J SPORTS

素晴らしきスケーターの系譜

第8回 トリプルアクセル編

2011年02月07日

伊藤みどり J SPORTS フィギュアスケートブログ・華麗なる舞が好評連載中の田村岳斗さん。現在、スケーターの育成のかたわらプロスケーターとしても活躍している田村さんから見たトリプルアクセルの優れた選手とは・・・

 トリプルアクセルで名前が挙がるのは、やはり伊藤みどりさんです。僕がまだ小学生の頃はじめて生で見ましたが、フェンスを飛び越えてしまいそうな高さは強烈でした。なんであんな風に跳べるのか信じられませんでした。男子も含めて、あれだけの高さを出せる人は、そうはいないと思います。あの人は別格でした。
 男子では、ブライアン・ボイタノ選手やカート・ブラウニング選手がトリプルアクセルの名手として知られています。二人ともとても成功率が高く安心して観ていられました。高さと幅があり、跳ぶ前と着氷後のスピードがほとんど変わらないバランスのとれたジャンプでした。僕が一番好きなトリプルアクセルを跳んだ人は、ウクライナのヴィアチェスラフ・ザゴロドニュク選手です。出しすぎじゃないかと思うぐらいスピードを出して踏み切っていました。 その分着氷が乱れたり、1つ目で回りすぎてセカンドジャンプが3回転にならないという事がありましたが、男らしい跳び方で、いつ見てもかっこよかったですね。
 それから、日本人選手では、今は全日本でもテクニカルスペシャリストとして活躍している神崎範之選手も素晴らしいトリプルアクセルを跳んでいたと思います。

 さて、今シーズンを見ると、男子は4回転ジャンプをほとんどの選手が跳ぶので、トリプルアクセルは跳べて当たり前という感じです。逆に言えば、4回転を跳ばない選手は、トリプルアクセルの質や成功率が高くないといけません。今シーズンではアモディオ選手などがそうですね。世界選手権では、そういった選手のトリプルアクセルに注目するといいかもしれませんね。

(解説:田村 岳斗)

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