2006年11月20日
 
【韓流野球報告】 第21回 アジアシリーズを終えて
アジアシリーズから一週間が経ちました。韓国代表・サムスンライオンズとしては決勝進出を逃し、韓国シリーズ2連覇の喜びも吹き飛ぶような残念な結果となってしまいました(サムスンの敗因については「KONAMI CUP アジアシリーズ2006公式サイト内のコラム」にて。)
しかし、大会全体としてはLa newと日本ハムの二度の対戦が、いずれも一点差ゲームという大変見ごたえのあるものでした。二年連続日本代表チームがアジアNo.1に輝きましたが、次回は韓国代表チームがその座を脅かすことができるよう、期待したいと思います。
約一ヶ月の間、お付き合いいただきありがとうございました。今後、アジアシリーズのみならず、韓国プロ野球のシーズン中の模様が、J SPORTSさんで放映されるような日が来ることを祈りつつ?? 今回のブログの最後とさせていただきます。カムサハムニダ。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<21>
韓国球界もこの時期シーズンオフですが、実はまだ野球の話題で盛り上がっています。それは12月にカタール・ドーハで開かれる「アジア競技大会」にプロ選手中心のメンバーを送り込むからです。98年のバンコク、02年のプサンと韓国はドリームチームを結成し、いずれも金メダルを獲得。韓国では「アジア大会で金、オリンピックでメダル獲得」で兵役免除の恩恵を受けられるということもあり、熱の入れようは相当です。日本ではアジア大会の話題があまり出てきませんが、韓国では来月半ばまで野球の真剣勝負に注目が集まります。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 11:13
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2006年11月15日
 
【韓流野球報告】 第20回 韓国プロ野球トークライブ実施
韓流野球報告第13回で告知させていただいた、アジアシリーズプロモーション一環のイベント「熱闘!KONAMI CUPアジアシリーズ2006 韓国プロ野球トークライブ!」を11月11日(土)14時から、東京ドームにほど近い、神保町の日本工業大学神田キャンパスで、70名ほどのご参加者様にお集まりいただき行いました。
まずはオープニングに特別ゲストとして、19時からのゲームを控えたサムスンライオンズ・花増幸二コーチがユニフォーム姿で登場。着用していた帽子とユニフォームを、イベント終盤のグッズ抽選会にご提供いただき、参加されたみなさんも大変喜んでいらっしゃいました。

花増コーチ(写真右)とトークホストの当方
続いてこの日のメインゲスト、宇田東植さんの登場。9日(木)の対日本ハム戦を映像を見ながら振り返り、先発したイム・ドンギュと好投したクォン・ヒョク両投手のピッチングについてじっくり解析してもらいました。

日本ハムOBで韓国球界OBの宇田東植さん

対日本ハム戦を振り返る
そしてお話は東映、日本ハム時代や、韓国球界創成期について。宇田さんがプレーした83年当時は「車を持っている選手が少なく、球場から自転車で帰る選手も多かった」という話にみなさんもびっくり。トークライブですが会場が学校キャンパスという雰囲気もあってか、メモを取りながら話に耳を傾ける方も多かったです。
宇田さんにお話を伺っている間、2番目の特別ゲストも登場。サムスン応援団長とチアリーダー4名です。同夜のLa new戦に備えみんなで応援練習。それまでの雰囲気とは一変し熱気あふれる会場となりました。


みんなで「チェーガン(最強)サムソン!」
サムスン応援団退場後、みなさんから寄せられた宇田さんへの質問にお答えいただくコーナーに。宇田さんの出身校である拓大一高の後輩の方からの質問に、宇田さんがプロ野球入りまでのいきさつを丁寧にお話くださいました。
最後はグッズ抽選会、当選された方にはユニフォームや帽子、ジャンパーなどを宇田さんから直接手渡しされ、みなさん大喜び。

終了後はイベントご参加者のほとんどがそのまま東京ドームへ移動。対La new戦を観戦されました。ゲームはみなさんの応援の甲斐なく、残念ながらサムスンが敗れ決勝進出はなりませんでした。
日本での韓国プロ野球のイベントという、大変稀な機会でしたが、今後機会があればまた実施していきたいと思います。ゲストのみなさん、ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<20>
日本同様、韓国もシーズンオフに選手が登場するイベントがいくつか行われます。特徴は寄付活動やチャリティーイベントが多いこと。先日も韓国シリーズMVPのパク・ジンマン選手(サムスン)が賞金を寄付するなど、積極的にボランティア活動をする選手は多いです。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 11:41
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2006年11月11日
 
【韓流野球報告】 第19回 11日のLa new 対 サムスン戦のみどころ
10月中旬からスタートしたこの期間限定アジアシリーズブログ、いよいよ大会がスタートし、残すはあと2日。大会前まではなかなか日本には届いてこない、現地、韓国シリーズについてなどを記してきましたが、東京ドームでの大会が始まると、放送はもちろん、日本の各メディアで数多くの情報がありますので、この場では中継を楽しく見る、いくつかのポイントを記したいと思います。
このアジアシリーズで一番面白い対決、それは韓国とチャイニーズタイペイの対戦だと思っています。拮抗した実力差、決勝戦をかけた戦い、独特の応援スタイルなど、両国のプロチーム王者の対戦を日本で見られるという、とても幸せな機会です。しかも土曜の夜という、ワクワクさせる時間帯!これは見ないと損です。
それではいくつか見どころを列挙します。
・サムスン投手陣の継投をチェック
初戦日本戦は完敗(1-7)、中国戦はコールド勝ち(13-1)と、勝ちゲームの投手継投をせずこの2試合を1勝1敗としました。残る2試合、サムスンとしては絶対に負けられないので、なんとか序盤に先制し、期待できる投手を惜しまずにつぎ込むこととなります。サムスン鉄壁の投手リレー「KOパンチ(【韓流野球報告】 第5回参照)」 、現在状態は万全ではないですが、ぜひこの2人の投手リレーに期待してください。
・ストライクゾーンをチェック
韓国は日本に比べると外に広いストライクゾーン。しかしアジアシリーズでは対戦チーム以外の国の審判員が判定をするので、なかなかシーズン通りとはいきません。中継映像に映し出される投手の表情から「今のは韓国ではストライクなのかな?」など想像しながら観戦してみてください。
・スタンドの盛り上がりをチェック
「韓国プロ野球の伝え手」として、まずみなさんがとっつきやすい、応援風景や観戦スタイルをいつも現地で感じて、それをお伝えしているのですが、アジアシリーズでも東京ドームのスタンドで現地に近い形で、韓国スタイルの応援が楽しめるよう、当方も協力しています。そのひとつが「カタカナ応援ボード」です。

東京ドームでは普段の韓国での応援のように、スピーカーからの音が使えないため、声での応援となります。しかし、そこで立ちはだかるのが言葉の壁。しかし、それを応援団長やチアリーダーが当方作成のカタカナボードを持って解決しています(応援、選手名など40枚ほど)。中継中、三塁サムスン側からの声援が聞こえたら「日本人がカタカナ読んで応援しているなぁ」と気にしてみてください。
ちなみに主な声援は
・ナルリョボリョ! → かっ飛ばせ
・アンタ! → 安打(ヒット)
・チェーガンサムソン! → 最強サムスン
・ティオ! → 走れ
などです。さぁ、みなさん土曜19時のLA NEW対サムスン戦をお見逃しなく!!
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<19>
野球観戦の楽しみに、試合を観ながらの飲み食べという人も多いようですが、韓国でも同様。韓国風海苔巻きやハンバーガーにチキン、またピザを買ってきてグループでつっつくという光景も見かけます。そしてカップラーメンも人気商品のひとつ。ところが一部球場では、カップラーメンを座席で食べることを禁じているところもあります。通路からラーメンを持って座席に向かうと係員がストップ。スープの後処理などいい加減が観客が多いのが理由のようです。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 09:35
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2006年11月09日
 
【韓流野球報告】 第18回 対日本ハム戦のみどころ
9日18時からの日本ハム戦でアジアシリーズの初戦を迎える、サムスンライオンズ。サムスン側からのゲームのみどころは「序盤にリードできるか?」となります。サムスンが勝つとしたらスコアは「4-2」かな?とみています。「勝つとしたら僅差」ということになるでしょう。
打ち合いでは厳しいサムスンにとって、セギノール選手の再来日が間に合わない?という情報は朗報です。序盤になんとかリードを奪い、それを「KOパンチ(クォン・オジュン、オ・スンファン)」につないで逃げ切るという、勝ちパターンに持ち込みたいところです。
しかし、今季47セーブの守護神、オ・スンファンの状態は万全ではありません。韓国シリーズ前の風邪、連投による疲労、テグでの練習時には鼻血を出し、来日する飛行機機内でも体調を崩すなど、心配ではあります。悪いときにもそれなりに結果を残すという一流ぶりを発揮してきたオ・スンファンではありますが、8日の東京ドームでの練習ではフリー打撃の打球を腰に直撃するなど、災難続きとなっています。
新庄、セギノール選手を欠く日本ハム、エース ペ・ヨンスを欠き、オ・スンファンも万全ではないサムスン。「もつれた戦いになれば、サムスンにも勝機あり」と期待しています。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<18>
韓国ではフリー打撃中に行っている外野の練習の無防備ぶりに驚くことがしばしば。今までに何度か実弾直撃という場面に遭遇しています。打球が来てから「コン(球)!コン!」と叫ぶ状態。東京ドームではセンターには投手アップ用の打球避けが用意されていますが、韓国はそういった部分の配慮に欠くところがあります。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 17:30
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2006年11月08日
 
【韓流野球報告】 第17回 対日本ハム戦、先発投手はイム・ドンギュ
7日来日したサムスンナイン。夕方には出場4チーム監督の記者会見が行われました。その中で各監督へ「初戦の先発投手は?」という質問があり、サムスン ソン・ドンヨル監督は9日の日本ハム戦の先発にイム・ドンギュの名を挙げました。数日前までの時点では、左腕のチョン・ビョンホということだったようですが、アジアシリーズへ向けての練習を終え、イム・ドンギュの初戦起用と決めたようです。イム・ドンギュは韓国には少ないフォークボールを投げる投手。球速は速くなく、高めにいくと大きいのを喰らうこともありますが(被本塁打リーグ1位の20本)、制球力がありハマると面白いかもしれません。
きょうの各チームの面々はレセプションに出席のためスーツ姿。ソン・ドンヨル監督を囲む記者陣の顔ぶれは同じですが、監督の表情はベンチ内とは違い、とても穏やかだったのが印象的でした。記者会見で「本大会で核となる選手は?」という質問に、ヤン・ジュンヒョク選手を挙げ、「チーム唯一の3割打者で、ベテラン、経験もある」とチーム最年長への配慮も見えました。ちなみにヒルマン監督は「それは言えない」とのこと。まぁ、本来ならそれが正しい解答なのでしょう。
さぁ、いよいよ近づいてきましたアジアシリーズ。各監督が「WBCでアジアのレベルの高さが実証され、アジアシリーズは非常に意味のある大会だ」と言っていましたが、まさにその通り。2回目となるアジアシリーズをしっかりと目に焼きつけ、さらに野球がグローバル化した時に、みなさん生き証人として語っていただきたいです。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<17>
メジャーリーグではワールドチャンピオンに輝くと、チャンピオンリングを手にできるそうですが、韓国にもある模様。どういう経緯で配布されるのか?作るのか?買い取るのか?聞いてみます。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 17:18
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2006年11月06日
 
【韓流野球報告】 第16回 古巣日本ハムとチャンピオンを争う
2年連続でアジアシリーズ進出を決めた、サムスンライオンズ。今年は日本ハムとの戦いということで、さらに力が入っている人がいます。2004年よりサムスンのトレーニングコーチを務める、花増幸二コーチがその人です。
(写真:花増幸二トレーニングコーチ。後ろはオ・スンファン)
鹿児島大学から1978年に投手として日本ハムに入団。一軍での登板はなく、引退後は一、二軍のトレーニングコーチとして20年以上、日本ハムのユニフォームを着ていました。日本ハム退団後、2004年にサムスンのヘッドコーチに就任した、ソン・ドンヨル現監督が「日本のトレーニング方法が必要」ということで招かれました。
それまで「体を大きく見せる」鍛え方に重点を置いていた韓国球界において「野球に活かす肉体づくり」、「けがをしにくい体づくりへ」の意識づけを行い、それが浸透。その後人員補充し、サムスンには現在一、二軍に日本人トレーニングコーチ、トレーナーが4人在籍しています。この日本人トレーニングの必要性は他球団にも波及し、今季は他3球団にも日本人トレーニングコーチが所属していました。→その他の日本人トレーニングコーチについて 室井昌也『ソウルはいつも野球愛』(8/31)
古巣との戦いには、たとえ練習試合でも力が入ります。サムスンが春季キャンプを行う沖縄では、日本ハム、そしてソン・ドンヨル監督が在籍していた中日もキャンプを実施。この両チームとの対戦では、選手にハッパをかけ、相手が一軍半の戦力でも主力投手をぶつけて挑みました。
日本ハムについて花増コーチは、チームを離れた身ということもあり多くは語りませんが、日本一の瞬間は日本のBSを通して、テグの自宅で見ていました。韓国は今、梨がおいしい季節。自宅で梨をほおばりながら「鎌ヶ谷(日本ハム二軍本拠地)では、農園の人から梨をたくさんもらってねぇ」と。鎌ヶ谷で育った若手たちがすくすく育ち、日本一を勝ち取ったことに感慨もひとしおでしょう。通いなれた東京ドームでのアジアチャンピオンをかけた戦い。手塩にかけた投手陣が、日本ハム打線を抑えることに強い期待をよせています。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<16>
日本球界出身のプレーヤーは、今季、塩谷和彦(元オリックス)、ユウゴー(元千葉ロッテ)選手が在籍していましたが、ともにシーズン途中に退団。最近ではコーチの往来がほとんどです。先日新たに、臨時コーチを務めたこともある、大田卓司氏(元西武)のSK打撃コーチ就任が決定しました。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 11:12
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2006年11月05日
 
【韓流野球報告】 第15回 お待たせしましたチアリーダー!
アジアシリーズまでまだもう少しある(といっても木曜日からですが)ということで、熱いリクエストにお応えして、今回はチアリーダーについてです。
まじめな韓国球界の仕組みについて→【韓流野球報告】 第2回
まじめな韓国シリーズ前のサムスン紹介→【韓流野球報告】 第5回
今年も来日予定のサムスンチアリーダー。構成は6人ですが、昨年来日したのは4人。他チームもメインに動くのは4人で、観客が多い休日ゲームなどでは、全員出動で内・外野に分かれて活動します。あるチームは8人構成なのに、2人しかいない日があるチームがありますが…。まぁ、観客が少ないのでやむを得ない気も。
韓国プロ野球のチアリーダーの起源は(そんなたいそうな…)、1993年LGとOB(現トゥサン)の準プレーオフで、現在のような4人体制が本格的に導入されたと言われています。「チアリーダー」とはいいますが「チアリーディング」はしません。スタンドに設けられたステージの上で、イニング間や投手交代時のダンスと、応援を応援団長と一緒に盛り上げるのがメインです。新聞紙面に掲載されるチアの写真は、ほとんどがカメラマンがイニング間に撮影しています。

サムスン応援団は他の球団とは別の流れを汲んでいるので人の入れ替わりは激しくないですが、他チームは同じイベント会社のチアのケースが多く、翌年には別のチームのチアに鞍替えしていたりします。また野球のオフシーズンには、それぞれがシャッフルされプロバスケチームのチアを。また応援団長も同様にバスケ会場でその姿を見かけます。
チアはみんな身長が170cm以上あり、厚底を履かれると、168cmの当方は見上げてしまい、彼女たちのつけまつ毛からバサバサと風が吹いてきます(イメージ)。コスチュームは、布の面積が決して大きくないものが大半で、5回裏終了後のインターバルでお着替え。いろいろと小道具を使うなど趣向を凝らしています。人気のあるチア
にはファンが集まり、ネット上でファンクラブができるほどです。
せっかくなので、他チームのチアもご紹介しましょう。

(写真左:ハンファイーグルス)(写真右:ヒョンデユニコーンズ)

(写真左:キアタイガース)(写真右:トゥサンベアーズ)

(写真左:SKワイバンズ)(写真右:ロッテジャイアンツ)

(写真:LGツインズ)
数ある野球の撮影データの中から、チア写真だけ探す作業、途中からむなしくなりましたが、、、喜んでいただけたら幸いです。
「チアリーダー」それは韓国プロ野球の華であることは間違いありません。きっかけはなんでも結構。チアリーダーをきっかけに、あなたも韓国プロ野球に関心を持ってみてください。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<15>
近年、オールスターゲームのイベントで、各球団チアリーダーのフリー演技対決が行われています。各チームの選手1名が審査員として点数をつけます。上記の写真でヒョンデのみその時の模様です。内容はまぁ、おゆうぎ会ですが、各チアともいろいろと準備して臨んでいます。来年もあるのでしょうか?
(室井昌也)
投稿者 jsports : 13:46
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2006年11月04日
 
【韓流野球報告】 第14回 サムスン話題のマスコット来日!?
昨年に続き、2年連続でアジアシリーズ進出となったサムスンライオンズ。前回の来日で、選手以上に日本のファンの心をつかんでしまい、一部日本のファンの間で話題となっているのが、サムソンのマスコットたちです。(写真:サムスンのマスコットたち)
日本では各球団のマスコットにプロ意識というか、それぞれのキャラクターをしっかり守った部分がありますが、残念ながら韓国のマスコットは「着ぐるみ」。昨年のアジアシリーズでは、日本のマスコットではありえないことの連発で、ファンの度肝を抜きました(何をしたかは実物を見てのお楽しみ)。そう、一応今回も来日予定です。
紹介しますが、彼らの名前は「プレオ」。「ブルーのレオ」からきています。一応、4体いますが昨年は2体が来日。まぁ、ルックスもスゴイですが、やることも日本マスコットの常識から外れています。

日本のマスコットたちはアクロバティックな動きを見せてくれますが、サムスンの彼らもやってくれます。ただ、大きな頭はやはり障害となるようで…。しかし、やるためには手段を選びません。
もったいつけるのもなんなので、どうなるかというとこう(写真:あっ、首がっ…) です。
中身の人間(もう、そう言ってしまいます)の青年たちはダンスが好きな、あどけない顔をした若者で、みんないい奴です。じぶんのテクニック披露がキャラクターの維持より優先されているようですね。
ご覧になりたい方は、J SPORTSのカメラマンさんに、チアリーダーと共に彼らの姿も抜いてくれることを期待しましょう!
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<14>
各チームのマスコットも、結構悪態をついたり下品な動きや、中身の人がこんにちはしたりと日本では考えられない状態。それを楽しむというのも日本出身者の韓国プロ野球の楽しみ方かもしれません。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 01:32
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2006年11月02日
 
【韓流野球報告】 第13回 韓国プロ野球トークライブ開催!
アジアシリーズも全出場チームが決まり、みなさんも球場やテレビでの観戦スケジュールをお決めになる頃かと思います。そこで「野球好き」のみなさんへアジアシリーズをさらに楽しめるイベントを紹介させていただきます。
熱闘!KONAMI CUP アジアシリーズ2006 「韓国プロ野球トークライブ!』
アジアシリーズを盛り上げようと、KONAMI CUP アジアシリーズ2006のプロモーションの一環として、行うイベントです。
日時は11月11日(土)14時より(同日19時からは韓国対チャイニーズタイペイ戦)
場所は東京ドームからほど近い、東京・神保町の日本工業大学神田キャンパス3階ホールです。
入場は無料!(事前申込制。入場整理券を往復はがきで応募)
申込方法は下記をご参照ください。
トークホストは当方で、ゲストに宇田東植さんをお迎えします。宇田さんは東映(現北海道日本ハム)から阪神を経て、1983年にヘテ(現キア)タイガース入りした下手投げ投手。引退後はファイターズ戦を中心に解説者をされた後、2002年からキアで投手コーチを務められました。軽妙な江戸弁で、東映時代のパ・リーグや23年前の韓国球界の裏話など、楽しいお話を聞かせてくださると思います。ファイターズOBで韓国球界OBというアジアシリーズ2006に最適のゲストです。(写真:韓国での現役時代の宇田東植さん)
当日は前々夜の日本対韓国戦を振り返り、同日のLA NEW(チャイニーズタイペイ)戦のみどころや、韓国球界に関するお話などをする予定です。また韓国式応援の予行演習も実施いたします。特別ゲストの登場も?韓国とチャイニーズタイペイの対戦は、実力も拮抗し決勝戦をかけた戦いになる可能性もある、大変興味深い一戦です。また両サイドの応援も個性的で応援ファンにもたまらないでしょう。
アジアシリーズを楽しむためにも、そしてその日の対チャイニーズタイペイ戦を楽しむためにもぜひともご参加ください。トークライブご観覧後に、球場やテレビで観戦しながら、トークライブで得た韓国球界の小ネタの1つ2つをお友達にぜひ披露してください。ご参加お待ちしております。
◆『韓国プロ野球トークライブ!』ご参加方法◆
11月4日(土)必着で往復はがきにてお申込ください。80名様を無料にてご招待致します。
●はがき1枚につき1名の申込が有効となります。
●おひとりで複数枚のお申込をされた場合は無効とさせていただきます。
●応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。予めご了承ください。
●ご参加者様へは開催5日前までにはがきにてご連絡差し上げます。
●入場整理券のない方はご入場いただけません。開催当日の入場券発行はございません。
返信はがきの裏面に
1.郵便番号 2.ご住所 3.お名前 4.年齢 5.電話番号 6.ゲストの宇田さんへの質問や、韓国プロ野球への疑問・質問などあれば 以上をご記入下さい。
ご記入いただいた個人情報は入場整理券発送以外の目的には使用いたしません。
【往復はがき宛先】
〒151-0071 東京都渋谷区本町5-43-1-301
ストライク・ゾーン トークライブ参加係
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<14>
サムスンを除く他のチームは秋季キャンプの時期。韓国では秋季キャンプのことを「仕上げ訓練(直訳)」といいます。この「仕上げ」を意味する「マムリ」という言葉は、抑え投手を表現するときにも使います。確かにゲームの仕上げに登板する投手ですので。サムスンはリードした状態で「マムリ」オ・スンファンにつなげるかどうかが、優勝へのカギを握ります。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 16:26
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2006年10月29日
 
【韓流野球報告】 第12回 韓国シリーズ第6戦をサムソンが勝利し、2年連続4度目の優勝
◇韓国シリーズ第6戦 29日(チャムシル)
ハンファ |2 1 0|0 0 0|0 0 0∥3
サムソン |0 0 0|0 0 1|0 1 0∥2
サムソンがハンファを3-2で辛勝し、サムソンは2年連続4度目の優勝を果たしました。

(写真:優勝に沸くサムソンナイン)
サムソンを率いるソンドンヨル監督は、就任2年目で2度の優勝です。

(写真左:宙に舞うソン・ドンヨル監督)(写真右:シャンパンの洗礼を受けるソン・ドンヨル監督)
シリーズMVPは打率.280、打点2、WBCでも見せた堅実で華麗な守備でピンチを何度も救った、ショートのパク・チンマン選手が選ばれました。(写真:韓国シリーズMVPのパク・チンマン内野手)
3試合連続の延長戦で総力戦が続く韓国シリーズ。第6戦も今までの5試合と同じような展開になりました。前日は延長15回1-1の引き分けというホームが遠かった両チームですが、サムソンは初回に2点先制。このシリーズ、全試合サムソンが先制しています。追うハンファはきょうもなかなか得点できず。3-1で終盤に突入し、サムソンエース、ペ・ヨンスを連日の投入。そのペ・ヨンスがいきなり4番・キム・テギュンに一発を喫し3-2の一点差。(写真:被弾するペ・ヨンス)
9回裏にはオ・スンファンが二死満塁のピンチを招くも、最後は3番のデイビスを三振に斬り、サムソンは4勝1敗1分けで韓国シリーズを制し、2年連続4度目の優勝を果たしました。(写真:ピンチを迎え第4戦に続きマウンドへ向かう、ソン・ドンヨル監督)
ソンドンヨル監督のインタビュー「韓国シリーズに入る前けが人が多く、(シーズン47セーブをあげた抑え)オ・スンファンが風邪をひき、(32ホールドの)クォン・オジュンの状態もよくなかった。(主将で正捕手)チン・ガプヨン、(生え抜きの一塁手)キム・ハンス、(安打製造機の外野手)パク・ハンイといった負傷している選手がいたが、みんな選手がよくやってくれた。全面的に協力してくれた球団社長はじめ球団に感謝したい。」
「(アジアシリーズについて)去年は10月19日に終わって準備期間があったが、今年は10日くらいしかない。けが人はアジアシリーズに出るのも厳しいが、日本には連れて行く。投手力を活かして優勝できるようがんばりま。」とのこと。(写真:アジアシリーズ出場権を掲げる、パク・ハンイ外野手)
韓国プロ野球を代表して、KONAMI CUPアジアシリーズ2006に出場するのは、昨年に続きサムソンライオンズとなりました(アジアシリーズでの表記は「サムスンライオンズ」)。みなさんサムスンライオンズへのアジアシリーズでの応援をよろしくお願い致します。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<13>
韓国シリーズを2年連続で制したサムソン。常勝チームでありながら優勝は意外と少なく4回目。1回目は85年。当時は前後期制で完全優勝だったため、韓国シリーズは開催されず。その後、02年に韓国シリーズでLGツインズ(当時の監督は前千葉ロッテコーチのキム・ソングン氏)に勝つまで、その間シリーズに5回出場しましたがシリーズでは勝てませんでした。2年連続でシリーズ優勝を果たしたサムソン。次の目標「アジアシリーズ」でも栄冠を勝ち取ることはできるでしょうか?
(室井昌也)
投稿者 jsports : 21:47
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【韓流野球報告】 第11回 韓国シリーズ第5戦は延長15回規定により引き分け
◇韓国シリーズ第5戦 28日(チャムシル)
ハンファ |0 0 0|0 0 0|1 0 0|0 0 0|0 0 0∥1
サムソン |0 0 1|0 0 0|0 0 0|0 0 0|0 0 0∥1
場所をソウルのチャムシル球場へ移しての第5戦。どちらも決め手を欠き、延長15回でも決着がつかず。サムソンの3勝1敗1分けで翌29日の第6戦を迎えることとなります。
→ポストシーズン日程表
→ゲーム詳細は当方ブログ、室井昌也『ソウルはいつも野球愛』でどうぞ。
14時開始のデーゲームがすっかりナイトゲームに。5時間15分のロングゲームということで、こちらでの報告はこのくらいで。
(写真:試合終了後のスコアボード)
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<11>
韓国語で引き分けのことは「ムスンブ」といい、漢字化すると「無勝負」となります。確かに勝負がつかなかったということでは、正しい表現かもしれませんね。果たしてこの「ムスンブ」の結果はどちらに有利に転ぶか?
(室井昌也)
投稿者 jsports : 20:39
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2006年10月28日
 
【韓流野球報告】 第10回 韓国シリーズ第4戦はサムソンが連夜の延長を制し、優勝に王手
◇韓国シリーズ第4戦 26日(テジョン)
サムソン |0 1 0|0 0 0|1 0 0|2∥4
ハンファ |0 0 1|1 0 0|0 0 0|0∥2
(写真:コーチと抱き合うキム・ジェゴル)両チームともチャンスを活かせない展開が続き、昨夜に続いての延長に。延長に入った10回表、サムソンは昨年の韓国シリーズでもレギュラーの負傷で訪れたチャンスに快打を連発した、守備要員のキム・ジェゴルが2点タイムリーヒットを放ち、4-2と勝ち越し。
最後を締めるのは、今季47セーブの守護神オ・スンファンですが、シーズン中に比べると球威が落ち、いきなり二塁打を浴びます。ここでたまらず、ソン・ドンヨル監督自らマウンドへ。
(写真:マウンドで激励のソン・ドンヨル監督<写真左>とオ・スンファン)
二死二・三塁というピンチで4番キム・テギュンを迎えますが、なんとかショートゴロに抑え、サムソンが勝利。シリーズ対戦成績を3勝1敗として、優勝に王手をかけました。
今回も、試合後の監督のコメントでゲームを振り返ります。ゲーム詳細は当方ブログ、室井昌也『ソウルはいつも野球愛』でどうぞ。
まず敗れたハンファ キム・インシク監督「投手陣の人手不足が2日連続、延長で負けた原因だ(シーズン中16勝のエース・ムンドンファンがリリーフとして4回1/3を投げる。その後継投できる投手がいないため)。これまで信じてきた投手を使うしかなかった。選手は最善を尽くしてよくやってくれた。リュ・ヒョンジン(高卒新人で最多勝、防御率、奪三振の三冠投手)は通常と近い状況のレベルのピッチングをしてくれた。きょうきょうと一発で決めるゲームができなかった。力不足だった。」
(写真:5回2/3wo1失点のリュ・ヒョンジン)
対するソン・ドンヨル監督は「2日連続の延長戦はきつかった。先発のチョン・ビョンホの後にペ・ヨンス(第1戦に先発で6回零封。第3戦に8番手として登板)をつぎ込もうとしたが、結果的に終盤に起用したことが良かった。
(写真:序盤からブルペン待機のペ・ヨンス)
ペ・ヨンスを大事に使わなければと、最後にはオ・スンファンを投入した。マウンドへ向かったときは“自信を持って投げろ”とだけ伝えた。オ・スンファンはシリーズ前に風邪をひいて万全ではないが、最後まで信じて使い続ける。ウチの試合はいつも息詰まるゲームで、大量点で勝てればどんなに楽か。第5戦で決めるつもりで総力戦で臨む。勝てる展開ならペ・ヨンスを投入するし、どんなに点差が開いても最後はオ・スンファンで締める」とのこと。
1戦から4戦まで、どちらも快勝とはいえない展開でここまできています。今季の韓国球界を象徴するように、打線が奮わず投手が切り抜けるという展開です。両チームともエースがリリーフにまわる展開で、第5戦でサムソンが決めないと、投手陣が厳しい状態になり6、7戦は総力戦の死闘となりそうです。
第5戦からは場所をソウルのチャムシル球場に移し、サムソンがブラウン(元阪神)、ハンファがチョン・ミンチョル(元巨人)という第2戦と同じ2人が予告先発として発表されています。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<10>
韓国シリーズ第5~7戦が行われるのは、ソウルにあるチャムシル球場(韓国プロ野球の仕組みは、第2回の韓流野球報告参照)。チャムシルはトゥサンとLGが本拠地とし、一塁側にトゥサン、三塁側にLGがそれぞれ球団事務所と選手ロッカーを設けています。この両チームが対戦する際には、LGが主催ゲームの場合、LGベンチは一塁側でもロッカーは三塁側にあるというねじれ現象が起きます。まぁそんなに不便はないでしょうが。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 19:27
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2006年10月26日
 
【韓流野球報告】 第9回 韓国シリーズ第3戦はサムソンが延長12回を制し2勝1敗に
◇韓国シリーズ第3戦 25日(テジョン)
サムソン |1 0 0|0 2 0|0 0 0|0 0 1∥4
ハンファ |0 0 0|0 0 0|0 3 0|0 0 0∥3
場所をハンファの本拠地・テジョンに移しての第3戦。セレモニーの後、試合はスタートしました。(写真:試合前国家斉唱中の両チームナイン)
サムソンが8回表まで3-0とリードしてクォン・オジュン-オ・スンファンの鉄壁リレーで締めくくると思われた試合でしたが、8回裏、ハンファは前の打席、二死満塁のチャンスでクォン・オジュンから三振を喫した、4番キム・テギュンがソロアーチ。シン・ギョンヒョンに代わり8回表からマスクをかぶったシム・グァンホが、オ・スンファンからセンターバックスクリーンにツーランを放ち「KOパンチをKOする」という予想外の展開。3-3の同点でゲームは延長へ。

(写真左:予想外のアーチを放ったシム・グァンホ)
(写真右:シーズン中は被本塁打1だが、まさかの被弾のオ・スンファン)
ハンファは抑えのク・デソンの4イニング目となる12回表、サムソン パク・チンマンのヒットで1点を喫し、4-3とサムソンが1点リード。12回裏、サムソンは最後に明日の先発予定だった、ペ・ヨンスを緊急登板させる8人のリレーで、サムソンが終盤に追いつかれた苦しいゲームをものにし、対戦成績を2勝1敗としました。
今回は、試合後の監督のコメントでゲームを振り返ります。まず敗れたハンファ キム・インシク監督。「サムソンがハンファより出る投手出るが投手いい。(12回にキムテギュンに対してのみ登板した、今季は1試合のみに登板の)イム・チャンヨンでも148キロを出す。それほどの状態とは思っていなかった。しかし、オ・スンファンにきょうは失投があった。(4イニング投げた)ク・デソンは50球ほどをめどに起用した。第4戦の先発はリュ・ヒョンジン。ソン・ジンウの肘の状態はよくない」
対するソン・ドンヨル監督は「この第3戦は必ず勝たなければならないゲームだった。きょう勝てば(シリーズの)勝算があると思った。うちのチームは先発が5回までいけば、中継ぎ-抑えで勝つチームなので、クォン・オジュン、オ・スンファンで2イニングずつ投げさせるつもりがバランスが狂った。2人にとっては勉強だ。オ・スンファンは本人が速球に自信があるから速球で抑えにいったが、オ・スンファンはもちろん(ハンファの高卒ルーキーでタイトル総なめの)リュ・ヒョンジンも、今シーズンたくさん投げているので、この時期に力が落ちてくるのは当然のこと。明日先発予定だったペ・ヨンスの投入は、きょうの試合が重要だから投入した。相手のク・デソンが4イニング投げたので、明日投げたとしても短いイニングだろう。それならば、こちら先発はチョン・ビョンドゥがある程度持てば、その後ペ・ヨンスにつなぐことで、勝算があるので、きょうは総力戦になった。」とのこと。
ハンファにとっては、クォン・オジュン、オ・スンファンから2点をとり、同点に追いついたのは大きいですが、その他好機は活かせず、勝ちゲームにできないのは痛かったです。サムソンは鉄壁のリレーが崩れるという緊急事態になりましたが、12回にものにした1点を、ペ・ヨンスまで投入し守り勝ったというのは「KOパンチショック」を払拭するのに充分な、意味ある1勝となりました。第4戦はサムソンとしては早めにリュ・ヒョンジンから得点し、クォン・オジュンとオ・スンファンを投入せずに済む、あるいは楽な場面で投入できるような展開を作りたいところです。イム・チャンヨンが使えるメドがたったのは、今後の継投に大きな意味があります。対するハンファはク・デソン投手が4イニングを投げたため、何とかリュ・ヒョンジンとムン・ドンファンでつなぐ展開にしたいところ。打線がつながらないので、重量打線の一発攻勢に期待しなければならないのが苦しいところです。
第4戦はハンファがリュ・ヒョンジン、サムソンがチョン・ビョンドゥの両左腕の予告先発で、第3戦と同じテジョンで26日(木)18時から行われます。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<9>
日本に比べると安い入場料金。シーズン中はどの球場も指定席が8,000ウォン(約995円)、自由席が5,000ウォン(約622円)で土日はこの料金に2割5分増しの料金設定をしている球団もあります。料金区分はおとな、学生、こども以外に軍や警察に従事する人の料金体系があるのは、兵役制度がある韓国ならではです。韓国シリーズでも指定席が25,000ウォン(約3,110円)、自由席が15,000ウォン(約1,866円)と日本に比べるとお手ごろな値段です。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 10:56
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2006年10月25日
 
【韓流野球報告】 第8回 韓国シリーズ第2戦はハンファが勝利し1勝1敗のタイに
◇韓国シリーズ第2戦 23日(テグ)
ハンファ |0 0 0|4 0 0|2 0 0∥6
サムソン |0 0 1|1 0 0|0 0 0∥2
前日の雨も止み、秋晴れのテグ。しかし、前日までの暖かさとはうって変わって、肌寒い気候。ちなみに韓国語で肌寒い天気は「サルサラン ナルシ」。発音的にも肌寒そうに聞こえませんか?(写真:試合前、秋晴れのテグ球場)
さて、雨で1日順延された韓国シリーズ第2戦。全席売り切れのチケットも、日曜ゲームが平日になったため、ライトスタンドに少し空席が。(写真:テグ球場バックネット裏から)
ゲームはハンファが5回までにリードして逃げ切るという理想的な勝ち方で対戦成績を1勝1敗としました。先発のブラウン(元阪神)、チョン・ミンチョル(元巨人)のとも球数多く、ロングゲームの様相。先制したのはサムソン。3回裏一死から1番パク・ハンイがバントヒットを試み一塁へヘッドスライディングしセーフ。2番チョ・ドンチャンが倒れるも、三番ヤン・ジュンヒョクが四球で歩き、二死一・二塁。ここでシム・ジョンスがレフトオーバーの二塁打を放ち、サムソンが1点を先制します。
追うハンファは4回表、この回先頭の2番・クルリオが左中間に二塁打。3番デイビスはセカンドフライに倒れるも4番キム・テギュンがセンターへの二塁打を放ち、クルリオが生還。1-1の同点とします。5番イ・ボムホは三振し二死二塁。6番イ・ドヒョンが歩いて、二死一・二塁で7番ハン・サンフンがライト前に落とし、キム・テギュンがホームイン。2-1とハンファがこのシリーズ初めてのリードを奪います。なおも二・三塁とし、続く8番シン・ギョンヒョンのレフトへのヒットで二者生還。4-1とハンファがリードを3点としました。
3点差を追うサムソンは4回裏、この回先頭の6番パク・チンマンがライトへヒット。7番チン・ガプヨンが死球を受け、無死一・二塁。8番キム・チャンフィが送り、一死二・三塁。9番パク・チョンホが歩いて一死満塁のチャンスを作ります。ここで1番パク・ハンイがセンターに打ち上げ、パクチンマンがホームイン。4-2と点差は2点。ここでハンファは先発のチョン・ミンチョルから、ムン・ドンファンにスイッチ。サムソンは2番チョ・ドンチャンのサードゴロをイ・ボムホが、ボールを握り損ね、二死満塁のチャンス。しかし3番・ヤン・ジュンヒョクがライトフライで、追撃のチャンスを逸します。
その後、両者得点なくゲームは7回表。1番コ・ドンジンが内野安打で出塁。2番クルリオのショートゴロで進塁、迎えるは3番デイビス。ここでデイビスはサムソンの2番手左腕のチョン・ビョンホからライト場外へのダメ押しツーランでゲームを決定づけました。(写真:デイビスを迎えるハンファベンチ)
投げてはチョン・ミンチョルの後をムン・ドンファン、8回一死からク・デソンとつなぐ、シリーズ限定の最強リレーでハンファが1勝1敗のタイとしました。
サムソンは、ブラウンの球が高めに浮き失点を喫しましたが、2戦の敗北はある程度予想でき、3番手にイム・ドンギュ、4番手に左腕のオ・サンミンを投入できいい投手起用ができました。特にオ・サンミンは9回左打者3人から3三振を奪い、今後もワンポイントして期待できます。
一方のハンファは中盤までに得点し、点差をつけるという理想的な勝ち方。また、デイビスのダメ押し打が飛び出し、勝利を確信できる展開となりました。22日が中止、24日が移動日ということでムン・ドンファンを長いイニング起用できた点では、雨はハンファに有利に働きました。
韓国シリーズ第3戦は場所をハンファの本拠地テジョンに移し、25日(水)18時から行われます。予告先発はハンファが今季30回の登板が全てリリーフのチェ・ヨンピル、サムソンがハリカルラです。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<8>
韓国での選手の移動は球団専用のバス。主に野手と投手に分かれ、公式戦では3連戦終了後、翌日の開催地へ移動します。ナイターの場合、宿舎への到着が深夜2時、3時になり、日本のようにゲームの翌朝、スーツ姿で移動ということはありません。バス車内はゆったりとした3列独立シートで車内ではDVDを見ることが多いようです。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 12:18
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2006年10月23日
 
【韓流野球報告】 第7回 韓国シリーズ第2戦は雨天中止で順延
22日(日)に予定されていた、テグでの韓国シリーズ第2戦は試合開始の1時間前、13時頃から雨が降り出し、次第に雨足を強め14時に雨天中止が決定。日程は1日ずつ順延されることになりました。

(写真左:雨天中止のテグ球場)(写真右:雨天中止の報に引き上げるサムソンナイン)
→ポストシーズン日程表
予報では15時頃から雨ということでしたが、予想より早く降り出したということで、協議の結果、試合開始前に中止が決定。試合開始3時間30分前に開門し満員に膨れ上がった観客をみると、即断するには難しい状況ではありましたが、その後降り続けたことを考えるといい決断でした。その後も雨は降り続け、テグより北の地域では大雨に見舞われました。しかし、23日(月)は晴れ間も見え、問題なくゲームが行われそうです。
テグ球場はバックネット裏を除き、雨をしのげる場所がありません。お客さんはレインコートや傘を広げ、試合が行われるか待ち続けていました。しかしチアリーダーはずぶ濡れのまま待機です(写真左)
23日(月)に行われる韓国シリーズ第3戦は、両チームとも先発投手はスライドし、サムソンがブラウン(元阪神)、ハンファがチョンミンチョル(元巨人)と発表されています。
韓国シリーズ第2戦が順延になって、一番困っているのはもしかしたら、LGかもしれません。というのも、LGは韓国シリーズが行われないはずだった23日に、今季までヒョンデの監督を11年努めた知将キム・ジェバク監督の就任記者会見を実施するためです。大きな話題になるはずが、シリーズと重なりがっかりしていることでしょう。(写真:LGの監督に就任するキム・ジェバク ヒョンデ前監督)
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<7>
韓国では雨天中止のことを「ウチョンチィソ」といい、直訳すると「雨天取消」です。日本語と韓国語は似ている部分が多いだけに、微妙な差が何かと面白いです。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 11:46
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2006年10月21日
 
【韓流野球報告】 第6回 韓国シリーズ初戦は完封リレーでサムソンが制す
ハンファ|0 0 0|0 0 0|0 0 0∥0
サムソン|0 0 2|0 1 0|1 0 X∥4
21日(土)にサムソンの本拠地・テグ(大邱)で幕を開けた韓国シリーズ。第1戦はサムソンが3回に2点を先制。投げては先発のペ・ヨンス、そして“KOパンチ”(前回の報告参照)の継投という磐石のリレーで、終始サムソンペースで進み、4-0でサムソンが先手を取りました。
(写真:左からペ・ヨンス、クォン・オジュン、オ・スンファン)
試合展開が前回記したサムソンの勝ちパターン通り進行したので、試合詳細は当方ブログ室井昌也『ソウルはいつも野球愛』でご覧いただき、こちらでは、韓国プロ野球になじみがないであろうみなさんに、「秋の宴」と言われる韓国シリーズの現地の雰囲気を味わっていただきましょう。
第1、2戦が行われるサムソンの本拠地テグ球場は収容人員12,000人。器が小さいため、チケットはインターネットでの発売後、すぐに売り切れてしまいました。14時試合開始で開門は10時50分。たくさんの観客が列に並びます。場内においしい食べ物はそうないので、外で買ってくるのが一般的です。

秋晴れの下、両チームの選手が整列し華やかな式典の後、ゲームスタートです。全試合ナイター&ドーム球場の日本シリーズでは季節感がなくなってしまったので、懐かしい風景に見えます。

試合前から盛り上がりは最高潮。ビッグフラッグもお目見えします。書かれている文字は「チェガンサムソン(最強サムソン)」ここで写真上部にご注目ください。茶色い物体が2体。これは私も初めてみました。なんと、空気でふくらましたライオン様。デパート入口に鎮座するライオン様の何倍の大きさでしょう?? ライオン様の後ろには「KONAMI CUP アジアシリーズ2006」の横断幕です。試合前にはアジアシリーズのプロモーション映像もスコアーボードのビジョンで紹介されています。
ハンファファンも数は全体の10%ほどですが、負けていません。タオルを上げ下げして応援です。こちらのタオルも「チェガンハンファ(最強ハンファ)」。だいたいどこも「最強」で、LGは「無敵」、ヒョンデは「屈強」です。
お待たせしました(?)チアリーダーです。振られている旗や先ほどのタオルは無料で配布されます。公式戦でも配布される場合がありますが、韓国シリーズとなるとその数は相当なものとなります。
球場ではテレビと違って、選手の姿を頭の先から足の先まで観ることができます。例えばペ・ヨンス投手のふくらはぎを見て、自軍の監督(ソンドンヨル)が日本シリーズを戦っている前所属チームと、今も友好関係にあることがうかがえます(もらったそうです)。

前回の「まめ知識」に記したように、西日が投手の長い影をマウンドに映します。
照明灯に灯が入った数分後にゲーム終了。仲間と夕ごはんを食べながら語り合うにはちょうどいい時間ですね。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<6>
ロジンバッグといえば、マウンドに置かれているのが一般的ですが、韓国では捕手の右横にも。キャッチャーがさわってはポイと。国際試合ではポケットに忍ばしていますが、韓国ではほぼ全試合置かれています。まぁらしいというか。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 23:50
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【韓流野球報告】 第5回 サムソンライオンズ紹介
21日から始まる韓国シリーズ。この勝者がKONAMI CUPアジアシリーズ2006に出場します。今回は、前回紹介のハンファイーグルスの挑戦を受ける、公式戦1位のサムソンライオンズを紹介します。
サムソンを率いるのは中日でストッパーとして活躍し、日本でもおなじみの韓国の英雄、ソンドンヨル監督です。引退後、中日でのコーチ研修を経て、04年にヘッドコーチとしてサムソン入り。昨季監督に就任し、監督1年目でチームを韓国チャンピオンに押し上げました。スター選手揃いのサムソンですが、戦いぶりは派手な野球ではなく、守る野球。先発陣が中盤まできっちりゲームを作り、磐石コンビであるセットアッパーと抑えにつなぐ野球です。 (写真:ソン・ドンヨル監督)
先発の頭数は充分で、昨季シーズン途中から入団のティム・ハリカラ(12勝)と今季サムソン入りした、ジェイミー・ブラウン(11勝/元阪神)、左腕のチョン・ビョンホ(10勝)、そしてWBCでの代表メンバーだったペ・ヨンス(8勝)とシリーズをまわしていくには問題ない面々です。
しかし、サムソン投手陣の真骨頂は先発陣より鉄壁の投手リレー。67試合に登板し、リーグ1位の32ホールドのサイドハンド、クォン・オジュンと、中日・岩瀬投手が持つシーズン46セーブを上回る47セーブを126試合制で挙げ「アジア新記録」と評された、WBC代表選手、守護神オ・スンファンがサムソンを勝利に導いています。クォン・オジュンはシンカー、オ・スンファンが力のある速球と切れのあるスライダー。これが2人の武器。この“KOパンチ”(両投手の頭文字から)の活躍がサムソン1位通過の原動力です。

(写真左:クォン・オジュン)(写真右:オ・スンファン)
打者陣は韓国を代表する面々が名を連ねます。プロ入りから14年間二けた以上のホームランを放ち続け、通算本塁打数309本(歴代3位)、打点1200(歴代1位)、安打数1946本(歴代1位)、通算打率.318(歴代2位)の「記録の男」ヤン・ジュンヒョク(37歳)。他の主力選手が負傷で離脱するなか、全試合に出場。打率.303(5位)81打点(5位)と安定した活躍を見せています。恵まれた体格でパワーのみかと思いきや、軽くレフトをさばけるところが、率を稼げるところでしょう。 (写真:ヤン・ジュンヒョク)
その他野手もスター揃いでWBCでも正捕手だったチン・ガブヨン(32歳)、WBCでも美技連発のショート、パク・チンマン(29歳)、サムソン一筋13年目のキム・ハンス(34歳)、全試合に出場の中距離打者、パク・ハンイ(27歳)と代表チームと遜色ない面々が並びます。この顔ぶれに不足しているのは大砲。そこで、昨季FAでヒョンデからシム・ジョンスを獲得しましたが肩と右ひざ手術で、今季は秋にチームに合流。かつては「アメリカでの評価はイ・スンヨプ(巨人)よりも上」と言われたシム・ジョンスもそのなりは潜めてしまい、このシリーズではどんな姿が見られるのか気になるところです。
打撃より守り中心の野球をするサムソン。接戦にもちこみKOパンチにつなぐ、これがサムソン優勝の必須条件です。
さて、シリーズ前日の20日、サムソン ソン・ドンヨル監督、チン・ガプヨン捕手、ハンファ キム・インシク監督、イ・ドヒョン選手が出席し記者会見が行われました。 (写真:左からサムソン チン・ガプヨン、ソン・ドンヨル監督、ハンファ キム・インシク監督、イ・ドヒョン選手)
そこで第1戦の予告先発がサムソンがペ・ヨンス、ハンファがリュ・ヒョンジンと発表されました。両投手の投手戦が繰り広げられることを期待したいです。→記者会見の詳細は当方ブログ室井昌也『ソウルはいつも野球愛』でどうぞ
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<5>
日本では球場内施設の関係で、北海道日本ハムと東北楽天が地元で三塁側をホームにしていますが、韓国ではサムソンが地元テグで三塁側ベンチを使用。球場の立地上、夕刻一塁側への西日が強く三塁側を使うことになりました。シリーズが行われる秋口のデーゲームは、西日が照明灯の長い影をグラウンドに映す頃にドラマが生まれます。果たして夕焼けに照らされた笑顔を見せるのはどちらのチームの選手たちか?
(室井昌也)
投稿者 jsports : 20:56
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2006年10月20日
 
【韓流野球報告】 第4回 ハンファイーグルス紹介<打者編>
前回に続き、KONAMI CUPアジアシリーズ2006に出場する可能性のあるハンファイーグルスの紹介。今回は打者編です。
ハンファ打者陣の特徴は長打力。「ホームラン生産工場」と言われる、中堅まで115mの小さな球場をホームグラウンドにする強みを活かし、チーム本塁打は110本でリーグトップ。一発の可能性がある打者が並んでいます。3番に入るのは、韓国で7シーズン目となる助っ人ジェイ・デイビス(.284 21本 74打点)。4番、5番にはともにWBC代表選手だった、右の若き主砲キム・テギュン(.291 13本 73打点)、イ・ボムホ(.257 20本 73打点)が入ります。
キム・テギュンについてはWBC期間中、日本の野球解説者たちが打球の速さに関心していました。今までは大舞台に弱い印象がありましたが、今年のポストシーズンではいいところでの一発が飛び出すなど、一皮むけた感があります。(写真:プレーオフMVPに輝いたキム・テギュン)
ファーストのキム・テギュンとサードのイ・ボムホ。まだ24歳と25歳。今後、秋山・清原や山本浩・衣笠各選手のような存在になってくれないかと期待しています。(写真:イ・ボムホ)
このクリーンアップにつなぐコ・ドンジンと下位を打つハン・サンフンの両左打者は、シャープなバッティングを見せてくれます。特にコ・ドンジンは足もあり、今季期待をしていたのですが、打率は.241。中距離打者ですが大きいのを打ちたいという意識が見えるのが残念です。この2人が短期決戦ではラッキーボーイ的な存在になると、サムソンの優位が予想されているシリーズわからなくなりそうです。
投手陣に比べ、若手がひっぱる打撃陣。守備面の弱さもショートにキム・ミンジェがFAで加入し、全体的に締まりました。打ち合いになれば、有利になるハンファ。早い回に強力なサムソン先発陣を打ち崩し、クォン・オジュン、オ・スンファンのリレーにつながせないことが、勝利への必須条件でしょう。
次回は公式戦を1位で通過し、ハンファを受けて立つ、サムソンライオンズを紹介します。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<4>
1リーグ8チーム制の韓国プロ野球ですが、二軍は10チーム。さて、一軍にはない2チームは何のチームでしょう。正解は、ひとつが軍へ入隊中の選手の一部がプレーする国軍体育部隊のチーム、サンム。もうひとつが今季から参入した、軍服務をしながらプレーできる警察庁野球団です。徴兵制がない日本では考えられないですね。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 10:56
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2006年10月19日
 
【韓流野球報告】 第3回 ハンファイーグルス紹介<投手編>
KONAMI CUPアジアシリーズ2006に出場する可能性のある2チームのうち、まずは公式戦を3位で終え準プレーオフ、プレーオフと勝ち上がり、韓国シリーズへ挑むハンファイーグルスを紹介します。
ハンファイーグルスの監督を務めるのは、WBC(ワールドベースボールクラシック)で韓国代表監督を務めたキム・インシク監督。一度は峠を過ぎたと思われる選手を巧みに起用し「再生工場長」との別名もある監督。選手を信頼した「信じる野球」はWBC期間中、韓国国内で大きな話題となり、キム・インシク監督の人材活用術をテーマに書かれた「キム・インシクリーダーシップ」という経営書が、春先にはベストセラーになるほどでした。
17日のプレーオフ第4戦の試合前、テジョン球場のコーチ室でキム・インシク監督から「中日と日本ハムどっちが優勝するか?」と聞かれ、「そうですねぇ…」と話していたところ、周囲の取材陣はその単なる雑談に「えっ?もうアジアシリーズの準備ですか?」といい、どっと笑いがおきましたが、韓国シリーズ進出を決めその可能性も出てきました。(写真:キム・インシク監督)
今季、ハンファ3位の原動力は2人の先発投手の活躍にあります。ひとりは16勝を挙げたプロ10年目34歳のムン・ドンファン。
そしてもうひとりは、最多勝(18勝)、最優秀防御率(2.23)、最多奪三振(204個)を記録した怪物高卒新人左腕、リュ・ヒョンジンです。リュ・ヒョンジンは球威のある速球と落差のあるカーブで打者を翻弄し、数々の記録を打ち立ててきました。ポストシーズンに入り、疲労と弱点であるクイックモーションとバント処理のまずさを攻め込まれてきていますが、韓国シリーズでも当然、軸となる選手です。(写真:リュ・ヒョンジン)
ハンファには日本にゆかりのある投手もいます。00年から2年間巨人に在籍していた、チョン・ミンチョル投手(34歳)。以前より球威は落ちたものの、先発として今季は7勝。そして抑えのエースは01年から5年間オリックスに在籍し、昨季はNYメッツでプレーしたク・デソン投手(37歳)が、今春、WBCアジアラウンド期間中に韓国球界復帰を決定。38セーブを挙げ守護神として活躍しています。いずれも古巣に戻ってのプレーです。
もうひとり、昨季シーズン途中に、現役復帰したのがチョ・ソンミン投手(33歳)。96年に韓国球界を経由せずに巨人入りしたチョ・ソンミン投手。解説者生活から2年のブランク後の韓国球界入りでしたが、今春、肩の手術をし、今季は7試合6回2/3登板と満足なシーズンは送れませんでした。
また、今季球界の大きな注目を集めたのが、8月に今季7勝目を挙げ、韓国球界初の通算200勝投手となったソン・ジンウ。球界最年長の40歳のソン・ジンウは、球速こそないものの低めを丁寧につくコントロールでプレーオフ第4戦でも5回を0点に抑え、チームをシリーズ進出に導きました。(写真:ソン・ジンウ)
準プレーオフ、プレーオフと戦い、疲労が残る年長者ぞろい主力投手と、1年目のシーズンを戦いの抜いた高卒ルーキーが中心の投手陣は、サムソンに比べると見劣りしますが、勢いそのままに勝ちあがってくるか、注目されます。
次回は、ハンファイーグルス紹介<野手編>です。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<3>
韓国では次打者がネクストバッターズサークルから大きく飛び出し、主審の6、7mほど斜め後方で投手の球筋を見ることもしばしば。また、次々打者もベンチ前に出て準備をしています。主審が注意する様子もなし。しかし国際大会では、この「韓国式」が抜けず注意されることもしばしば。もしアジアシリーズでそんな姿をみたら「出すぎ出すぎっ」と心の中でつっこんであげてください。
(室井昌也)
投稿者 jsports : 11:10
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2006年10月18日
 
【韓流野球報告】 第2回 韓国シリーズ進出チーム決定!
17日、プレーオフ第4戦でハンファがヒョンデを破り、韓国シリーズ進出チーム、つまりアジアシリーズに進む可能性があるチームが2チームにしぼられました。
◇プレーオフ第4戦 テジョン(大田)
ヒョンデ|0 0 0|0 0 0|0 0 0∥0
ハンファ|3 1 0|0 0 0|0 0 X∥4
ここで韓国プロ野球の仕組みをご説明します。韓国プロ野球は1リーグ8球団制でソウルのみ2チームが本拠地とし、その他6都市に各チームが本拠地を置いています。この8球団が126試合を戦い、勝率順で4位以上がポストシーズンに進出します。以下が今季の順位と本拠地です。
1位 サムソン(三星)ライオンズ…テグ(大邱)
2位 ヒョンデ(現代)ユニコーンズ…スウォン(水原)
3位 ハンファ(韓火)イーグルス…テジョン(大田)
4位 キア(起亜)タイガース…クァンジュ(光州)
以上がポストシーズン進出
5位 トゥサン(斗山)ベアーズ…ソウル
6位 SKワイバンズ…インチョン(仁川)
7位 ロッテジャイアンツ…プサン(釜山)
8位 LGツインズ…ソウル
各チーム親会社名を配し、日本以上に企業色が強いのが特徴です。「サムソン」や「ヒョンデ」は日本では「サムスン」「ヒュンダイ」という名前の方が一般的でしょう。今年のポストシーズンはここまでこのように進んできました。
◆準プレーオフ(3回戦2戦先勝制 左側チームの本拠地で開催)
第1戦 10/8 ○ハンファ 3x-2 キア●
第2戦 10/9 ○キア 6-1 ハンファ●
第3戦 10/11 ○ハンファ 6-4 キア●
→2勝1敗でハンファがプレーオフ進出
◆プレーオフ(5回戦3戦先勝制 左側チームの本拠地で開催)
第1戦 10/13 ○ヒョンデ 11-4 ハンファ●
第2戦 10/14 ●ヒョンデ 3-4 ハンファ○
第3戦 10/16 ○ハンファ 5-4 ヒョンデ●
第4戦 10/17 ○ハンファ 4-0 ヒョンデ●
→3勝1敗でハンファが韓国シリーズ進出
そして、プレーオフを制したハンファを、1位サムソンが迎え撃つ韓国シリーズが21日から7回戦4勝先勝制で行われます。アドバンテージはありません。今季、上位に進んだ4チームはいずれも本拠地球場の収容人員が1万人台、下位に大都市の3万人以上収容可能な本拠地を持つチームが集中してしまいました。プレーオフが行われたテジョンも10,500人で満員です。

プレーオフ第4戦のテジョン球場
今季、韓国で初めて、いわゆる「ハイテク人工芝」が導入された球場です。ちょっと「フルスタジアム宮城」を思わせます。どちらもチームはイーグルス。
次回は、プレーオフを制したハンファイーグルスをご紹介します。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<2>
韓国では選手交代を主審に告げる際、監督以外のコーチが申し出るケースがほとんど。昨年のアジアシリーズでも選手交代時にベンチを出たのはハン・デファヘッドコーチ。中継で「ベンチから監督が出てきました」と言ったら少し疑ってみたほうがいいかも?
(室井昌也)
投稿者 jsports : 11:05
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2006年10月17日
 
【韓流野球報告】 第1回
当ブログをご覧のみなさんはじめまして。韓国プロ野球の伝え手をしております、室井昌也と申します。
日本プロ野球の10球団のファンのみなさんは、「気分は既に来シーズン!」かもしれませんが、11月にも真剣勝負が観られる機会が残っています。それが「KONAMI CUP アジアシリーズ2006」です。
日本ではなかなか馴染みのないアジアのプロ野球ですが、「野球好き」のみなさんなら、球界や選手、チームの背景さえ分かれば、どこの野球でも楽しめることでしょう。
このブログでは、KONAMI CUP アジアシリーズ2006をさらに楽しめるよう、熱戦が繰り広げられている、韓国のポストシーズンについて現地からお伝えし、大会開催時にちょっと友達に自慢できるような、韓国プロ野球のまめ知識なども、おりまぜていきたいと思います。どこからかリクエストも聞こえてくるので、韓国プロ野球の華、チアリーダーについてもお伝えしますよ。
KONAMI CUP アジアシリーズ2006を野球ファンのみなさんそれぞれが、心待ちにしてもらえたら嬉しいです。もし、私が東京ドームではなくテレビの前でアジアシリーズを観戦するとしたら… 家に友達を集めて韓国料理や中国料理をテーブルいっぱいに並べ、ワイワイいいながら観戦しますね。「中国チームがヒット1本打つたびに、紹興酒グラス1杯!」とかね。
それではこれから一ヶ月の間、よろしくお願い致します。
☆きょうの韓国プロ野球まめ知識<1>
韓国では攻撃開始前からスコアボードの当該イニングに「0」の表示がされている。つまり、試合開始時には1回表に「0」が入ってスタート。そのため、ゲーム後半に「ん?いまどっちの攻撃?」と混乱することも!?
(室井昌也)
投稿者 jsports : 15:36
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