コースの特徴
3週間の戦いは、早くも折り返し地点に達した。大急ぎでイタリア半島を南下してきたプロトンは、いわゆる足首部分を横切ると、ここからいよいよ北上を始める。
200kmを超える長いステージの、前半は、いまだ起伏に満ちている。ただアペニン山脈の南端のうねりは大らかで、等級の付いた山岳は3級峠ひとつだけ。しかも65km地点を過ぎると道はほぼ下り基調。コース半ばでアドリア海側へ出ると、ついに道は平坦になる。
終盤の約90kmはひたすらフラットな海岸線を突き進む。直線の多い道で、各チームが隊列を組み上げるはずだ。
ナーバスな場所取り、2つの直角コーナー
最終盤は、総合系チームも含めて、ナーバスな場所取りが巻き起こるに違いない。フランカヴィッラ・アル・マーレに入り、ラスト4kmを切った直後に、ロータリーを利用した2つの直角コーナーが待ち受けるからだ。しかも2つのコーナーの間で、線路の下をくぐり抜ける際に、一瞬、道幅が細くなる。
ここを上手く抜け出せたら、残す3.5kmは一直線。パワフルなスプリント勝負に期待したい。
text:宮本あさか
関連観光グルメ
長年愛される洋ナシ型のチーズ! 古代種から作られたチーズの王様
第11ステージのスタートから到着地点の道のりにあるプーリア州で愛されているのが、洋ナシ型のチーズ『カチョカヴァロ』。
さまざまな品種の牛のミルクから作られたチーズ。「カチョ」はチーズ、「カヴァロ」は馬という意味。2つずつ紐で縛り長い棒に吊るす熟成法が、馬にまたがっている姿に見えることが名前の由来と言われている。紀元前の時代から南イタリア地方を中心に作られてきた、世界的に最も歴史のあるチーズの一つだ。古代種・ポドリカ牛から作られたものは南イタリアのチーズの王様と呼ばれている。
Difference in height
高低差図
Detail
詳細
Time schedule
タイムスケジュール
ポイント | 残り距離 | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
44 km/h | 42 km/h | 40 km/h | 44 km/h | 42 km/h | 40 km/h | ||
オフィシャル スタート |
207.0 km | 12:15 | 12:15 | 12:15 | 19:15 | 19:15 | 19:15 |
3級山岳 | 158.6 km | 13:30 | 13:34 | 13:39 | 20:30 | 20:34 | 20:39 |
中間SP | 132.5 km | 14:04 | 14:11 | 14:17 | 21:04 | 21:11 | 21:17 |
インテルジロ | 69.1 km | 15:27 | 15:37 | 15:48 | 22:27 | 22:37 | 22:48 |
中間SP | 34.5 km | 16:11 | 16:23 | 16:36 | 23:11 | 23:23 | 23:36 |
フィニッシュ | 0.0 km | 16:57 | 17:11 | 17:26 | 23:57 | 00:11 | 00:26 |