プリンス座談会

このブログについて

このブログでは、毎週一回、各大会に向けたテーマで氷上に舞う華麗なプリンスたちの話題をコラム形式でご紹介!

そのコラムをもとに、男子フィギュアを愛する皆様と、プリンスたちについて語り合う”座談会”です。

皆様からの熱いコメントをお待ちしております。お気軽にお寄せください!

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氷上のプリンスを一挙紹介!選手紹介
J SPORTS BLOG ROAD TO VANCOUVER 田村岳斗 -華麗なる舞-

08の一覧

エキシビションとともに振り返る、激動の2007/08シーズン

2008年03月25日

p_010_080325.gifレディース、エンド、ジェントルマン!
「プリンス座談会」を華やかに締めくくる、
エキシビションへようこそ!

長くも短かった2007/08シーズンも
世界選手権で華やかに幕を閉じました。

氷上の王子たちに興奮し、涙し、歓喜した日々を、
本日は選手たちのリラックスした演技とともにどうぞ思い出して下さい。


さてトップバッターは、ついに、ついに念願の
世界選手権メダルを初獲得したジョニー・ウィアーです!

しっとりと美しく感動的なスローボーカル曲を選ぶことが多いウィアーが、
世界選手権エキシビションで踊ったのは「アヴェ・マリア」でした。

ジョニーのエキシビションではおなじみの
”膝たて → 背中をそらす → 髪の毛氷に触れる”といった
一連の動作や、贅沢に何度も何度も繰り出されるスピン。

瞬きひとつで感情を伝え、音楽が終わってもなお余韻を感じさせる・・・
まさに珠玉の芸術作品としか言いようがありません。


でも個人的に見たかったのは、
今季SP「ユノーナとアヴォーシ」のボーカルヴァージョン・エキシビション。
実はこれ、
2005・2006・2007年と3年連続でロシア杯後のエキシビションで披露しています。

これはロシアの代表的なオペラ楽曲なんだそうですが、
ロシア芸術を愛するウィアーは、ロシアファンの前で踊ることに
特別な思い入れがあるのでしょうね。


それから2006年トリノ五輪後の「マイ・ウェイ by シナトラ」も!

「後悔?そりゃあ少しはあるさ。でもわざわざ言い立てるほど多くはない」

と潔い歌詞にぴったりの、凛々しく、ダンディで、そしてセクシーな演技。
繊細さも素敵だけれど、キリリとした男前のジョニーもたまりません。


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さてここで、今季全米選手権でウィアーと同点の244.77を叩き出し、
見事優勝をもぎ取ったエヴァン・ライサチェックにも
登場していただきましょう!

四大陸選手権では銅メダルを獲得し、
世界選手権での活躍が期待されていましたが・・・、

なんと練習中に右足スケート靴の刃が壊れ、
”転倒 → 負傷 → 出場棄権”という残念な結果に終わってしまいました。

ここでは怪我の回復と来季の活躍を願って、
そう、「ビリージーン」を振り返りましょう!
腰ふりふりに氷上ムーンウォーク、膝ガクガクに高速回転。
四大陸選手権ではマイケル・ジャクソンの動きを
それはそれはパーフェクトに再現してくれました。

しかも普段はクールな衣装でスマートに舞うライサチェックが、
ニコニコ踊りまくるギャップが最高!


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続いて世界選手権銀メダリストのブライアン・ジュベールが、
氷に上がります。

いつもエキシビションでは速いリズムでステップ踏みまくり、
くるくる回りまくり、右へ左へ走りまくりの元気者
ですが、
今回の世界選手権もまさにその通り!

前日のしょんぼり気味から一転、
なんとも楽しそうに速いリズムを刻んでくれました。
最近積んできたヒップホップとタンゴの練習の成果もばっちりです。


それにしても、今季はたくさんのことがありすぎました。
世界選手権チャンピオンとして絶好調でシーズンイン、そして10連勝。
しかしその後は体調不良、冠状動脈肥大の発見、
自分の滑りができなかった欧州選手権(3位)。

世界選手権ショートプログラムでの転倒、
そして思わず演技中にガッツポーズが飛び出すほど最高の出来となった
フリースケーティング。
結果的に優勝は逃しましたが、6位から2位にランクアップしたのは立派です。

「金メダル選手が4回転にチャレンジしなかったのは残念」
と、はっきりと口に出してコメントした4回転の鬼ジュベール。


そういえば以前、エキシビションのアンコールで、
スプリットジャンプを1から10まで(9まで?)
観客のカウントとともに披露した選手もいましたが、体力が続くなら、
あんなふうに4回転カウントエキシビションというのはいかがでしょうか?
(誰だったのか思い出せません。お分かりの方、ぜひ教えてください)


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ちなみにフリーで4回転に2回挑戦し、残念な結果に終わった
トマシュ・ベルネルステファン・ランビエールは、
今頃はすっきりと笑顔を取り戻したでしょうか。


ベルネルは欧州の表彰台てっぺんから世界15位へ転落、
という予想も出来ない終わりを迎えてしまいました。

ふらふら乱舞しているようで、
実はパーフェクトに計算されつくしたドタバタ喜劇のような、
いや、むしろミュージカルのようなエキシビションが最後に見れなくて本当に残念。

去年の「ピンクパンサー」はあのキャンデロロに
「負けた!俺の商売上がったり」と言わしめた完璧な仕上がりでした。
(だから完全引退を宣言したのかも?)

しかし、
今季の「ロックンロール黄金時代」は予想を裏切られるイカレタ楽しさがあるし、
「ボラーレ」はリラックスした楽しさがあります。

来季のエキシビションが今から待ちきれませんよ。


一方、3回目の世界選手権金メダルを狙っていたランビエールには、
5位に終わったことよりもむしろ、
顔色の悪さと眼の下のくまにびっくりさせられましたが・・・。

しかしスイスメディアからは、

「状況をひっくり返せなかったのはなぜなんだ」
「新たな技術練習が必要なのではないか」
「もう終わったんじゃないのか」

と厳しい批判にさらされています。

もちろん来季、ランビエールが新たなモチベーションを抱いて
再びハイレベルな演技を見せてくれることを、ファンは信じています。

そして、いつも以上にひどい寝癖がついた髪形で、
ロマンチックな「ロミオとジュリエット」などをうっとり魅せて欲しいものです。


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そして4回転を飛ばない代わりに、その他のエレメントを超ハイレベルに仕上げて
金メダルを獲得したのがジェフリー・バトルです!

母国カナダでは17歳のパトリック・チャンにばかり期待が集まり、
しかもカナダ選手権でそのチャンに負け、

「国内選手権で勝てなかったのに、どうして世界で勝てるわけ?」

などと地元から疑問視されていましたが、
スウェーデンの地で見事に逆境を跳ね返しました。

2010年バンクーバー五輪に向けて、地元カナダのボスはオレなんだ
としっかりアピールに成功したことでしょう。


でもバトルが今季多用した道化師のエキシビションは、個人的にはちょっと退屈です。
だって本来は今季SP用のプログラム。
つまりエキシビション用に少し手を加えてあるとはいえ、どうしても遊びが少ない。

エキシビションはやっぱり、
エキシビションでしか見られない独特な技や不思議な技、
サービスたっぷりの回転過多にセクシーショット、
そしてはちゃめちゃぶり
がなくっちゃ!

そういう意味では、バトルの
「シュッド・アイ・ステイ・オア・シュッド・アイ・ゴー」
なんて面白いですよね?

微妙にバトルの雰囲気にはそぐわない英国パンクロックの名曲を、
さわやかな笑顔で清く正しく美しく踊るのですから。


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そして、今季のオオトリを飾るのは、
もちろん、日本の高橋大輔です!

最後の大舞台ではジャンプの失敗で4位に終わってしまったけれど、
今年はプルシェンコの史上最高得点を上回る264.41を叩き出し、
日本のスケートファンに「日本人男子初の金メダル」の夢を見せてくれました。

今回は金メダルへの第1回目の挑戦に過ぎません。
来年も再び、新たなすごいプログラムと、さらに進化したテクニックで、
世界最高の座を目指してくれる
はずです!

そして世界王者として、最高のエキシビションを披露する日が
きっと訪れてくれる
と信じています。

四大陸アンコールで見せてくれた、「白鳥の湖」
(SPの見せ場となったヒップホップステップを抜き出しての)エキシビションも、
悪く無かったですよね。


・・・しかしその来年は、
肉襦袢のプルシェンコが再び男子フィギュア界で
大暴れしてしまうのでしょうか?



シーズンを問わず、
みなさんの印象に残っているエキシビションについてお聞かせください。


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2008年世界選手権の表彰台メンバーを予想せよ!

2008年03月18日

p_006_080226.gif予想せよ・・・なんて言っては見たものの、
日本はもちろん、
世界中のスケート関係者が予想する
2008年フィギュアスケート世界選手権男子シングルス優勝大本命は高橋大輔選手ですよ!

四大陸選手権であのプルシェンコを超える歴代最高得点264.41ポイントを叩き出して、
堂々たる優勝を飾ったのですから。
当然といえば当然のことですね。


そんなわけで当ブログが選ぶ
2008年世界選手権表彰台予想、
5つ星に輝いた優勝ナンバーワン候補は・・・。


★★★★★
高橋大輔(日本)

【プラス点】
歴代最高得点264.41ポイント&世界ランキング1位は、データ的に完璧な優勝候補。
またヒップホップという新しいジャンルのプログラムを成功させた
ショートプログラムは、2002年ヤグディンのウインター以来の最高傑作との声が。
北米フィギュア雑誌の表紙を飾るなど海外でも大スターと認められたことで、
ジャッジからの好評価も期待できそう。

【マイナス点】
ディフェンディングチャンピオンのジュベールが語るように、
「優勝して当然と思われているダイスケが、選手の中で一番プレッシャーを感じているはず」。

【アピール点】
日本男子として史上初めての世界選手権優勝へ向けて、
フリープログラムは“勝てる"振付師モロゾフ氏によりさらに改良が加えられる予定。
3月の大学卒業を、金メダルでお祝いしたい!!


昇り竜のような勢いで今シーズンの参加大会をほぼ全て勝ち取った高橋選手ですが、
たった一人だけ勝てなかった相手がいます。ステファン・ランビエール。
「12月末のグランプリファイナルでは、このボクがダイスケを破ったんだもんね」
と自信覗かせる彼こそが、高橋選手の金メダル最大のライバルとなるのでしょうか。


★★★★
ステファン・ランビエール(スイス)

【プラス点】
2005年モスクワ大会・2006年カルガリー大会で世界チャンピオンに輝き、
大舞台での経験豊か。
技術・芸術両面で高いポイントを叩き出せるのが大きな強味。
今季は体力トレーニングに重点を置き、ここぞと言うときのための爆発力を身につけた。
おかげでジャンプに安定感が増し、終盤も体力を落とさず滑ることができるように。

【マイナス点】
トリプルアクセル。

【アピール点】
2シーズン滑ってきたフリープログラムのフラメンコは、公式大会では今回が滑り収め。
「フリーには全身全霊を打ち込みたい。
これまで決して完璧なフラメンコは踊れなかった。
今回が完璧へ向けての、最後のチャンスとなる」


昨季の世界チャンピオン、ブライアン・ジュベールの存在も忘れてはなりませぬ。
今季は体調不振で長らく苦しんでいましたが、
ドクターから「OK」のお墨付きが出たそうです。
冠状動脈に肥厚が見つかったため、
心臓の調子は定期的に検査を受け続ける必要はあるそうですが・・・。


★★★
ブライアン・ジュベール(フランス)

【プラス点】
世界最高の四回転ジャンパー。
フリープログラムで4回転を3回成功させれば、表彰台は手に入ったも同然。
体調不良だったせいで、自ら“優勝本命"の座を降り、
「ボクはアウトサイダー、挑戦者さ」とノープレッシャーで大会入りできることもいい方向に働きそう。

【マイナス点】
やはり体調。
そして調整不足。本人の申告によるとベスト時の70%。

【アピール点】
「ちょっと退屈だった」フリープログラムのスローパートを作り変え、
よりイキイキとしたプログラムが完成したとのこと。
エレメンツに変更は無いが、ジャンプの順番を入れ替え、
上体の動きなどにバラエティを加えたらしい。


ヨーロッパから2選手が続いたところで、3選手目、というか
今季のヨーロッパチャンピオンのトマシュ・ベルネルにも3つ星進呈。


★★★
トマシュ・ベルネル(チェコ共和国)

【プラス点】
欧州選手権優勝で強い自信を勝ち取った。
180cmの長身から繰り出されるダイナミックな演技と、
どんどん安定感が増していく四回転ジャンプ。
衣装選びから感じ取られるオリジナリティも長所のひとつ?

【マイナス点】
以前は体力不足でフリー終盤が厳しかったが、徐々に解消されつつあるようだ。

【アピール点】
世界戦用にバージョンアップした勇名トラが果たして見られるのか?


北米にも眼を向けましょう。
エヴァン・ライサチェックの大会直前の負傷棄権で
ショックを受けているファンの皆さんも多いことでしょうが、
アメリカの威信を、きっとジョニー・ウィアーがしっかり守ります!


★★
ジョニー・ウィアー(アメリカ)

【プラス点】
優雅で芸術性の高いプログラムと、美しいジャンプスタイル。
スコアの数字だけでは判断しきれない独特の魅力を持つ。
同点2位に終わった全米選手権後、しっかりと休養を取り、
気持ちを入れ替え新たなるモチベーションを見つけたようだ。

【マイナス点】
本人は否定しているけれど、
よく言われるのはハングリー精神が足りないということ。

【アピール点】
自分自身でも世界チャンピオンになれる実力はあると思う、と断言。
フリーでは4回転を見せてくれるはず。


そして最後に挙げたいのが、
2010年バンクーバー五輪を待つカナダの新旧スケーター2人。
17歳のパトリック・チャンに全カナダが熱狂をしていますが、
ベテランのジェフリー・バトルも経験と高い表現力で至高の世界を目指しています。


★★
ジェフリー・バトル(カナダ)

【プラス点】
音楽と素晴らしくマッチングした高い演技力。
今季の四大陸では2位に入り、
調子の良かった2005/06シーズン(トリノ五輪3位・世界選手権2位)のレベルを取り戻しているとの声も。

【マイナス点】
4回転。練習はしているが、
「失敗すると残りのプログラムに悪影響を及ぼすから」という理由で
本番では決して4回転にトライしない。

【アピール点】
6位に終わった去年の世界選手権ではライバルたちの出来が気になりすぎて、
自分の滑りができなかった
と告白した。
今季は他人のことは一切考えず、自分自身の滑りに集中していく。


★★
パトリック・チャン(カナダ)

【プラス点】
次回冬季五輪を開催するカナダが国力を上げて育てる未来のチャンピオン。
「来年じゃ遅すぎるから」と、世界選手権に向けて
フリープログラムに2つ目のトリプルアクセルを加えるなどかなり意欲的。

【マイナス点】
初出場。

【アピール点】
パーソナルベストは232.68。
目標は240ポイントを獲得すること!



さぁて、この予想は果たして当たるか外れるか?
みなさまの表彰台予想も、ぜひぜひお聞かせください!

※コメントにご指摘いただきました、ジェフリー・バトル選手の世界選手権の成績を修正させていただきました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。


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氷上の未来を背負う期待の星を探せ!

2008年03月11日

p_006_080226.gif3月17日開幕の世界選手権に先駆けて、2月末~3月上旬にジュニア世界選手権が開催されました。

昨季7月1日の時点で19歳に達していない選手、つまりティーンエージャーの世界最高を競うこの大会。

フィギュアスケート界の未来を背負う若者たちの、
競演の結果はこちら!

優勝 アダム・リッポン(アメリカ) 18歳
2位 アルテム・ボロデュリン(ロシア) 19歳
(大会時18歳)

3位 ジンリン・グァン(関金林、中国) 18歳

17位 佐々木 彰生(日本) 16歳
19位 無良 崇人(日本) 17歳


ところでジュニアの年齢ながら、すでにシニアの第一線で活躍している
キャリエール(18歳、四大陸4位)チャン(17歳、エリックボンパール杯優勝)
などなども存在するんですよね。

こんな素敵な早熟さんたちはもはや青田買いの時期を越えていますので、
今回は彼らの話はナシ。
純粋に来季から、いや、もしかしたら再来季からシニア挑戦を始める、
“これから”の選手に注目してみたいと思います!


正当派美少年のルックスに、滑らかで優雅なスケーティング、
体全身を柔軟に使った華麗なフットワークシークエンス、
そして最高級“レベル4”の判定をもらった綺麗なスピン。

これらの武器を最大に発揮して
今季のジュニアグランプリファイナル、全米ジュニア選手権に続き、
世界ジュニア選手権と3冠達成のリッポンは、
芸術面ではもはやジュニアレベルを超えていると大評判です。


と、……去年までは「アイスクリームとピザが好き!」って言うだけあって
アメリカのいたずらっ子ぽいクリクリヘアだったし、
それほど目立つ成績も出していないのに、
なぜにこれほどまでの大変身!?
なんて思ったら高橋大輔のコーチでもあるニコライ・モロゾフが、シーズンオフから
指導をしているんですね。

どうりでプログラム最大の見せ場に、ゴージャスステップが用いられているわけです。
髪型をクリクリ→サラサラにするよう指示したのも、「勝利の方程式」を知るモロゾフという噂。


ところでリッポンは、トリプルアクセルを未だ公式戦で飛んだことがありません。
シニア大会には来季から本格参戦を始める予定なんですが、もちろん大人の世界ではハイレベルなジャンプは不可欠。

2010年バンクーバー五輪も本気で狙う、なんて豪語しているようですが、
でっかい夢を語るのは3Aや四回転がきっちり飛べるようになってからにしましょう!

しかもアメリカは層が厚いですからね。
上はライサチェックやウィアーから、
今大会4位ブランドン・モローズ(17歳)や9位トミー・スティーンバーグ(19歳)、
また今回出場権を逃したもののすでにジュニアグランプリで3勝を上げている
オースティン・カナラカン(16歳)など
、国内にライバルが山積みなのです。


ジャンプ強化が必要なリッポンに対して、
大人顔負けのジャンプを誇るのがケヴィン・レイノルズ(カナダ、17歳)。
ずばり「ジャンピング・ビーン」なんて呼ばれている彼は、
ショートプログラムでは13位と出遅れながら、
フリーの技術点でダントツ1位を取って総合6位まで順位を戻しました。

なにしろ今大会で4サルコウと3アクセルをしっかり着地したのはレイノルズひとりだけ。
今季のシニアカナダ選手権ではなんと、
4T-3T-3Loというとんでもないコンビネーションも成功させてしまいました。
(2003年プルシェンコ以来!!とカナダの解説者は興奮していましたが?)


真っ白な肌にちょっとクリンフワン赤毛のレイノルズ、
典型的な細長い少年体型に童顔のせいなのか、まだまだ表現力が足りないのが玉に瑕。
今現在のチャーミングな魅力を残しつつ、芸術性や大人っぽい雰囲気も少しずつ備えていってほしいですよね。


さて、王国復活のために若手の猛スピードな成長が期待されるロシアからは、
ボロデュリンが銀メダル獲得。
11月に脚の怪我をしたにもかかわらず、
フリーはトリプルアクセルからプログラムに入るなど積極的に攻めてくれました。
スピード感、スピン共に文句なし。
フットワーク系の得点が低かったようですから、これが今後の課題になるのでしょうか。


ところでフリー「ベルリン・コンチェルト」は実は去年のプログラムと同じでした。
そこで両年の演技を見比べてみると……
ジャンプを含む技術力はもちろん、表現力が格段にアップしていますね!
体のラインも大人っぽくなり、今年はドラマチックなメロディにより美しく溶け込んでいます。

しかしロシア系はやはり、
10代で早くも哀愁漂う繊細さを身に着けているものなんですね。
豊かな金髪が風になびく姿も美しい。


豊かな黒髪だってもちろん美しいんです。
同じくロシア出身、今大会7位のイヴァン・バリエフは、セミロングの黒髪が
神秘的かつ情熱的な雰囲気を醸し出しています。

しかもまだ16歳というのに、ものすごく大人っぽい……。
レイノルズ君にも半分分けてあげたいくらい。
まあなにやらプレッシャーに弱いなどという評判もありますが、
高いテクニカルスキルとダンス仕込の表現力で壁を乗り越えてくれるでしょう。

そうそう、ロシアは今大会20位の二キータ・ミハイロフ(18歳)の他に、
噂のアルトゥール・ガチンスキー君(14歳)の存在も忘れずに!


そして、4度目の世界ジュニア挑戦でついに表彰台に上ったグァン
雄大な草原をゆったりと吹く風のような、朴訥とした雰囲気がたまりません。

ちなみに世界ジュニアでは何度かメダルを獲得している中国勢。
今後はグァンとともに、シニアの世界選手権表彰台を狙っていくのでしょうね。


日本の2人は残念ながらトップ10に入れませんでしたが、まだまだ未来はこれから。
ジュニア世界王者、日本王者、四大陸王者、そして……
世界王者を目指す高橋大輔のように、

いつの日か、大きく花開いてくれることを期待しています!



みなさんがお勧めの、将来が楽しみな若手選手は誰ですか?


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王子様をつつみ込む、魅惑の衣装あれこれ

2008年03月04日

p_006_080226.gifもしもフィギュアスケート選手が、

ジャンプやスピン時の空気抵抗を減らすために、最先端スポーツ科学を駆使した全身タイツを着てきたとしたら……、

でも微妙にラメやスパンコールでキラキラしていたら……。


なんていう空想も時には楽しいものですが、やっぱりフィギュアスケートのコスチュームは現実社会ではありえないほどの華やかさがなくっちゃ!


もちろんISU国際スケート連盟の定める、コスチュームルールは守らなくてはなりません。
まず大前提はスポーツ競技にふさわしい慎み品位に溢れた衣装を着用すること。
あまりに派手すぎたり、演劇っぽいデザインはダメ。

ただし選曲した音楽の性格を反映したものなら認められるそうです。
また、男子は脚部全体を覆うパンツの着用が義務付けられており、タイツやノースリーブは禁止。
アクセサリーや小道具は認められず、衣装に付いた装飾も滑走中に外れて落ちたりしてはダメ。
一応、コスチューム・小道具違反は減点1.0です。


それではルールに則って(?)、男子フィギュアスケートのコスチュームを素敵にしてくれるいくつかのキーワードを列挙してみましょう。

ブラウス、ドレスシャツ(オプションでフリル、ベストなど)、ちょうちん袖、
ピタピチスーツ、(メッシュで)チラッ、
制服系(中世ミリタリー調、闘牛師)、
中東オリエンタル風、
欧州人の考えるアメリカンなイメージ(シャツのすそを前で結ぶ、デニム生地)、
スパンコール、ラメ、ビーズ、ファー、羽、紐、
ベルベット、オーガンジー、シフォン、サテン、レザー、
手袋、スカーフ、ハチマキ、ネクタイ(許容アクセサリーの範囲内?)、
変装、そして我が道を行く・・・

これらの要素をあんなふうに組み合わせて、あんな色で、あんな素材で、誰に着せて……と着せ替え人形ではないけれど、あれこれ夢想するだけで楽しいですよね。


でも夢想するだけ無駄な選手もいます。
例えば
フィギュアスケート独特の衣装は好きではないと言い切るエヴァン・ライサチェック。

特に今季は自らの信念を徹底的に貫き通しています。

なにしろSPは黒いタートルネック+黒パンツ+黒手袋
全身真っ黒の中で、ベルトと袖の一筋ラインだけが控えめにキラキラ光るもの。

さらにFSは白い上品なシャツ+黒パンツ+赤いねじりスカーフ
なんて清々しいほどシンプルなんでしょう!

それにライサチェックの高身長と長い手足は、すっきりした衣装に美しく映えますよね。


一方、自らのプログラムを、世界観を完璧に作り上げるために、
ジョニー・ウィアーとステファン・ランビエールは自らで凝った衣装デザインを考え出すと言われています。

美しい色使いと複雑な刺繍やレースで繊細な“美”を表現するウィアーと、
既成概念を打ち破るような素材・カラーでフィギュアスケートファンを新境地へと引きずり込むランビエール。


今季のウィアーはショート・フリーともに上半身右が白・左が黒で揃えました。
フリーのコルセット風衣装のことは、
本人自ら「スパークリー・ワンジー」と呼んでいるそうですが、
左胸の真っ赤な“ブロークンハート”が輝き、たくさんのスパンコールと白い羽がドラマチックな雰囲気を醸し出しています。
(ワンジーとは赤ちゃん用のつなぎ服のようなものらしいです)

そういえば高橋大輔選手のコスチュームにも、真っ赤なハートと羽が登場しますね。
ただしハートは剣で貫かれており(フリー)、羽は白ではなく黒(ショート)。


さて、ランビエールも今季SPでは、伝説の「シマウマ」コスチューム以来の衝撃的な衣装を披露しました!

左袖はオレンジ、
右肩から背中にかけては金のグルグル模様刺繍、
右わき腹はシルバーの縞々で、
左わき腹は網メッシュで肌チラ見え状態、
そして左脚にはふさふさフリンジのようなものも見えますよ……。

高尚すぎるのか哲学的すぎるのか、どうにも凡人には理解し難いコスチュームです。


理解し難いといったら、ケヴィン・ヴァン・デル・ペレンがどうして今季のフリー衣装にたどり着いたのかも良く分かりません。
去年の「EXIT」衣装といい、今季SPの全身血管スパンコール衣装といい、
本来はものすごくセンスのいい人だと思うんですけれどね。

もちろん「アラビアのロレンス」ですから、あれでも問題ないのかもしれないとは思うんですけれどね。

うっすらと肌が透ける白いブラウスに金ピカのコルセット、
しかも胸元はチラリどころか胸毛が見えるほどガバッと開かれ、
その上ふくらはぎは金色の紐で縛り上げられているんですもの。

どうしても戸惑いを隠せません。


「普通の黒い服じゃ、みんなと一緒で面白くないでしょ?」

と、昨季ピンクのシャツ+黄緑の巨大リボンでなんともラブリーな雰囲気を振りまいてくれたトマシュ・ベルネルも、コスチューム選びの観点から絶対に見逃せないひとりです。
もちろん今年は背中にドラゴン刺繍を背負った「勇名トラ」で、期待に応えてくれました。

そうそう、ドラゴンといえば、
ステファン・キャリエールも右足全体に真っ赤なドラゴン刺繍を抱えています。
密かに氷上にはドラゴンブームが?


まあ、なんだかんだ言っても、現時点では誰かさんの「筋肉着ぐるみ」以上のインパクトを与えられる衣装はないだろうと確信しているのですが、
あれはエキシビション用ということでまた別の機会にでも――。



ずばり、あながた選ぶ、栄えある衣装大賞は!?


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あなたを魅せた往年の王子様たち

2008年02月26日

p_006_080226.gif今回のコラムはいつも以上に主観的な内容ですので、最初にお断りしておきます。


そしてコラム執筆担当者こと私が、人生最初に魅了された男子フィギュアスケート選手は
ブライアン・ボイタノ でした
(年齢がばれますね)。


アニメ「サウスパーク」で「ボイタノならどうする」
なんて歌にされたり、

昨年末に公開された、
映画「俺たちフィギュアスケーター」
チラリとそのお姿を見せてくれる、あの御方です。


ボイタノの魅力は滑らかなスケーティングに、正確無比なジャンプに、なんと言っても史上最高イーグル!あのイーグルが見られるプログラム後半がいつも待ち遠しくて。

そしてスーッとボイタノが体を後ろにそらせる瞬間が永遠に続いてほしいような、瞬間を結晶の中に閉じ込めてしまいたいような、切ない気持ちになったものでした。


シンプルなサテンシャツをボイタノは好んで着ていましたが、そのシャツの袖がイーグルの風に乗って美しくなびく姿は優雅そのものでした。

金メダルを獲得した1988年カルガリー五輪のフリープログラム“ナポレオン”での、体にぴったりフィットしたミリタリー調衣装も、独特の姿勢の良さとプリッとしたヒップラインを強調してくれて良かったですけれど……。


今年2008年は、その1988年カルガリー五輪での
「The Battle of the Brians=ブライアン対決」からちょうど20年。
フィギュアスケートの枠を超え、スポーツ史上でも屈指の一騎打ちに上げられるブライアン・ボイタノと地元ブライアン・オーサーの激しい金メダル争い。

当時は世界中の女性スケートファンが真っ二つに分かれたようですね。

20年前のバトルに関してボイタノは
「一生忘れられない夜だよ。あの夜だけで寿命が10年は縮まった!」
なんて言っていますが、いやいや、今でも現役プロとしてエキシビション大会などで華麗なイーグルを披露していますよ。
一方のオーサーは、キム・ヨナ選手のコーチとしてリンクサイドで姿を見かけます。


元ソビエト・現ロシア系に脈々とつながる貴公子の血も、心をつかんで離しません。
「初代」氷上の貴公子のヴィクトール・ペトレンコ(ソビエト→ウクライナ)から、ロマンチック王子系アレクセイ・ウルマノフに正統派美少年イリヤ・クーリック、そして帝王アレクセイ・ヤグディンまで。

ちなみに彼ら4人は1992年アルベール五輪から2002年ソルトレイク五輪までの4大会で金メダルを取ってきた正真正銘のチャンピオンでもあるんですけれど、彼ら以外にもヴィアチェスラフ・ザゴロドニュク(ソビエト→ウクライナ)やアレクサンドル・アブトもプリンス要素満載でした!


もちろん演技・ルックス共に人それぞれお好みがあるでしょう。
ここでまたしても個人的見解登場ですが、男子フィギュアスケートの楽しみ方の幅を一気に広げてくれた、魅力を一層深めてくれたのは断然ヤグディンです!

スケート選手って単なるキラキラした存在なのではなくて、ものすごくハイクオリティな“アスリート”なんだ、こんな風に改めて思わせてくれましたから。


でもシニア転向直後のヤグディンは、テクニックやスピード感は目を見張るものがありましたが、ルックスがイマイチ垢抜けない感じ。
ロシア系独特の線の細さもないし、人懐っこそうなタレ目とちょっと丸いお顔は氷上の王子様というよりは、90年代終盤に欧米で次々と現れては消えていったボーイズバンドのお兄さんたちみたいだったし……
(ファンの方、ゴメンなさい)。


ところがミーシンとの断絶、タラソワ&モロゾフへの師事、2歳違いのプルシェンコとの熾烈なライバル関係がヤグディンという「宝石」を磨き上げたんでしょうね。
長野五輪の翌シーズンから凛とした男っぽい雰囲気を放ち始めたかと思うと、1999-2000シーズンからは胸筋のボリュームアップと共に氷上での威圧感が大幅にアップ。

さらに翌シーズンは握りこぶし連発の「革命」と、重厚な力みなぎる「グラディエーター」でちょっと雄々しさ度が行き過ぎかな、と思っていたら、ソルトレーク五輪シーズンでは男らしさの中に繊細さが、重厚さの中に優しさがのぞき見える素晴らしい演技を見せてくれたじゃないですか!
特に五輪の「ウインター」は神々しささえ漂いました。


フィギュア界に男っぽい風を吹き込んでくれたのがヤグディンなら、一本の映画を見ているかのような楽しさをもたらしてくれたのはフィリップ・キャンデロロ。
「ゴッドファーザー」「ダルタニャン」は永遠に語り継がれるべきプログラムであることは間違いありません。


それにしてもエキシビションでしばしば見せたセクシーダンスのせいなのか、イタリア系フランス男の色気のせいなのか、たくさんの日本女性が“ロロ”の魅力にメロメロになりましたよね~。
一方、母国フランスでは、気さくでマイペースすぎる性格が災いしてバラエティ番組でイジられたりしてるらしいです。


そうそう、キャンデロロと言えば、トリノ五輪では荒川静香の演技が
「一杯のご飯に値する」
と発言して各方面から抗議の声が上がったことがありました。


ちなみに五輪フィギュア放送では、毎日のように

「メディア村では毎日ピザばかりでうんざり」
「早くお家で夕食が食べたい」

と愚痴をこぼしていたロロですから、

「これは今夜、ご飯でお祝いするだけの価値ある演技ですよ!」

というのは極めて素直な褒め言葉だったはずなんですよね。



あなたにとっての男子フィギュアスケート史上最高の貴公子は誰でしょうか?


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メダル請負人ニコライ・モロゾフにお願い!

2008年02月19日

p_003_080205.gif2008年四大陸選手権で高橋大輔が歴代最高得点264.41ポイントをマーク!

フリーでの国際大会自身初となる4回転2回成功、ショートプログラム・フリースケーティングともにほぼノーミスの演技、魅せるステップ、進化し続けるスピン……。
とにかく素晴らしいの一言につきます。


そしてこの大成功の裏に、いや表に、ニコライ・モロゾフの振り付けとコーチングあり!!
ちなみにモロゾフ自身は、今大会だけで3つのメダルを獲得してしまいました。

★男子:高橋大輔のコーチ&振り付けで金メダル

★女子:安藤美姫のコーチ&振り付けで銅メダル

★ペア:PANG・TONG組(中国)の振り付けで金メダル


なんというメダル請負人。さすが2004年世界選手権では、
コレオグラファー(振付師)として女子の表彰台を独占してしまった男
(金:荒川、銀:コーエン、銅:クワン)。


そもそも後の長野五輪男子金メダリスト・クーリックの才能を目の当たりにしたことで16歳にして男子シングル選手への道をあきらめ、後のトリノ五輪アイスダンス金メダリスト・ナフカとコンビを解消した数ヵ月後に現役スケート選手として成功することをあきらめ、26歳という若さでコーチ&振付師の道を選んだわけですから、昔から金メダルを獲れる才能を見出せる目があったのでしょう。


だからトリノ五輪金メダリストの荒川静香といい、
2007年世界選手権金メダリストの安藤美姫といい、
モロゾフの才能発見センサーにピピッときたに違いありません。
すると、高橋大輔の世界選手権or五輪金メダルは約束されたも同然ですよ!?


モロゾフといったら忘れてはならないのは、ロシアフィギュアスケート界の女帝タチアナ・タラソワと長老アレクセイ・ミーシンです。
2人とも両手では足りないほど数々の世界チャンピオンを育ててきた大偉人。

タラソワはモロゾフにとって現役・コーチ駆け出し時代の師であり、モロゾフ成功の第一歩ともいえるソルトレーク五輪でのヤグディン振り付けを担当させてくれた恩人です。

一方、プルシェンコに専念するためにヤグディンへの指導を打ち切ったミーシンは、
(その後ヤグディンがタラソワ門下に入ったわけですから)
間接的な恩人とでも言えるでしょうか。


いまや還暦を超える大ベテランコーチの2人ですが、
現役時代はそれぞれ“ライバル”ペアスケーターでした。
ただしタラソワは大怪我をしたせいで19歳で早くもコーチ転向。
現役時代に挫折感を味わったのは、なにやらモロゾフと共通するところがありますね。

ルールを熟知して現実的に勝てるプログラムを作りあげる技術も両者共通です。
選手の持ち味に合わせて密度の濃い、ジャンプとジャンプの間にぼんやりした時間帯のない練り上げられた振り付けを作る能力は、まだまだタラソワに一日の長あり。

まあ
「ボクが60歳になっても、タラソワの今の知識にはとても追いつかないや!」
と元教え子のモロゾフに言わしめるくらいですから。

そうそう、2006年までウィアーのコーチを務めていた以外、最近男子シングルスにはあまり縁のなかったタラソワですが、なんでも四大陸3位ライサチェックが世界選手権に向けて短期集中講座をお願いしたと言う噂が!

ヨーテボリの世界選手権では、分厚い毛皮をまとい男子シングルスの戦いをじっと見守るコーチ姿が拝めるかもしれませんよ。


対するミーシンは世界選手権で銀メダル獲得、欧州選手権でも2度の表彰台に上がったエリートスケーターであり、「フィギュアスケート技術の力学原理」なんていう
難しそうな大学卒業論文を書いたり、現在もスポーツ化学についての教鞭を振るったりとかなりのインテリ派です。

そしてプルシェンコのような“天才型”スケーターが大好きで、
今現在は14歳のガチンスキー君に夢中な様子。


自らの理論と現代科学の粋を結集させて作り上げた「ミーシン・マジック・ヴェスト」、略してMMV(ジャンプの正しい姿勢がシグナルで分かるという、いわゆるフィギュア版大リーガー養成ギブス)を、ガチンスキー君に装着したりしていますからねぇ。

お正月に3Aを習いに行ったというランビエールにも着せたのかしら?
プルシェンコの本格復帰を控えて、プロフェッサー・ミーシンのMMVが爆発的に売れる日が……来るのでしょうか。


最後に、モロゾフさんにお願い。。。

高橋、安藤、さらに十数人のアメリカの若手選手のコーチングで大忙しのところ本当に申し訳ないのですが、日本の目の肥えた厳しいファンたちの間から
「高橋のフリー“ロミオとジュリエット”のプログラム濃密度をもっと上げて欲しい」
との声が上がっているということをお伝えしたいんです!

高橋大輔が世界選手権で金メダルを確実に獲れるプログラムに、
進化させて欲しいんです!

と思ったら、四大陸後に

「世界選手権の大輔は、ショートもフリーもプログラムを少し変えるよ」

ときっちり宣言してくれてるんですね。
ありがとう。大いに期待しています。



「高橋大輔選手に●●なプログラムを作って!」
「●●な曲や衣装を使って!」
「●●選手のコーチをして!」

などなど、モロゾフさんへお願いしたいことはありますか?


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四大陸選手権 表彰台大予想

2008年02月12日

p_003_080205.gif★2008年四大陸選手権、大胆予想!★

●1位 高橋大輔(日本)

●2位 エヴァン・ライサチェック(アメリカ)

●3位 ジェフリー・バトル(カナダ)


4位以下に
ステファン・キャリエール(アメリカ)、
ジェレミー・アボット(アメリカ)、
小塚崇彦(日本)、
ショーン・ソーヤー(カナダ)
etc、etc……。


実はこの予想、日本や北米のフィギュアスケートサイトのファン投票・予想ページをいくつもチェックしてはじき出された多数決の意見です!
ちなみに筆者&当ブログ編集部も同意見。
え?根拠?それでは3つのポイントで表彰台候補の3人を比較してみましょう。


1. 今季の得点を比較

まずは単純に、分かりやすく、3人が今季どれだけの得点をたたき出してきたのか比較。
左の数字は今季個人最高得点、右の数字は今季国際大会での個人最高得点です。


●1位 高橋大輔
全日本選手権254.58p(1位)、GPファイナル238.94(2位)

●2位 ライサチェック
全米選手権244.77p(1位)、GPファイナル229.78(3位)

●3位 バトル
カナダ選手権229.85p(2位)、ロシア杯201.77(4位)


高橋選手の“今季世界最高得点”254.58pがまぶしすぎます!
これはプルシェンコがトリノ五輪金メダルでたたき出した史上最高得点258.33pにも迫る勢いのとんでもない得点。

しかもシーズン1戦目のスケートアメリカでは228.97p(1位)、NHK杯では234.22p(1位)と、今季は安定して高得点を重ねていますし。


ところでバトルに関しては、今季の得点はあまり参考にならないかも。
グランプリシリーズで使用したショートプログラムがどうも気に入らず、カナダ選手権は急遽、昨季も使用していた“アディオス・ノニーノ”に戻したんですよね。

しかも今シーズンの得点基準に合わせて、急いでエレメンツも組み立て直し。
カナダ選手権でも“完璧”にプログラムが出来上がっていたとは言えないでしょう。
ちなみにフリーも昨季と同じ“アララト”ということで、SPもFSも全く同じ昨季の最高得点を見てみると232.83p(1位、カナダ選手権)。


2. ジャンプの出来を比較

高橋選手には“世界一”のステップと目力が、ライサチェックにはダイナミックさと高い身体能力が、バトルには音楽と一体化するほどの豊かで繊細な表現力がありますが、やっぱり現代フィギュアスケートに欠かせないのはジャンプでしょう。

トリプルアクセルやクワッド、そして多彩なコンビネーション。
芸術性や他のエレメンツとともに難ジャンプをプログラムに織り込み、飛び、着地してこそ偉大なるチャンピオンになれるわけですよ!!

そんなわけで今季の四回転ジャンプの出来具合を比較。
ここでも高橋選手がライバルを大きくリード。


●1位 高橋大輔
★4回転成功4回
【スケートアメリカ】フリー4T成功
【NHK杯】フリー4T転倒
【GPファイナル】フリー4T再挑戦で成功
【全日本】フリー4T成功、4T+2T成功(自身初、1プログラムで2回成功!)

●2位 ライサチェック
★4回転成功1回
【スケートアメリカ】ショート4Tコンビ失敗、フリー4T失敗
【中国杯】ショート4Tコンビ失敗、フリー4T失敗
【GPファイナル】ショート4Tコンビ失敗、フリー4T+3T成功
【全米選手権】ショート4Tコンビ失敗、フリー4Tコンビ失敗

●3位 バトル
★4回転挑戦ゼロ
参考:
【スケートカナダ】ショート3A失敗、フリー3Aコンビ成功
【ロシア杯】ショート3A失敗、フリー3A成功、フリー3Aシークエンス失敗
【カナダ選手権】ショート3A成功、フリー3A成功


3. 過去の実績を比較

●1位 バトル
2006年 トリノ五輪銅メダル
2005年 世界選手権銀メダル
2002・2004年 四大陸選手権金メダル、2007年銀メダル
2005~2007年 カナダ選手権3連覇

●2位 ライサチェック
2006年 トリノ五輪4位
2005・2006年 世界選手権銅メダル
2005・2007年 四大陸選手権金メダル、2004年銅メダル
★全米選手権2連覇中

●3位 高橋大輔
2006年 トリノ五輪8位
2007年 世界選手権銀メダル
2005年 四大陸選手権銅メダル
★全日本選手権3連覇中


一応、国際大会で最もメダル数の多いバトルに1位をつけてみました。
きっと大舞台の経験だってバトル25歳、ライサチェック22歳、高橋選手21歳の順になるんですよね。

でも6年も前の四大陸選手権金メダルよりも、1年前の世界選手権銀メダルを重視したほうがいいんじゃないの?とも思うので、トリノ五輪以降の成績を比較してみると……。


●1位 ライサチェック
2006年 世界選手権銅メダル、2007年四大陸選手権金メダル

●2位 高橋大輔
2007年 世界選手権銀メダル

●3位 バトル
2007年 四大陸選手権銀メダル


ライサチェックと高橋選手の順位付けに苦しみましたが、やっぱりメダル数を参考に。
「四大陸の金メダルなんて世界選の銀より格下!」という声があがりそうですけれどね。


いやいや、それにしても

「知名度が低い!」
(→1999年創設で歴史が浅いので当然です)

「2軍戦!」
(→確かに過去は世界選メンバー漏れ選手が出場していたこともありました)

「若手のステップアップ用大会でしょ?」
(→バトル、ライサチェックが国際シニア大会初メダル獲得した大会ですからね)


等々、四大陸選手権は何かと国際社会から不当に低い扱いを受けてきましたが……、
今年は違いますよ。

日本の男女派遣メンバーを見ても分かるように、どの国も世界選手権メンバーレベルの選手を送り込んでいます。今年こそは伝統と格式あるヨーロッパ選手権にも負けない競技レベルになること間違いなし。
来るべき世界選手権の表彰台を占う、白熱した戦いが見られるはずです!



当てにならないデータ主体の順位予想に喝を!
フィギュアファンの皆様からの冷静、かつ願望の入り混じった順位予想を
お待ちしています!


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ロシア“フィギュアスケート帝国”を救うのは一体誰!?

2008年02月05日

p_003_080205.jpg1994年 リレハンメル冬季五輪
【金メダル】アレクセイ・ウルマノフ(ロシア)

1998年 長野冬季五輪
【金メダル】イリヤ・クーリック(ロシア)

2002年 ソルトレークシティ冬季五輪
【金メダル】アレクセイ・ヤグディン(ロシア)
 ※銀メダルはプルシェンコ(ロシア)

2006年 トリノ冬季五輪
【金メダル】エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)

1998年~2004年 世界選手権
ヤグディン、プルシェンコによるロシア男子7連覇

1997年~2003年 欧州選手権
ウルマノフ、ヤグディン、プルシェンコによるロシア男子7連覇 
※2005・2006年欧州選手権もプルシェンコによる2連覇


滑らかで優雅なスケーティング、バレエの本場ならではの指の先まで行き届いた表現力。

そうそうたる有名コーチ・振り付け陣が作り出す魅力的なプログラム。

スラヴの血がもたらす情熱的で深みのある雰囲気。

そしてフィギュアスケート独特のコスチュームを着こなしてしまう王子様ルック。


確かな技術と芸術性を兼ね備えたロシア男子は、90年代半ばから圧倒的な強さで男子フィギュアスケート界を支配してきました。

ところがトリノ五輪王者のプルシェンコが休養宣言して以来、国際大会の表彰台でロシア男子の姿が見られたのはたったの4回だけ!
(昨季フランス杯3位ドブリン、ロシア杯3位クリムキン、今季フランス杯2位ボロノフ、ロシア杯3位グリアツェフ)

数々のツァー(皇帝)を生み出してきたフィギュアスケート帝国に、危機が訪れているのでしょうか……。


救世主の出現が待たれるロシアに、今季、光をもたらしたのはセルゲイ・ボロノフ。
ジュニア世界選手権で2度の表彰台に上がり、今シーズンから待望の本格シニア参戦を果たした20歳は、初出場のヨーロッパ選手権で4位入賞を果たしました。

しかも以前は勝気な瞳の美少年という感じだったけれど……、今季はオールバックでセクシーな男性に変身。しかもSPラフマニノフ、FSピアソラという大人っぽい選曲で、シンプルに美しさが際立つプログラムが出来上がっています。

高さのあるジャンプも安定して決まるようになって、あとは大舞台で結果を出す日を待つだけ!どうやら3月の世界選手権ではロシア男子チームのリーダーに指名されたようです。


ボロノフに続いてロシア国内選手権で2位に入った21歳のアンドレイ・ルタイも、そろそろ世界的活躍が期待されるひとり。柔らかな体から繰り出されるスピンとステップは絶品モノですよね。

切れ長の涼しげな瞳と愛くるしい笑顔はロシアンプリンスの称号にふさわしいと思うけれど、プログラム後半はスピードが足りなくなってしまうことも。

2010年バンクーバー五輪までには体力をつけて、きっとロシア男子5連覇を狙える器に成長してくれると願いましょう。


伝統と歴史に裏打ちされた層の厚いロシアフィギュア界には、まだまだこの先が期待される選手がたくさん。

どこか大人の男の憂いと色香を感じさせるアンドレイ・グリアツェフ、180cmという長身に加えて髪を短く切ってさらに凛々しくなったセルゲイ・ドブリン、長く細い手足にサラサラの長髪で中性的なアレクサンダー・ウスペンスキー……。

このウスペンスキーの弟ウラジミールも、2月7日で19歳になる将来有望なスケーター。
兄弟と言えば昨季世界ジュニア2位アルテムと15歳セルゲイのボロデュリン兄弟も見逃せません。


でもロシアフィギュア界が“プルシェンコの再来”と一番熱く見守っているのは、やっぱりアルトゥール・ガチンスキーでしょう!

ミーシンの秘蔵っ子はまだ14歳。少年らしく軽やかな体でくるくる回ったり飛び跳ねたり、脚を前に後ろに高く上げたり(ビールマンもあり!)、いわゆる“クリムキン・イーグル”も得意技にしてしまったりと、本当に、見ていて飽きないですよね。

ただしバンクーバー五輪で金メダルを夢見るのは早すぎる?
ならば2014年ソチ五輪@ロシアでの地元優勝を待ちましょうか。


そしてもちろん!
いよいよエフゲニー・プルシェンコが、来季から競技会へ復活することを宣言しました。

年末年始に日本で行われたショーでは、ぐんぐん体を絞り上げていることをファンアピールしたばかり。しかも嬉しいことに、日本で膝半月版の手術以来初めてとなるトリプルアクセルを成功させたんだとか!


五輪連覇を狙う大チャンピオンが本格始動する、今秋が待ちきれませんね。



みなさんは、
ロシア“冬の時代”を救うのは誰だと思いますか?
そしてプルシェンコのバンクーバー五輪金メダルは可能だと思いますか?


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ショートプログラム+フリープログラム=244.77ポイント

2008年01月30日

p_002_080130.jpg2008年全米フィギュア選手権でディフェンディングチャンピオンのエヴァン・ライサチェックと全米3冠ジョニー・ウィアーが、なんと100分の1単位まで寸分違わぬ総合得点をあげちゃいました!

なんだかまるで、昨年末に日本でも公開されたアメリカ産の某コメディ映画のストーリーみたい……。

ただし映画では金メダルを2人で分け合ったのに対して、現実では大会規定によりフリープログラムでの得点が多かった選手に優勝が与えられるんですね。


そして表彰台のてっぺんにあがったのはライサチェック。ショートプログラムではリードしていたウィアーは、結局2位に終わりました。

フィギュアスケート大国アメリカの頂点を目指して壮絶な戦いを繰り広げ、ついには実質“引き分け”たふたり。ライサチェックは22歳、ウィアーは23歳と両者年齢が近いことから、これまで幾度となく成績を比較されてきました。

ちなみに両者の主要タイトルを比べてみると、ライサチェックの方が一歩有利(?)でしょうか。


★ライサチェック 1985年6月4日生まれ

全米ノービス優勝(1998/99)
全米ジュニア優勝(1999/00)
全米選手権優勝(2006/07、2007/08)
ジュニアグランプリファイナル優勝(2003/04)
四大陸選手権優勝(2004/05、2006/07)
世界選手権銅メダル(2004/05、2005/06)
トリノ冬季五輪4位
2007年世界選手権5位


★ウィアー 1984年7月2日生まれ

全米選手権優勝(2003/04、2004/05、2005/06)
世界ジュニア優勝(2000/01)
トリノ冬季五輪5位
2007年世界選手権8位

肝心の演技内容に関しては、これはもう好みの問題!ふたりの棲む領域はまるで違うから、そもそも比較の仕様がないけれど……。

今全米選手権のプログラムに関しても

“パワフルでダイナミックなライサチェック、表現力と美のウィアー”、
“スポーツ vs シアター”、
“いつも通りトラディショナルな衣装のライサチェックに、
趣向たっぷりなコスチュームのウィアー”、
“切れがあり胸はずむ演技と、文学的でエキセントリックな演技”

と、あらゆる表現を駆使してメディアはふたりの違いを浮き彫りにしようと苦労していたようです。


さらには氷上のライバル争いだけでなく、普段の人間関係にまで探りを入れられることもしばしば。今回は“犬猿の仲”説と“互いにリスペクト”説が入り混じって、少々荒れ模様だったみたい。


「大会3連覇したジョニーを尊敬してる。一体どうやって彼がそんな大事を成し遂げたのか、ボクはちょうど今、学んでいるところ」

とライサチェックがウィアーに敬意を表し、

「大会連覇はハードなことだ。だからエヴァンにはあらゆる切り札を使って、いいスケートを見せて欲しい。心の底から願ってるよ」

とウィアーがライサチェックにエール応援を送る。


そんな“いい話”の一方で、

「人間として彼のことは好きじゃない。競争相手でなければ彼が誰なのかさえ知りたくないね」

とウィアーが言ったとかなんとかいう報道も。


でも、大嫌いな相手に、衣装を貸してあげたりなんかしないですよねぇ(2007年マーシャルズ大会でズボンを忘れたライサチェックが、ウィアーの衣装を着て出場)。

もちろんウィアーは

「そんなこと言った覚えはない!」

とイジワルな報道に猛反論。


こんな風にとにもかくにも比較されるふたりは、四大陸選手権に揃って出場するようです。全米3位にランクインした2007年世界ジュニア王者スティーブン・キャリエール18歳も出場、経験を積みに行くのかもしれませんね。


みなさんは、
ライサチェックのダイナミックさ、ウィアーの繊細さ、どちらがお好きですか?
コメント欄にお気軽にお寄せください。


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ジュベール vs. ランビエール、“アーティスティック”バトル!?

2008年01月22日

p_001_080121.jpg今シーズンはジュベールの4回転 vs. ランビエールの芸術性、ではなくてアーティスティックな戦いになるよ!……と、昨季の欧州・世界チャンピオンのジュベールは確信しているようです。そしてクロアチア・ザグレブで開かれる欧州選手権にて、今シーズン初、この2人の火花散る氷上の芸術合戦が勃発します!

なんでも「振付師カート・ブラウニングのおかげで目が開いた!これまでボクにとってフィギュアとはテクニック&ジャンプだったど、今後は芸術性を追及して『踊る』んだ」とか。そしてオフシーズンにはブラウニング氏の奥様(プリマドンナ)にクラシックバレエを学んだのではなくて、ヒップ・ホップとタンゴをみっちり練習して芸術性を高めてきたんだそうですよ。そう、高橋大輔といい、ヒップ・ホップがフィギュア界で流行の予感?そして出来上がったのが、オリジナル曲によるなんとも優雅で繊細な衣装の網々から見えるわき腹がセクシーで、ヒップ・ホップとは無縁のショートプログラム“オール・フォー・ユー”。

・・・ここでちょっとブライアン・ジュベール(Brian Joubert)の経歴など・・・

1984年9月20日生まれ、23歳。フランス人
2006-07 世界選手権 優勝
2003-04、2006-07 欧州選手権 優勝
フランス国内選手権 6連覇中
2006年9月30日以来、10大会連続優勝中!
今季ショートプログラム:オール・フォー・ユー(all for you)
今季フリースケーティング:メタリカ・メドレー(Metallica、昨季と同じ)

こんなジュベールがスケート・カナダ優勝以来、ウイルス性疾患、足のマメ、胃腸炎……と苦しんでいる間に、グランプリファイナルを勝ち取ったのがランビエール。「ロマンティック!ポエティック!!ビューティフル!!!」と誰もがうっとり陶酔するほどの芸術性は問題なし。しかも“燃え尽き症候群”に陥って欧州選手権をお休みした去年とは違って、今年のお正月はサンクト・ペテルブルグのアレクセイ・ミーシン先生の元にはせ参じてトリプル・アクセル猛特訓を積んでいたみたい。果たして芸術性と絶品スピンだけじゃなくて、ジャンプでもジュベールを打ち負かせる男になって帰ってきたのかしらん?

ちなみにショートプログラムできっちり得点を稼いでフリーにつなぐ、という考え方のジュベールに対して、フリーこそ至高の演技を!というランビエールは、昨年の世界選手権@東京でも熱演したフラメンコの“ポエタ”をフリーでぶつけてきます。今回の欧州選手権では新衣装が登場するというからお楽しみ……。

・・・ここでちょっとステファン・ランビエール(Stephane Lambiel)の経歴などなど・・・

1985年4月2日生まれ、22歳。スイス人
2006年 トリノ五輪 銀メダル
2004-05、2005-06 世界選手権 優勝
スイス国内選手権 8連覇中
欧州選手権は2位が最高(2005-06)
今季ショートプログラム:カルネ・クルーダ(Carne Cruda)
今季フリースケーティング:ポエタ(Poeta、昨季と同じ)

いや、衣装が楽しみといったらやっぱりベルネル?近年ジュベールが“007”、ヴァンデルペレンが“EXIT”と文字入り衣装で魅せてくれましたが、トマシュの“勇名トラ”“役兵”には欧州の漢字マニアからもCoolと大絶賛の嵐(だといいのですが)。病み上がりで調整不足のジュベールと、どうも欧州タイトルに縁のないランビエールが不調の場合は、このおちゃめさんが金メダルをかっさらうちゃう可能性大!

もちろん黒地にキラキラなにやら光る、良く見ると全身血管衣装と今年もセンスの良いヴァン・デル・ペレンや(でもフリーは王子様ちょうちん袖)、同国の正統派肉体派いい男ジュベールに対抗してコメディアンに徹するプレオベルも表彰台候補に上げちゃいましょう。さ、さらにトリノ五輪終了以降、氷河期中のロシアからヴォロノフがついに来るかも!?


ジュベール vs. ランビエールの戦い、
みなさんはどんなことろに注目したいと思いますか?
コメント欄にお気軽にお寄せください。


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