■ 試験的実施ルール(ELV)説明
2008年8月1日から国際的にすべてのレベルで試験的に実施されるルール(ELV=Experimental Law Variations)が導入され、世界各地で実施された結果、2009年5月13日に正式に採用される項目が決定した。その10項目は右記の通り。
ファンのみなさんにとっては、「いったい何がどうなるのかよく分からない」という感想だと思うのだが、細かい改正も多く、これまで気にせず見ていた部分がほとんどだろう。観戦するだけなら、いくつかポイントになる部分だけ押さえておけば大丈夫。
基本的には、レフリーの判定をより簡略化し、ボールがよく動いて、見る側も分かりやすくなる改正がほとんどだ。
★観戦に役立つ! 試験的実施ルールのキーポイント
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★詳細な説明は日本ラグビーフットボール協会のサイトをご覧下さい
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試験的実施ルール(ELV) 10項目
| 内容 | |
|---|---|
| 1 | アシスタントレフリーは、レフリーの要求に応じてレフリーを補佐することができる。 |
| 2 | 自陣の22m区域内にボールを戻し、そのボールをキックして直接タッチになった場合、地域獲得は認められない。 |
| 3 | クイックスローインはゴールラインに平行か、自陣ゴールラインの方向に向かって投げ入れることができる。 |
| 4 | ラインアウトにおけるレシーバーは、ラインアウトから2メートル離れなければならない。 |
| 5 | ボールをスローインするプレーヤーの相手側プレーヤーは、5メートルラインとタッチラインの間に位置し、5メートルラインからは2メートル離れなくてはならない。 |
| 6 | ラインアウトのプレーヤーは、ボールがスローインされる前にジャンパーに対してプレグリップすることができる。 |
| 7 | ラインアウトプレーヤーのリフティングを認める。 |
| 8 | オフサイドラインをスクラムの最後尾の足から5メートル後方に設定する。 |
| 9 | スクラムハーフのオフサイドラインを特定する。 |
| 10 | コーナーポストは、ボールがポストに触れながらグランディングされた時を除き、タッチインゴールの対象とはみなされない。 |
■ ルール解説

得点方法
| 種類 | 得点 | 得点方法 |
|---|---|---|
| トライ | 5点 | 相手陣のインゴールと呼ばれるエリアにボールを持ち込んで地面につける。ゴールラインにつけてもトライになる。 |
| コンバージョンゴール | 2点 | トライをした側に与えられるゴールキックのことで、トライした地点の延長線上から狙う。H型のゴールポストとクロスバーの上の間を越えると2点。 |
| PG/ペナルティゴール | 3点 | 重い反則があった場合、相手側にはPKが与えられる。ここから狙うゴールキックをPGと言う。成功すれば3点。 |
| DG/ドロップゴール | 3点 | プレーが継続している中で、ボールをワンバウンドさせてゴールを狙うキックのこと。FK(フリーキック)からの攻撃中には狙えない。 |
試合の進行
モール

ボールを持った選手を中心に両チーム1人以上の選手が立ったまま身体を密着させて、ボールを奪い合うプレー。モールの最少人数は3人。防御側は原則として押し返さなければならない。
ラック

(c)GettyImages/AFLO FOTO AGENCY
地面の上にあるボールを両チーム1人以上の選手が立った状態で身体を密着させてボールを奪い合うプレー。一対一でもラックはできる。原則的にラックの中では手は使えない。
ラインアウト

ボールがタッチラインの外に出た地点から、5メートル離れて両チーム1列に並んだ間にボールを投げ入れるプレー。
スクラム

ノックオンやスローフォワードなど軽い反則時や、どちらのボールか分からない場合に再開するセットプレー。基本は、8人同士で組む。
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反則
- イエローカードとシンビン
- 故意の反則で攻撃の継続を妨げたり、危険なプレーなど重い反則があった場合、レフリーはイエローカードで警告を与える。10分間の一時退場処分となる。2枚で退場処分となる。重大な反則はレッドカードを示し、その場合は即退場になる。
- オーバーザトップ
- ラックなどで相手に出るはずのボールに飛び込み、攻撃を寸断する反則。
- オフサイド
- 一般のプレーでは、プレーヤーがボールを持つか、プレーしたときに、そのプレーヤーの前にいる味方のプレーヤーはオフサイドになる。オフサイドのプレーヤーはプレーできない。
- オブストラクション
- タックルしようとする相手をブロックしたり、ボールを持っていない相手の邪魔をするような動きをする反則。
- コラプシング
- スクラムやモールを故意に崩す反則。
- スローフォワード
- 自分より前にボールを投げる反則。
- ノックオン
- ボールがプレーヤーの手、腕に当たって前に落とす反則。
- ノット・ストレート
- スクラムやラインアウトはボールを入れる時に、互いの真ん中に入れるのが原則。真っ直ぐボールを投げ入れないと反則になる。
- ノット・リリース・ザ・ボール
- タックルされた選手はすみやかに、パスするか地面に置くなど、ボールを放さなければならない。放さないと科せられる反則。
- ノット・ロール・アウェイ
- タックルした選手はすみやかにボール保持者を放して退かなければいけないが、いつまでも相手を抱え込んでいるととられる反則。
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