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ROAD TO VANCOUVER 田村岳斗 -華麗なる舞-

世界選手権の一覧

全欧&全米フィギュア感想

2009年02月26日

 世界選手権に向けて、
今、選手の滑りをチェックしています。
遅くなりましたが、
全欧&全米フィギュアスケート選手権の感想です。
 
 全欧フィギュアスケート選手権は、
実績のあったメダリストが引退やケガ、
あるいは調子を崩すなどして、
世代の入れ替わりが進んでいく中で、
1人ジュベール選手ががんばっていました。
この大会でも見事な4回転を決めていましたが、
まだ力を抑えている感じさえありました。
いろいろな大舞台を経験している彼には、
焦りのようなものがまったく見られません。
バンクーバーまでの1戦1戦、勝敗で一喜一憂することな、
最終的な目標に向かって戦っている。
そんな雰囲気を持っています。

 期待されていたベルネル選手は調子を落としたままだったので、
ちょっと心配です。
チェコのジュニアにすごい選手がいると聞いているので、
その選手との代表争いにプレッシャーを感じているのかもしれません。
バンクーバーでチェコ代表枠が2枠ある保証はありませんから。
技術的な面に関しては、あそこまで成績を出している選手ですから、
僕が言うことはありませんが、
精神的な面で考えすぎている気がします。

 ポンセロ選手の4回転は、
相変わらずすごいスピードとキレを持っていました。
着地が乱れることがまったくありません。
前の時代の人たちは、3回転を跳ぶ体で4回転を覚えましたが、
ポンセロ選手は4回転を跳ぶ体で、
4回転をマスターしたように見えます。
だから、4回転よりも3回転の方が質が悪かったのでは?
僕も種類によっては2回転より3回転の質の方がいい事がありました。
それと同じ感覚かもしれません。
おそらく3回転よりも4回転を多く練習しているのでしょう。
彼はメインのジャンプが4回転ですから3回転に関しては、
とりあえず決まればいいという雰囲気ですが、
あれだけしっかりした4回転を跳べるのであれば、
もう1本プログラムに入れて欲しいですね。

 一方、全米フィギュアスケート選手権は、
ジャンプが決まる決まらないにかかわらず、
たくさんの選手が4回転に挑戦していたので、
見ていてとても楽しい大会でした。
優勝したアボット選手、2位になったムロズ選手には、
若さと勢いを感じましたね。
全欧も全米も選手の入れ替わり時期に入ったことを印象づけました。
この大会で4位になったライアン・ブラッドレイ選手とは
以前試合をしたことがあります。
正直、彼の変身ぶりには驚きました。
彼があんなにジャンプを跳べる選手だったとは
思っていませんでした。
彼はとてもアメリカンな性格なので、
食事や体調管理はあまり気にせず、
遊びあるいているような感じでした。
でも、今回はしっかり体を絞って、
ジャンプのキレもよかったですね。
年齢的にも上の世代になってきて、気持ちを入れ替えて、
がんばりだしたのかなという印象です。
優勝候補だったウィアー選手については、
ちょっと残念な結果に終わりました。
ケガか何かあったのでしょうか。
今年の世界選手権で彼の姿を見ることができないのは残念ですが、
ここで切り替えて、また次のシーズンにいい滑りを見せてくれると思います。

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