オーストラリア代表

AUSTRALIA

苦しい戦力で挑む南半球の雄

2023WBC唯一となる南半球の出場国(コロンビアも国土の一部は赤道以南にあるが、今大会の出場国で国土が丸々南半球にあるのは、オーストラリアのみ)。WBCには2006年の第1回大会から連続して出場しており、2013年の第3回大会は予選から勝ち上がって本大会出場を果たした。

これまでWBC本大会での通算成績は2勝10敗。今大会では5度目の挑戦にして初の2次ラウンド進出を狙う。しかし、1次ラウンドを戦うプールBには、日本と韓国と言うアジアの2強が同居しており、同国初の快挙達成へ向け、その道のりは厳しい。

また、オーストラリアは国内リーグの選手を中心に編成されたロースターの相対的な戦力不足に加え、国内リーグの2021-22年シーズンそのものが、新型コロナウイルスの影響で中止になっており、実戦から離れて久しい選手たちの試合勘と言う面でも、ハンディキャップを背負っての戦いを余儀無くされることになる。実際、昨年11月に来日し、日本代表と対戦した侍ジャパンシリーズでは、2試合合計1得点しか挙げられず、大差での2連敗を喫している。

今回の代表メンバーは、リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)の欠場により、現役MLBプレーヤーは皆無であり、MLB経験者もベテラン右腕のワーウィック・サーポルト(元・タイガース)のみと、投打ともに苦しい台所事情となっている。注目選手には昨季、エンジェルス傘下でプレーした快速外野手のアーロン・ホワイトフィールド、そしてロイヤルズ傘下で長打力が売りのロビー・グレンディニングがいる。

掲載情報は2023年2月10日現在

WBSC世界ランキング
10位(2023年2月10日現在)
WBCの成績
・2006年:1次ラウンド敗退
・2009年:1次ラウンド敗退
・2013年:1次ラウンド敗退
・2017年:1次ラウンド敗退
WBSCプレミア12の成績
・2015年:不参加
・2019年:6位
試合日程
(東京ドーム)
3月9日(木)12:00 オーストラリアvs.韓国
3月11日(土)12:00 中国vs.オーストラリア
3月12日(日)19:00 日本vs.オーストラリア
3月13日(月)12:00 オーストラリアvs.チェコ共和国