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デイリーサッカーニュース Foot!

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Ben’s Foot! notes記事一覧

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(1)Mark Robinsとコヴェントリー・シティ

FAカップ3回戦と(Mark Hughesと)縁がある、Mark Robins
●2017年3月よりコヴェントリーの監督を努めている、Mark Robins。
●伝説によればAlex Fergusonのキャリアを救った、Robinsだ!
●1990年1月7日、マンチェスター・ユナイテッドがFAカップ3回戦でノッティンガム・フォレストとアウェイ戦を臨んだ。
●ファーガソン監督は就任して4年目だったが、タイトルはまだ一つも取っていなかった。
●リーグでは20チーム中15位で残留争いに巻き込まれていた(順位表はこちら)。
●残留はできたとしても、唯一残ったタイトルの望みはFAカップだった。敗退すれば、解任が濃厚という噂でマスコミが盛り上がっていた。
●しかも、相手は名監督Brian Cloughが率いるフォレストだった。欧州2連覇も果たしていたCloughにとって、FAカップが唯一取ったことが無かったタイトルだった為、モチベーションがかった。
●フォレストがホームだったし、ユナイテッドは怪我人も居たので、フォレストが普通に買ってファーガソンが解任されるだろうとの予想が多かった。
●しかし、怪我人続出のおかげで先発に選ばれた、アカデミー出身のMark Robinsがゴールを決めて、ユナイテッドが0-1で勝利した。
●これでファーガソンのキャリアを救ったとされた。本当は、ファーガソンがアカデミーを強化したことによりクラブ幹部に評価されていたので、恐らく噂されたほど解任の可能性はなかっただろうが、Robinsがこれである意味「伝説」となった。
●因みに、あの日、Robinsと2トップを組んだのは、Mark Hughesだった。

コヴェントリー:クラブにとって苦しい17年間
●コヴェントリーは1987年のFAカップ優勝チームだった。決勝戦では3-2でスパーズに勝利した。
●1967年にクラブ史上初の1部リーグへの昇格を果たしてから、2001年まで34シーズン連続、トップリーグでプレーした。
●特に1990年代には毎年のように残留争いに巻き込まれていたが、Gordon Strachanなどの指揮下で何度も劇的な残留を決めた。
●しかし、2001年に降格して以来、苦しい時期が続いている。
●特に、2007年にSISUという投資家団体がクラブを買収して以来、状況が益々悪化している。
●リーマンショックの一年前だった当時、金融界に傲慢な雰囲気があった。SISUはその一例であり、ちょっとでも投資すれば2部からプレミアリーグへ復帰させるのは簡単だろうという思い込みがあった。それさえできればクラブを高く売却できるという、投機的なプランがあった。
●しかし、フットボールはそう簡単には行かないし、リーマンショックの影響で経済も急に悪化した。
●2012年に3部へ降格。2013年には破綻しそうになり、勝点剥奪ペナルティを課せられた。
●そして、2005年に新しくできたリコー・アリーナはクラブの持ち物ではなく、市営のものになった。
●2013年、SISUがより安い「家賃」を交渉できると思い、スタジアム使用契約の更新を断ったが、ビジネスのアプローチが甘過ぎて、賃貸ですらホームと呼べるスタジアムがなくなってしまった。
●その為、1年間、52kmも離れたノーサンプトン・タウンのスタジアムを借りざるを得なくなった。
●その間、Waspsというプロラグビークラブがリコー・アリーナを買収した。
●2014年からコヴェントリーがまた「賃貸」でリコー・アリーナに戻ったが、お金にしか興味がないくせにビジネスも下手なオーナーがサポーターに嫌われ、抗議がずっと続いている。
●そのオーナーにもう1ポンドでも払いたくないとのことで、試合に行かなくなったサポーターが非常に多い。3万2600人キャパのスタジアムだし、10年前は普通に2万人以上入っていたところ、今季の平均観客動員数はわずか7500人。
●しかも、「応援」というよりも「SISU、出て行け」という雰囲気の中で試合が行われる。
●その為、選手も監督も「アウェイ戦のほうがやりやすい」とコメントしたことがある。
●2017年には3部リーグから降格し、今季は1959年以来初めて4部リーグでプレーしている。
●現在3位。


(2)新加入のVirgil van Dijkにとって最高のデビュー
●コウチーニョの移籍に先立ち、同じく夏から濃厚とされていたVirgil van Dijkのリヴァプール移籍もついに叶った。
●そしてデビューとなったFAカップのエヴァートン戦で決勝ゴールを決めて、夢のようなスタートだった!
●得意とされる空中戦で頭から決めたのは、尚更良かった?

「空中戦が強いイメージだから、セットプレーの守備が弱いイメージのリヴァプールにとって良い補強...」
●イメージとしてこの通りだが、実際はどうかな?
●今季のプレミアリーグでは、Van Dijkの空中戦での成功率は74%。
サウサンプトンに加入した2015/16シーズンも74%だったし、2016/17は76%だった。
2.5シーズン平均で74%、常に成功率が高いデータだ。
●しかし、だからといって空中戦の「守備」が堅いと言えるのか?
●実は「空中戦が強い」というイメージは攻撃時から出来ているかもしれない。
エヴァートン戦のゴールもヘディングだったし、昨シーズンのプレミアリーグで唯一決めたゴールもヘディングだった(2016/17シーズン、第18節、SOU 1-4 TOT、サウサンプトン先制点)。
●今季のプレミアリーグでは、Van Dijkは相手エリア内での空中戦について、成功率が77%に上る。

自陣のエリア内では、LovrenもMatipもVan Dijkよりも空中戦のデータが良い!
●一方、Van Dijkは自陣のエリア内での空中戦については、今季の成功率がわずか56%だ。
2015/16シーズンは69%、2016/17は63%だった。2.5シーズン平均で64%の成功率だ。
●それは決して悪い数字ではない。古いタイプのCBである、レスターのWes MorganとストークのRyan Shawcrossが同じ2.5シーズンでは63%の成功率(自陣のエリア内)だった。
●しかし、守備の穴とされるDejan Lovrenは同じ2.5シーズンで、自陣エリア内の空中戦では成功率が69%だ。(リヴァプール1年目も含めて3.5シーズン平均にしても69%だ。)
(Lovren: 2014/15: 68%、2015/16: 100%、2016/17: 62%、2017/18: 44%)
●また、昨シーズン加入したJoel Matipも加入して以来の1.5シーズンで、自陣エリア内の空中戦では成功率が65%だ。
●つまり、自陣エリア内での空中戦について、LovrenもMatipもVan Dijkよりもデータが良いのだ!

だが、高いラインではVan Dijkが守備の要になるという期待も
●しかし、エリア外での空中戦については、Van Dijkはサウサンプトン移籍後の2.5シーズンで成功率が81%だ。(それに対して、Lovrenは同じ2.5シーズンで71%だ。)
●つまり、セットプレーの守備ではあまり変わらないにしても、高いラインでの守備ではVan Dijkのスキルは重要となってくるかもしれない。
●そして、リヴァプールは攻撃時のセットプレーも強くなるかもしれない。
出典: Eastbridge-SB.com

空中戦のデータ
●前ページのデータを表で纏めたものである。
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December 13, 2017 5:30 PM /

Week 18

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(1)前半:シティのすごさについて

Pep Guardiola、試合後コメント
●"We won because we were better in every department. We are an honest team. When a team has the courage to have 65 to 70 or 75% ball-possession it is because it wants to try to play and that is what we have done. We are clear, we are open and we want to attack.
我々が勝ったのは、全ての面で我々が上だったからだ。我々は正直なチームだ。65〜70%、もしくは75%のポゼッションをする気概があるのならば、それはチームがチャレンジし、しっかりとしたプレーをする意志があるからであり、まさに我々がしたことだ。その点で我々は明確であり、オープンであり、攻撃をする意志もある。
●"People said we could not play this way in England. They said we couldn't play the way we did in Barcelona but it is possible and we did it. Always I believed we could do it. That's why football is so beautiful."
人々は、イングランドではこうしたスタイルでのプレーはできないと言ってきた。バルセロナでやってきたようにはできないとね。でも、それは可能であり、我々はそれを示した。私はいつだってできると信じていたし、だからこそ、フットボールはこれだけ美しいんだ。
https://www.theguardian.com/football/2017/dec/10/jose-mourinho-manchester-city-manchester-united-ander-herrera
翻訳:桐谷 圭介

Daniel Taylor、The Guardian紙
●The team in blue left the impression they were in a hurry to finish this season's title race and though it still feels ridiculously early, with snow on the pavements and advent calendars two-thirds unopened, who can possibly see a way back now for Manchester United or anybody else from the chasing pack?
雪が路面を覆い、アドベントカレンダーも3分の2がまだめくられぬまま、まだバカげたほどに早い時期だが、シティは大急ぎでタイトル争いの決着をつけようとしているかの印象を残した。マンチェスター・ユナイテッドであれどこであれ、後続集団のチームはどうすることができようか?
●Far more likely, the gap will just keep growing and Jose Mourinho might have to realign his sights to the cup competitions. It feels like we are watching one of the most exhilarating one-horse races there has ever been in England's top division and, as far as the championship goes, that surely is that.
トップとの差は開き続け、ジョゼ・モウリーニョも視線をカップ戦のタイトルへと移さねばならなくなる、という方が、遥かにあり得る話だろう。今のプレミアリーグの流れでは、イングランドのトップリーグの歴史でも際立って清々しいほどの独走レースを見せられている気分だし、優勝もほぼ確定と言って良いだろう。
https://www.theguardian.com/football/2017/dec/10/manchester-united-city-premier-league-match-report
翻訳:桐谷 圭介


(2)纏め:他のライバルも勝点を落とし、もう優勝争いが終わり

第16節終了時点での順位表(BIG 7)
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●今節で3位チェルシーも敗れ、4位リヴァプールと5位アーセナルも引き分けた。
●どんどん勝ち点差が広がった。

Antonio Conte、ウェストハム戦の試合後コメント
●"My experience is this: if you want to stay in the race for the title, in the first part of the season you can lose once or twice. After 16 games, if you lose four, it means you never started this race.
私の経験ではこうだ。もしタイトル争いに残っていたいのなら、シーズンの序盤に1度や2度負けても大丈夫だろう。16試合終わって4敗もしているようでは、そもそもタイトル争いに加わってすらいないということだ。
●"I said before that this season would be very, very tough, very difficult, and this is the truth. If you want to stay in the title race, you must give continuity - continuity in the result. This is not our case this season."
前にも今シーズンは凄く凄くタフになるはずと言ったが、それは真実だ。タイトル争いに残っていたいなら、継続性 - 結果の面での継続性が必要だ。今シーズンの我々二、それは当てはまらない。
https://www.theguardian.com/football/2017/dec/09/antonio-conte-chelsea-west-ham-title
翻訳:桐谷 圭介

優勝争いが終わったのか
●普通はクリスマスが終わるまで何とも言えないが...
●これからは優勝争いというより、シティのすごさが一番大きな楽しみ?
●Daniel Taylor記者が言ったように、1強でもこのシティなら魅力的過ぎる。


(3)後半:アラダイス曰く、イギリスのクラブは英国人監督を嫌う

クーマン解任後(そしてレスターのピュエル監督就任後)、アラダイスが不満を表す
●ロナルド・クーマン前監督が解任した10月23日の4日後、サム・アラダイスはカタールのbeIN Sportsというテレビ局(の外国人・外国向けコンテンツ)にて出演し、非常に気になるコメントを残した。
●イギリス人監督は、イギリス国内で嫌われているのか?

Sam Allardyce, beIN Sports、10月27日(エヴァートン監督就任の1ヶ月程前)
●"You [as a British coach] are almost deemed as second class because it's your country today.
「最近じゃ、自国の指導者っていうだけで、2流の監督だと思われるんだ。」
●"It's a real shame on the fact that we are highly educated, highly talented coaches now with nowhere to go.
「素晴らしく教育されていて、才能に溢れた指導者たちが行く当てもない、という事実は本当に残念だ。」
●"The Premier League is a foreign league in England now."
「今やプレミアリーグは、イングランドにある海外リーグだ。」
出典:
https://twitter.com/FootballCliches/status/923909101985435648
https://twitter.com/FootballCliches/status/923909497541812224
https://twitter.com/FootballCliches/status/923909823510523905
翻訳:桐谷 圭介


(4)イギリス人監督の仕事を奪っているのは誰だよ?

Brexitとの関連性が深い発言だが...
●なるほど。カタールという外国のテレビ局で、イギリス人しか出演しない番組でイギリス人がこんな話をするのは、多少の皮肉にはなるだろうが、確かにプレミアリーグの国際化が急ペースで進んできたように感じる。
●そして、「イギリス人の仕事は外国人によって奪われている」という思いは、Brexitに繋がった思いと同じであろう。
●しかし、Brexitの場合はそれが「思い」というより「思い込み」だった。根拠が非常に怪しかったというか、完全に間違っていた。
●そういうこともあるので、アラダイスの言葉をそのまま受け入れる前に、その根拠や実際の状況を一度調べておいたほうが良いかもしれない。
●ということで、ベンはここ4シーズンのプレミアリーグでの監督交代を調べてみた。
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ここ4シーズン、監督交代が合計42回。その内、イギリス人監督が就任したのは18回。だがその内...
●監督代行を除くと、ここ4シーズンでプレミアリーグのクラブが監督を交代したことが42回あった。
●監督に就任した延べ42人のうち、外国人監督が延べ24人。イギリス人監督が延べ18人。
●つまり、監督の仕事に就く7人に4人は外国人、3人はイギリス人。
●確かにイギリス人監督は半分以下。
●だが、これは選手と比べるとイギリス人の割合がまだ多いし、世界一のリーグを目指すプレミアリーグでは、イギリス人としてもこれくらいの割合は全然悪くないと思われる。
●しかし、それよりも心配なことは、そのイギリス人監督の年齢にある。
●ここ4シーズン、プレミアリーグで監督の仕事に就いたイギリス人延べ18人のうち、50歳以上は16人、40代かそれ以下は僅か2人だ。(Tim SherwoodとPaul Clement。)
●若いイギリス人監督にとって、Eddie HoweやSean Dycheのように自ら2部から昇格させるのが、プレミアリーグの仕事へ唯一の道となっている。


(5)特に降格から救われたがるクラブには、ある傾向が強い

外国人が、というより、「お決まりの」50歳以上のイギリス人が若いイギリス人の仕事を奪っているか?
●外国人監督がイギリス人監督の仕事を奪っている、というより、50歳以上のイギリス人監督が若いイギリス人監督の仕事を奪っている、というべきかもしれない。
●プレミアリーグでは、プレミアリーグで監督経験の無くて若いイギリス人が最後にフルタイム監督の仕事に就いたのは2013/14シーズンのGarry Monk(スウォンジー)だ。(そのシーズン、Tim Sherwoodもスパーズ監督に就任した。)
●そして今季は傾向が更に著しくなっているかもしれない。
●今季の途中で監督を変えた5クラブのうち、4クラブは50歳以上のイギリス人を選んだ。
70歳のHodgson、54歳のMoyes、56歳のPardew、そして63歳のAllardyce。
●この顔は既に何度も見られてきたね!2週間前のThe Sun等が報道したように、完全に「お決まりの顔」になっている。
●その4人と、ウェストブロム監督を解任されたTony Pulis(今季中、ウェールズ代表かスウォンジーの監督に就任する可能性が高いと見られている)のキャリアを振り返ってみると、ちょっと面白いパターンが分かる。
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●最近のプレミアリーグでは、スモールクラブとは言えず中堅クラブであり、本当はもっと上のものを目指したいと言いながら、多少残留争いに巻き込まれやすいクラブと言えば、上記の6クラブが当てはまるだろう。
●そして、いずれもAllardyce・Hodgson・Moyes・Pardew・Pulisのうち、2人か3人、4人でも使ったことがある!
●上記の表では、マス目が半分以上埋まっている!一番「リーチ」に近い監督はアラダイスだ。そして一番「リーチ」に近いクラブはクリスタルパレス。今度の機会に是非モイーズを!(笑)

英国内では、「いつもお決まりの顔ばかり選ばれる」という結構が残念とも思われている
●理由ははっきりしている。
●エヴァートンはKoeman、クリスタルパレスはDe Boerなど、余裕があると思ったときには上を目指す為にもっと面白い監督選択をするケースもある。
●しかし、余裕がなくなり、残留争いに巻き込まれたときは、「保障」を欲しがる。
●プレミアリーグ未経験の監督だと、強くなるかもしれないが、失敗に終わるかもしれないので、とにかく「降格はさせない」監督を選びがち。
●特に、プレミアリーグの放映権料が高騰した今はこの傾向が強くなった。
●しかし、この流れにより、若いイギリス人監督がなかなかプレミアリーグチームの監督になれないのも残念だし、いつも同じ顔だから新鮮さに欠けるという声もある。
●今季のエヴァートンやウェストブロムには、AllardyceやPardewよりも、面白い監督は居なかったかな?


(6)Daily Telegraph紙が提案する「もっと面白い監督7人」
●AllardyceとPardewの就任を受けて、Daily Telegraphがこの特集記事を掲載した。
●世の中にもっと面白い監督がいる!あのイギリス人のおっさんより取れば良かったのに!と。

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Week 17後半 - イングランドの黄金世代が失敗した理由

●11月25日、Rio FerdinandがBBCの『The NFL Show』に出演し、チーム内で選手同士のライバル関係についてのトークとなった。
●その際、現役時代のイングランド代表を振り返り、当時に所属クラブの「派閥」があったことを認めた。
●ユナイテッド派やリヴァプール派、チェルシー派などクラブ同士のライバル関係が強くて、イングランド代表として集まるときは一体感に欠けたことを明かした。
●それがその日の朝から話題となったが、同日の夕方にFerdinandはFrank LampardとSteven Gerrardと一緒にリヴァプール対チェルシーの中継でBT Sportのスタジオゲストとして出演した。
●だから試合後に放送を延長して、3人(+MC)で10分間、その時代とその課題について熱くトークした。
●トークの内容を紹介して、野村さんと2人で受けて感想などについてフリートークができればと思っています。


(1)選手はクラブ同士のライバル関係が強くて一体感に欠けた

Rio Ferdinand, BBC『The NFL Show』、11月25日
●"That there is what held us back: not being able to separate club ties to international football.
まとまり切れない要因が僕らにはあった。クラブでの因縁を代表で分けて考えることができなかったのさ。
●"[Frank Lampard and I] grew up together at West Ham. We did everything together from 16 to 21, we roomed together, travelled together, did everything together.
(フランク・ランパードと僕は)ウェストハムで一緒に育ってきたんだ。16歳から21歳にかけては何でも一緒にやってね。部屋が一緒だったり、一緒に遠征に行ったり、何でもさ。
●"Then we went our separate ways.
そして、その後僕らは別々の道を辿るようになった。
●"When I went to Man Utd and he went to Chelsea, we stopped talking. We never spoke about it, we just stopped talking.
僕がマン・ユナイテッドに行き、彼がチェルシーに行った時、僕らは話をしなくなった。そうしようとお互いに決めたわけじゃないけど、ただ話さなくなったんだ。
●"We didn't hate each other but I didn't want to give him anything that he could take back to [facilitate his team winning at] Chelsea.
別にお互いを憎んでたわけじゃないんだ。だけど、彼がチェルシーで何かを勝ち取るのに有利になることは何ひとつ与えたくなかった。
●"I just didn't like him anymore really because he was playing for Chelsea. He was getting his hands on a trophy that I wanted. It was an obsession with winning."
単に彼がチェルシーでプレーしているという理由だけで、彼のことは好きになれなくなった。僕が欲しかったトロフィーに彼は手をかけていた。勝利への強迫観念が僕をそんな気持ちにさせたんだ。
出典:http://www.bbc.com/sport/football/42110739

以下の出典:https://twitter.com/btsportfootball/status/934542569115185152

Rio Ferdinand, BT Sport、11月25日
●"It just became an unwritten code of conduct. It was the same with Stevie. When I was with England, and we were battling with them for the Premier League, I didn't want to sit around him or be around him because I just didn't want to hear what Liverpool were doing. It's a fact, and I know he felt the same about me.
それは暗黙の了解のようなものになった。スティーヴィーとも同じだったね。プレミアリーグのタイトルを争っている時に代表で一緒になっても、僕は彼の近くにはいたくなかった。リバプールが何をしているのかを耳にしたくはなかった。それは事実で、スティーヴィーが僕に対してそう思っていたのも分かっているよ。
●"It was subconscious. It wasn't at the forefront of our minds, like 'whatever happens with England, I don't care, this is about Manchester United, Chelsea, Liverpool'. I didn't mean it. Just looking back retrospectively now, this is how I see it was."
それは無意識のことでもあった。僕らがそれを最優先に考えていたわけじゃない。「マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、リバプールが大事で、代表なんてどうでもいい」というわけじゃなかったし、そういうつもりじゃないんだ。でも、今振り返ってみると、僕にはそう見えていたんだな、という話さ。


Frank Lampard, BT Sport、11月25日
●"You feel so passionately about the club you play for, that to be a bit pally with someone down the road who you're competitive with... I think Rio's right. We didn't hate each other but by nature we would sit on tables [with our clubmates] and stick together slightly."
自分がプレーするクラブには情熱を感じるものだろうし、ライバルとして競い合っている相手とは、後で仲良くなるにしてもね...、リオの言う通りだと思うね。僕らはいがみ合っていたわけじゃないけど、テーブルじゃクラブの仲間と席に着いたし、一緒にいることも多かっただろうね。


Steven Gerrard, BT Sport、11月25日
●"I think it was more respectful relationships at England rather a bond, rather than a closeness or a love there. When I speak to other internationals [from other countries], Coutinho can't wait to go away with Brazil. It's the best ten days of their season. Whereas you didn't really get that feeling with England.
代表でのお互いの関係は、結束とか一体感、愛情というよりも、お互いをリスペクトするような関係だった。クラブの他の国の代表選手と話をしてみると、例えばコウチーニョはブラジルに帰るのが楽しみでしょうがなくて、シーズンの中でも最高の10日間といった感じだ。僕らはイングランド代表じゃそんな気持ちは抱いちゃいなかった。
●"The bond, the spirit, the togetherness, the closeness has to improve. I think Gareth's trying to do that, and I think it will definitely help results on the pitch because, as Rio's said, I think possibility it did have an effect on how well we did."
(代表での)結束やスピリット、一体感、親密さといった要素には改善が必要だよ。ギャレス(サウスゲイト)もそう考えていると思うし、それはピッチで結果を出す上でも助けになるはずさ。リオが言うように、僕らがどれだけやれたか、という面にもおそらく影響していたからね。


Rio Ferdinand, BT Sport、11月25日
●"The one thing [the England managers] did try and do was the tables situation. We used to get four or five tables; you'd have a Manchester United table, you'd have a Liverpool and others table, you'd have a Shearer and his table. It was different, it was weird. So what they did was make it one big table at mealtimes. But then you had a Manchester United end...!"
(過去のイングランド代表監督たちが)改善を試みてきたことの1つに、テーブルの並び方がある。僕らの頃は大抵4つか5つのテーブルがあって、そうするとマンチェスター・ユナイテッドのテーブル、リバプールのテーブル、その他のテーブル、という風になっていた。シアラーがいれば、彼のテーブル、とかね。それは違うよね、おかしい。それで、監督たちは食事の時に1つの大きなテーブルを用意したんだ。でも、そうしたら、マンチェスター・ユナイテッドのサイドができたり...!
●"We'd have all loved to have won with England. But to the detriment of your club? It's a hard one."
僕らは皆イングランド代表として勝ちたかったけど、それが自分のクラブを犠牲にしてまでか、と聞かれれば、難しかったね。


Frank Lampard, BT Sport、11月25日
●"It's not something to say I regret. I regret that we couldn't win anything but it's not that simple. It just felt natural, what we were doing. We were all focused on our thing, it certainly wasn't anything personal."
別に後悔する類の話じゃないよ。何も勝ち取れなかったことに悔いはあるけど、それは簡単なことじゃない。僕らがそうしていたのは、単純に自然なことに思えたのさ。僕らはみんな自分たちのことに集中していたし、決して個人が好き勝手していたわけではなかったね。


(2)盤の強みを監督たちがうまく採用しなかった

Rio Ferdinand, BT Sport、11月25日
●"I don't think we had a manager who was brave enough to sort out our midfield. On paper, we had the best midfield players in the world at the time. Lampard, Gerrard, Scholes, Beckham, Hargreaves, Carrick, and even below that you had more players.
中盤を勇敢に選び切る監督がいたとは思えないね。机上では、僕らには世界でもベストの部類の中盤の選手が揃ってた。ランパード、ジェラード、スコールズ、ベッカム、ハーグリーヴス、キャリックだけでなく、その下にもまだまだ選手がいた。
●"But we played a rigid 4-4-2. If you have the best midfield players in the world, you try to get them in the team in a diamond, or whatever. You play them. And all of these guys could have been interchangeable within that system.
でも僕らは凝り固まった4-4-2でプレーしていた。もし世界レベルで最高の中盤の選手が揃っていたのなら、ダイヤモンド型でもなんでも試して、彼らを活かすべきだった。彼らを使いさえすれば、そのシステムで彼らはみんなお互いにポジションを変えていくことができただろうね。
●"You see Spain now, Germany, they would have fitted into those teams because they would have made sure their best players, their most creative players, would have been on the pitch."
今のスペインやドイツを見てみなよ。彼らはそんなチームに当てはまるだろうね。最高の選手たち、もっとも創造的な選手たちを、皆ピッチで使えるようにするはずだからね。


Steven Gerrard, BT Sport、11月25日
●"I don't think we really had a manager who really had a philosophy or a way of playing that worked in terms of constructing, possession-wise, to keep the ball long enough. We played very individually. I didn't feel like we were part of a team that played a certain way and that's the way we stuck to."
真の意味で、ボールを十分長く持って組み立てて行けるような哲学やプレー方法を持っていた監督が、僕らにはいなかった。僕らは非常に個人的なプレーに終始していた。決まったやり方のチームの一員だとは感じられなかったし、僕らはそこで止まってしまっていたのさ。


Frank Lampard, BT Sport、11月25日
●"I never really enjoyed a World Cup. And I hate that, because if you speak to young players, the World Cup is the dream. I went, and for me personally it didn't go great, so I was carrying that around with me for the whole month. So I have small regrets that that didn't work."
僕は心からワールドカップをエンジョイできたことはないね。そしてそう感じるのは嫌なことだよ。若い選手たちと話をすれば、彼らにはワールドカップは夢だからね。僕は出ることはできたけど、個人的には良い結果にならなかった。そのことを1ヶ月間引きずり続けたんだ。結果を出せなかっことに、幾らかの後悔はあるよ。


(3)今後の世代には一体感を期待できる

Rio Ferdinand, BT Sport、11月25日
●"The difference with this generation coming through now is that, from 17 years old, they're winning trophies together. So they've created that bond from now, and that will carry on throughout their senior years as well.
今の若い世代との違いは、彼らは17歳の頃からトロフィーを勝ち取り続けていることだ。その団結を今の時点から作れていて、それは年代が上がっていっても維持できるからね。
●"I look at Spain. David de Gea, and just before that with Iniesta, they were doing well with their youth teams, the under-21s. They go straight through to the first team and they carry that on. Same with Germany. Hopefully now we're at the beginning of that cycle with England."
僕はスペインに着目したよ。ダヴィド・デ・ヘア、そしてその前はイニエスタ、彼らは若い頃、U-21の頃から結果を出しているんだ。そのままフル代表にも上がって、それを続けている。ドイツも同じだよ。イングランドもそのサイクルの始まりになると思いたいね。

翻訳:桐谷 圭介

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Week 17前半 - Arsenal 1-3 Manchester United

(1)ユナイテッドの攻撃について
Alan Shearer、BBC『Match of the Day』:「ユナイテッドの攻撃がシティ並みで本当にすごかった」
●"It was a magnificent game of football. We've sat here and eulogised about Manchester City going forward many times but what we've seen from United at times is equally as good.
「素晴らしい試合だった。私たちはこの番組で何回もマンチェスター・シティの攻撃を褒め称えてきたが、ユナイテッドが見せた攻撃は同じレベルだった。」
●"They were just breath-taking at times. They were too quick and too sharp for Arsenal. Arsenal just couldn't cope with the one and two-touch football.
「ときには驚異的なくらいだった。あのワンタッチ、ツータッチのプレーは、アーセナルが対応するのに速過ぎて、鋭過ぎた。」
●"They were brilliant going forward, just superb."
「ユナイテッドの攻撃は本当にすごくて、お見事だった。」


(2)シュート33本:期待値の記録を更新するもDe Geaが神る
先週も紹介した「シュートブロック成功数」データ
●強豪クラブは主導権を握ることが多く、そもそも相手にあまり多くのシュートを許さない為、基本的にはシュートブロック数が少ない。
●チェルシーは除くが、この試合まで、BIG 6の他5クラブは確かに圧倒的に少なかった。
●しかし、これまで14試合で34本のシュートしかブロックしていなかったユナイテッドはいきなり1試合だけで13本のシュートもブロックして、中堅クラブ並みのブロック数となった!

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ARS対MUN、キックオフ直前
スパーズ以下は圧倒的に少ない

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ARS対MUN、終了後
ユナイテッドはいきなり中堅並み

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第15節終了後
日曜日の2試合も反映して

出典:WhoScored.com


BBC『Match of the Day』で紹介されたOptaの期待値スコアは何と5.01対1.82
●今季のプレミアリーグで初めて、1つのチームの得点期待値が「5」を上回った。
●この試合を何度も繰り返して同じ内容でやれば、平均としてアーセナルは5得点も決めるのか?

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シュート図:@Caley_Graphics

●こんなに期待値と実際の数字が異なる場合は、統計家によると理由が大きく3つに分かれる:
(1)計算式が誤っている
(2)結果が非常に不運である
(2)数字で測れない、例外的なすごさがある
●このケースではやはり、De Geaのすごさが数字では測れないほど、例外的なものだった!


Barney Ronay、The Guardian紙:「De Geaが神っている」
●Arsenal's players looked genuinely pained not to have scored, ready to appeal, fruitlessly, to the referee, or the fourth official, or God.
(再三の決定機に)ゴールが決まらなかったアーセナルの選手たちは深い苦痛の表情を浮かべて、それが叶わなくとも、レフェリーに、4thオフィシャルに、そして神にさえ訴えんばかりだった。
●Except at the Emirates God was wearing a turquoise shirt and playing in goal for the visitors.
ただ、エミレーツにいた神は、ターコイズのシャツを身にまとい、アウェー側のゴールマウスでプレーしていたのだ。

出典:https://www.theguardian.com/football/blog/2017/dec/02/david-de-gea-manchester-united-arsenal-onslaught
翻訳:桐谷 圭介

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Week 16 後半:Price of Football

●BBCの毎年恒例『Price of Football』調査。イングランドでフットボールを見に行くのは、どのくらい高いのか?
●イングランドのフットボールでは、チケットの値段が若干安くなった一方、若いサポーターにとって高過ぎて試合に行けないという問題が相変わらず深刻。

主な結果
●2017/18シーズンのプレミアリーグでは、80%以上のチケットが昨シーズンと同じ価格、又は値引きされている。
●これで2シーズン連続、年間チケットの平均価格が前年比較で値引きされている。
●一方、レプリカユニフォームの価格は高騰している。今季は史上で初めて、平均で大人のシャツは£50以上、子供のシャツは£40以上の価格設定。

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凡例
白=リーグで最も安い。
色が濃い=リーグで最も高い
* アーセナルの年間チケットは、カップ戦(FAカップ+EL)7試合のチケットも含める。
** ブライトンのチケット価格は、バス・電車の往復切符代も込み。
*** リヴァプールは、地元(郵便番号「L」圏内)に在住する500人限定で£9の特別価格を設けた。
**** 今季、スパーズの場内飲食店について、ウェンブリースタジアムが値段を設定した。

お財布にやさしい取り組み
●プレミアリーグ全体のルールとして、アウェイ席の最高価格は£30を超えてはいけない。
●ハダースフィールドのDean Hoyle会長が2009年、会長に就任したとき、彼が会長でいる限り、そのシーズンから£100で年間チケットを購入したサポーターには、プレミアリーグに昇格しても£100のままにすることを約束した。

出典:http://www.bbc.com/sport/football/41482931


しかし、若い人にはフットボールがまだ高過ぎる
●今回、BBCは18歳?24歳の若いサポーター1000人を対象に、本調査とは別にもう一つの調査を行った。
●その結果、82%の回答者が「フットボールの試合に行く上で、チケットの価格が高くて傷害である」と回答した。
●また、55%の回答者もチケットが高過ぎることを理由に、昔ほど試合に行かなくなった、又は完全に行かなくなったと答えた。
●プレミアリーグのデータによると、今季の年間チケットを購入した大人のうち、18歳?24歳の層は4%しか占めていない。
●プレミアリーグの大人チケットを購入する人の年齢は年々上がっており、2015年現在には平均で41歳だった。


(1)この結果を受けて、関係者やサポーターがコメント
Mark Hughes、ストーク・シティ監督
●"It's probably an area that needs to be looked at. Money is tight, everyone understands that. Maybe [young fans] need a little more help."
それは恐らく注意を払うべき問題だろうね。お金のやり繰りが厳しいことは皆が分かっているし、若いファンには幾らかのサポートが必要だろうね。
●"It's only circumstances that are not allowing [18 to 24-year-olds] to see as much football live as everybody would like. You would like to think that at that stage they've got their team and they are emotionally involved."
18-24歳の層は誰だってスタジアムでフットボールを観たいだろうが、そうできる状況にないということだ。その歳なら、自分の好きなチームがあり、気持ちの面でも結びついているということは皆分かってあげられるはずだがね。

Arsene Wenger、アーセナル監督
●"Can you afford to go when you are young? That is not always easy.
若い頃からスタジアムに通えるお金があるか?それは簡単ではないだろうね。
●"People's lifestyles are a bit different, they play less sport and play more on computers."
(今の若い)人々のライフスタイルはいくらか違ってきていて、スポーツはあまりしなくなって、コンピュータを介して過ごす時間が増えている。

Ryan Ward、22歳、エクセター・シティ(4部)のサポーター
●"Although I support a League Two side, I can often find it difficult to find the money to go to a game. Not only do you have the cost of a match ticket but you have the cost of travel, food and drink. It can quickly turn into a £40 or £50 day out."
僕がサポートしているのは4部のクラブだけど、それでも試合を観に行くお金がいつもあるわけじゃない。かかるのはチケット代だけじゃなくて、交通費や飲食代もかかるからね。1日で簡単に40?50ポンドは使っちゃうことになる。
●"Another reason young people don't buy tickets is that you have to purchase a membership just to buy a ticket which can be roughly £25.
若者がチケットを買わない理由は年会費にもある。チケットを買うだけのために、25ポンド程度のメンバーシップ費用がかかる。
●"Clubs need to follow Germany, where it is £20 a ticket, you can stand in the terrace, and pop up bars outside the ground are run by fans. The atmosphere is a lot better also."
各クラブはドイツの事例に倣うべきだろう。20ポンドのチケットを買えばテラスで立ち見が出来て、スタジアム外の屋台はファンが出している。結果的に雰囲気も随分良いものになっている。

出典:http://www.bbc.com/sport/football/42012985
翻訳:桐谷 圭介


(2)チケット代などがクラブにとってどれぐらい大切なのか?
●データが公開されているのは2015/16シーズンまでだが、大きく言えば、チケット代や当日のグッズ販売、飲食、VIP席など含むマッチデー収益は、ビッグクラブにとって総収益の2割ぐらい、そうでないクラブにとって1割ぐらいを占めた。
●しかし、その翌シーズンから放映権の収益が1.5倍ほど増えた為、今はそのパーセンテージが小さくなっているはず。
●放映権料が上がった分、チケット代を安くしてくれ、との声が多い。
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出典:Swiss Ramble

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Week 16 - Brighton and Crystal Palace

(1)ブライトン攻撃の要は新加入のPascal Groß
●ブライトンは今季13試合で失点は14と非常に少ない。(リーグ全体で6番目に少ない。)
●しかし、得点は13と決して多くない。
●移籍マーケット最終日までスパーズのVincent JanssenやデポルティーボのFlorin Andoneなど、必死にプレミアクラスのFWを取ろうとしたが失敗に終わり、チェアマンのTony Bloomがサポーターに謝った。
●その中、攻撃の要になったのは、ブンデスリーガから降格したインゴルシュタットから獲得した、
26歳のPascal Gros。
●既に3ゴールと5アシストで、ブライトンの13得点中8得点に絡んだキーマンとなっている!
●今季のプレミアリーグで5アシストを記録したことで、「シティを除いたランキング」ではリーグ最多!
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●しかも、5アシストは既に、昨シーズンのブンデスリーガで記録した4アシストよりも1つ多い。
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●だが、実は昨シーズンから、アシストは少なかったもののチャンスメイクは多くてリーグ最多だった!
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(この頁の出典:WhoScored.com

アシストは少なかったが、チャンスメイクは多かった。どちらのデータに信憑性があったのか?
●98回もチャンスを作ったにもかかわらず、アシストが4つしかなかった。
●それは、Grosはパスの数だけが多くて、あまり良いチャンスを作っていなかったからなのか?
●それとも、Grosがせっかくチャンスを作っていたのに、インゴルシュタットのチームメイトが外しまくっていたからなのか?
●どちらのデータを見れば良いだろう?

正解は「期待値」だ!
●そう!チームの期待値スコアやゴール数だけではなく、最近から個人データについても期待値を算出することが少し普及してきた。
●その中、「expected assists = xA = アシストの期待値」というデータを見ると面白い。
●その選手が作ったチャンスの質を評価するデータ。
●この選手の作ったチャンスや出したパスでは、普通は何ゴールぐらいを期待できたのか、というのを測る。ボールを受けた選手の、その場からゴールを決める確率より算出する。
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(出典:Nikita Vasyukin氏、@NVasyukhinのデータを元にベンが算出した)

●上記のように、Grosはブンデスリーガのアシストランキングでは34位だったが、アシストの期待値ランキングでは7位だった!トップクラスのチャンスメーカーだと言えよう。
●しかも、上位ではGros以外、全員はアシストの期待値(xA)よりも実際のアシスト数(A)の方が多い。つまり、その選手たちは優れたフィニッシャーに恵まれ、難しいチャンスでも決めてくれていた。
●Grosだけ、インゴルシュタットに良いフィニッシャーがいなかったので、せっかく作ったチャンスはゴール(=アシスト)にならなかった。


(2)ブライトン→パレス→ブライトンでプレーしたGlenn Murray
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Glenn Murray、27日のインタビュー
「パレスを相手にゴールを決めてもセレブレーションはしない」
●"I had some great years at Palace, got supported really well by the fans. They were patient with me in my first year and throughout my injury. They welcomed me back with open arms when I had been out on loan at Reading.
僕はパレスで素晴らしい日々を送ったし、ファンたちに本当によく支えてもらった。ゴールをあまり決められなかった最初のシーズンも、怪我をしている間も辛抱してくれたんだ。ローンでレディングでプレーした後も、両腕を広げて復帰を歓迎してくれてね。
●"Through having four or five fantastic years there, I wouldn't celebrate, no."
パレスであれだけ素晴らしい4、5年を過ごしたんだ。(パレス相手に)ゴールを決めたって喜んだりしないよ。


一度パレスに移籍したことで、未だに一部のブライトンサポーターに嫌われていることについて
●"It's difficult to change people's perception of you. I would like to think the goals have done it but there are still the people out there that still doubt me and just don't like me for that one reason - that I joined a rival club.
ファンが自分に対して抱く気持ちを変えるのは簡単なことじゃない。ゴールを決めてきたことでそうできている、とは考えたいけど、それでも僕に疑いの目を向けたり、僕のことが嫌いな人々もいるよ。ライバルクラブでプレーした、というたった1つの理由でね。


元々ブライトンを出たのも、パレスを出たのも、クラブに必要とされていなかったからだ
●"When you move clubs you think about every scenario but in my situation with both transfers, going up to Palace and, in a round about way coming back to Brighton, neither Brighton or Palace wanted me.
クラブを移ることになる時は、いろいろなシナリオが浮かんでくるものさ。でも、僕の場合は、パレスに行った時も、ボーンマス経由でブライトンに戻ってきた時も、ブライトンにせよパレスせよ僕を必要とはしてなかったんだ。
●"So it was the decision of the hierarchy really. If I had been wanted by Brighton before I left I wouldn't have signed for Crystal Palace and if I had been wanted by Crystal Palace I would never have left for Bournemouth and ended up back here.
だから、実際のところはそれぞれのクラブの幹部が決めたことなのさ。ブライトンが必要とし続けてくれていたならクリスタル・パレスに行くこともなかったし、クリスタル・パレスが必要とし続けていてくれれば、ボーンマスに行くことも、結局ここに戻ってくることもなかった。
●"As far as I am concerned I just want to play games, score as many goals as possible, where ever that may be."
僕自身としては、ただできる限り多くの試合に出て、できるだけ多くのゴールを決めたいだけさ、それがどこのクラブであったとしてもね。

出典:Seagulls TVThe Argus紙にて引用


クリスタルパレスのSteve Parish会長が、Murrayを放出してしまったことを後悔している
●"The fact that Glenn is not at this club is a massive regret for me. We made a mistake, simple as that."
グレンがもうこのクラブにいないというのは、私にとっては痛恨の後悔だ。我々が過ちを犯した。ただそれだけのことだがね。
●"He did have a cruciate injury and I was told by managers he wasn't good enough and that he wouldn't make it. In the Premier League he didn't do this and he didn't do that.
大怪我をした彼について、監督たちには「十分なレベルにはなく、元のレベルにも戻れない。プレミアリーグで必要なプレーが、あれもこれもできない」と言われていたんだ。
●"Maybe they hadn't watched him enough. Sometimes you don't realise people are good enough until they are given the opportunity."
恐らく彼ら(監督たち)は彼をよく見ていなかったのだろう。時に、チャンスを与えなければ、選手の良さに気がつかないということはあるものさ。

出典:Croydon Advertiser紙  
翻訳:桐谷 圭介

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Week 15 - Arsenal 2-0 Tottenham Hotspur

Barney Ronay, The Guardian
●Ozil was sensationally good throughout on an afternoon when Arsenal beat Tottenham 2-0 without ever really taking a punch in return. Best of all, he was good in a way he hasn't always been, not just the incisive conductor of his best days, but a vigorous, foraging, assertive presence.
アーセナルがほぼパンチを食らうことなくトッテナムを2-0で下した午後、エジルは試合を通じてセンセーショナルな出来だった。中でも一番良かったのは、エジルが本来の彼らしい切れ味鋭い指揮者としてだけでなく、これまでには観られなかったような活気に溢れる出足で積極的な存在感を示して見せたことだ。
●Together at last, [Arsenal's front three] were wonderfully convincing here on a chilly, dank north London day when the sky seemed to close in to just above the lip of the stand. Ozil, Sanchez and Lacazette all made or scored a goal. Best of all, they played as a genuinely compelling unit, with speed, slick passing and real aggression.
ノースロンドンは肌寒い上に薄暗く、空もスタンドの縁のすぐ上にあるかのように低かったが、アーセナルの前線の3人は遂に素晴らしいプレーで皆を納得させた。エジル、サンチェス、そしてラカゼットはいずれもゴールかアシストを決めた。スピード、滑らかなパス、本物の積極性と共に、真に圧倒的なユニットとして機能し、これまでで最高の姿を見せた。
●Ozil in particular played with real swagger, using his left foot like a scalpel in between the bruising midfield collisions and repeatedly teeing up Sanchez near goal.
その中でもエジルは特に自信に溢れ、左足を外科医のメスの如く正確に操り、激しく潰し合う中盤をすり抜けると、何度となくゴール前のサンチェスにチャンスをお膳立てした。
●There will, though, surely be one or two tremors of regret. Sanchez was cheered off at the end with real affection by the home crowd, just as Ozil left the pitch to a full standing ovation with five minutes to go. Quite how many more afternoons this beautifully balanced front three might give late-Wenger Arsenal remains to be seen. A cynic might suggest that as auditions for a jackpot-hitting Bosman go, both Ozil and Sanchez tailored this to perfection.
それでも、当然後悔の念が1つか2つわ湧いてくるだろう。残り5分でエジルが皆からのスタンディング・オベーションでピッチを後にしたのと同様に、サンチェスが終盤に下がる際にもホームの観衆からの深い愛情と共に歓声が贈られた。後期ヴェンゲル政権下のアーセナルで、これだけ美しくもバランスのとれた前線の3人のプレーをあとどれだけ目にすることができるかは分からない。皮肉屋から見れば、(高いサラリーが期待できる)ボスマン・ルールでの移籍に向けたオーディションが進んでいて、エジルとサンチェスは完璧に備えているとも言えるだろう。
https://www.theguardian.com/football/blog/2017/nov/18/arsenal-front-three-ozil-sanchez-lacazette-tottenham-derby


Wenger監督:ダービーの勝利がSanchezとÖzilにとって契約を更新するきっかけになるか?
●I am long enough in the job [to know] that [a win] is not enough! Because the quality of the contract has to be good and enough for them as well. I am convinced they love the club, they love the team but the rest will be decided when I don't really know. No, [money] is part of it, the whole thing has to be right, they have to be happy. I believe they love the club and want to stay but as well other clubs, other top clubs offer good contracts as well."
長くこの仕事をしていれば、1勝して済む問題ではないことくらい分かっている。契約内容は彼らにとっても十分なものでなければならないからだ。彼らがクラブ、そしてこのチームを愛しているとは確信しているが、その他のことは私の分からないところで決まることだ。お金もその一部であり、すべての面で正しく、彼らはハッピーでなければならない。彼らがクラブを愛し、留まることを望んでいると信じているが、他のクラブ、トップクラブも良い内容の契約を提示するからね。
hhttp://www.independent.co.uk/sport/football/premier-league/mesut-ozil-alexis-sanchez-arsenal-clicked-contracts-north-london-derby-a8062946.html


アーセナルの3-4-3は実は昨シーズンよりも強くなった!
●今季の『Foot! TUESDAY』#6では、アーセナルの3バックについてお話した。
●そのとき、紹介したのはJamie CarragherがSky Sportsで紹介していたデータだった。
●アーセナルは昨シーズン、最後の8試合で3バックを起用して7勝1敗との好成績を挙げたが、Carragherの指摘では、その成績が期待値を上回っていたので、実は内容がそれほど良くなくて長くは続かないだろう、とのことだった。
●確かに、昨シーズン終盤の絶好調は今季に入ってから保っていないように見える。
●暫く期待値を上回る時期があっても、平均値へ回帰する(=成績が落ちる)ことは時間の問題だ。
●3バックを起用するようになってから、昨シーズンと今季のデータを比較してみると、落ちているように見える。
●勝率から1試合平均の勝ち点、得点、失点まで、データが悪化している。
0004_アーセナル 3バックデータ1.png

●しかし、Carragherは「(3バックに変わってから)成績が良くなったからと言って内容が良くなったわけではない」と言おうとしていたので、逆のことも言える。
●今季に入ってから、成績が昨シーズンの終盤と比べて落ちたからと言って、内容は?
●というと、実は内容が昨シーズンの終盤よりも遥かに良くなってきた!
●アーセナルは今季、得点も失点も期待値が良くなっている。
(特にCarragherが気になっていた、失点の期待値が大いに改善されている。)
0005_アーセナル 3バックデータ2.png

●また、ボール支配率を除き、1試合平均のシュート数からパス成功数、タックル成功率などまで、あらゆる試合データが基本的に良くなっている!
●昨シーズン、3バックに変わって成績が良くなったのはたまたまだったかもしれないが、今季はアーセナルの3バックがより本物になっている。
●出典: Sky Sports、WhoScored.com、独自の調べ


Tony Pulis監督の解任
衝撃のチャント!WBAサポーターが不満を隠せなかった!CHE戦の終盤、Pulis監督へ直接愚痴を
●第12節、WBA 0-4 CHE、91:30~92:00
"Your football is shit! Your football is shit! Tony Pulis, your football is shit!"
●「お前のフットボールはクソ!お前のフットボールはクソ!トニー・ピューリスよ、お前のフットボールはクソ!」

火曜日のDaily Mirror紙によると、スタンドで観戦した選手(少なくとも2人)も一緒に歌ったという
●PULIS NEVER HAD A CHANTS
「ピュリスはWBAに残る『チャンス=チャント』が無かった」

こんなに見方のサポーターに嫌われているなら解任は仕方ないが、チームを安定させたのに酷くない?
●Pulis監督はチェルシー戦の前日会見と、マッチデープログラムのコラムで、解任の可能性を意識しているかのように、自らの成績と、クラブを降格から救って安定させたことを強調した。
●確かに、Pulisが言うようにWBA監督就任まではWBAが残留争いに巻き込まれることが多かった。
●そして、Pulis監督が降格を経験したことはキャリアで一度もなく、彼が居れば残留は問題ない、という定評があった。
●しかし、Pulisの問題は、ある意味では安定し過ぎていることにある!
つまり、毎年同じ過ぎる、ということだ。
0001_ピューリス監督 プレミアリーグの成績.png
●Pulisは2008/09より毎シーズン、プレミアリーグで指揮を執っている。
●最低順位は14位で確かに残留は確実だが、最高順位は10位だ。
●ポイント数は最低が42、最高が47。つまり、良いときでも悪いときでもほぼ一緒だ!
伸び代は殆ど感じない!
●得点の数も、1試合平均で1前後であり、変動があまり無い。
●これが、一番嫌われる理由であろう。
降格からチームを救うときは、サポーターにとってそれ自体が有り難いので試合内容はどうでも良い。しかし、チームが安定した後は、その有り難さを忘れ、面白くない内容を見れば見るほど飽きる。

更に、Pulis監督のデータ
●Pulisはプレミアリーグでは通算322試合で指揮を執っている。得点が319だから平均で1を切る。
●プレミアリーグで通算150試合以上、指揮を執った監督の中で、ワーストな平均得点数である。
●因みに、319得点のうち、157(49.2%)はセットプレーから決めた。このパターンも分かりやすい!
●Pulisが昨シーズンまでプレミアリーグで監督を努めた9シーズンのうち、8回も彼のチームはパス総数がリーグ全体で最も少なかった。
出典: Sky Sports、WhoScored.com、独自の調べ
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最新はこちら:https://www.skybet.com/football/specials/manager-specials

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Week 11 - UEFA Nations League


来年からキックオフする、新たな大会!
●今度は中国共産党の話ではありません。
●来年の9月より、2年に一度行われる代表チームの大会がヨーロッパで始まる。
●代表戦の数が増えるわけではなく、通常通りの代表ウィークで行う大会だが、
この大会の導入により、代表サッカーで初めて「昇格」「降格」も導入されることになる。
●その大会は、「UEFA Nations League」というものである。

欧州55ヶ国をまず4つのリーグに分け、そのリーグもそれぞれ4つのグループに分ける
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League A (12チーム=3チーム×4グループ)
●ドイツ、ポルトガル、ベルギー、スペイン、フランス、イングランド、スイス、ポーランド、アイスランド、クロアチア、オランダ
League B (12チーム=3チーム×4グループ)
●オーストリア、ロシア、スロバキア、スウェーデン、ウクライナ、アイルランド、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、北アイルランド、デンマーク、チェコ、トルコ
League C (15チーム=3チーム×1グループ、4チーム×3グループ)
●ハンガリー、ルーマニア、スコットランド、スロベニア、ギリシャ、セルビア、アルバニア、ノルウェー、モンテネグロ、イスラエル、ブルガリア、フィンランド、キプロス、エストニア、リトアニア
League D (16チーム=4チーム×4グループ)
●アゼルバイジャン、マケドニア、ベラルーシ、ジョージア、アルメニア、ラトビア、フェロー諸島、ルクセンブルク、カザフスタン、モルドバ、リヒテンシュタイン、マルタ、アンドラ、コソボ、サンマリノ、ジブラルタル


初回大会は2018年9・10・11月の代表ウィークに行われる

初回大会だけ、リーグの振り分けはランキングによって決められる。以降は昇格・降格
●各リーグはそれぞれ4つのグループに分けられ、H&Aの総当たり戦を行う。
●例えば、イングランドの入るLeague Aは3チームで4つのグループに分けられる。
●だから、イングランドは例えばドイツとベルギーと同じグループに入れば、その2チームとそれぞれ2回対戦し、合計で4試合をすることになる。
●League Aの4グループからは、それぞれの首位チームが2019年6月に決勝T(準決勝・3位決定戦・決勝戦=2試合ずつ、合計4試合)で優勝を争う。
●尚、今回だけリーグの振り分けはランキングによって決められたが、これからは昇格と降格によって決められる!
●League A?Cでは、各グループの最下位チームは降格し、次回(2020年)の大会では一つ下のリーグでプレーすることになる。
●一方、League B?Dでは、各グループの首位チームは昇格する。
●つまり、仮想のグループでイングランドがベルギーとドイツに全敗すれば、次回はLeague Bでプレーすることになる!
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この大会の目的・メリット
●代表戦を盛り上げること。親善試合よりも大きな意味をもたらすこと。
昇格・降格の導入によって、新鮮さを与えること。
●同じレベルの相手同士で対戦することにより、競争を盛り上げること。特に強豪国にとって、公式戦のビッグマッチが増えること。
●また、弱小国にとっても、いつものように公式戦で格上のチームに負け続けるパターンより離れ、昇格などのかかった試合で同じレベルのチームと対戦する(=勝つ可能性がある)。それにより、夢を与えて、弱小国までレベルアップを図ることが出来る?

この大会のデメリット
●親善試合の機会が減る為、自由に日程を組むことが難しくなる。
●例えば、イングランドは既に影響・強化の両目的でフランスやブラジル、ドイツといった強豪国と頻繁に親善試合を行っている。アイスランドやスイスと同じグループに入れば、そういった親善試合よりも集客力がむしろ減るリスクもある。
●3チームのグループの場合は、最終戦を行うタイミングがバラバラになる。
●また、フォーマットも分かりにくく、日程もややこしくなるという声もある。


EURO予選の開始が遅れる中、一体どのような日程へ?

大まかな日程
●本来は、W杯が終わった後、同年9月の代表ウィークよりEURO予選が始まるが、今後はEURO予選が翌年の3月より始まる。
●この新しい「UEFA Nations League」は9・10・11月の代表ウィークに行われる。
●それぞれの代表ウィークには通常通り、各チームが2試合を行う。
●League CとLeague Dの4チームグループではそれぞれ6試合を戦うので、各代表ウィークに2試合ずつ戦うことになる。
●しかし、イングランドのGroup Aなど、3チームグループの場合は、2試合分の日程が余るので、そのときには親善試合を開催することができる。
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●そして、2019年3月より始まるEURO 2020の予選では、55チームが10グループに分けられる。
●5チーム×5グループ、6チーム×5グループ、ということになる。
●尚、2019年6月にNations Leagueの優勝プレーオフ(決勝T)を争うチームは予定を空ける為に必ず、EURO 2020予選では5チームのグループに入ることになる。
●EURO予選では、5チームグループの場合は、Nations Leagueの優勝プレーオフに出場するチーム以外は2つの親善試合を行う余地が出る。
●しかし、6チームグループの場合は、2019年のすべての代表戦は予選になる。
●これまで、奇数年の11月には予選プレーオフが行われてきた。今年の11月にもW杯予選のプレーオフが行われる予定だ。
●しかし、2019年にはその時間がなくなる。
●その代わりに、EURO 2020の予選では全10グループの首位チームと2位チームは本大会へストレートインすることになる。


全てをややこしくする、2020年3月のプレーオフ

全10グループの首位・2位チームだと20になるがEURO本大会は24チームだよね?
●これで全てがややこしくなる。
●実は2020年3月の代表ウィーク、つまり、EURO 2020の本大会が開幕する2ヶ月ちょっと前に、プレーオフによって最後の4枠が決められる予定。
●しかし、その4枠はEURO予選の成績によって決められるわけではない。
●その代わりに、2018年のUEFA Nations League成績によって決められるのだ。

League A〜Dについてそれぞれプレーオフを行い、それぞれ1チームがEUROに出る
●2018年のUEFA Nations Leagueでの、League A~Dのそれぞれの成績順で、
EURO予選で本大会出場権を獲得できなかったチームを対象に、16チームで4つのプレーオフが行われる予定だ。
●つまり、League Aより上位4チーム(但し、EURO予選で本大会出場権を獲得したチームは除く)で準決勝・決勝のプレーオフを行い、決勝で勝利する1チームにEURO出場権。
●League B、C、Dも同様。
●つまり、最もランキングの低いLeague Dから、最低でも1チームが必ずEURO本大会に出場することになる!
●アゼルバイジャンなどに夢がある!!
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プレーオフを行う為に必要なチーム数を満たさない場合は、下のリーグより繰り上げる
●League Aの12チームのうち、9チーム以上が普通のEURO予選で出場権を獲得する場合、プレーオフを行うチーム数が足りなくなる。
●その場合は、League B以下のチームを繰り上げてLeague Aのプレーオフを行うことになる。
●League B以下のチームについて、上位チームはそのリーグのプレーオフに入り、繰り上げの場合はその下のチームを繰り上げることになる。
●つまり、League Aへ1チームを繰り上げる必要がある場合は、League Bの上位4チームはLeague Bのプレーオフを争い、5位チームはLeague Aのプレーオフに繰り上げられる(=より難しい相手と対戦する)。


全てをややこしくするだけではなく、駄目にする「繰り上げ」

「繰り上げ」という言葉、Jリーグ2ステージ制の考案から覚えていますか?
●そうですよ。「繰り上げ」ということが入ると、大会フォーマットが駄目になってしまう可能性が高い!
●実は、この大会の「繰り上げ」も同様だ。

Nations LeagueとEURO予選で全敗しても、最後2試合だけ勝って出場権獲得
●先程、仮想のNations League順位表ではイングランドが全敗で最下位だった。
●もし、それに続いて、EURO予選でも全敗しても、
それ以外のLeague Aのチームが8チーム以上、EURO本大会の出場権を獲得する場合、イングランドはLeague AのプレーオフでEURO本大会の出場権を争うチャンスを貰う。
11_3.png
●このフォーマットは、強豪チームにセカンドチャンスを与える為にあるのか?
●最近のオランダのように強豪国が本大会を逃すのはUEFA的に都合が悪いのでは?

一番駄目なこと:「負けたほうが有利」というケースが出る可能性がある
●Jリーグの考案と同じことです。
●以上の、仮想EURO予選では、イングランドの最終戦がベルギー戦だとする。
試合前の順位表が以下の通り。
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●ベルギーが引き分け以下の場合は3位になるので、EUROストレートインにはならないが、Nations Leagueの成績によってLeague Aプレーオフに出ることになる。
●しかし、League Aプレーオフにベルギーが出ることになれば、イングランドにはそのLeague Aプレーオフに出る枠が足りなくなり、セカンドチャンスはならず即敗退になる。
●その為、League Bだったスウェーデンではなく、同じLeague Aのベルギーがストレートインになったほうが、イングランドにとってLeague Aのプレーオフに出てセカンドチャンスを貰うことになる。
●つまり、最終戦はベルギーに負けたほうがイングランドにとって有利だ!


その他、駄目なこと
Nations Leagueの段階でも、「負けて降格したほうが有利」というケースもある
0022_EURO予選で負けた方が有利というケース_1↓.jpg
●League Dにまでプレーオフを行い、EURO本大会に1つの出場枠を保障するのであれば、なかなか大きな大会に出られていない中堅国にとっては、Nations LeagueでわざとLeague Dまで降格し、League Dプレーオフで出場権を狙ったほうが、長い目で見ると有利かもしれない。

League Dプレーオフの目的は本当に純粋なのか?
●League Dにまでプレーオフを行い、EURO本大会に1つの出場枠を保障するのであれば、アゼルバイジャンにも夢がある!という話を先に紹介した。
●因みに、そのアゼルバイジャンは一度も大きな大会に出たことがないが、経済力は持っており、13各国で開催されるEURO 2020ではグループステージと準々決勝を開催することになっている。
●League Dのプレーオフは、その経済力のあるアゼルバイジャンを本大会に出場させる為に設けられたのでは?

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Week 10 - 「発音コーナー」を本編に! 事例2: Arsenal


ポイント
●英語で必ずしも「文字=音」というわけではないので、文字にとらわれないこと
●強勢を持たない母音、「?」
●都合に応じて、ある音を発音したり発音しなかったりすることもある


カタカナでは確かに「アーセナル」と書くよね。
●事例1で話したことはここでさておく。とにかく、子音で終わるので、最後にあまり「u」を発音しないようにね!
●ご存知の通り、「Arsenal」は元々「工廠=こうしょう」という意味だった。
●そして、「アーセナル」と発音になっているのは、確かに英語の文字通りではあるだろう。
●だが、この「Arsenal」にある「na」を、そのまま「ナ」と発音して本当に正しいのか?


英語では強勢を持たない母音、つまり、その母音をあまり強調して発音しない、というのが多い
●発音記号では「ɘ」と書く音だが、強調を置かない音節では、母音が短い・小さい・弱い音になることが多い。
●全然強調を置かない音だから、あまりはっきり発音しないし、場合によっては省略されることもある。
●元々の音と、その弱さ(強調して発音しないこと)を考えると、日本語では「ウ段」の音が一番近い気がする。
●だから、カタカナ文化を変えられないにしても、私なら、その「na」を「ヌ」と発音するほうが近い気がする。
●「Arsenal」の最後の「a」を強調して発音するネイティブは居ない!


更に、普通は「Arse+nal」の2音節として発音する。「Ar+se+nal」の3音節ではない
●つまり、「se」の部分も、日本語ではそのまま「セ」にされているが、ここの母音は大半のネイティブは全く発音しない。
●この「e」がないと考えると良い。
●だから、敢えてカタカナにするなら、この部分は「ス」で、全体は「アースヌル」が一番近いかな?
●この「e」を発音するとしても、ものすごく弱い「ɘ」として発音する。


だが、現地ではきっと「アーセヌル」で「セ」の音は聞いたことがあると思うんだが?
●恐らく、チャントのときでしょうね?
●歌のメロディに歌詞を載せるとき、「音節」の数が重要だ。(日本語ではまた「文字の感覚」になると思うが、日本語の文字はそもそも「音節文字」だからOK!)
●そして、既存の歌にフットボールの歌詞を載せることが多い、イギリスのチャント文化では、2音節が必要なときは「Arse+nal」とそのまま入れるが、
●たまには2音節では短くて3音節が必要なときはその「e」を活かして、歌の場合だけは「Ar+se+nal」の3音節をそれぞれはっきり発音するパターンも可!


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Week 9:イングランド代表を巡って、飽き飽きする決まり文句


イングランド人がイングランド代表について話すと、いつも同じ話ばかり...
●ここ10年?15年?イングランド国内では、イングランド代表を巡る話がなかなか変わらない。
●テレビをはじめとするマスコミで語るプロから、パブで飲みながら議論するサポーターまで、なかなか新しい話が出てこなくて、いつも同じ決まり文句に戻ってきてしまう。
●この話にも、イングランド人は飽きてしまうし、代表チーム自体にも飽きてしまうが、
代表チームは特に新しい流れを作らない中、我々イングランド人は尚更この決まり文句に囲まれ過ぎ、新しい話をしようと思っても不可能になっている!
●その中、Football 365というウェブサイトでは、John Nicholsonというライターが
The 55 things we are sick of hearing about England
(イングランド代表を巡って、55の飽き飽きする決まり文句)

という特集記事を掲載した。
●これでイングランド人でない皆さんに紹介したいのは、
イングランド国内ではイングランド人がイングランド代表に対して、
どのように語っている?
そして、どのように飽きている?
というところです。
●イングランド人が代表チームに飽きて言い訳をすることもあれば、
その言い訳に飽きることもある!
http://www.football365.com/news/the-55-things-we-are-sick-of-hearing-about-england

Football 365の選ぶ、最も嫌いな決まり文句(5つ)
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1) 「もはやリーダーがいない」
元イングランド代表の選手がよくいうこと。しかし、Tony AdamsやBryan Robson、 Terry Butcher、Paul Ince、Stuart Pearce、Alan Shearerなど、いわゆる「リーダー」がたくさん居たときでも、イングランドが別にタイトルを取ったわけではない。むしろ、つまらない試合とか内容の乏しい試合の数が今とそう変わらなかった。だから、頭から血を流しながら、大きな声でチームメイトに叫び続けるようなタイプの有無は、プレーに全く影響を与えないと言えよう。

2) 「この頃 選手は皆ヘッドフォンをしている」
元イングランド代表のChris Waddleがよく言う。社交性やチームスピリットが無い証だという。Waddleがプレーした1980年代と1990年代には、ソニーのウォークマンが非常に人気だったことを忘れているのだろうか。その時代、「ヘッドホン」の文化が選手達に定着していなかったとしても、1994年のW杯は予選で敗退したし、1988年のEUROではグループステージで3連敗したので、あのときも今と同じく弱いときがあっただろう。

3) 「クリエイティブな選手がいない」
クリエイティブな選手が居なくてつまらないという。しかし、10年、20年前はPaul ScholesやDavid Beckham、Paul Gascoigne、Peter Beardsleyなどクリエイティブな選手がたくさん居たのに、タイトルも取れなかったし、つまらない試合が今と同じく多かった。1990年のW杯では結局ベスト4まで勝ち上がり、成功と言われたが、グループステージの段階では「つまらなくて恥ずかしいから早く帰国してこい」と呼び掛けた人が多かった。

4) 「この頃のディフェンダーは もはや守備ができない」
そんな指摘をする、古い人間は恐らくAdamsやPearce、Southgate、Butcher、Gary Nevilleの守備力を高く評価しているだろう。だが、その選手たちの時代に別にタイトルを取ったわけでもないし、失点の数も今と変わらない。

5) 「外国人選手が多すぎて 選べる選手がいない」
しかし、何回も言っているけど、イングランドのリーグに外国人選手が居なかった時代でも、イングランド代表の失敗が今と同じぐらいだった!予選敗退もあったし、本大会に出たとしてもタイトルを取れそうにもならなかった。W杯で優勝した1966年以来、50年以上決勝戦進出もなく、準決勝も3つしかない。


更に50の飽き飽きする決まり文句もある!

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October 11, 2017 4:00 PM /

Week 9 - 前半

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Week 9 -前半

(1)モウリーニョ化して、機能するようになったユナイテッド
●これで、ユナイテッドはホームのリーグ戦で5試合連続の無失点。
●2010年3月、ファーガソン監督時代に7試合連続の無失点を記録したとき以来の成績だ。

この試合も5-0で圧勝するも前半の内容に満足しないグアルディオラ監督
●今季は公式戦11試合で33ゴール。シティ同様、ちょうど1試合3ゴールのペースだ。
●その33ゴールのうち、直接でも間接でもクロスから生まれたのは13ゴールだ。これが去年と違う!
●夏の移籍マーケットにPerisicを取れなかったにもかかわらず、クロスがめっちゃ武器になってきた。


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プレミアリーグ戦のデータ
1試合辺りのクロス成功数は今季、リーグで3番目に多い。ただ、昨シーズンも5番目と多い方だった。

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1試合辺りのクロスによるチャンスメイクは、ランキングにすると中位ぐらいだ。

昨シーズンと比べて、1試合辺りでクロスによって0.4本多くのチャンスを作れているとは言え、あまり大きな違いではない。

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しかし、違いはゴールの数にある!昨シーズンはクロスが多かったものの、そこから10ゴールしか決められず、リーグで少なめの方だった。

今季は9試合だけで既に昨シーズンの38試合で決めた10点の半分まで行っている。

しかも、これは公式記録の「アシスト」なので、定義が厳しくクロスとシュートの間に誰もボールを触っていないケースのみカウントしている。間接の場合も含むとリーグ戦で9ゴールだ。


その中、かつてはサポーターのブーイングを浴びたFellainiが新たなカルト・ヒーローになった
●Fellainiが今季のプレミアリーグで、シュート4本から既に3ゴールを決めている。
●2015/16と2016/17の2シーズン合計で、シュート46本から2ゴールしか決められなかった。
●Fellainiが先発起用で最後に負けを喫したのは、2016年10月のチェルシー戦(4対0)。
●また、今季の試合成績を、Fellainiがピッチに居る時間と居ない時間に分けて、比べてみると、すごいエースに見える!
●Fellainiがピッチに居ると、今季は失点が1つもない!しかも、得点のペースが居ないときと比べて倍近くだ。
●今季の公式戦では、Fellainiの出場時間が合計で420分。90分当たりの平均にすると、ユナイテッドのスコアは4.07対0になる。
●一方、Fellainiが出場していない570分について、90分当たりの平均スコアは2.21対0.95だ。

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Barney Ronay, The Guardian紙(9月28日)
●Still, though, Fellaini divides opinion. Some see a blunt, stodgy, elbow-flailing obstacle. Others see only his bad points. But he is a high-class team player when the system works for him. This season he has seemed to do a little less to good effect, having fewer shots, fewer fouls, fewer headers, holding his position and still able to reel out his most outstanding quality, that astonishing Velcro chest control, a footballer with a chest like a hand, able to rise like a huge, angular sea and simply clutch the ball out of the sky with a wriggle of the shoulders.
●フェライニの評価は論争となる。重々しくて動きが鈍く、肘を振り回す障害物と見る向きもあれば、悪いところしか見ない者もいる。それでも、彼が機能するシステムであれば、彼は最高クラスの選手となる。今季のフェライニは、シュート数、ファウル数、ヘディング数のいずれも少なくなりながらも効果的なプレーをし、ポジションを守るとともに彼の持つ最高のクオリティを発揮している。ベルクロ(マジックテープ)の如く吸い付くように胸でコントロールできる彼にとって、胸は手のようなものであり、海の巨大なうねりさながらに上昇すると、両肩をくねらせながら空中のボールをつかみ取ってしまうのだ。
翻訳: 桐谷 圭介


強いとき、最も「モウリーニョらしい」スコアは4-0
●ユナイテッドは今季、4得点をあげたのが6回目。4?0の勝利が4回、そして土壇場に失点して4?0が4?1になったのは2回。
●このスコアは、モウリーニョの強いチームの証?モウリーニョ監督にとって、完璧なスコアか?
●必要以上にリスクを犯すことなく、安定して試合をコントロールした上で、相手を圧倒するパターン。
●実は2004/05のチェルシーにも、特に秋の季節によくみられたパターンだ。
●そのチェルシーも、今季のユナイテッドも、5得点以上決めた試合は1つもなかったが、ちょうど4点の試合が非常に多い。
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ただ、ユナイテッドが証明していないのはビッグマッチでの強さ
●シティと違って、ユナイテッドはまだ一度もTOP 6の相手と対戦していない。
●14日にリヴァプールとのアウェイ戦が大きなテストに。


(2)また「ヘビー級」の相手に圧倒されたパレス
●開幕から無得点で7連敗へと、かつてない記録が続いたパレス。
●次はチェルシーとのホーム戦だ。
●1888年に遡って、プレミアリーグと4部までのフットボールリーグ史上では、開幕から8試合無得点というのは1990/91シーズン、4部のハリファックス・タウンのみだ。
●しかも、そのハリファックスでもスコアレスドローは2つ記録できていたので、もしパレスがチェルシー戦でまた無得点で負ければ、イングランドプロリーグ史上でかつてないことになってしまう。
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出典:11v11

●また、「開幕から」という条件をなくしても、4部までのリーグ史上で無得点での連敗記録は8試合だ。
●パレスは昨シーズンの最終節もオールド・トラフォードで敗れた為、既に無得点で8連敗という記録に並んでしまった。
●これまで、ハートリプール・ユナイテッド(1970年と1993年)とサンダーランド(1977年)も無得点で8連敗していた。
出典:BBC


Roy Hodgson監督、ユナイテッド戦の試合後コメントでボクシングの比喩
●"I don't want to criticise my players in any way but we are taking a few blows to the chin. We are without Zaha, Benteke and Loftus-Cheek and we lost Scott Dann the day before the game. We are playing with a winger from Wolves at centre forward. Add all those things together and we have to accept we are the boxer fighting in a weight class he is not able to handle at the moment. We are taking the blows and getting knocked down, but we are attempting to respond and not stay on the canvas."
●「いかなる時も自分の選手を批判したくはないが、今の我々は万全の状態ではない。ザハ、ベンテケ、ロフタス・チークを欠き、試合の前日にスコット・ダンも離脱した。ウルヴズ(ウォルヴァーハンプトン)からやってきたウィングの選手をセンターフォワードに置いて戦っている。そうした状況を踏まえた上で、更に我々は現状ではとても対処できないような階級でリングに上がっているボクサーのようなものなのだ、と認めねばならない。我々は打たれ続けてノックダウンし、それでも反撃を試みるんだ。リングに横たわるのでなくてね。
https://www.theguardian.com/football/2017/sep/30/roy-hodgson-crystal-palace-jose-mourinho-marouane-fellaini-manchester-united
翻訳: 桐谷 圭介

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Week 8 -ユナイテッドチャントの差別問題を巡って


問題
●一部のマンチェスター・ユナイテッドサポーターが、先月のエヴァートン戦やサウサンプトン戦で歌ったチャントが話題に。
●その対象は新加入FWのロメル・ルカクだが、内容が人種差別的ではないかという騒ぎに。
●エヴァートン戦の後に炎上して、「Kick It Out」やクラブがチャントをやめるよう要求した。そして本人も「故意じゃないのは良く分かっているけど」やめるようお願いした。
●しかし、サウサンプトン戦でも聞こえたので、ユナイテッドは歌った人を特定するべく、サウサンプトンにセキュリティカメラの映像提供をお願いした。

チャント内容
●Romelu Lukaku
He's our Belgian scoring genius
With a 24-inch penis
●ロメル・ルカク
我々の、ベルギー人の天才点取り屋
ペニスも24インチ(約61cm)だ

歌ったサポーターの意図
●確かに下品の内容だが、見方を応援する立場だし、その男を褒めるつもりで歌った。
●つまり、男性器は大きいほど自慢できる、という考え方で、ルカクの男らしさを褒めているとの発想だ。

問題視される理由
●「黒人=男性器が大きい」というステレオタイプがある。
●人の人種を見て、「○○人だからこの特徴だ」と言うのは、仮に良いつもりであっても、差別であろう。
●ただ、多少の賛否両論もある。

元ユナイテッドMFのPaul Inceは「自分なら笑えた」という
●"I don't think the chant is racist.
「私は、あのチャントがレイシストではないと思う。」
●"I honestly think it's a group of fans that have got carried away and did not expect the backlash they have got.
「一部のファンたちがただ調子に乗っていただけで、こんなに炎上されると思っていなかっただろう。」
●"For a player to hear that sung about themselves, I do think they'd think it was amusing, a bit of a laugh.
「選手として、あんなことを歌われたら面白いと思って笑えるだろう。」
●"If this chant was being sang at me when I was playing, I would just laugh it off and that would be it."
「私が現役時代に同じチャントを歌われたら、普通に笑えたし、それで終わる。」

出典:The Sun紙


記事を深読み:良いステレオタイプは存在しない
Marina Hyde、The Guardian紙
※ 第1段落は皮肉で、このようなチャントを平気で歌う人の立場を取っている。
●Why is it racist to say Jews are careful with their money? Why is it racist to say Asians are good at maths? Why is it racist to say black men have 24-inch penises? Guys, these are compliments! Your lot are never satisfied, are they?
ユダヤ人がお金に繊細、と言ってなぜ人種差別なのか?アジア人が計算が得意、と言ってなぜ人種差別なのか?黒人男性のペニスが24インチ、と言ってなぜ人種差別なのか?みんな、これは褒め言葉なのよ!いくら褒められたって褒められ足りないでしょ?
●And so to some Manchester United fans' chants about their striker Romelu Lukaku, which a totally encouraging number of people simply cannot see are racist. To be super-clear (and apologies to those who realised this in 1964 or whenever): any assumption about someone made solely on the basis of that person's race is racist. It may also be banter ? but it is racist banter.
マンチェスター・ユナイテッドのファンによる、ストライカーのロメウ・ルカクへのチャントにも同じことが言え、人種差別的な要素など感じてもいない人が思ったより多くいるようだ。ハッキリさせておくと(1964年とか昔からちゃんと気付いている人には申し訳ないが)、人種だけ見て何らかの推測をすることが人種差別だ。冗談でもあるかもしれないが、それは人種差別的な冗談だ。
●As huge amounts of psychological research have found, the trouble with supposedly positive stereotypes is that they tend to be accompanied in the minds of those who hold them by distinctly less complimentary ones. Time and again research papers have showed you couldn't have one without the other: people who saw Asians as great at maths also thought they were cold and remote, and terrible drivers.
心理学の側面から相当数の調査が行われてきたが、表向き前向きな偏見の問題点は、それらが大抵、より見下した気持ちを伴いがちだという点だ。過去を辿っても、研究の数々はその一方だけを持つことはできない、と示してきた。アジア人を見て計算が得意だと見る人々は、同時に彼らのことを冷たく、疎遠で、運転が下手だ、と見ているのだ。
●And so with the Lukaku chant. I'm afraid we have to ask ourselves something about those Manchester United fans chanting their great big compliment at Lukaku: what's the likelihood the only stereotype those people hold about black people is that they have enormous penises? Honestly, what are the chances? Zero, is the answer to that, whether or not they even realise it.
ルカクのチャントも同様だ。マンチェスター・ユナイテッドのファンはルカクを褒め称えているのだ、と言うが、いま一度自分に問いかけてみるべきだ。黒人は巨大なペニスの持ち主だ、という偏見しか本当に持っていないのか?正直なところ、その可能性はどの程度だ?自分の偏見の有無を認識しているかにかかわらず、ゼロ、がその問いへの答えだ。
●This is why it is so unreasonable to expect people to laugh along with what may seem to those indulging in it to be "just banter" ? be they the subject of the chant himself, or other black people who hear it or hear of it. Not all of them may declare they have a problem with it but the ones who do have a very real and serious problem with it. Why should they be expected to laugh gratefully as you tell them they have a huge penis, when inside they may be well aware you also probably think they're lazy and more predisposed to criminal behaviour?
それが、「ただのネタ」と勝手に言っている面々と一緒に笑って済まそうというのが、なぜそんなに不合理なのか、という理由だ。問題がチャントそのもののことであれ、直接でも間接的にでもそれを耳にした他の黒人の人々の事であれ、だ。必ずしも全員がそれを問題視するわけではないだろうが、問題視する人々から見れば、これは非常に深刻な問題だ。巨大なペニスの持ち主と言われて、なぜ優しく笑ってなければならないのか?ましてや、心の内で彼らは、皆が自分たちのことを怠惰で犯罪を犯しがちな傾向があると考えている、と感じているのに?
●Prejudice masquerading as praise may appear superficially more appealing than prejudice without disguise. But only superficially.
賞賛の仮面をまとった偏見は、偽りなき偏見よりも表向き魅力的に見えるだろう。ただし、表向きだけだ。

出典:https://www.theguardian.com/football/blog/2017/sep/19/manchester-united-racial-stereotyping-romelu-lukaku-song
翻訳: 桐谷 圭介


その要点
●ポジティブな(褒めるつもりの)ステレオタイプなら許す、というと、一般化・ステレオタイプ化そのものを許すことになってしまう。
●一般化・ステレオタイプ化しても良い、という考え方が存在する上では、故意だろうが無意識のうちだろうが、ネガティブなステレオタイプも必ず生まれてしまう。
●それはレイシズムの基である。
●つまり、ポジティブな(褒めるつもりの)場合でも、人の人種を見て一般化・ステレオタイプ化するのもレイシズムの一種である。

補足:文化的背景
●現在、欧米では人種差別や外国人嫌悪に関連する問題がいくつかある。
●例えば、失業率の原因がオートーメーション(自動化)やリーマンショック後の不景気にあるにもかかわらず、「仕事がなくなったのは移民のせいだ!」という軽い考え方に囚われ、極端な政治に行ってしまう流れもある。
●それがBrexitの原因の一つと言えるし、アメリカでは白人至上主義者の台頭を背景にトランプ大統領当選もあった。
●そのアメリカでは、黒人が警察などに差別的な扱いをされるという主張があり、最近抗議など続いている。
●アメフトの試合などで、選手たちの抗議だけではなく、トランプ大統領の反応も益々話題になっている。
●その現状の中、軽い気持ちで一般化・ステレオタイプ化を許すのは危険だ、という危機感を持つ人も多い。
●それもあり、ルカクのチャントについても、大事になる前に問題の芽を掴み取るべき、という敏感なスタンスをサッカー界が取った。

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Week 7 - Manchester City 5-0 Crystal Palace


(1) Pepが最初の30〜35分に強くこだわるワケ
この試合も5-0で圧勝するも前半の内容に満足しないグアルディオラ監督
●前半中、何度か緊張・イライラしてそうな表情を見せたグアルディオラ監督。
●前半39分、まだ0-0の段階でボールボーイにまで細かい指示をした姿が話題にあった!
●映像:38:35 グアルディオラがボールボーイに指示


Pep Guardiola、試合後コメント: 前半30分までは全てが遅過ぎて駄目だった
●"If you analyse 30 minutes in the first half, we were not ready to be there. It was slow.
「前半の30分を分析してみれば、我々は試合に入れていなかったし、スローだった」
●"If there was a foul, no-one went to take the ball and start to play. There was five, ten seconds before someone goes to take the ball and start to play. When this happens everything is slow.
「ファウルがあっても、誰もリスタートのためにボールを取りに走らず、プレーが再開されるまでには、5秒、10秒とかかっていた。こんなことでは全てがスローになる」
●"So the ball boys were slow, everybody was slow. And we have to create in the game, to provoke the game. And we didn't for most of the time in the first half."
「それはボールボーイたちも同じで、誰もがスローだった。試合を動かしていくために、クリエイティブにならねばならなかったが、前半の大半の時間でそうはできなかった」
●"In the second half, you could see immediately that the team was ready."
「後半に入ってからは、チーム全体がしっかりと準備できていたのが皆にも分かっただろう」
出典:Daily Mirror紙
翻訳:桐谷 圭介


その後、圧勝したのに、グアルディオラ監督は何故、最初30分のことがそんなに気になるのか?

実はグアルディオラ監督のシティは前半35分までにゴールを決めないと苦労する傾向が強い!
●2016/17の公式戦成績を、前半35分までにゴールを決めた試合と決めなかった試合に分けて比較すると、傾向がはっきりしている。
●前半35分までにゴールを決めれば、ほぼ確実に勝利する。
●しかし、前半35分までに決められない試合は、3分の1ぐらいしか勝利しない。

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出典:The Blizzard


理由:ペップの哲学を実行するには相当の集中力が必要だが、人間の集中力は30〜35分しか保てない
●実は、バルセロナ時代とバイエルン時代に遡っても、グアルディオラ監督のチームはどれもこの傾向が強いそうだ。一番良いサッカーが出来るのは、前半の35分ぐらいまで。
●その理由は、昨シーズンの『Foot! TUESDAY』で一度紹介した、グアルディオラ監督の「juego de posicion=ポジション・ゲーム」。
●ピッチを20のゾーンに分け、全員がそのゾーンとチームメイトがどのゾーンにいるかを常に意識しつつ、正しいポジションを取る必要がある。
●そのために高い集中力が必要だ。
●だが、科学研究によれば、人間が高い集中力を保てるのはだいたい30分?35分ぐらいだけで、その後、集中力が落ちるのは当然だそうだ。
●だから、昨シーズンからグアルディオラ監督がシティに新たな哲学を導入することにあたり、2つの大きな問題があった。
●1つは、前にあったものを徐々に崩し、新たなものを導入することにあたり、選手が慣れるのに時間がかかり、1年目で結果が悪化する可能性が高い。というのは、昨シーズンに見られた。
●もう1つは、高い集中力が必要な哲学を完璧に実行したとしても、30分?35分から益々機能しなくなる傾向があるので、前半30分?35分までが非常に重要な時間帯となる!
●その2つの問題について、『The Blizzard』でUriah Kriegelが興味深い文章を書いた。


Uriah Kriegel、The Blizzard
●Assimilating a new set of athletic instincts takes time, and it involves a period in which the new and superior instincts have not yet settled in but the old, tried and true ones are starting to disintegrate; in this period one plays worse.
様々な新たな運動能力を本能的に身につけるには時間がかかる。新しく、より優れた本能がまだ安定せずに、これまでに主に使われてきた方が崩れ始めると、一時的に選手のプレーが悪くなる期間がある。
●Between 2004 and 2007 Roger Federer won 4 Wimbledons, 4 US Opens, and 2 Australian Opens ? but not once at Roland Garros. Deciding that his only remaining wish was to complete a career grand slam by winning on Parisian clay, he reworked his game to adjust it to that peculiarly bouncy surface. And indeed, on 7 June 2009 he beat Robin Soderling in straight sets to secure his coveted career grand slam. But this had been only his second grand-slam victory in 21 months! While injuries were also a factor, clearly the project of rewiring his brain to play clay-court tennis took its toll.
2004年から2007年にかけて、ロジャー・フェデラーはウィンブルドンを4度、全米オープンを4度、全豪オープンを2度制したが、ローラン・ギャロス(全仏)では一度も勝てなかった。パリのクレーコートで勝って個人のグランドスラムを達成することだけが残された目標だ、と心に決めたフェデラーは、特にボールの弾むサーフェスに自分のプレースタイルを合わせ直すことにした。そして、2009年の7月にロビン・セーデリングをストレートで下して、切望していたキャリアでのグランドスラムを達成した。しかし、それは21ヶ月の間でクランドラムでは僅かに2度目の優勝だった。同時期の負傷も一因ではあったが、頭をクレーコートに適応させる、というプロジェクトは高くついたのだ。
●Learning Guardiola's style of football was always going to exhibit the same dynamic. It requires considerable training and a non-negligible threshold of intelligence, but it also requires a real capacity for concentration, a cognitive resource notorious for its fast rate of depletion. It is a constant of Pep's career that his teams play their best football in the first 30 to 35 minutes of a game. That is precisely the human brain's natural capacity for sustained concentration, as cognitive psychologists determined some years ago.
グァルディオラのスタイルのフットボールを学ぶ際には、同様の労力が求められることになる。相当な量のトレーニングと無視できないレベルの知性が求められ、また、一気に消費されていく認知能力の源泉である、真の集中力も必要だ。ペップの監督キャリアでは、彼のチームは最初の30?35分まで最高のフットボールを見せる、という傾向がある。それは、人間の脳が集中を継続できる、と数年前に認知学者が究明した時間と正確に一致する。
●That's why it had always been so crucial for Pep's Barca and Bayern to score in the first half hour.
それこそ、ペップが率いたバルサやバイエルンで、最初の30分にゴールを決めることが非常に大事だった理由だ。
出典:The Blizzard
翻訳:桐谷 圭介


(2) 参考:Guardiolaのハイレベル哲学:Juego de posición
2016/17シーズン『Foot! TUESDAY』、#32の前半レポートより。参考の為にコピペしました。
●Guardiolaが選手たちに求めるのはかなりハイレベルの哲学である。
●かなり細かい哲学だから、それをこなせるまで長時間の練習も必要であり、試合中もそれを常に意識する必要がある。
●2015/16シーズンまでの『Foot!』ではVan Gaalの「フィロソフィー」について何度も話したが、実はGuardiolaの哲学もその延長線である。

Guardiolaは自分の哲学を「juego de posición=ポジション・ゲーム」と呼ぶ。
●それを選手たちに教える為に、練習場のピッチを20のゾーンに分けて練習を行う。
●哲学の基本として、現在ボールが入っているゾーンに合わせて、各選手がポジションを調整する。
●また、チームメイトのポジションにも合わせて、各選手がポジションを調整する必要がある。


その中でチームの形を簡単に説明すれば、基本的に2つの条件がある。
●(1) 横には、最大3人まで同じ列のゾーンで並んでも良い。しかし、4人以上は並んではいけない。
●(2) 縦には、最大2人まで同じ列のゾーンで並んでも良い。しかし、3人以上は並んではいけない。
●つまり、チームメイトの動きにより同じ横列のゾーンで4人が並ぶことになれば、なるべく直ちに残り3人の誰かが必ず自らのポジションをそれに合わせて調整する必要がある。
●それが出来れば、ボールを持った選手にとってはどこからでも、パスの選択肢が2つか3つ確保されているはずだ。


更にハイレベルに実現する為には
●理想的には、上記の基本を固い感じではなく、むしろ流動的な感じに実現できれば最高である。
●流動的なポジションチェンジにより、重要なゾーンに人数をかけつつ、全体の組織を保つのがベスト。
●それが出来れば、パスの選択肢も相変わらず2つ、3つあるはずだし、万が一ボールロストがあっても、すぐに取り返す為のカウンタープレス(独:gegenpress)をかけ、相手のカウンターを素早く止めることができるはずだ。
●ボールを奪って、すぐに攻撃できない場合は、まずショートパスを繋ぎながら組織的な形を取り戻す。
●15本以内のパスで、正しい形に戻っているはず。ここから攻撃もカウンタープレスも機能する。
(その形を取り戻す為のパス回しが、他者には「tiki-taka」と呼ばれた。)
●つまり、試合中はずっと20ゾーン図を頭に入れて、常にそれを意識しながらボールとチームメイトのポジションに合わせて自分のポジションを調整する必要がある。かなり難しいことだろう!


(3) 今季は35分までに決めなくても、90分も勝負できるシティ
今季のシティは、イメージとして攻撃力がすごい
●今季のシティと言えば、攻撃力が半端ない。ゴールも多く、相手を圧倒する為の引き出し・方法をたくさん持っている。
●攻撃の厚みも半端ない。Bernardo Silvaはまだレギュラーに定着できていない。Gabriel Jesusはこの試合では要らなかった。Leroy Saneは先発起用が少なかったが、いきなり2試合連続で爆発。
●シティはクラブ新記録となる、開幕から6試合で21得点(1試合平均:3.5得点)。
公式戦では8試合で27得点(1試合平均:3.375得点)。
●ただ、今季の強みはそれだけではない。


しかし、今季は「35分のジンクス」を乗り越えて90分も勝負できるようになった
●#1 BHA 0-2 MCI - Aguero 70', Dunk OG 75'
●#2 MCI 1-1 EVE - Rooney 35' // Sterling 82' (※後半はずっと10人でプレーした)
●#6 MCI 5-0 CRY - Sane 44', Sterling 51', 59', Aguero 79', Delph 89'


「35分のジンクス」を乗り越えるも同点で終盤を迎える試合でも、勝ち切れる
●#3 BOU 1-2 MCI ? Daniels 13' // G. Jesus 21', Sterling 90'+5
●LC3 WBA 1-2 MCI ? Sane 3' // Yacob 72' // Sane 77'


まとめ
●だから、振り返ってみれば公式戦8試合のうち、5試合は必ずしも思い通りに行かなかった。
●Maneの一発退場までSalahなどにチャンスを与えてしまったリヴァプール戦も含めると、8試合中6試合で苦労する時間帯があった。
●しかし、今季のシティはこれまでになかった勝負強さを持っている。いつもよりも遅い時間帯にあっても、点を決めて勝ち切れる。
●残された疑問は、敢えて言うなら守備。
●現在はリーグ戦で2失点、公式戦で3失点しかないが、攻撃が最善の守備というベースになっている。
●リヴァプール戦のように、攻められるときは大丈夫か?という疑問についてはまだ証拠が足りない。
●だが、あのリヴァプール戦でも結局5-0で圧勝したし、見ていて楽しいので、絶賛に相応しいチームだ!

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Week 6 - 発音シリーズを本番に

はじめに
●『Foot!』公式ツイッターの人気コーナー、発音シリーズ!
●選手やチーム名の発音が気になる、視聴者の方が多いようだ。
●ベンも、頭の中にある名前を、解説時や『Foot!』時に日本語へコンバートすることに苦労することがしばしばある。
●だから、幾つかのパートに分けて、幾つかの事例を取り上げて、幾つかの難しい名前とその理由を紹介していきたいと思います!


前提
●どの国やどの言葉であっても、人名や地名など、訳さない・訳せない固有名詞の発音が難しく、完璧にはできないことが普通だ。
●例えば、「野村明弘」と「Akihiro Nomura」。
●イギリス人で真面目な人ができるだけ丁寧に発音しても、日本語を知らない限り、
「野村明弘」を日本語と同じ発音で言えるわけがない。
●特に、「r」の部分は日本語の「ラリルレロ」ではなく、英語の「r」になってしまう。
●しかし、そこは避けられないことだ。
●それぞれの母語に存在する「音素」が異なっているのは仕方がないし、自分の母語に存在しない音素を発音するのは基本的に難しい。
●ベンの場合でも、「Ben Mabley」と「ベン・メイブリー」の発音は全体的に違う。
●一番大きな違いはやはり「l」のところにあるが、
厳密に言えば「Ben」と「ベン」の発音まで微妙に違う。
●しかし、そこは細過ぎるし、みんなそれぞれの訛りとアクセントが当然あるわけだ。
●日本語にある「音素」で「Ben」という人を「ベン」と呼べば、十分自然に聞こえるし、
通じないことが一切ないはずだ。
●自分の母語に存在しない音素が発音できないのは、避けられないことだし、避けなくて良いことだと思う!

しかし、ここはおかしいぞ!と思わされる名前の発音がたくさんある!



事例1: Andros Townsend

カタカナ表記が確かに統一されていないが...
●名字の「Townsend」について、
「タウンゼント」や「タウンゼン」という、複数のカタカナ表記があるよね。
●どちらに統一したほうが良いか、と『Foot!』のスタッフに問い合わせされたこともある。
●さて、どっちなのか?
タウンゼント?
タウンゼン?
●正解は、どちらでも無いぞ!
どちらも間違っていて、ネイティブの耳ではめっちゃおかしく聞こえる!

問題はどこなの?
●「タウンゼント」と読めば、
「Townsendo」じゃないよ、「Townsend」だよ、と言われる。
その最後にある「o」は要らないよ!
●ただ、「ト」ごと取って、「タウンゼン」と読めば、
「Townsen」じゃないよ、「Townsend」だよ、と言われる。
なんで最後の「d」まで言わないの!

だけど、カタカナ表記ではそのどちらかになるだろう。
避けられないことは仕方がないって、さっき言ってなかった?

ポイント:カタカナは外国の名前を表記するのに全く適していない文字だ!

●私は気をつけて言葉を選んだ。
●自分の母語に存在しない「音素」があれば、仕方がないので、母語に存在して一番近い「音素」で発音しても構わないと思うよ。
●しかし、「音素」と「文字」は違うのだ。
●「文字」の感覚から、「音素」の感覚を分ける必要がある。
●カタカナという文字は確かに音を表す文字だが、これはいわゆる「音節文字」である。
カタカナが表す音は、「音節」である。
●実は「ア・イ・ウ・エ・オ・ヲ・ン」の7文字を除き、日本語のカタカナで表す「音節」はすべて、複数の音素から構成されている。
●基本的に、「子音+母音=2音素」から構成されている。


そう言われても、日本語ではそんな感覚が無いんだけど...
●カタカナ(とひらがな)は確かに、日本語に存在する音を表す為に素晴らしい文字だと思う。
●だが、世界のどの言葉と同じように、日本語の音節も「子音」や「母音」といった「音素」から構成されている点は変わらない。
●日本語にそういう感覚が実はある、という証拠は、五十音図そのものにある!

0015_五十音図.jpg

●「ア・イ・ウ・エ・オ」の「段」と、10の「行」という順にされているのは、元々、母音と子音の音素から構成されている感覚があったからだ。
●日本語では純粋な母音は5つ存在し、子音を言ったら必ずそのどれかが続く為、日本語に存在する音節が分かりやすくて、この音節文字を作ることが可能だった。
●「ア・イ・ウ・エ・オ」の前に /k/ という子音が来たら、「カ・キ・ク・ケ・コ」になる。
●因みに、厳密に言えば各行の子音が完全に統一しているわけではなく、発音記号にすれば「シ・チ・ツ・ヒ・フ」の子音は他の文字とは違うが、これは日本語の細かい点でこれ以上脱線しなくて良いだろう!

まあ、そうだけど...
●確かに、日本人が日本語で話す上で、こういうことを意識する必要が全くないし、意識しないのは当然だ。
●しかし、カタカナという「音節」の感覚で英語を初めとする他の言語を話そうとすると、難があるということはよくご存知だと思う。
●「Ben」と「ベン」、「野村」と「Nomura」のように、それぞれの母語に存在する音素が多少違っていても、そのまま使ってもだいたい通じるだろう。
●ただ、複数の「音素」から成る、「日本語」の音節(=カタカナ)をそのまま発音すると、通じなくなってしまうことが多い。

カタカナ表記が駄目か... じゃあどうすれば良い?
●ちょうどこの前、たまたま面白いことを発見した。
●ベンは現在、CLの仕事でAPOELのことを勉強中。
●APOELはキプロスのチームで、言葉はギリシャ語だから、文字もギリシャ文字になる。
●公式ツイッターの投稿をチェックしていたら、このツイートを見た:


APOEL FC‏Verified account @apoelfcofficial Sep 17
Γυμναστήριο, τρέξιμο και ασκήσεις με μπάλα έκαναν οι Ιωάννου, Εφραίμ και Bertoglio. Πρόγραμμα αποκατάστασης ο Milanov.

●内容は、怪我人4人の情報だった。
●そのうち、キプロス人選手は2人、外国人選手は2人居た。
●キプロス人選手のΙωάννουとΕφραίμはギリシャ文字の表記だ。
●しかし、全体がギリシャ語でギリシャ文字にもかかわらず、アルゼンチン人のBertoglioとブルガリア人のMilanovはローマ字の表記だ!

●これと同様に、日本語の文章の中でも外国人の名前を、ローマ字で表すことは不可能ではないだろう?

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September 20, 2017 3:02 PM /

Week 6 - Chelsea 0-0 Arsenal

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Week 6 - Chelsea 0-0 Arsenal


(1) 対チェルシー戦なら何故か安定する、アーセナルの形
●アーセナルは4月のミドルスブラ戦で、ほぼ20年ぶりに3バックを起用した。
●それ以来、この「チェルシーと同じ」3-4-2-1がアーセナルの基本フォーメーションになってきた。
0006_アーセナル平均ポジション  vsチェルシー.jpg
●システム変更後、昨シーズンは 10試合で9勝1敗の成績で終え、FAカップ決勝戦でチェルシーを破った。
●しかし、今シーズンはリヴァプール戦やケルン戦など、3バックではうまくいかず、後半から4バックに戻るパターンが増えてきた。
0005_アーセナル平均ポジション  vsリヴァプール.jpg
●ケルン戦ではそれが特にうまくいった。4バックに変更してから、0-1から3-1へと逆転勝利した。
●その中、基本フォーメーションは3バックか4バックか、どっちが良いのか?という議論が続いている。
●この試合では相変わらず3バックだったが、その前のアウェイ戦(リヴァプール戦)と違って、今回は非常に安定していた。現地ジャーナリスト達に高く評価された。

Jeremy Wilson記者、Daily Telegraph紙
●"[Chelsea] would surely have made their early pressure count against an Arsenal team with only two centre-backs. It was not always pretty but Arsenal largely had that one extra body just often enough to frustrate and crowd out Willian, Pedro and Álvaro Morata. It also made them far less susceptible on the counter-attack.
アーセナルのセンターバックが2枚であれば、序盤の良い時間帯にチェルシーは早々にゴールを決めていただろう。常に見栄えが良かったわけではないにせよ、アーセナルは大抵1人余らせることができており、それはウィリアン、ペドロ、アルバロ・モラタを凌ぎ、苛立たせるには十分だった。また、カウンターを受ける時の危うさも以前より遥かに薄らいだ。

●"An extra centre-back and the defensive solidity of Sead Kolasinac added to the pace of Héctor Bellerín really is a big change from the seemingly endless examples of Kieran Gibbs leaving a whacking great hole that no midfielder or centre-back would cover.
中盤やセンターバックのカバーもない中キーラン・ギッブスが上がって大きな穴を空けまくっていた頃を思えば、エクトル・ベジェリンのスピードだけでなく、センターバックが1枚余り、セアド・コラシナツの強固な守備力まで加わった現在の姿は実に大きな変化だ。

●"Indeed, there is an argument that an increasingly secure defensive platform will actually help players attack with greater certainty and confidence. That was evident when Aaron Ramsey dribbled through much of the Chelsea defence and was denied only by the post.
更に、守備の基盤が益々安定することで、選手たちも安心感と自信を持って攻撃できるのだ、という意見もある。惜しくもポストに阻まれたが、アーロン・ラムジーがチェルシー守備陣をドリブルでかわしていった場面などは、その証拠だろう。

●"The wider evidence in favour of 3-4-2-1 is also convincing. Arsenal ended last season with 10 wins in 11 games once the change was made."
3-4-2-1が確かな形だということには、より大きな証拠がある。アーセナルは昨季3バックに変更して以降、残り11試合10勝でシーズンを終えているのだ。

※ 記者のデータに誤り:最後の11試合で10勝ではなく、最後の10試合で9勝をあげた。

出典:Daily Telegraph
翻訳:桐谷 圭介

(2) そもそも、昨シーズンは3バックになって堅くなったのか?
●リヴァプール戦との違いをもたらした要素は、相手はもちろんのこと、集中力やメンバーも挙げられる。
●左サイドにBellerinではなくKolasinacを使ったのも大きいし、守備の組織という意味ではSanchezとÖzilではなく、IwobiとLacazetteがWelbeckと3トップを組んだことが大きいだろう。
●だから、アーセナルの3バックが現地ジャーナリストに高く評価されたが、「この試合では」、「この試合での」というコンテクストも必要だろう。

0920.pngのサムネール画像

●また、Jeremy Wilson記者が指摘するように、昨シーズンは3バックに変わってから成績が良くなったのは確かだ。特に、1試合平均の失点が大幅に減ったので、3バックにして守備が堅くなったという印象があった。
●しかし、本当に堅くなったのか?Sky SportsのJamie Carragherはそれを疑問に思っている。

Jamie Carragher、Sky Sports、2017年9月14日
●"Sometimes when you go to a new formation it changes people's concentration levels. It gives the players that something to focus on because they are suddenly doing something different rather than repeating the same stuff. So it can be a mental thing that managers use.
新たなフォーメーションに移行する際には、集中力のレベルも変わってくる。選手たちからすれば、それまでの同じことの繰り返しとは異なる形に突如取り組むわけで、集中せざるをえない。監督によっては、メンタルなアプローチとして(布陣変更を)使い得るね。

●"I was surprised that he stayed with it. I thought it was something just to get them through to the end of the season. There is no doubt they got results with it but their actual defending did not massively improve. I have never really been convinced when watching them that it is going to make that much of a difference.
ヴェンゲルが3バックをそのまま使い続けたのには驚きだった。僕はあれはシーズンを良い形で終えるための手段だと思ってたからね。結果が出たことは確かだけど、実際にアーセナルの守備がそこまで良くなったわけでもなかった。見ていても、それが大きな違いを生むほどのものだと確信できたことはなかったよ。

●"I don't think their problems were with the system, I think they were about the mentality."
問題が彼らのシステムにあったわけじゃないだろう。むしろメンタリティの問題だったと思う。

出典:Sky Sports
翻訳:桐谷 圭介


Carragherの疑問を証明するのは、期待値のデータ!実は昨シーズンでも3バックは全然堅くなかった
●昨シーズン、3バックに変わってからアーセナルの失点は1試合平均で1.3から0.625へと減った。
●だからと言って、守備は堅くなったのか?本当に決定機を相手に与えていなかったのか?
●それを証明するのは期待値だ。

0920_2.png
出典:Sky Sports

●アーセナルの決定機と、相手の決定機について、それぞれゴールが決まる確率(=どのくらい良いチャンスだったのか)で見てみると、実際の成績とは違う傾向が見られる。
●実は昨シーズン、アーセナルが3バックに変わってから、失点の期待値が減るどころか、1.2から1.7へと増えてしまった。
●つまり、実際の失点が減ったのは、相手選手が良いチャンスを作っていたのに決められなかっただけ、という傾向も強かった。たまたま、アーセナルは相手の失敗に恵まれていた。

纏め
●要するに、フォーメーションを変えるだけで全てがずっと良くなることはない。
●アーセナルには、もっと臨機応変が必要だ。
●ケルン戦のように途中からシステムを変更して良くなるのも良いことだが、場当たり的な感じでやっているなら成功し続けることはない。
●4バックのときでも、ベンゲル監督は一つの基本フォーメーションを決めたとき、相手に関係なくずっと使い続けて、不調が本当にひどい状況になるまで基本フォーメーションを変えない傾向が強い。
●そうではなく、フォーメーションのオプションを幾つか持ち、各試合のニーズに合わせて使い分けできるようになれたら理想的。


(3) アーセナルの移籍活動について、詳しい記者から裏の話!
●アーセナルを細かく取材する、BBCのDavid Ornsteinが夏の流れと内部情報を詳しく明かした。

アーセナルは大型補強とともにエースの残留が優先事項だった。その為に、大型放出もする方針だった。
今年の夏移籍マーケットでは、アーセナルのプライオリティは3つだった:
1.FWと左WBの補強=LacazetteとKolasinac
2.プラスアルファの補強=Lemar
3.既存戦力の残留=Sanchez、Özil、Oxlade-Chamberlain

0011_今夏 アーセナルの主な移籍.jpg
●2016年の夏移籍マーケットでは、アーセナルが£1億以上も使ったが、今年はそれ以上の予算を用意していた。
●その予算の大半は、Lacazetteの移籍金と、LacazetteとKolasinacの年俸に使われた。
●その2人の移籍が成立した後、プライオリティはLemarの獲得と、Sanchez・Özil・Oxlade-Chamberlainの残留だった。
●しかし、全部をこなす為には、選手を放出することで資金を調達し、人件費を減らす必要があった。(人件費について、FFPの制限もあった。)

放出はうまく行かなかった。放出したかった選手は残留を希望した一方、他の選手が移籍を希望した。
放出する選手としてリストアップしたのは:
Szczesny, Giroud, Wilshere, Elneny, Gibbs, Chambers, Jenkinson, Akpom他。

0007_アーセナル今夏放出候補に挙がっていた選手.jpgのサムネール画像
●GiroudとWilshereは残留を希望した。
●Chambersについて、Wenger監督は心変わりした。
●Lucas Perezは移籍を希望したが、元々はGiroudを放出する予定だったので、クラブは残留を決めた。そして、Giroudの残留希望によって、Lucas Perezの放出が可能となったが、タイミングが遅くて完全移籍について交渉が間に合わず、ローンでしか出せなかった。
●Gibbsの移籍も、予定よりも時間がかかってしまった。
●Gabrielは急に移籍することになり、Mustafiも移籍を希望した。アーセナルはMustafiのパフォーマンスに満足していないので、放出は平気だったが、他のDFを取る時間がなくなってしまった。
●因みに、Bellerinはバルセロナに戻りたくて移籍を希望したが、クラブは放出したくなかった。

契約満了まであと1年だった3人
ベンゲルはSanchez・Özil・Oxlade-Chamberlainを3人とも絶対にキープしたかった。
クラブにとって、3人とも1年後、フリートランスファーで出ていってしまうのが考えられないことだった。

●契約更新はできなければ、少なくとも1人を放出する必要があった。
●Özilとは契約更新が3月よりずっと保留状態で、話すら全くしていない。しかし、Özilの獲得を狙ってオファーするクラブはいなかった。
●Sanchezは移籍を希望した。クラブにとって、その代わりにトップクラスの選手を取れたら移籍を認めるスタンスだったが、取れずに放出することはアウトだった。
●Oxlade-Chamberlainにはかなりの昇給をオファーしたものの、本人は断って移籍を希望した。ベンゲルにその旨を伝えたとき、ベンゲルは激怒したそうだ。
●しかし、3人の中でOxlade-Chamberlainの移籍が最も現実的だったので、クラブはそれを認めた。

最後に残った予算
浮いたお金は、来年の冬と夏の予算に上乗せする予定。
●Oxlade-Chamberlainの移籍後、アーセナルは問い合わせに対して、大型補強する予算がもうないと主張した。
●しかし、最終日にSanchezを£5500万で売却し、Lemarを£9200万で獲得するという話になったので、少なくとも£3700万の余裕はあっただろう。
●そのお金は、来年の冬と夏の予算に上乗せする予定。

クラブは、移籍マーケットが成功だったという考えだそうだ
クラブの考えでは、昨シーズンよりも強いメンバーが揃えているという。
●ベンゲルは8月下旬、Oxlade-Chamberlainの移籍を受けて、中盤の補強を考えたが、もう時間が残っていなかった。
●しかし、その点以外は、クラブはこの移籍マーケットが成功だったという考えだ。
●その根拠はSanchezとÖzilの残留、そしてキーとされたポジション(LacazetteとKolasinac)で補強できた点だ。

出典:David Ornstein、BBC


しかし、これからの予算に浮いたお金を上乗せすることは、本当に可能なのか?
ベンゲル監督が認めたように、Sanchezがフリートランスファーで出た場合は実質£1億4千の損失
●"You take a Sanchez into the final year of his contract, you sacrifice £60-£70million income and at the end of the season you will have to buy somebody for that amount of money."
「Sanchezのような選手を契約の最後の1年に残留させることで、£6000万〜7000万の収入(移籍金)を犠牲にするのと同時に、シーズン終了後にそのくらいのお金で誰かを取る必要も出てくる。」

出典: beIN Sports、2017年9月6日

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今週のFoot!

5/7~5/11のFoot!


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【5/7】MC:西岡明彦 コメンテーター:ミムラユウスケ、菅原慎吾
月曜は週末に行われたプレミアリーグのハイライトを中心にお届け!
▽プレミアリーグ ハイライト
―チェルシー×リヴァプール、マンチェスターC×ハダースフィールド、アーセナル×バーンリー ほか
▽プレミアリーグ トピックス
▽ミムラさんのブンデスリーガコーナー
▽菅原Pのリーガエスパニョーラコーナー


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【5/8】MC:野村明弘 コメンテーター:ベン・メイブリー
火曜日は、週末に行われた注目ゲームを分析します。
▽プレミア第37節を受けて、気になる試合をピックアップ!
▽Foot! Off The Pitch
―ピッチ外の話題を紹介!


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【5/9】MC:下田恒幸  ゲスト:川勝良一
▽今回のFoot!WEDNESDAYは、川勝良一さんをゲストにお迎えし、ハリー・ケイン(トッテナム)のテクニックをマニアックに分析&解説します!


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【5/10】コメンテーター:名良橋晃、ワッキー(ペナルティ)
4月からリニューアルしたFoot! THURSDAY。高校選手権出場経験の無い元日本代表プレイヤー名良橋晃さんと、強豪 市立船橋サッカー部出身のお笑い芸人ワッキーのコンビで、今の高校年代のサッカーを追いかけます!
未来の日本サッカーを背負って立つダイヤの原石を探しだせ!
▽高円宮杯プレミアリーグ第5節ハイライト
―EAST4連勝の鹿島ユースは2連勝の清水ユースと対戦。
 WEST首位の神戸U-18は福岡U-18と対戦。
 その他、前半戦最後の戦いを振り返る。


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【5/11】ゲスト:倉敷保雄 & 小澤一郎(サッカージャーナリスト) & 中山淳(サッカージャーナリスト)
▽今回のFoot!FRIDAYは、"ロシアW杯の楽しみ方"をテーマにお送りします!
チーム倉敷の御三方をゲストに迎え、来月14日から開幕するワールドカップの楽しみ方をたっぷりと語っていただきます!




※放送内容は変更となる場合がございます。


Foot!について

2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
ナビゲーター紹介
スタッフ紹介
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