陣内貴美子の気まぐれシャトル便

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プロフィール

陣内貴美子陣内貴美子
(YONEX所属)
生年月日:
1964年
3月12日
出身地:
熊本県八代市

1981年から12年間日本を代表するバドミントン選手として世界を舞台に活躍。とりわけ、91年の全英選手権女子ダブルスでは、バルセロナ五輪優勝の鄭素英(チェン・ソーヤン)/黄恵英(ハン・ヒー・ヤン)組に惜敗したものの接戦を演じるなど、文字通り世界のトッププレーヤーとして、高く評価された。92年、バルセロナ五輪引退後も、全国でのバドミントン講習会・講演会など競技の普及に務めている。

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暖かいマカオから帰ると雪、そして……

2010年02月05日

撮影のお仕事でマカオに行っていたんですが、マカオの土産話は別の機会にするとして、それにしても、横綱・朝青龍の引退にはビックリ!でしたね。今週の私は、びっくりの連続でした。成田に着いたら雪が降っていてびっくり。もっとびっくりはこの日、日本相撲協会の理事選挙で、貴乃花親方が当選したことです。だって選挙前は、不利が伝えられていたじゃないですか。相撲でいえば、土俵際のうっちゃりというところでしょうか。ダンナの知り合いなので、早速「おめでとうございます!」と連絡を入れました。

これまでの相撲協会の理事というのは、一門の力関係や年功序列の持ち回りによって、なあなあで決まる傾向だったんですってね。相撲界のことはよくわかりませんが、そういう閉鎖的なシステムでも、これまでは運営が円滑だったのでしょう。だけど弟子の死亡事故など、長年のしきたりだけではコントロールできない問題が続発しています。貴乃花親方に、一門以外からも賛同者がいたのは、危機意識の現れでしょう。そもそもこれまでの理事選で、誰が誰に入れたか厳しくチェックされていたことなどは、時代錯誤もいいところです。

貴乃花親方というと、とにかくすごくマジメで、曲がったことがきらいな性分です。自分の信念と異なれば、たとえ衝突覚悟ででも主張する。だから誤解もされやすいのですが、私は現役時代の四股の美しさが人格を象徴していると思います。脚がまっすぐに伸び、ピーンと高くはね上がり、しかも片足で支える体が微動だにしない。四股を軽視し、適当に足を上げてお茶を濁す関取が多いなかで、親方の四股の美しさは感動的でした。よほどの鍛練と、相撲に対しての敬意がないと、あれほど絵になる四股は踏めるものじゃありません。

理解者だけじゃないし、しかもタテ社会の角界にあって、理事のうち最年少。改革への前途は多難でしょう。そこへ、よくも悪くも人気者だった横綱の引退という大激震。ただ貴乃花親方なら、横綱になったときの口上「不借身命」の精神で、まっすぐにぶつかってくれると期待しています。

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静かな評判?の5年日記

2010年01月29日

なかなか評判がいいようです。なにがって、去年の暮れにお話しした5年日記。1ページが1日分で、そこに同じ日付の5年分が記入できるようになっています。ページの上のほうに記念日や、人の誕生日を書いておけば、忘れることもない……ラジオの『ゆうゆうワイド』でもそんな話をしたら、「あれ、いいですよね」という声が多かったんですよ。

もうひとつ便利なのは、自分のバイオリズムがわかることです。私は現役時代から、練習内容や試合結果、自分の調子なども含めて、日記をつけていました。調子が悪くなったら読み返し、過去にはそれをどう乗り越えたか、大会に備えてどんな練習をしていたか、確認できたわけです。ただ、年に1冊の日記だと、わざわざその日を探さなくてはいけません。これが5年日記なら、去年、おととしの同じ日の自分が、一目でわかるんですね。

そういえばこのところ、少々胃の具合が悪いのですが、去年の今ごろも似たような症状だったんですよ(笑)。まあマイナスのバイオリズムは、あまり意識しないようにしたほうがいいでしょうね。私の5年日記はいま2冊目ですが、結婚した年からつけておけばよかったなぁ。夫婦の貴重な記録になったと思います。

さてバドミントンでは、SSの初戦・韓国OPで藤井瑞希/垣岩令佳組が、日本選手としてSS2組目の準優勝!男子ダブルスでも、SSデビュー戦の廣部好輝/遠藤大由組が3位という大健闘を見せました。続くマレーシアOPでは、廣瀬栄理子選手が3位と幸先のいいスタートです。今シーズンも、日本選手の活躍が楽しみになってきました。

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陣内が生まれて初めて体験したこととは?

2010年01月22日

雪かき

先週は、日本列島が寒波に見舞われ、九州でも各地で○年ぶりという積雪がありましたね。熊本・八代の母からも「こんなに雪が積もったとよ」という写メールが届いたりして。

で、思い出しました。陣内は今年の元旦、人生初の雪かきをしたのです!主人の実家で年越しを迎えようと、12月31日に最後の仕事を終え、夕方から岐阜県白川町へ。合掌造りの白川郷ではなく、岐阜と下呂温泉の中間あたりなので、さほど雪はないんですが、今年はけっこう積もっていたんです。

それで元日の朝、雪かきのお手伝いをしたというわけ。こんなことをいうと、雪との戦いに大変な思いをする北国の方たちには申し訳ありませんが、いやぁ、楽しかった!それまで白かったのに、自分の手で地面が顔をのぞかせると、なんというか、達成感があるんですね。ああ、クセになりそう……。ほら、写真を見ても満足そうでしょう?ただし当日、東京への戻りのドライブが、8時間もかかってしまったのにはげんなりしました。雪の影響もあったのでしょうが、高速料金が1000円で、ふだん車に乗り慣れない人たちが多かったのかなぁ。

今年の寒波は、日本だけではなく世界各地で猛威をふるっているようですね。かと思うと今週の日本列島は、大寒というのに春のように暖かい日もありました。皆さん、風邪など引きませんように。

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小椋選手、本当にお疲れさま……

2010年01月15日

皆さんご存じのように、オグシオの"オグ"こと小椋久美子選手が、引退を発表しました。08年、全日本総合5連覇のあとに潮田玲子選手とのペアを解散。09年は腰やヒザなどのリハビリに務めながら、ロンドン五輪に向けた復帰を目ざしていましたが、5月ころからは「慢性的な胃炎が続いていた。復帰を目ざそうという焦りが原因と思います」と本人が12日の記者会見で明かしていました。26歳。このニュースに大きなショックを受けたのは、私だけではないでしょう。

オグシオとして07年の世界選手権では3位に入賞し、北京五輪でも5位。バドミントンの人気アップに大きく貢献してくれました。ただ、バドミントンの広告塔としてずっと注目される毎日は、本人がいったように「正直もう、疲れたな……という気持ちが一番強い」というのもわかります。本人、まじめすぎるくらいまじめな性格でしたからね。

02年の全日本総合選手権で、史上初めて予選勝ち上がりから優勝したとき、大きなプレーをするな……と思ったものです。身長もそうですが、プレーそのものが大きい。これは女子シングルスが楽しみだぞ、と期待がふくらみました。その後、オリンピックを目ざすためにダブルスに専念。どんどん強くなっていくオグシオは、そのルックスとともに世間に知られていきました。

ただ、「排気量が大きい割に、ボディがきゃしゃ」といわれたように、天才的な才能が災いして、つねにケガに悩まされました。能力の高さは高度なプレーを可能にしますが、体がその負荷についていかないんですね。さらに潮田選手がイケシオとして混合でロンドンを目ざすようになったのに対し、小椋選手はパートナーも決まらず、体調も戻らない。まじめなだけに、所属の三洋電機に対する責任感もあったでしょう。引退という結論は熟慮の末でしょうが、功労者だけに、とことんまでプレーしてから引退させてあげたかったですね。

小椋選手は「玲ちゃんの存在がなかったら、ここまでやってこれなかった。ずっと一緒にやってきた仲間、ペアとして、私がロンドンを目ざせなかった分、がんばってほしい」と潮田選手にエールを送ります。今後は、三洋電機に社員として残る予定だそうですが、小椋選手からのメールには「バドミントンはいまでも大好き。バドミントンがなければ、ここまでこれませんでした」とありました。小椋選手のプレーが見られなくなるのは寂しいですが、しばらく充電して、また元気になったらコートに戻ればいいじゃないですか。テニスの伊達選手が引退したのはやはり26歳で、復帰したのが38歳です。ましてや小椋選手はアマチュア。そもそも私の考えでは、アマチュア選手に引退なんてないんですから、いつでも戻っておいで。小椋選手引退のニュースに、今回はちょっと長くなりました。

小椋久美子Photo:北村大樹/アフロスポーツ

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あけましておめでとうございます!

2010年01月08日

今年最初のシャトル便。やはりバドミントンの話で始めましょう。年末に最終週だった日本リーグ、女子は三洋電機が逆転で8連覇。 最終戦は全勝のNEC SKYとの対戦で、全日本総合優勝の松尾/内藤ペアがスエマエに勝ったのが大きかったですね。松尾組はこれで09年、スエマエに3連勝。相性なんでしょうねぇ。一方男子は、日本ユニシスが3年ぶり3度目の優勝を全勝で飾りました。

ユニシスというと気になるのが、池田信太郎選手のケガです。リーグでは、ダブルス2試合に出場し、チームに貴重な勝ち星をもたらしていましたが、12月23日の試合中に右手小指の付け根を骨折。最終週は、ベンチから応援するだけでした。右手は包帯でぐるぐる巻きですから、拍手もできず……(涙)。

昨年は潮田玲子選手との混合ペア結成で話題になり、世界ランキングを46位まで上げてきているだけに、今月のスーパーシリーズ2大会に出られないのはもどかしいでしょうね。ただ本人、「(ケガの間は)腕以外を鍛えるチャンス」と語っているのはさすがです。そう、子どものころから数え切れないほどラケットを振っていますから、しばらく羽根を打たなくても、感覚というのはすぐに取り戻せるんです。それよりも、トレーニングに専念して、スタミナやパワーを一段とアップさせるチャンス。そうすれば、むしろプラスになるはずです。3月に行われる全英、スイス両OPでのニュー・イケシオ、そしてもちろん今年の日本代表選手たちに期待しましょう。

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それにしても、1年が早い!

2009年12月25日

今日はクリスマス。今回が今年最後の「シャトル便」です。いやあ、早いものですね。ジャネーの法則ってご存じですか?「主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価される」というもの。50歳の人にとって1年の長さは人生の50分の1ですが、5歳の子どもにとっては5分の1ですよね。つまり、50歳にとっての10年と、5歳の1年は、主観的には同じ長さという心理学の法則だそうです。まあ理屈はともかく、トシをとると1年が早く感じられるのは事実ですね。
 
去年の最終回では、新しい5年日記について紹介しましたが、今年もしっかりつけました。便利なのは、人の誕生日や記念日が、その日付のページを開けば自然にわかること。手帳のメモだけでは、見落とすこともありますが、日記を開く習慣さえついていれば、明日は誰かの誕生日だな……と自動的にわかる。そうすれば、さりげなくメッセージを送ったりできますよね。
 
さてさて、今日の写真はクリスマスっぽく東京タワー。お好み焼き『かねいし』から5分ほどで桜田通りに出るのですが、交差点からちょっと慶応大学寄りが陣内オススメのビュースポットです。タワーが、足もとまでこれほどきれいに見えるところって少ないんじゃないかな。お店に選手たちを案内するときも、車でわざわざこの道を通るんですよ。いまは、新しいタワー『スカイツリー』の建設が着々と進んでいるようですが、私のように九州育ちの人間にとっては、東京タワーといえばやっぱりこれですね。では皆さん、よいお年を!

で、こちらはどアップです東京タワー
こちらが、陣内オススメのビュースポット東京タワー


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WBC、といっても野球じゃないですよ~

2009年12月18日

今日は、ボクシング・長谷川穂積選手のWBC世界バンタム級タイトルマッチ。もし10度目の防衛に成功すれば、日本人としては、具志堅用高さんの13回に次ぐ2位になります。相手は、世界10位のアルバロ・ペレス(ニカラグア)。9度目の前回は1ラウンドで秒殺という長谷川選手の強さは圧倒的で、対戦相手が「パンチが違う、階級を上げてくれなきゃ」というほど。今日も期待です!

私も縁があって、過去9回の防衛戦のうち、4回くらい見に行きました。最強チャンプなどといわれますが、本人、ものすごく庶民的で謙虚なんですよ。前回の防衛戦は、ジムから会場の神戸ワールド記念ホールまで徒歩3分の距離を、トコトコと歩いて会場入りしたんです。ただでさえ緊張するタイトルマッチなので、ポートアイランド選手権みたいな、日常的な感覚でいきたかったんですって。その試合私は、長谷川選手のお母さんと見ていたんですが、実はお母さんはガンで闘病中なんです。治療費はかなり高額で「母親のためにも勝ち続けて医療費を稼ぎたい」(長谷川選手)。人間的にも、すごくいい男です。

現役時代に一度、ボクシングの練習を見学に行ったことがありました。競技特性はもちろん違いますが、フットワークとか、動態視力の大切さなど、バドミントンと似ている部分があると思いましたね。ただボクシングもそうですが、フィギュアスケートや体操競技など、ジャッジ制のスポーツは大変だなぁ。一瞬のミスが命取り。バドミントンなら、ミスをしても、試合の流れのなかで取り戻すことは十分可能です。しかも見る人の判断基準ではなく、客観的にポイントが動いていく。これがボクシングとなると、そこまでがいかに完璧でも、ガードがほんの少し甘くなればKOもある。まったく気を抜くことはできません……というわけでこれから、長谷川選手の応援に、神戸に行ってきます!

長谷川穂積選手長谷川穂積選手

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下柳投手の超レア写真

2009年12月11日
下柳投手と

仲のいい桜庭和志さんの道場で、トレーニングの合間に

全日本総合、残念ながらスエマエの初優勝はなりませんでした。……陣内の予言が、悪いほうに的中してしまいましたね。ただ、松尾静香/内藤真実ペアが完璧でした。また楽しみなダブルスが登場しましたね。

さて、気を取り直して、今回は超レアな写真をご紹介。阪神タイガース・下柳剛投手とのツーショットです。なにがレアって、照れ屋で無口なことで知られる下柳さんのこの笑顔ですよ。

知り合ったのは、下柳さんがダイエーから日本ハムにトレードになった96年ごろかな。取材の縁から、同じ九州出身(下柳さんは長崎県)ということで仲良くなりました。確かにシャイで、インタビュー嫌いだけど、知り合うとよくしゃべるし、茶目っ気もあるんですよ。また、すごく男気のある人。金石の日本ハム時代、なかなか調子が上がらず、中継ぎや敗戦処理に降格といわれたことがあったんですね。そのとき、同僚だった下柳さんが憤慨し「負け試合に、金石さんが行く必要ないですよ。僕が行きます」と、かわりに投げてくれたそうなんですよ。

今シーズンは8勝に終わりましたが、08年には史上2人目の40代で2ケタ勝利をあげています。ですから、体の手入れは大変なもの。筋肉の使い方を学んだり、加圧トレーニング、断食などなど、自分の体に投資していますし、41歳のいまでも「昔よりも体が若いといわれる」ほどです。そして「来年も、2ケタ勝利が目標。最年長記録を、どんどん更新していきたい」のだとか。バドミントンの選手も、アスリートとして、そういうプロ意識や姿勢を見習えたらいいと思いますね。

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なるかスエマエ、初優勝

2009年12月04日

スエマエ

バドミントンの全日本総合選手権、今日が本選の2日目です。陣内の注目は、なんといってもスエマエこと末綱聡子/前田美順ペアの初優勝がなるか、です。もちろん、SSでの実績など、実力的にはずば抜けているんですよ。ただ、初めてのタイトルというのは一筋縄ではいかないんです。私も全日本総合では、シングルスは北田スミ子さん、ダブルスでは徳田敦子さんと米倉よし子さん(タゴケンのママです!)にずっと阻まれ、なかなかタイトルには手が届きませんでした。まあ、万年2位です。

たとえばお相撲でも、万年大関候補っているでしょう。実力はあるのに、巡り合わせの悪さもあってなかなか昇進できない。そのうちに、勢いのある若手がイッキに昇進したりして、先を越される……私にしても、北田さんが引退した次の年、完璧に調整もできて「今度こそV!」と意気込んだら、初戦負けです。ある定位置に長くいると、そこから脱却するには、とても大きなきっかけが必要なのかもしれません。スエマエにも、それがだぶってしまうんですね。

3年続けて決勝で敗れたオグシオがいなくなり、今度こそ!と思うと金縛りになり、足をすくわれる。対して、スエマエに挑戦するペアは失うものはなにもないわけです。昨日など、女子シングルスで高校生が3人勝ち上がりました。一発勝負のトーナメントです。「負けられない」というプレッシャーのある社会人と、負けてもともとの高校生では、やはり心理的な負荷がだいぶ違うんでしょう。

とはいえ、スエマエが第一人者であるのは誰もが認めるところ。9月の全日本社会人では、初めてのタイトルを獲得していますし、お互いがB型ですから、プレッシャーにもとらわれずにあっさり優勝してしまうかもしれません。話題のイケシオですが、陣内は、優勝の最右翼と見ますね。これまでの日本のミックスというと、副業的な位置づけだったのが、彼らはいわば“本業”として練習を積んでいます。優勝した9月の全日本社会人より、着実にコンビもよくなっています。海外でも実績を重ね、いま世界45位と日本では最上位。ここで優勝すれば、ミックスの注目度がますます上がることでしょう。


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フィギュアスケートも盛り上がってます

2009年11月27日

バンクーバー五輪まで80日を切り、フィギュアスケートのグランプリシリーズも、あとは12月3日から日本で開かれるグランプリファイナルを残すのみ。シリーズの上位6人だけが出場でき、日本選手では男子の織田信成さん、高橋大輔さん、女子が安藤美姫さん、鈴木明子さん。ここで3位以内に入った日本選手のうち最上位が、オリンピック代表に内定します。シングルの代表枠は男女とも3人ですが、気になるのは、ファイナルに進めなかった浅田真央さんです。

先日たまたま、トリノ五輪のフィギュア金メダリスト・荒川静香さんと食事する機会がありました。彼女がいうには、「浅田さんはスロースターター。シリーズの序盤があまりよくなかったとしても、それだけ伸びしろがあるということです」。なるほどなるほど、韓国のキムヨナさんのようなタイプは、波がないかわりに爆発力もないということね。やはり、五輪イヤーのグランプリシリーズというのはすごくむずかしく、ここにピークを持ってくるのか、オリンピックまでの通過点ととらえるのかで戦い方がまるで違ってくるといいます。

そういえば4年前の荒川さんも、浅田さん同様、グランプリシリーズでは結果が出ず、「ファイナルには進出できませんでした」。そこから全日本選手権で代表の座を勝ち取り、プログラムを変更して臨んだオリンピックで日本史上初の金に輝いたのでした。ちょっと結果がよくないと、すぐに「真央ちゃんは大丈夫か」と騒ぐのはマスコミの悪いクセですね。年末の全日本選手権で代表入りを目ざすことになりますが、ここはひとつ、温かく見守ってほしいものです。

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日本のエースが完全復活!

2009年11月20日

廣瀬栄理子選手廣瀬栄理子選手が元気ですね!今週の中国OPは2回戦で中国選手に敗れましたが、YOJ09でベスト4に進出したあとも、10月のデンマークOPで4強に入っています。

07年の7月、右足太もも裏の筋を断裂し、なんとか北京オリンピックには間に合ったものの、今年に入ってからは故障がぶり返しました。そのため前半は国際試合を自重し、ずっとトレーニングの日々だったようです。

選手には、ケガの間にどーんと落ち込むタイプもいますが、廣瀬選手はその間に何をやればいいか、すごく前向きに考えるタイプだと思います。そして、我慢強い。トレーニングって、結果がすぐに目に見えるわけじゃないから、イヤになるんです。でも彼女の場合、それをこなす強さがあるんですね。YOJの直前合宿に、「近年ないくらいいい表情」(米倉加奈子コーチ)で参加したのは、それだけコンディションが戻っていたのでしょう。いまはホントに、「コートに立つのが楽しい」とうのが見ていてもわかります。

私が選手だったら、相手にするとイヤなタイプだと思いますね。焦ったり、イライラしたりが表情に出ないし、ラケットに当てれば必ずこっちに返ってくるように感じるんです。中国選手が廣瀬選手との対戦をいやがるのも、わかる気がしますね。そしてすごいのは、バック奥のタマを、省エネのバックハンドで返すのではなく、きちんとタマの下に入ってラウンドで打つこと。人柄同様、プレーぶりも誠実なんですよ。コンディションが戻れば、もともと全英3位などの日本のエース。今年最後のSSで、どんな戦いをしてくれるかに注目です。


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バンクーバー五輪まで、あと3カ月!

2009年11月13日

先週お伝えしたカーリングのバンクーバー五輪代表決定戦は、チーム青森が勝利を収め、見事に代表権を手に入れました!08年の世界選手権4位、日本選手権2年連続優勝のチーム青森には、2勝のアドバンテージが与えられており、チャレンジマッチの勝者・チーム長野との対戦に連勝して代表の座を手に入れたんです。

9月、カナダ遠征のワールドツアーでは、バーノン大会で優勝するなど好調のチーム青森。優勢が伝えられてはいましたが、スポーツの世界ですから、なにが起こるかわかりません。ましてカーリングは、氷の上に髪の毛が1本落ちていれば、それでコースが変わってしまうというデリケートな競技です。長野というライバルの存在もあり、青森も最後まで気を抜けなかったのではないでしょうか。

私も一度体験したことがあるんですが、滑って怖いし、いやあ、むずかしかったですね。激しい動きがないように見えても、ストーンを安定して投げるには、よっぽど体幹がしっかりしていなければいけないんです。しかも試合は長期戦。氷上のチェスといわれるように、頭脳もフル回転しなければいけませんから、試合が終わるとクタクタになるんではないでしょうか。

第2試合の第2エンド、3点につなげるショットを決めたのは、近江谷杏菜選手でした。9月まではリザーブも、急成長してカナダ遠征中にサードに抜擢された選手。父・好幸さんも日本代表として長野五輪で5位に入賞しており、親子2代の代表というわけです。「父はメダルに届きませんでした。だから私が、リベ
ンジしたい」と、ようやく代表に決定して、ホッとした様子でした。7位だったトリノ五輪とメンバーは替わっていますが、チーム青森にとっては、2大会連続の出場となるバンクーバー五輪は、来年2月12日から。大会まで3カ月となり、各競技の代表争いもいよいよ佳境を迎えます!

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日本シリーズ、勝つのはどっち?

2009年11月06日

海の向こうではヤンキースが優勝し、松井秀喜選手が日本人として初めてのMVP!そしてわが日本シリーズは、阿部慎之助選手の劇的なサヨナラホームランで、巨人が3勝2敗と王手をかけて今日は移動日。やっぱり、日本シリーズはおもしろい!故障にめげず、ダルビッシュ投手が「一世一代の」投球をしたかと思えば、小笠原道大選手が古巣から一発を放ったり……。明日からの札幌ドームはどんな展開になるのか、想像もつきません。巨人も日本ハムも、リーグ王者らしく堂々とプレーしているのがいいですね。

クライマックスシリーズは、かなり緊張感があったと思うんですよ。どちらもリーグ優勝して、2位チームの挑戦を受けたわけですが、2位にしてみれば失うものはなにもない。だけど優勝チームにとっては、「ここで負けたら、なんのために長い144試合を戦ってきたんだ」という思いがあるはずですからね。1勝のアドバンテージはあるとはいえ、心理状態はだいぶ違うと思うんですよ。

そういえば東京ドームの初戦の前日、ダンナと食事に行ったら、たまたまそこに日本ハムの稲葉篤紀選手と鶴岡慎也選手が!稲葉さんのヤクルト時代の同僚・宮本慎也さん、ギャオス内藤さんなんかと食事をされていました。最近の若いプロ野球選手は、夜、あんまり外出しないんですよ。コンビニで買い物をして、部屋でゲームをやっている……なんて聞くと、笑ってしまいます。でも、稲葉さんと鶴岡さんは、「シリーズだから」とへんに構えるのではなく、そういう自然体なところがいい感じでしたね。

さて、舞台は明日から札幌。勝つのは巨人でしょうか、日本ハムでしょうか。陣内は明日、カーリングのバンクーバー五輪代表決定戦の取材で、青森に行ってきます!

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イケシオ、国際大会で初の3位

2009年10月23日

やりましたねぇ、イケシオ!池田信太郎/潮田玲子の注目のペアが、オランダOP(10月13~18日)でベスト4進出です。世界トップクラスは出場していないグランプリ・シリーズですが、2人は、国際試合の本選で初勝利をあげると、第4シードのペアも撃破。3位に入賞し、出場4大会でランキングは世界133位になっています。

2人にとっては、勝つ味を覚えることがすごく大切だと思います。これは何度もいっていることですが、ミックスダブルスほど経験が必要な種目はありません。それぞれ同性と組んでの感覚を、大きく修正しなくてはいけませんから。たとえばミックスでは、男子は女子の後方からサービスを打ちますね。脚力と破壊力のある男子がコート後方を、女子がネット前のリターンをカバーするためですが、男子選手にとって、男子ダブルスのときとはサービスの距離感が1メートル近く違うわけ。このことでも、いかに大きな修正が必要かわかるでしょう。

イケシオの場合、9月の全日本社会人で優勝したり、試合を重ねながら徐々に2人の呼吸が合ってきました。YOJでも、1ゲーム目は池田選手の集中力も、潮田選手とのコンビも完璧。惜しいところで白星を逃がしたのは、ペアとしてのスタミナ不足もあったでしょうが、この経験は手応えになったはずです。しかもYOJでは、末綱聡子/前田美順ペアが19年ぶりの決勝進出を果たしており、それもかなり刺激になったでしょうね。

池田選手は所属の日本ユニシスとプロフェッショナル契約を結び、ナショナルチームとしては初めてのプロ選手となりました。より競技に集中したい、という意識の高まりでしょう。2人は、いま開催中のデンマークOPで予選を突破すると、見事にSS本選初勝利(2回戦は第7シードペアに敗れましたが、日本勢では廣瀬栄理子選手と後藤愛選手、末綱聡子/前田美順ペア、松尾静香/内藤真実ペアが8強進出!)。来週はフランスOPと、SSへの参戦が続きます。試合を重ねるごとにいいペアになっていく2人に、さらに注目です!

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今日からがクライマックス!

2009年10月16日

今日から、プロ野球パ・リーグのクライマックスシリーズが始まりますね!楽天とソフトバンク。先に2勝したほうが第2ステージで日本ハムと対戦するわけですが、楽天のお家騒動の影響はどうでしょう。セ・リーグは明日から、中日とヤクルト。こちらも興味は尽きません。で、気になるのが9月23日にV3を決めた原ジャイアンツです。第2ステージは、両リーグとも21日から始まりますが、となると優勝決定から1カ月も間が空くわけですね。緊張感が維持できるかが心配……ですが、陣内は大丈夫!と見ます。

優勝したWBCでも監督を務めた原辰徳さん。内心ではキャンプの時期にチームを離れていたことがいくぶん不安だったようですが、ペナントレースの巨人は、まさに横綱相撲でした。4月中旬に首位に立ってから、一度もその座を譲らなかったんですから。しかも、優勝へのマジックナンバーが出てからも足踏みせず、イッキに突っ走りました。優勝したお祭りムードは1日だけ。翌日からも消化ゲームという空気ではなく、本番さながらの緊張感で戦っていました。

セ・リーグでV3を果たした巨人ですが、07年はペナントレース2位の中日にクライマックスで敗れ、昨年は日本シリーズに出場したものの、西武ライオンズに敗れてしまいました。意外なことに、日本一の座からは02年以来遠ざかっています。今年優勝できなければ、7年間日本一がなく、これはジャイアンツ史上最長タイのブランクということになる。ですから日本一奪還を目ざし、リーグ優勝決定後も、気を抜くことなく準備をしていると思うんですね。

今シーズンの巨人は、ラミレス選手や小笠原道大選手だけではなく坂本勇人、松本哲也、山口鉄也、亀井義行選手といった生え抜きの若手、中堅選手の活躍が目立ちました。取材に行っても、とてもいいムードなんですよね。さあ、09年のプロ野球は、ここからが文字通りのクライマックスです!

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