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田村岳斗 -華麗なる舞-


まもなく世界ジュニアが開幕します。
うちのチームからは本田真凜、白岩優奈が出場します。
真凜はディフェンディング・チャンピオンとしてこの大会に臨むことになります。
前回の優勝は運もあったと思います。
ロシアの選手は強く、毎回運だけで勝ち切ることができると思っていません。
前回大会優勝者だけが感じる事ができる重圧、
さらにはロシア選手の威圧感、大きなプレッシャーが彼女を押しつぶしにくるでしょう。
(僕だったらおなかが痛くなって逃げ出す状況)
僕は「試合を楽しめ」と選手に言った事はほとんどありません。
シニアに上がる前にこういう状況を経験できるのはとても幸せな事だと思って、
そういう意味で彼女に楽しんでほしい。
ここから一気に集中力を高め、周囲の雑音を自分の中から完全に排除できれば、
彼女の魅力を発揮できると思っています。

優奈は、ケガをしてから約11ヶ月、よく辛抱したと思います。
昨年のレベルまで戻ってくれたことが僕は本当にうれしい。
もちろん本人はまだ満足していません。
不安はあるでしょうが、11ヶ月耐えたのだから、
あと1週間踏ん張るチカラはあります。
この状況でベストの滑りをする事が彼女の進化の証明となると思ってます。
今回、僕は日本で彼女たちの活躍を待つ立場ですが、
2018年平昌五輪にも大きな影響を与える試合だけに、2人の最高の結果を期待しています。

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細田采花、トリプルアクセル跳べちゃいました。


女子選手で大学4年になってからジャンプが進化するってすごい事です。


これは色々考え直す大きな理由になると思う。


※選手には掲載許可を得ています。

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バヴァリアンオープンの間に行われていた四大陸選手権は、
全米チャンピオンのネイサン・チェン選手が初優勝を果たし、
羽生選手は2位、宇野選手が3位となりました。
このところ男子シングルの技術の進化が速く、
今回の四大陸選手権では、シーズン途中でも
どんどん技術が進化することを見せた大会となりました。
これまでは300点を超えれば間違いなく優勝でしたが、この試合では2人が300点超え。
3位の宇野選手も、今後300点を超えていく可能性を感じさせました。
300点を超えるだけでは優勝できないということにも驚きです。
4発、5発と4回転を入れているだけでなく、
今回のネイサン・チェン選手のフリーで言うと、
4回転5発は全米選手権でも跳んでいますが、
その時よりもトリプルアクセルが1本増えています。
シーズン中に内容が難しくなっているということです。
しかも最後のジャンプがトリプルアクセル。
羽生選手も構成を変更して4回転を4発キメています。
1発失敗したけれど,再度チャレンジしての成功。
それだけ内容が濃く、難しくなっています。
3位の宇野選手も4回転ループを初めて入れて、それを見事決めていました。

今回の上位の3選手は、少なくとも3種類の4回転は確実にものにして、
それを何回跳ぶかという勝負になってきています。
それだけでもとんでもなくすごいのですが、
増えた4回転に押し出される形でトリプルアクセルがどんどん後半になってきています。
羽生選手、ネイサン・チェン選手も最後のジャンプが2本めのトリプルアクセルとなっています。
4回転トウ、トリプルアクセルは、ちょっと前で言えば、
演技の頭でもっともフレッシュな状態で挑むジャンプでした。
彼らは演技後半のいちばん大変なところでそれをやる。

新しく手に入れた4回転以外のエレメンツや体力、精神力もまた、大きく進化しています。
彼らの中では、体力を考えなくても高い集中力を持っていなくても、
トリプルアクセルや4トウループはいつでも跳べる状態なのかもしれません。
そのレベルになっても必ず勝てるわけではない。
選手にとっては凄く大変な、観ているほうには凄く楽しい、そんな時代の到来です。

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ドイツで行われていたバヴァリアンオープンに
中村優(しゅう)と行ってきました。
彼との国際大会は初めてでした。
試合ではSP、フリーともにトリプルアクセルを跳んで総合3位。
その他ミスがあり演技全体としてはまだ満足していません。
それでも、もらったチャンスをしっかりといかして
表彰台にのってくれたので、ホッとしています。

ドイツに行っている間、四大陸が行われていて、結果は耳に入っていましたが、
男子はシーズン中でもものすごいスピードで技術進化を続けています。
優も来シーズンに向けて、その進化に付いていけるようにまずはカラダをしっかりつくります。


syu.jpg

※選手に掲載許可は得ています。

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今大回は、羽生選手、宇野選手、
アメリカのネイサン・チェン選手、そして中国のボーヤン・ジン選手という、
今、世界をリードする4回転ジャンパーが揃う大会となります。
10年前はせいぜい2種類。それも跳べたのは3、4人です。
今や2種類以上跳べる選手が何人いるの?というぐらいになってきました。
その進化に驚くばかりです。
それを試合に入れて決められるのですから、本当にすごいことです。

今シーズン跳び合いでいえば、ネイサン・チェン選手、
ボーヤン・ジン選手がリードしている感じですが、
羽生選手もそれを見て燃えているでしょうし、
宇野選手も全日本のタイトルを獲った勢いとその自信も持って
さらなる進化を見せてくれるでしょう。

世界フィギュアを前に、それぞれがどんな滑りを見せてくるのか注目しています。

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プロフィール

プロフィール写真【田村岳斗】
1979年5月28日生まれ。プロスケーター&コーチとして活躍する男子フィギュアスケーターの第一人者。高校3年時(1998年)に長野五輪出場。全日本選手権優勝2度の実績を持つ。現在は、関西を拠点に、未来のメダリスト育成に務める。

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