2006年11月13日
 
【金田が斬る!】第8回 アジアシリーズ統括
やはりアジア3強の日本・韓国・台湾の壁は厚かった!!
韓国・台湾にはコールド負け、日本には善戦したものの負け。やはり戦前から予想していた投手力の弱さが出てしまった。台湾戦は4回までは2-1でリード。「これはいけるかも!」と思ったが野球はそんなに甘くない!
中継ぎ投手が崩れ、四球・本塁打で大量点を許し大敗。韓国戦も5回に一挙10点を奪われた。日本戦は序盤に5点取られて試合が決まってしまった。先発、中継ぎともにやはり3強には通用せず。北京オリンピックまで、投手陣の強化が重要だと痛感した。
しかし、野球のほうはかなりレベルアップしていると思う。日本戦では9安打、台湾戦も8安打と相手投手に対応でき、得点能力はかなり出来てきている。個人の走力・守備力も成長しているので、このまま更なるレベルアップを期待する。
キャプテン張玉峰と試合後に話をしたが、かなり悔しがっていたのが印象的だ。この悔しさを今後につなげていって欲しいと思う。今後も私は中国チームのレベルアップに全力でサポートしていきたいと思っています。
(写真:チャイナスターズ練習風景と会見時の張玉峰選手)
(中日ドラゴンズ 金田)
投稿者 jsports : 16:17
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2006年11月09日
 
【金田が斬る!】第8回 監督紹介
ジム・ラフィーバー監督〔1942~〕
1965年ドジャースでメジャーリーグデビュー。
同年ジャッキーロビンソン賞新人王を獲得。ロッテ監督のボビーバレンタインとともにプレーした。
1973年に来日しロッテオリオンズに入団。初年度より本塁打を放ちチームの主力打者となる。
1974年パ・リーグ優勝、日本一に大きく貢献した。
1976年現役引退、帰国後ドジャース、ジャイアンツ、アスレチックスのコーチを経て、1989年シアトルマリナーズの監督に就任。
1992年シカゴカブス、1996年ミルウォーキーブリュワーズの監督を務めた。
2002年中国ナショナルチームの監督に就任し、現在に至る。
昔の野球ファンなら知る人ぞ知る歴代助っ人代表選手である。アメリカ、日本の野球経験を生かし、技術面、精神面と中国ナショナルチームのレベルアップ、そして北京オリンピックでのメダル獲得に全力を注いでいる。いつも熱く、ファイティングスピリットを中国選手に叩き込んでいる。ビールと日本酒が大好きで、夕食時には飲みながら野球談議を熱く語る熱血漢だ。

(写真左から:公開練習時に自らボールを運ぶ監督、滑り止めを待つ監督、会見で翻訳のトランシーバーを耳にする監督)
(中日ドラゴンズ 金田)
投稿者 jsports : 10:28
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2006年11月08日
 
【金田が斬る!】第7回 選手たちの休日
明日からアジアシリーズが開幕します。本日は朝一番で公開練習を済ませた選手たちだが、日本遠征の彼らの楽しみの一つが休日の買い物である。午前中はゆっくりと休んで、昼からが買い物タイム。大型ショッピングセンターに行き、まず向かうのは電気店だ。一番人気はデジカメで、多くの選手が買って帰っているのだが、日本製品はやはり品質が良いらしい。彼女や奥様にプレゼントを購入する選手も多く、張力投手は高級香水を選んでいました。
名古屋遠征時には百円ショップに選手を連れて行ったことがあったが、皆大喜びでたくさん買い込んでいました。次の日には希望する選手が随分と増え、団体での百円ショップツアーに(笑)。日本の百円ショップは種類が多く、珍しいものが多いらしいです。
(中日ドラゴンズ 金田)
投稿者 jsports : 18:23
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2006年11月07日
 
【金田が斬る!】第6回 選手裏情報
昨年、今年と中国ナショナルチームは日本プロ野球ファームチームと親善試合を行いました。この期間中、私は中国チームに帯同し、いろいろとサポートしてきました。この企画はNPBの全面バックアップの元に行われたのですが、NPB関係者の方々も期間中はいろいろと苦労されていたようです。
また、中国ナショナルチームの野球用品は(株)ゼットスポーツが契約し、2008年北京オリンピックはもちろん、2012年まで全て提供するとのことです。担当者である井本・加賀谷両氏も帯同し、プライベートな面まで面倒を見ておられました。
今回は、期間中に気付いた野球以外のことを少し書いてみたいと思います。
まずは食事に関して。宿舎はホテルなので朝・夕食はバイキングスタイルです。日本の朝食といえばやはり納豆。ということで、生卵と混ぜて醤油をかけて食べると教えたところ、最初は恐る恐るでしたが『おいしい!』と選手の間に広まっていきました。夕食も問題なく、選手たちは黙々と食べていました。日本では選手たちも食事前に少しビールなどを飲みますが、中国選手は歓迎パーティなどで飲むことはあっても普段はほとんど飲まないようです。
食事で問題が起きたのは昨年の試合前のランチの時でした。NPBでは普通のお弁当を用意していました。しかし中国では冷めたご飯は食べないのだそうです!!弁当ではダメだと言われ、NPB関係者は大慌て!『サンドウィッチかハンバーガーなら…』と、マクドナルドにハンバーガーを、そしてコンビニにサンドウィッチを買いに走っていました。ご苦労様です。
もうひとつ驚いたのは、彼らは日本のカップラーメンが大好きなのです。ランチにカップラーメンを買ってきたところ、選手たちで争奮していました(笑)。試合前だというのにお湯が沸くのを大人しく待ち、『おいしい!おいしい!』と言いながら食べているのでした。ランチ以外でも、夜食にカップラーメンを食べていたようです。
昨年のお弁当の失敗から、今年はランチの問題もなく、スムーズに事が運びました。しかし冷めたご飯を食べないとは驚きましたね。
試合終了後も選手たちは練習に励みます。ホテルに帰って夕食を取り、野手はバットスイング、投手はシャドーピッチング練習などを黙々と行っていました。若い選手といろいろと話をすることができ、純粋に練習に取組む彼らからたくさん質問もされ、私としても有意義な時間を過ごせました。
夜の練習後は彼らの唯一のプライベートな時間です。驚いたことにほとんどの選手がパソコンを持ってきており、ホテルのパソコン使用可能フロアに集まって、中国の家族、彼女と連絡を取っていました。特に王伟捕手は最近結婚したばかりで、パソコンにWEBカメラを取り付け、毎日奥さんと楽しそうに話をしていました。そして私にも結婚式の写真を嬉しそうに見せてくれました。張玉峰選手は新婚、呂建剛選手も今秋結婚予定だそうで、それぞれ奥さんや彼女の写真を見せてくれました。日本やアメリカなどへの遠征が多い彼らにとって、パソコンは必需品なのだそうです。
(中日ドラゴンズ 金田)
投稿者 jsports : 13:05
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2006年11月04日
 
【金田が斬る!】第5回 選手紹介<野手編その(2)>
最後に内野手と外野手を紹介します。
>>内野手


昨年CBLの三冠王でありMVP。走・攻・守三拍子揃った好選手。ナショナルチームのキャプテンも務め、技術面、精神面でもチームを支えている。ランナーをスコアリングポジションにおいて、この選手に打順をまわして得点したい。ショートの守備は抜群で、守備範囲も広い。


二番バッターとしてバント・エンドランができ、小柄だけれどパワーがあり長打も打てる二番にうってつけの打者。セカンドの守備は難しい打球も確実にキャッチしてアウトを取る。


中距離ヒッターだが、ミートがうまく、アベレージを残せる打者。サードを守っていたがファーストに廻って打線に厚みが出てきた。


サードの守備はハンドリングが良く、確実に打球を処理でき、スローイングも安定している。打撃はパワーヒッターでクリーンアップ候補。
>>外野手


今の中国ナショナルチームで最も信頼できる打者。パンチ力もあり、左右にも打ち分けられる。守備範囲も広く安心して見ていられる。


内野、外野両方守れる便利屋。打撃は思い切りが良く、長打も期待できる。しかし変化球に少し弱い。
以上主力選手を紹介しましたが、まだまだ楽しみな選手が居ます。プライベートな部分も交えて、今後も紹介していきたいと思います。
(中日ドラゴンズ 金田進)
投稿者 jsports : 15:56
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2006年11月02日
 
【金田が斬る!】第4回 選手紹介<野手編その(1)>
チャイナスターズ:続いて野手を紹介していきます。まずは捕手から。
>>捕手


強肩で盗塁阻止率が高くK、投手陣を強気のリードで引っ張っている。打撃はパワーがあり長距離打者。今年の春のWBC アジアラウンドで日本チーム上原から右中間スタンドへホームランを打った。4番候補。




二人とも20歳で将来のナショナルチーム正捕手候補。打撃センスがいい。守備面を今の機会にたくさん勉強、経験し、将来正捕手を争って欲しい。
(中日ドラゴンズ 金田進)
投稿者 jsports : 14:06
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2006年10月27日
 
【金田が斬る!】 第2回 中国ナショナルチーム
中国ナショナルチームが初めて国際大会に参加したのは1987年のアジア野球競技大会である。2003年に札幌で行われた「アジア野球選手権大会」では日本、韓国、台湾のシード3カ国を除いたアジア各国との予選リーグに全勝して決勝リーグに進出した。上位3カ国には破れたが、アジアで4番目の実力があるところを示した。
2005年に宮崎で行われた「アジア野球選手権」では、公式戦で初めて韓国に勝利して3位に入り、日本,、韓国、台湾の「アジア3強」の壁を初めて打ち破ったが、「第1回アジアシリーズ2005」では3戦全敗で3試合とも完敗だった。
2005年、2006年は約1ヶ月間、日本プロ野球のファームチームと親善試合を行った。昨年は1勝10敗2分で日本チームとの間にレベルの差を感じたが、今年は巨人、中日、西武のファームチーム相手に3勝7敗と善戦し、着実に技術向上してきていると思われる。11月9日からの「第2回アジアシリーズ2006」では、1勝することも不可能ではないだろう。
(中日ドラゴンズ 金田進)
投稿者 jsports : 17:40
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2006年10月25日
 
【金田が斬る!】 第1回 中国プロ野球の現状
1873年に当時の清朝政府が米国に留学生を派遣、現地で野球に初めて接し「中国棒球隊」が組織された。これが中国野球チーム第1号といわれている。1979年、日中が国交を正常化した翌年に中国棒球協会が設立された。1996年から中日、オリックスの2軍が北京、上海で親善試合を行っており、2002年からは中国プロ野球(CBL)がスタートした。
当初は北京タイガース、天津ライオンズ、広東レオパーズ、上海ゴールデンイーグルスの4チームであったが、2005年から新たに四川ドラゴンズ、中国ホープスターズの2チームが加わり、現在6チームで戦っている。2004年までは北京、天津チームの2強が優勝を争っていたが、昨年は上海、今年は広東が力をつけてきており、熱戦が繰り広げられている。
また、2004年よりCBL各チームが日本プロ野球球団と交流しており(北京-巨人、天津-横浜、広東-広島、上海-阪神、ホープスターズ-ロッテ)、日本の春・秋キャンプに選手を派遣している。日本の各球団からも中国球団の技術向上、チーム躍進を計るべくコーチを派遣しているのが現状だ。
(中日ドラゴンズ 金田進)
投稿者 jsports : 21:22
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