FISレース SL オーストリア・キュータイ大会
佐々木明が海外レース2勝目を挙げました。といってもワールドカップの2カテゴリー下のFISレースでです。しかし、昨年もそうでしたが、この後キッツビューエルの直前の木曜夕方に行われる世界でもっとも観衆の集まるFISレース、オーストリア・ヴェステンドルフで海外初優勝を飾ってから、一気に調子を上げた昨年の例もありますので、今後非常に期待の持てる優勝だとは感じます。
佐々木明という選手は出場する以上は絶対に勝ちたいと思うタイプの選手ですので、どんなレースでも優勝というのは非常にうれしいそうです。モチベーションもさらに上がってくれることでしょう。
ちなみに1本目の佐々木明はサービス精神旺盛に180(ワンエイティ)を決めてバックでゴールに入ったことは言うまでもありません。あしからず
順位 スタート Name Year Nation Run 1 Run 2 Total FIS Points
1位 12番 佐々木明 1981 (JPN) 49.10 48.09 1:37.19 12.41
2位 6番 ALBRECHT Kilian 1973 (BUL) 49.72 47.52 1:37.24 12.72
3位 4番 STANEK Jendrek 1981 (GER) 49.75 47.72 1:37.47 14.17
4位 1番 SAMSAL Dalibor 1985 (CRO) 49.19 48.30 1:37.49 14.29
5位 11番 GEORGIEV Stefan 1977 (BUL) 49.63 48.18 1:37.81 16.30
6位 2番 STEHLE Dominik 1986 (GER) 49.35 48.54 1:37.89 16.80
ワールドカップスキー 男子SL第5戦スイス・ウェンゲン大会 雪不足によりキャンセル
ウェンゲン大会、SLレースがキャンセル。しかもダウンヒルレースは行われたのにと誰もが思われたでしょうが、実際はSLレースを行わなくて良かったと思います。
昨日、SLレースに替わって行われたスーパーコンビでしたが、現地の様子を聞くと、コース状況はひどかったようです。午後のSLではもちろん1本だから出来たのでしょうが、気温11度以上で、最初の数人、いやスタート1番のマリオ・マット(DH30位から逆転で優勝)だけがいいコース状況で、あとはひどくなるばかりだったようです。DH2位でSLレース29番スタートだったボディ・ミラーも「スタートする前からアウトすることはわかっていた」とコメントを残したほど、あまりにコースハンデがありすぎたようです。
FISとしてもSLスペシャルレースを強行して、またアーデルボーデンのようなリザルト(たぶんもっと番狂わせ)が起こり、主催者側が非難されるのをを避けたかったでしょうし、クラシックを開催する組織委員会としても意地でもダウンヒルだけは開催して面目を保ちたいという気持ちがあったのでしょう。
今週末は、シャモニー(フランス)で開催予定だった、DH、スーパーコンビの代替レースが同じフランスのバルディゼールで開催されます。FISとしては出来れば、そこでSLレースも開催したいようですが、コースの難易度的(簡単すぎます)に開催しないほうがいいとは思われます。
今のところ、2月後半からのガルミッシュ・パルテンキルヒェン(ドイツ)かクラニスカ・ゴラ(スロベニア)でSLレースが追加されるという説が有力なようです。ただこれもどう換わるかは、直前までわかりません。
今週末のレースが無事に開催されることを願うばかりです。
ちなみにその次の週のキッツビューエル(オーストリア)ですが、まだゴールエリアは緑だそうです。主催者は雪を運ぶと言っていますが・・・。
ワールドカップ男子SL第4戦スイス・アーデルボーデン大会
優勝、マルク・ベルトー(スイス:60番スタート)、2位、ベンジャミン・ライヒ(オーストリア:2番スタート)、3位、マリオ・マット(オーストリア:12番スタート)、14位、佐々木明(13番スタート)

しかしすごいレースになってしまいました。なかなかワールドカップでは珍しいくらいのコース状況の悪さで、しかも2本目のセッティングの難易度の高さも高かったこととコースのダメージが相乗効果になり、2本目スターと順によってのコースハンデが大きくなってしまったのです。また最後の5人はコース状況が悪い上に、視界も悪くなってきてしまって・・・、大番狂わせの条件が揃ったとはこういうことをいいのでしょうか。
64番から優勝したマリオ・マット(キッツビューエル大会)以来の後ろのスタート順からの優勝です。60番というスタート順から27位に入ったのがまずは第1の勝因、そして4番スタートという好条件と地元意識の高さ、また昨年もいい成績を出している自信がいい形で攻めに転じて優勝をゲットできる強さに代えることができたのでしょう。非常に面白い展開のレースでした。

佐々木明に関しては成績は14位ということであまりパッとしなかったなと、思ったファンの方も多いとは思いましたが、でもこのポイント獲得で次のレース、ウェンゲン大会では見事トップ7に返り咲き、WCSL(スターティングリスト:スタートランキング)で7位になりました。コースアウトしたアンドレ・ミューラー(SWE)を3ポイント差で逆転しての7位獲得は戦術的に正しい戦い方ができた証拠ですし、コース状況に自分が左右されず冷静に戦うという、これまでにAKIRAにはない戦い方が経験できたいいレースだったと思います。レース後、サービスマンの伊東とも話しましたが、15位以内に入ればトップ7に入れることを2本目スタート前に本人に伝えたそうで、本人もまったく意に介していないようだったそうですが、でも2本目急斜面に入るときにコース状況の悪さを見て、これは完走してポイントを取ろうという戦術に切り替えたそうですので、その辺は2007年の初戦のレースでいい形を取れたと確信しています。
ワールドカップはシリーズ戦で自分の得意、不得意レースというのは必ずあります。ウェンゲン、キッツビューエル、シュラドミングとこれから続く天王山を前にランキングを確実に、そしてトップ7に戻せたことは、もちろん次のレースが重要になりますが、舞台を整えられたと思います。選手はやはりヨーロッパの舞台をメインイベントと考えている選手が多く、ここでアピールできることが自身のステイタスを上げることをよく理解しています。この1月のレースは重要なレースが続きますし、その後は世界選手権までレースの間隔が開いてしまうので、ここでひとつでも多くのポイントを獲得しようと皆、必死になってきますのでまさにガチンコの戦いになります。
この後の佐々木明の戦いに注目していきたいし、他の日本選手(湯浅選手、花田選手)も今回は不本意ですが上昇するチャンスはまだまだありますので、奮起に期待したいです。
ワールドカップ男子SL第4戦 スイス・アーデルボーデン大会~1本目
2007年初戦の男子SLレースの開幕です。スイス・アーデルボーデンはGSのクラシックレースとして特に有名であり、そしてGSでは最も難易度の高いコースといわれています。
昨年から同時にSLレースも開催されるようになり、今年がSLとしては連続2年目になります。

13番スタートの佐々木明でしたが、どうやら攻めきれなかったとレース後、伊東サービスマンに語ったということでした。現時点で12位ですので、2本目は16番以降のスタートになることはほぼ間違いはないと思いますので、2本目攻めれば何とかシングルの順位はいけるでしょう。
というのもこのレースは正直この後の自分の得意としているSL3連戦(ウェンゲン、キッツビューエル、シュラドミング:でもキッツビューエルは得意ではありませんね。まあ得意ということで軽く流してください。(笑))の前にランキングをあげておく必要がありますから、ここでポイントを獲得しておくのは大切です。また、昨年はこのレースで2本目、最後の急斜面でコースアウトして派手にネットに突っ込みましたから、苦手意識を持たないためにも、完走することは大事なのです。

上位陣もコースアウトが多いですから、ポイントさえ取っていけばキッツビューエルまたはシュラドミングでトップ7に復帰できる可能性もあります。そういう意味でもこのレースは戦術的に戦って欲しいものです。
先ほど伊東サービスマンと話をしましたが、視界は思ったよりよくないようで雪面は見にくかったようです。ただ今晴れ始めてきているので、2本目はコース的にもどうなるかわからないのでやってみるしかないということでした。2本目に期待しましょう。
2007 謹賀新年
新年、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

今シーズン、今後1月はクラシックレースが続きます。
そして2月には世界選手権が開催されます。
日本チームの活躍に是非ご期待ください。