蝦名　達夫

えびなたつお

走攻守三拍子揃った青森産外野手

非凡な打撃センスに俊足、強肩と三拍子揃った外野手。昨季は二軍では39試合で打率.322、4本塁打と別格の働きを見せたが、一軍では40試合でわずか6安打と結果を残せなかった。

青森商業高校で通算31本塁打を記録し、青森大学では4年秋のリーグ戦で首位打者となり、チームの16シーズンぶりの優勝に貢献した。ドラフト6位で入団して1年目から開幕一軍入りを果たしたが、1試合のみで二軍降格。

イースタン・リーグで8月下旬から4試合連続本塁打を含む、6試合連続マルチヒットをマークして9月に一軍へ再昇格し、代打で登場した阪神戦でバックスクリーン直撃のプロ初安打、初本塁打を放った。2021年は31試合に出場したが、打率1割台で本塁打0と目立った成績は残せなかった。

2022年は5月に佐野恵太の故障離脱で昇格のチャンスをつかみ、代打で結果を残して交流戦では18試合中13試合にスタメン出場。6月中旬からは1番で起用される試合が増え、最終的に61試合出場で打率.247、3本塁打をマークした。

高い能力も持ちながら、一軍ではなかなか結果を残せず、オフには鈴木誠也（カブス）と合同自主トレを行い、打撃について学んだ。今季の目標は開幕から一軍定着で外野手争いに参戦することだ。

TEXT by 大久保泰伸
協力：ベースボール・タイムズ

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