梶原　昂希

かじわらこうき

ブレイク寸前の『ハマのギータ』

パワーあふれる打撃に俊足、強肩と三拍子揃った大型外野手。昨季はイースタン・リーグで73試合に出場して打率.338、7本塁打の好成績で優秀選手賞を受賞。一軍でも1番を任されて結果を残した。

大分雄城台高校では地元で評判の打者だったが、甲子園出場はなし。神奈川大学では、1年秋に首位打者のタイトルを獲得。4年秋にはバックスクリーン直撃の特大弾で注目を浴びた。柳田悠岐（福岡ソフトバンク）と同じ地方の大学リーグ出身、身体能力の高いアスリートタイプの外野手で、『神奈川のギータ』と呼ばれた。

ドラフト6位入団だが、「将来の夢はトリプルスリー」と宣言。その言葉通り、ルーキーイヤーには、デビュー戦で球団史上3人目となる初安打が本塁打、さらにNPB史上初となる4安打と、派手なデビューを飾った。また、フレッシュオールスターでは、4打席連続安打を放って優秀選手賞を受賞した。

昨季は二軍で開幕から打率3割をキープして、夏場に一軍登録されて4試合連続安打など結果を残したが、8月に試合中の守備で右足を痛めて戦線離脱となった。

好調時の爆発力と派手な活躍は、まさに『ハマのギータ』となり得る素材で、今季は「1番・センター」の定位置獲得でブレイクを狙う。

TEXT by 大久保泰伸
協力：ベースボール・タイムズ

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