているので、そこはクオリティも求めたいなと思っていますけど。


Q:チーム力には手応えを感じてらっしゃるのではないですか?


A:そうですね。開幕を迎えてからも良いゲームはしていたんですよ。良い内容で、良いゲームはしていたんですけど、やっぱり勝負となった時に、勝負所を逃してしまって。チャンスを逃すと、ちょっと焦れてカウンターで一発やられたりとか、FKやCKのようなセットプレーでパンとやられたり、勝てるゲームを落としていたんですよね。だから、そういう部分でハードワークをしっかりして、そこがベースだから、その上にチームのコンセプトを乗っけていかなきゃなとはずっと思っていて、ようやくここに来て自分たちのしたいサッカーというのが体現できているのかなというのは感じていますね。驕らず、気負わずに、次を迎えていきたいなと思います。次はヴィッセルですよね。野田さんは先輩なので対戦できるのが楽しみです(笑)


(横浜F・マリノスユース・榊原彗悟)
Q:今日の2ゴールという結果についてはいかがでしたか?


A:自分はあまり点を取るタイプではないですけど、もちろん点は狙っているので、最近はリーグ戦でもクロスの時とか、自分がオイシイ所へのポジション取りもうまくできていて、そこは自分的にも感覚は掴めてきています。


Q:1点目は土佐選手のクサビも素晴らしかったですけど、榊原選手の反転も素晴らしかったですね。


A:自主練とかでもああいう速いボールで、ボールのスピードで相手を置き去りにすることは結構練習していて、反転は自分の感覚というか、そういう所でうまくやれました。


Q:シュートも冷静でしたね。


A:ファーストタッチが本当にうまく行って、そこで自分の中では決める自信があったので、キーパーもしっかり見て、コースをうまく突いてという感じです。


Q:2点目のボレーも綺麗でしたね。


A:気持ち良かったです。後半の立ち上がりでもう1点取りに行こうという話はしていたので、本当に時間的にも良かったですし、(山谷)侑士が良いクロスを上げてくれたので、相手の前でしっかり触ることができて良かったです。


Q:山谷選手に椿(直起)選手と両サイドに縦に行ける選手がいるのは、チームにとっても大きいですよね。


A:本当に大きいです。やっぱりサイドを攻略することで中も空いてきますし、あの2人は本当に推進力があって剥がせるので、フォワードからすると中でしっかり合わせることができたら点にも繋がりますし、凄い2人だなと思います。


Q:改めて自分自身のプレーの特徴はどう捉えていますか?


A:良いポジショニングからボールを受けて、スルーパスだったりアイデアを出す所だったり、そういう所も自分の持ち味だと思いますし、あとは自分たちは前線から守備をすることが凄く大切なので、そういう所の運動量も僕とクリでしっかり前からハメることができて、それがショートカウンターにも繋がりますし、そこは本当に今日もそうですけど、この間の試合もそうだったので、そういう所は続けていきたいと思います。


Q:今年のチームに対する手応えはいかがですか?


A:最初の方は結果も全然出なくて、夏も全然結果が出なくて、そこで落ちてしまう所もあったんですけど、この冬の大会やプリンスリーグで何回か良い試合もできたので、そこで自信も付いてきたりして、みんなで声を掛け合ったり、そういう所ができてきたかなと。自分たちは本当にチームとして戦わないと勝てないので、そういうチーム力が最近高くなってきていて、チームの雰囲気も良いことが、こういう試合の結果に繋がっていると思いますし、凄く良いチームだなと思います。


Q:この大会はここからどういう大会にしたいですか?


A:もちろん優勝が目標ですし、その中でも自分たちのサッカーを貫くというのが本当に大切なので、次の試合に向けて良い準備をして、決勝の舞台に行けるように、まずは準決勝にコンディションを整えていきたいと思います。


(横浜F・マリノスユース・土佐陸翼)
Q:今日の自分のプレーの手応えはどうでしたか?


A:前半はちょっとパスミスが増えたりして、流れを崩してしまう所もあったんですけど、徐々にグラウンドにも慣れていって、展開もできるようになったので、チームのコントロールはできたのかなと思います。


Q:1点目のクサビのパスは凄かったですね。


A:普段から自主練でケイゴとクリに速いボールを入れる練習はしていましたし、あとは受け手がトラップが上手いので、速いボールを入れれば絶対やってくれると信じて、とりあえず速いボールを入れてみました。本当に自主練通りでした。


Q:2点目も土佐選手のサイドチェンジが起点でしたね。


A:侑士と直起は足が速いので、両サイドのスペースに置けばやってくれますし、常にサイドでボールを持った時は逆サイドの選手をずっと見ておいて、自分が受けたらそこに蹴るだけなので、それを意識してやっています。そこも練習の成果だと思います。


Q:さらに4点目のコーナーキックも狙い通りですか?


A:去年のクラブユースも、同じような形でニアでクリが触ってくれてのゴールもあったので、コーナーのパターンとしてはありますね。狙い通りでした。


Q:改めて今年のチームの特徴はどういうふうに感じていますか?


A:最近になって立ち上がりを意識し始めて、立ち上がりでゲームを決めに行くというのは全員が意識しています。あとはクラブユースやプリンスであまり勝てていなくて、それでこの大会に懸ける想いはどのチームより強いと思うので、その気持ちの強さが試合でも出ているのかなと思います。


Q:ボールを回せる上にサイドアタックもできるというのも、チームの強みですよね?


A:もう交替にも足の速い選手がいっぱいいるので、前半から出ている人たちが疲れても、後半から入ってくる選手はもっと足が速かったりしますし(笑)、自分はそれを生かすのを意識してやっていました。


Q:自分のプレーの特徴はどう捉えていますか?


A:意識しているのはゲームをコントロールすることです。自分が終始コントロールして、質の良いキックを蹴って、味方がやりやすいようにしたり、ゴールのお膳立てをできるのが特徴だと思います。キックも丁寧にやることと味方の受けやすい所に蹴ることは練習から意識しています。


Q:そろそろ頂点が見え始めていると思いますが、ここからのこの大会はどういうプレーをしていきたいですか?


A:ここまで来た以上は絶対に負けられないので、しっかりあと2試合勝ち切って優勝したいです。


Q:あとは名前が凄くカッコいいですよね(笑)


A:結構気に入ってます(笑) 由来は『羽ばたけ』とか、そんな感じだったと思います。


Q:最後にプリンスも含めた残りのシーズンに対する意気込みも聞かせてください。


A:もうこのメンバーでやれるのはあと数試合なので、全部勝って、最後は笑って終われるように頑張りたいです。


以上です。


土屋

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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
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