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プリンス座談会

銀盤を彩る、フィギュアスケートの音楽

2009年02月24日

p_090217.jpgフィギュアスケートに欠かせないもの。
嗚呼、それは麗しき選手、
きらびやかな衣装、洗練されたコスチューム・・・。
そして全てをひとつにまとめあげる音楽!


この音楽というのが、意外に重要だと思いませんか?
なにしろプログラムのテーマの土台となるのは音楽ですからね。

しっとり優雅な演技を目指すのか、それとも明るく軽やかなプログラムに仕上げるのか。
全ては楽曲チョイスに委ねられています。
また曲の展開にエレメントがぴったりはまっていると見ているこちらは気持ちが良いですし、
曲の盛り上がりを利用してプログラムを盛り上げちゃう手もあります。

例えば高橋大輔選手の世界選銀メダル獲得曲オペラ座の怪人で、
最後のストレートラインステップに入る直前の
「ジャーン、ジャジャジャジャジャーン」というパート(分かりにくくてすみません)。
曲と動きと、この先に続くステップへの期待感とが全て凝縮されていて、
鳥肌がゾクゾクっと立ってしまいます。


そしてフィギュアスケートの音楽で、
もはや伝統と言ってもいいのがアルビノーニのアダージョ。
いや、ロミオとジュリエットでしょ!と思われるファンだっているでしょうし、
ラフマニノフプログラムマニアなんかも存在するのかもしれません。

そんな思い入れの強い方々同様、このプリンス座談会のブログ筆者は、
このアルビノーニのアダージョこそ、美しく物悲しく、繊細かつドラマチックで、
そして至ってクラシックなフィギュアスケート楽曲だと勝手に思い込んでいるんです。

アダージョを使っているというだけで、芸術点5倍増し!と言ってしまいたくなるほど。
あの細く切れそうで、それでいて切れないメロディーラインを聞いただけで、
ドラマを感じて胸が締め付けられそうになってしまうんですよ。


ちなみにアルビノーニのアダージョとは、今季ジェレミー・アボット
ショートプログラムで使用しているおなじみのあの曲です。
だからどうしてもアボットに、ちょっとだけ思い入れが強くなってしまいます。
彼のとびきり透けるような肌と濃紺の落ち着いたコスチュームが、
アダージョの高貴な雰囲気になんと似合っていること!


エフゲニー・プルシェンコがかつて踊ったアダージョは、
アボットの耽美な感じとはまた一風違いました。
一本芯の通った、凛々しい毅然さが見え隠れするアダージョ。
楽曲のメインパートに乗せてスピードとオリジナリティにあふれるステップを踏むシーンは、
「この曲にこんな解釈もあるのかぁ」と新しい扉が開いた気分にもなりました。

男子ではなくアイスダンスではボーン&クラッツ組の「現代風アレンジ」も楽しかったですが、
やっぱりベステミアノワ&ブキン組のアダージョから受けた衝撃の方が
大きかったような気がします。


一方で、曲としてはアダージョ以上にメジャーなのに、
伝説になりすぎてなかなか挑戦者が登場しなかった曲。
そう、ラヴェルのボレロです。

サラエボ五輪でアイスダンスのトービル&ディーン組が
芸術点オール6.0満点(当時はこうでしたねー)を出した伝説のプログラムが、
このボレロでした。

以降、彼らと比べられることを嫌って、
フィギュア界からボレロは姿を消したと言われています。
なんでもミシェル・クワンが使用するまで、
約20年間もトップレベルの大会に登場することはなかったんだとか。


でも、サラエボの伝説はすでに約25年も昔のお話。
今年はライサチェックが、十字架セクシー衣装で新たなボレロの世界を見せてくれています。

淡々としながらも内側からじわじわと炎が燃え広がっていく、
そんな雰囲気で圧倒したトービル&ディーン組の演技とは違って、
手足の動作が目まぐるしいほど多い!
常に正確に刻まれるボレロのリズム、終わりが永遠にやってこないのではないかと
錯覚させられてしまうほど、延々と刻まれるリズムに合わせてくるくる舞うライサチェック。


ちなみにボレロで2001年世界チャンピオンを勝ち取ったプルシェンコも、
そう言えばやたらとすばやく動き回っていました。これがボレロの恐ろしさなのでしょうか?
今季エキシビションで安藤美姫も「憧れの」ボレロを取り入れていますが、
安藤選手は緩やかな動きを採用していますね。


ところで今シーズン序盤、
「あれ、なにかアストル・ピアソラの曲をよく耳にする気がするなー」
思っていたのですが、どうも勘違いではなかったようです。

トマシュ・ベルネルとセルゲイ・ボロノフ、
さらにはアボットがフリープログラム用に選曲。

女子シングルスでも最低4選手がピアソラの曲に乗って踊り、
さらには今季直前にプロに転向したステファン・ランビエールもピアソラで
フラメンコ振付師とのコラボレーションを行っています!


アイスダンスでは定期的に課題リズムにタンゴが登場しますので、
当然ピアソラもおなじみです。
しかしシングルスでなぜ今季、解釈が難解とも言われるピアソラブーム!?

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みなさんがお好きなフィギュアスケートの音楽は何ですか?
印象に残っているものや、そのシーンなどについてお聞かせください。

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コメント一覧

ロミジュリ大好きです。特に高橋ファンというわけではないのですが、あの曲を聴くとノリノリになってしまいます。
シェヘラザードも良いですね。今季のキムもつかっていますが、凄く素敵。

ただ何でフィギュアスケートって定番の…といえば聞こえはいいですが、使いまわしの曲ばかりなんでしょうか。聴きなれなくても良いメロディの曲って一杯あるんですけどね。滑りづらいのかな。

投稿者 akko : 2009年02月24日 23:11

ピアソラといえば、ジェフリー・バトルですよね~
08世界選手権ショートプログラム
「アディオスノニーノ」は素晴らしかった!!

投稿者 ま : 2009年02月24日 23:29

使うスケーターの個性によって印象ががらりと変わってしまうのでどの曲というより、あのときこの人が滑ったこの曲が好きという感覚です。
一番はアルベールビル五輪のときアイスダンスのクリモア・ポノマレンコの使ったG線上のアリア。
普通に聞くとなんのことはない癒しの曲ですが、あの二人が滑った時は、せつなくなるような情緒がありました。
それと似た情緒を感じたのが長野五輪の陳露のバタフライラバーズ。この曲はその後中国のペアも使っていましたが、男女で使うほうがより良い表現ができるはずなのに、陳露の時のような心に響くものはありませんでした。
男子では高橋選手のラフマニノフの第二番。昨シーズンの浅田選手のラベンダーもすごくよかったです。
まだまだありますが暴走しそうなのでこの辺でおわりにします。

投稿者 たんぽぽ : 2009年02月25日 14:13

ピアソラと言えば、ジェフの世界ジュニアもピアソラだった気が(やや強い調子の曲なので、意外な感じ)

彼が今シーズン用に用意していたエクローグの美しさといったら。
静謐な音楽が、静かに高まっていくのが、耳で聞いているというより、目から聞いているような、不思議な感覚。
男子でああいう曲を競技に選んで飽きさせないなんて。
アプライトスピンなど、レベルを取れる攻めた作りになっているのに、そんな風に感じさせないほど音楽に調和して美しく自然。
競技のフルプログラムで見たかったとしみじみ思います。

投稿者 キキ : 2009年02月25日 16:16

06-08年の、ジェフリーバトルさんのショートプログラム Adios noninoが、ピアソラの楽曲をいっきにフィギュア界に浸透させたと思います。今シーズンたくさんのスケーターが、部分的にプロの中に起用しているのも、昨年のチャンピオンであるジェフリーの演技に魅せられたせいではないかと思えるほどです。

誰もが知っている有名な曲や、映画のサントラやオペラ曲などを使って滑れば、背景にストーリーが見えて、わかりやすいため、評価されやすいと思います。
逆に、演技が上手く出来なかった時には、曲に負けてしまって、あちゃ~な印象に終わってしまう、難しさもありますが。

現役時代、あえてマイナーな難曲を選び、サウンドの力を借りずに、自己表現のみで起承転結を構成させることをまっとうしてきた、ジェフリーさんのスケーティング技術は素晴らしかったです。

ジョニーウィアーの白鳥もショッキングでした。だってあの曲は、女子の滑るもの~と思ってましたから。
トリノのリンクに舞ったジョニーは、本当に白鳥でした。

投稿者 パーソナルベスト : 2009年02月25日 20:49

高橋選手の使ったチャイコフスキーの「ロミジュリ」も好きなんですが、ニノ・ロータの「ロミジュリ」もステキです。
特に今シーズンの小塚選手の「ロミオ」に、ハート撃ち抜かれちゃいました・・・

投稿者 たぷたぷ : 2009年02月28日 23:38

アストル・ピアソラ好きです。

特にリベルタンゴとオブリビオン。
リベルタンゴは、
06-07年のアイスダンスのアルビナ・デンコワ/マキシム・スタビスキー、そして今期の鈴木明子さんのEXが印象に残っています。
オブリビオンは、バイオリンの音がすばらしく、涙腺にきます。村主さんの2005EXが好きでした。

他にも好きな曲はたくさんあります。
大ちゃんファンなので、特に、ロクサーヌのタンゴ、オペラ座の怪人(ファンタジア)はいろいろ思い出してしまいます!

アベマリア(ジョニーのEX!)、シェルブールの雨傘(テッサ・ヴァーチュ/スコット・モイア)は、もともと曲も好きなのですが、やはり選手の演技によって、より素敵ですばらしい曲に感じました。

投稿者 RURU : 2009年03月01日 02:03

今シーズンはなんとフィギュア界にも日本のアニメーションの影響が!?
日本以外の国の選手が「ハウルの動く城」「もののけ姫」「犬夜叉」の音楽を使ってました。
気がつかないだけでもっとあるのかも。

投稿者 bami : 2009年03月14日 18:52

今シーズンはフィギュアスケート界にも日本アニメの旋風が!?
海外の選手が「ハウルの動く城」「もののけ姫」「犬夜叉」の音楽を使っていました。気が付かなかったけどほかにもあったかも。
演技の内容はともかく、日本のアニメソングを使ってくれたってだけでちょっとファンになってしまいそう。

投稿者 bami : 2009年03月14日 21:08

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