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田村岳斗 -華麗なる舞-


フィギュアスケート 14/15シーズン記事一覧

国別対抗戦がまだ残っていますが、
今シーズンの男子を振り返ってみると、
羽生選手がいろいろなアクシデントはあったものの、
現オリンピックチャンピオンとしてフルシーズン戦ったことは、
とてもよかったと思います。
ここ最近、オリンピックで金メダルを獲った選手が
次のシーズンに引退したり休養したりということが多いのですが、
羽生選手は試合に出続けたことによって、
他の選手にとっても刺激になりましたし、
ファンにとっても試合を見るのが楽しみになったはずです。
今回の世界フィギュアでは、
オリンピック・メダリストの羽生選手、テン選手、
さらに世界レベルの大会で常に上位にいたフェルナンデス選手が、
現在のトップ3となり、引き続き来シーズンもリードしていくでしょう。

その一方で、次の世代の選手も続々出てきています。
次世代の活躍によって、
2018年のオリンピックを目指す闘いが始まったと感じるシーズンでもありました。
その中で、まず宇野選手の名前が挙げられます。
宇野選手の実力なら、世界フィギュアでも十分通用すると思いました。
しかも彼は4回転も持っています。
また、前回も書きましたが、
ナム・ニュエン選手、ミーシャ・ジー選手、ジェイソン・ブラウン選手も
まだまだ伸びてくるでしょう。

ところで、気になるのがパトリック・チャン選手です。
今シーズンの状況を見て、現在試合に出ていないチャン選手がどうするのか?  
とても気になるところです。
もし彼が来シーズン試合に戻ってきて、
さらに次世代の選手たちが4回転に続々挑戦していくようになってくると、
ますます男子フィギュアは楽しい試合が見られそうです。

そのためにも、羽生選手には完璧な状態で来シーズンに臨んでもらいたいと思います。
たくさんのライバルたちが台頭してきても、これまで以上に力強い滑りを見せて勝つ羽生選手。
追いかける選手たちもさらに成長して、より高いレベルの試合が見られることを期待します。 

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世界フィギュア男子は、スペインのフェルナンデス選手が初優勝をしました。
ちょっと遅くなりましたが、本当におめでとうございます。
彼は陽気でいつもニコニコと笑顔を絶やさない選手です。
この大会、4回転で1つだけ失敗をしましたが、
あのジャンプは高すぎて、回りすぎたジャンプで、
むしろ身体能力の高さを感じさせるものでした。
昨年の羽生選手に続いて、フリーで2種類の4回転を決めての優勝でしたが、
まだまだ進化を感じさせるジャンプ。
これまでは後半トリプルジャンプの抜けがあるようなことがありましたが、
この大会ではそういうことがなく、フリーでの逆転につながりました。

銀メダルの羽生選手。多くの方は負けたという感じを持つかもしれません。
本人の悔しさも十分わかりますが、それでも世界2位です。
オリンピックチャンピオン、世界チャンピオンとして臨んだ今シーズンですが、
いろいろな悪いことが続いたシーズンでした。
衝突のアクシデント、手術、足のケガ...。
しかし出場できる試合は全て出て、GPファイナルで2連覇し、全日本でも3連覇。
そして、今回の優勝争い。十分に評価されるものだと思います。
今シーズンは本人の力の半分も出ておらず、
特にこの世界フィギュアでは4回転が1本も決まりませんでした。
それでも僅差の2位。これは、彼のエレメンツのクオリティの高さ。
そして、悪い中でも3A以下のジャンプはすべて決めてきました。
練習ができない中でも、最後まで滑りきったところに、
悪いシーズンの中でも着実に成長していることがわかります。

3位のデニス・テン選手は、SPのスタートで音楽のアクシデントがありました。
あそこで集中が切れてしまうのは、選手にとってはつらいことです。
それでも「次の五輪に向けていい経験ができた」と前向きに受け止めていたようです。
その姿勢は素晴らしいことですし、そんなアクシデントがあっても表彰台です。
彼は、四大陸で素晴らしい演技を見せたので、
世界フィギュアでも十分狙えると思ったことで、
少し力が入ってしまったのかもしれません。
もし、この大会に四大陸のようなピークを持ってきていたら、
十分優勝の可能性もあったと思います。
いずれにしろ、この3人が来シーズンもおもしろくしてくれそうです。


TOP3以外で印象に残った選手は、ナム・ニュエン選手とミーシャ・ジー選手です。
ナム選手は、あれだけ若いのに4回転を含め安定感があることには驚きました。
勢いだけでなく、実力で見事に5位に入ったのも納得です。
彼の場合、普段はフェルナンデス選手と羽生選手と練習していますので、
世界1位と2位という身近な目標がいますし、最高の練習環境です。
今後、さらに伸びていきそうですね。
ミーシャ・ジー選手は、2日間大きな失敗がなく、世界フィギュアでベストを出しきりました。
会場の皆さんも感じたと思いますが、彼の独特な雰囲気は、エキシビションでも存分に発揮されていました。
彼はまだ4回転は持っていませんが、トリプルアクセルまではしっかり跳ぶことができます。
ジェイソン・ブラウン選手も同じく、エレメンツの総合力でしっかりと得点を採れる選手です。
彼らが4回転を手に入れた時、現在のTOP3の選手たちも
うかうかしていられない状況になっていくでしょう。

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僕にとって8回目の世界フィギュアは、今までの経験のなかで、最高の気分になれた大会でした。
もちろん、宮原知子が銀メダルという結果を残してくれたこともありますが、
彼女自身がそこに行き着くまでの積み重ねを知っているだけに、
さらにうれしさを感じることができました。
宮原とはこれまで10年の付き合いになりますが、
その間に続けた努力によって世界のメダリストにまで来られるということを証明してくれました。
また、宮原はこの大会で、少しの能力差は精神力で
ひっくり返せるという事を改めて見せてくれました。
フリーの最終グループの雰囲気の中で、失敗しても、
1つで止めて最後まですべりきる強さ。それがメダルにもつながっていきました。
リンクサイドから表彰台に立つ彼女を見ていたらこの10年間、
特に悔しくて苦しかったここ2年間の事を思い出してしまい、
僕は高速まばたきになってしまいました。

実は、宮原は、今年に入ってから足のケガがあり、
練習をセーブしなければいけないこともありました。
特に四大陸前後はかなり悪い状態でしたが、そうであっても、
決してそれを言い訳にすることなく、その時できる練習をしっかりとやっていました。
ケガした足に負担がかかる練習を減らして、
その分彼女の武器であるスタミナをさらに強化。
それをすることで、不安を取り除き、試合での自信、強さにつながっていったと思います。

宮原はこの後、もう1試合、国別対抗戦が残っています。
疲労は残っていますが、世界フィギュアの反省を踏まえて、
しっかりと滑りきれるよう、
濱田先生も僕もその思いで宮原と今シーズン最後の試合に向けて取り組んでいきたいと思います。

sfi2.JPG
銀メダリストイェイ

sfi1.JPG

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宮原知子のコーチとして、
上海で行われる世界フィギュアに行くことになりました。
以前ブログでも書きましたが、
選手、観客としては7回参加しましたが、
8回目は初めてコーチとしての参加です。
とても光栄なことです。

シーズンの世界一を決める大会だけあって、
試合会場はとても引き締まった雰囲気になると思います。

コーチになってたった10シーズン目。
宮原と濱田先生の努力のおかげで、
こんなに早く僕もその雰囲気の中に身をおける。
そのことに感謝。
そして本当に僕は運がいいなぁと思います。

でも戦いはここから。
万全の体制で宮原が試合に臨めるようにしっかりやってきます。

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先日行われた世界ジュニアで、宇野昌磨選手が優勝、
3位には山本草太選手が入りました。
3つの表彰台の内、2つを日本選手が獲ったということで、
改めての日本のレベルの高さを見せてもらいました。
宇野選手は、4回転は入らなかったものの、
その他の滑りの部分でも高い評価を得ていました。
彼はジュニアGPファイナルも制していますから、
これで思い残すことなくシニアの舞台で戦えるでしょう。
すでにシニアでも通用する滑りを十分持っています。

山本選手も大きなミスなく、最後までしっかりと滑り切りました。
2人とも昨年夏ごろ見た時には、
トリプルアクセルを試合で使えるようになるまで
時間がかかりそうなのかなと感じていましたが、
わずか半年ぐらいで、しっかり試合で決められるまで急成長を見せてくれました。
その成長のスピードには本当に驚きました。
次のシーズンはまたどんなになっているのか、今から楽しみですね。
日本が2つのメダルを獲りましたが、
2位に入った中国のボーヤン・ジン選手の構成は、
4回転3つを入れたもので、後半までしっかりやりきれる実力は、
今後警戒する必要があります。

日本からもう一人、佐藤洸彬選手が出場しました。
彼は岩手県の選手で、彼を教えている佐々木先生は、
僕が初めてフィギュアスケートを習ったコーチでした。
5歳の時、小学生になったらサッカー部か野球部に入りたかったのですが、
僕が通う小学校は部活動は小学校4年生からということで、
最初はそれまでのひまつぶしのようなつもりで、
佐々木先生にフィギュアスケートを教わることになりました。

佐々木先生は、氷の上で相撲をしてくれたり、飛行機をしてくれたり、
当時から飽きっぽい性格だった僕を、少しも飽きさせずにコーチをしてくれました。
僕にしてみれば、フィギュアスケートをやるというよりも、
先生に遊んでもらいに行くような気持ちでした。
小学校3年で佐々木先生が岩手に行くまで習っていましたが、
その後も現在まで続けるぐらいスケートを好きになってしまいました。
そんな先生の下で、兄弟弟子にあたる佐藤選手ががんばっている姿を見ると、とても嬉しいです。

そして、彼もまた僕と同じ東北出身です。
4年前、東日本大震災で被災し、練習どころか普通に生活する事すらままならない時もあった場所から、
羽生選手、それに続く佐藤選手のような存在が出てきたこともまた、
とてもうれしいことです。そうした選手が世界の舞台に出て活躍することで、
東北人の力、日本人の持つ、決して折れない強い気持ちを見せることができるのかなと思います。

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前回の話の続きです。

選手になって初めて出場したのは、
98年のアメリカ・ミネアポリスでした。
長野オリンピックが終わってから1ヶ月くらいでの大会で、
少し調子に乗っていました。
長野ではフリーまで残るという目標を達成できて、
そのまま試合に臨んでも大丈夫だろうと思っていたのですが、
大丈夫なはずはなく、さんざんな内容でした。
予選フリーはギリギリ通りましたが、SPの最初のジャンプで失敗し、
それを取り返そうしたコンビネーションジャンプでも裏目に出て失敗。
エレメンツ以外のまったく関係ないところでもつまずいて転倒しました。
ジャンプで転ぶことには慣れていましたが、
その時はさすがに何が起こったのかと頭が真っ白になりました。
会場からの温かい拍手のおかげでなんとか演技を続ける事ができましたが、
フリーに進むことはできませんでした。

ちなみにこの時にプルシェンコさんが
世界フィギュアデビューだったと思います。
世界ジュニアで一緒になった時に、
彼はすごい選手になるだろうとは思っていました。
この時あまり出来はよくなかったのですが、それでも3位。
早くもシニアの舞台で結果を出しました。

2000年、フランスのニースは2回目なので、
前回と同じような失敗はできないと思っていたにもかかわらず、
うまく滑ることができずまたもフリーに進めませんでした。
関係者の方や応援してくれているファンの方にも、
申し訳なく後ろめたい気持ちでいっぱいでした。
早くこの場から消えたい気持ちもありましたが、
まだ終わりじゃないという思いを持って、
会場で他の選手の試合を見ていました。

次は2001年のバンクーバー。
3回目にしてようやく開き直る事ができて試合に臨めた気がします。
その時は予選で早い組の第1グループ。
試合が午前早い時間から始まって、
僕自身はそれほど調子がいいというわけではありませんでしたが、
他の選手が時間に苦しんでいたようで、
予選で少し余裕ができたのも大きかったです。
とにかく、前回の反省も踏まえて、
少なくとも最終日まで残って滑るという、
今の日本選手からすれば低い目標かもしれませんが、
それでも達成できたことは僕にとって大きかったです。

選手として最後の世界フィギュアは2004ドイツ、ドルトムントの大会でした。
これまではエース本田武史さんと一緒でしたが、
この大会で初めて高橋大輔さんと一緒でした。
この時は絶好調で、
しかもある程度これが最後の試合になるのではという気持ちで臨んだ大会でした。
しかし、予選の6分ウォームアップで右足をグネってしまい、
足首が腫れて靴に入るのか?という状態でした。
そうであっても、最後になるかもしれない試合を
棄権する事だけは絶対にイヤだったし、ケガも実力のうち。
最初の2回はSPで落ちて最後まで滑りたくても滑れなかった。
足がくっついてて滑る権利があるうちは
自分から棄権する気持ちはまったくありませんでした。
僕は運良くフリーまで進め、高橋大輔さんが必死にカバーしてくれて、
次のシーズンの2枠はキープできました。
彼のおかげで僕は最後にみじめな思いをしなくてすみました。
本来ならデビューの彼を僕が引っ張らなければいけなかったのに、
あの時はゴメンね。ありがとう。
ちなみに7回目の世界フィギュアは観客として参加した2007東京大会。
日本のエースに成長した高橋大輔さんが
初めて表彰台に上ったところを生で見ることができました。

こんな風に、僕の世界フィギュアの経験は、
日本フィギュアスケート界の役に立つ事は何一つなく、反省点ばかりです。
振り返ってみると、当時の僕は我慢強さがなかったのかなと思います。
4回転にこだわりすぎて、それを失敗した時、なにかあった時、
そういう時に我慢して乗り越えていけるだけの力を、
練習で付けられなかったと思います。

フィギュアスケートはジャンプだけでなく、
スピンやステップも含めた総合力が求められます。
4回転を跳ばなくても結果を出す選手はいます。
エバン・ライサチェックさんがオリンピック金メダル。
ジェフリー・バトルさんは世界チャンピオン。
今ではジェイソン・ブラウン選手が4回転を入れなくても、
上位で戦える力を持っています。
もちろんジャンプはフィギュアスケートの魅力の一つですが、
僕にはそれを試合でするための我慢や努力が欠けていたのかなと思っています。

今回の世界フィギュアでは、宮原知子がその舞台に立ちます。
また、彼女に続く選手たちにも、
僕と同じ失敗をしてイヤな思いはさせたくない。
普段の練習を大事にしてほしい。どんな状況にも対応できる強い精神力と、
どんな状況でもやりきれるホンモノの技術を身につけてほしいと思っています。

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3月に入って、世界フィギュアが近づいてきました。
僕は過去に7回の世界フィギュアを経験していますが、
その内4回は選手として出場。
3回は試合を見るための行ったものです。
初めての世界フィギュアは、1994年幕張で行われた大会でした。
リレハンメル オリンピックの直後で、
エルビス・ストイコさんやフリップ・キャンデロロさんなど、
とても華やかな大会で、
しかもテレビでしか見たことのない
憬れの選手たちを生で見られる初めての機会でした。
その時、サイン色紙を用意して、
ストイコさんとキャンデロロさんのサインを
ちゃっかりもらうことができ、そのサインは今でも実家に飾っています。

幕張大会の時は、女子シングルで、
佐藤有香さんがチャンピオンになりました。
それまで伊藤みどりさんの活躍はテレビで見ていましたが、
日本の選手が世界のトップに立った瞬間を
生で見られたことにとても感動しました。
日の丸を掲げて、君が代を聞くことが自分のことのように
誇らしかったのを覚えています。
試合が終わった後、滑ったわけでもないのに、
興奮しすぎたのか、すごく疲れて帰ってきたのを覚えています。
あれ以来、僕もあの舞台に出てみたい!
そんな風に思ったのが最初の世界フィギュアでした。

2回目は1997年スイスのローザンヌの時です。
この時は、翌年の長野オリンピックを控え、
選手として出場した本田武史さんのリザーブの立場でしたが、
大舞台の雰囲気を見た方がいいということで会場に行きました。
この大会では、まだ10代だった本田さんが10位以内に入れば、
日本のオリンピック出場枠が2枠になるということもあり、
ぜひとも本田さんに頑張ってもらって2枠を勝ち取って欲しい。
そんな祈るような気持ちで応援していました。
本田さんが滑り終わってスコアが出た後、最終組の顔ぶれを考えると、
11位かなと思っていたのですが、
最終組のリレハンメル オリンピック金メダリストだった
アレクセイ・ウルマノフさんが、ケガのため途中棄権。
日本の長野オリンピック2枠がその時に確定しました。
ウルマノフさんには申し訳ないのですが、
長野オリンピック出場のチャンスが広がったことで、
僕はホテルの部屋に戻った瞬間から、腕立てと腹筋を始めました。

その翌年の大会は選手として、
世界フィギュアに出場できることになりましたが、
正直、世界選手権は僕にとっては
決していい思い出ばかりある大会ではありませんでした。
その話はまた次にします。

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 一昨日当たりから、花粉症かな? という症状が出始めました。
まだ2月なのにと思っていたら、周りでも症状が出たという人がいました。
自覚症状が出たのは5歳の頃からで、
当時は目が赤くなって痒くて痒くてつい掻いてしまうという感じでした。
ところが、フィギュアスケートを始めると、何かを我慢をすることを覚え、
痒くてもあまり目を掻かないようになりました。
それに、スケートリンクは外から遮断されているので、
フィギュアスケートによって花粉症から救われたところが多分にあります。
これがもし野外のスポーツだったら、とてもではないけれど、
試合に向かうことすら難しかったかもしれません。
それでも、選手時代は、花粉症の影響がありました。
ドーピング検査があるので、薬を飲むわけにもいきませんし、
夜眠れない時があり、そういった時は翌日に影響します。
今もリンクにいればすべて大丈夫というわけでもなく、
年に何回かは鼻水とくしゃみが止まらないことがあります。

フィギュアスケートで救われたことがもう1つありました。
子供の頃すごく神経質な時期があって、左右非対称がすごく気になりました。
例えば、長袖のシャツをめくるとき、
左右の長さが違うとそれが気持ち悪く感じてしまうのです。
そうは言っても、フィギュアスケートは、リンクを回ることも、
ジャンプもスピンも左右同じように回れるわけではありません。
練習をしていく内に、それも克服されました。
そのせいかどうかわかりませんが、サッカーで蹴るのは左足。
バスケでドリブルをするのは左手で、シュートは右手の方が得意でした。
野球は右投げで右打ちでしたが、気持ち悪くて左打ちも練習しました。
箸を持つのは右手で、ハサミを使うのは左手でした。
これがフィギュアスケートで役に立ったのかどうかはわかりませんが、
僕の持病に対して、フィギュアスケートは多いに役に立っています。

msatoko.jpg

左利きの人。ジャンプやスピンも両方向にまわれますが、
僕みたいに神経質なわけではありません。
ミズノの新しいアップシューズでゴキゲンです。

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walk.jpg
ホテルからリンクまでは徒歩約10分。

jisa.PNG
すんごく時差ボケの人。

snow.jpg
フリーの6分ウォームアップで鼻血大量で弱気になってた人。

fes.jpg
ホテルのチェックアウトの時間がせまってたので、
様子見に行ったら、スーツケースあけたままで余裕顏してた人。

three.jpg
この3人の中に大会期間中に試合用の音源なくした、
ウォークマンなくなったと言って僕を困らせた人がいます。
さてダレでしょう?

mario.jpg
帰りのオーバスドルフ駅で。カーニバルしてました。
前列3人のなかで鉄道の中でオモチャかおやつかわからないけど
中身ブチまけて粉だらけにした人がいます。
さてダレでしょう?
(僕は当然他人のフリ作戦でした)

以上、ドイツ オーバスドルフからでした。
※選手には写真掲載の許可をとってあります。

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ちょっと遅くなりましたが、
四大陸男子は、デニス・テン選手が2日間ともしっかりと滑りきっていました。
オリンピック、世界選手権の実績を考えれば、
彼が優勝してもまったくおかしくないのですが、
今シーズン前半のGPシリーズの滑りを見る限り、
正直ここまで上げてくるとは予想できませんでした。
質の高いジャンプに目が行きがちですが、
スピンのレベル、表現力は以前から高いものを見せていて、
さらに洗練されたように感じました。
また、ジャンプも4回転2本入れていますが、
つなぎの部分も含め、やっているプログラム自体もすごく難しいものだと思いました。
それでも次々と技を決めていくわけですから、当然高い点数になります。

世界フィギュアまでにはまだ1ヶ月以上ありますから、
羽生選手をはじめとする日本選手、
ヨーロッパ選手も調子を上げていくとは思いますが、
今シーズンを通して、男子の中でベストの演技だったと思います。

4位になった村上選手は、あと一歩で表彰台を逃しましたが、
NHK杯の成績がマグレではなく、
世界の舞台でも十分表彰台を争えるだけの実力があることを証明しました。
彼は4回転もありますし、来シーズンに向けて、さらなる成長が期待できると思います。

5位の宇野選手。SP2位で臨んだフリーは、
最初の4回転の着地で転倒してもおかしくないような状態でよく持ちこたえました。
その後もトリプルアクセル2本をしっかりと決めましたが、
ダブルアクセルから3連続ジャンプの所で転倒してしまいました。
あそこは本人も転倒するとは思っていなかったと思いますが、
その後動揺することなく、落ち着いて滑りきりました。
初めてのシニアでの国際大会ということを考えれば、とても頼もしい滑りでした。
今後に向けても、いい経験になったと思います。

6位の無良選手は、大きな得点源の後半の得意のトリプルアクセルのミスが痛かったですね。
4回転、トリプルアクセルも含め、質と内容はトップレベルの選手と
遜色ないわけですからかなりもったいないですね。
彼の場合、スタミナがないとは思いません。ただ、前半に入れ込みすぎて、
後半の演技とのバランスがとれずにミスをしてしまうのかもしれません。
体と心のペース配分ができれば、世界フィギュアでは自己最高位はいけるのではないでしょうか。

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ドイツの遠征から戻ってきました。
バヴァリアンオープンに出場した木原万莉子、本田真凛、白岩優奈は、
それぞれのカテゴリーで表彰台に乗る頑張りを見せてくれました。
コーチとしては一安心ですが、実は現地で、本当にいろいろなことがありました。
写真もたくさん撮ってきたので、その話はまたこのブログで紹介します。

その前に、四大陸に参加していた宮原知子が2位になりました。
SP1位で臨んだフリーだったので、いつもより固さが出てしまったのかなと感じました。
また、日本のチャンピオンとして初めての大会でしたので、
精神的なプレッシャーや、コンディション作りも
昨シーズンとは違ったところがあったと思います。
フリーではジャンプのミスがありましたが、その後の立て直し。
その他の部分は評価されていたことも含め、彼女の底力を感じました。
今シーズンは、GPシリーズも含め、出場した大会はすべて表彰台に乗っています。
次の世界フィギュアに向けて、今回のミスの原因はわかっているので、
それを修正して最高の演技ができるよう、取り組んでいきたいと思います。
hotel.jpg
ホテルの部屋からの景色。 続く...。

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欧州フィギュアは、フェルナンデス選手が優勝。
ロシアの2人が2位、3位に入りました。
TOP3は大きな波乱はありませんでしたが、
次世代の選手であるロシアのピトキーエフ選手も入賞してきました。
次のオリンピックまでに、この順位がどう変動していくのか? 注目したいです。

インカレ、インターハイ、国体、全中が終わり、
この後は大きな大会は、四大陸、世界ジュニア、世界フィギュアになりました。
四大陸の期間、僕は木原万莉子らをドイツの遠征に連れていきます。

ところで、最近、他のスポーツの方がどんな考えを持っているのか知るために
フィギュアスケート以外のスポーツの監督や指導者が書かれた本を読むようになりました。
本を読むこと自体、意外と思われる方も多いかもしれませんが(笑)、
少しでもスケートの役に立つヒントがあればと思って読んでいます。
その中でも、野村克也さんの本には、なるほどと思うことがいくつもありました。
指導者になってから10年。まだまだいろいろ勉強していくことがあるんだなと、
改めて思っています。

IMG_1682.JPG

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全米フィギュアは、ジェイソン・ブラウン選手が
シーズン前半の安定感をそのまま発揮して、
初のアメリカ・チャンピオンに輝きました。
いつもやっていることを、しっかりとこの大会で出せたのは、
練習の裏付けがあるからこそですね。
2位に入ったのはアダム・リッポン選手でした。
彼はトリプルアクセルの確率があまり高くないイメージがありましたが、
今回のフリーでは2本とも決めていました。
4回転ルッツもダウングレードされたとはいえ、あそこまでもっていけるのは凄い事です。
今回の2位は、アクセル2本の成功が大きかったと思います。
フリーの滑りが素晴らしかっただけに、SPで出遅れたのがもったいなかったですね。
リッポン選手に限らず、他の選手にとっても、2日間揃えるというのは大きな課題です。
選手にとって、それがどんなに難しいかと言うと、
まずSPはジャンプが3つしかない分、
1回でも失敗すると、そのウエイトが非常に重くなってしまいます。
1つのジャンプは、約34%の比重なのに対し、
フリーは8本ですから、1本失敗したとしても12.5%。
仮に1本失敗しても、残りは90%近くですから十分挽回が効きます。
ただ、体力的にも8本のジャンプを跳ぶのは大変ですし、
どんなに調子が良くても、
8つのジャンプ全てを完璧なタイミングで踏み切れることはほとんどありません。
例えベストのタイミングで踏み切れなかったとしても、
着氷まで持っていけるだけの強さが求められます。
もちろん、ステップやスピンも大切ですし、2日間通した精神状態もまた重要です。
SPでうまく行った時、フリーでどう戦うのか考えすぎて自滅することもありますし、
あるいは、リッポン選手のようにSPで失敗した分、
フリーで開き直っていい結果を出せることもあります。
フィギュアスケートは、格闘技のように相手と直接対決するわけではありませんので、
自分の身体と精神をしっかりとコントロールできればいいのですが、
やはりライバル選手を意識してしまいます。
それだけに、練習を積み重ねることで、
どんな状況にも対応できるようにしていくことで、
初めて2日間揃えることができるのだと思います。

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名古屋で行われていたインターハイが終わりました。
木原万莉子は、ミスもあり、完全には滑りきれませんでしたが、2位に入りました。
病気から復帰して出場した、昨年のインターハイは3位ですから、
今年はその1つ上に行くことができ、
全日本同様に、今シーズンの最低限の目標は達成できたと思います。
彼女の良さとして、美的センスが挙げられます。
技と技のつなぎ、さらに細かくいえば
次の姿勢まで脚や腕がどこを通ればさらによく見えるかをしっかり工夫していると思います。
また、彼女自身が思っている以上にスタミナがあります。
木原は前半でミスがあったとしても後半で粘れる体力を持っています。
今シーズンの結果がそれを証明していると思います。
例え前半ジャンプミスがあったとしても、
先に言った彼女の長所を潰さない精神力が出せれば、
まだまだ結果を出すことができるはずです。
心の強さは十分あるはずです。
大好きなスケートから離されて、
車イスの生活から苦しいリハビリに耐えて、
ここまで戻ってこれる強さがあるのですから。
その強さを試合で出せるようにサポートするのが僕の仕事。

この後、木原はすぐに国体に出場することになっています。
連戦で疲れもでるでしょうが、まずは体調管理をしっかりして、
このインターハイよりもさらにもう1つ上の演技ができるよう期待しています。

今回のインターハイは、JSPORTSで放送があるそうなので、
機会がありましたら、参加した選手たちの頑張りを見てください。

写真は、インターハイの間、練習のために訪れた邦和スポーツランドです。
interhigh1.jpg

interhigh2.jpg

interhigh3.jpg

interhigh4.jpg


どこかで写真を見た方もいるかもしれませんが...。

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23日から全米フィギュア、26日から欧州フィギュアが開幕します。
今年の全米男子は、シーズン前半の成績を見ると、
ジェイソン・ブラウン選手が優勝する可能性が一番高い気がします。
まだ彼は試合で4回転ジャンプは跳んでいませんが、
大技がなくても抜群の安定感、そして高いレベルのスピンをもっています。
昨年の全米フィギュアでも1位の表彰台まであと一歩という成績を見せている通り、
今年の全米フィギュアは、彼が中心になりそうです。
ジェイソン・ブラウン選手は、ガツガツと優勝を狙う感じではないようにも見えますが、
このチャンスにその心理状態がどう変化するか? そこはやや不安要素ですが、
ここまですべての試合で安定感のある演技をするということは、
普段の練習量、質ともにしっかりやっていることがわかります。
ライバルとなるのは、ベテランのジェレミー・アボット選手、
ジャンプが得意なマックス・アーロン選手がいます。
2日間の安定感の勝負となると、やはりジェイソン・ブラウン選手に分があります。
一発というか二発の4回転を跳ぶという点では、
マックス・アーロン選手もタイトルを獲れるチャンスはあります。
今年の全米は、演技の安定感vs.ジャンプの爆発力といった見方をするとおもしろそうです。

isu us.jpg
※放送予定は変更の場合があります。

そして、26日からは欧州フィギュアが開催されます。
過去の実績、今シーズンのGPファイナルを見ると、
男子は、スペインのハビエル・フェルナンデス選手が優勝候補筆頭です。
続いて、ロシアのマキシム・コフトゥン選手、セルゲイ・ボロノフ選手。
表彰台はこの3人で争われることになりそうです。
いずれも4回転の成否が順位に大きく影響します。
コフトゥン選手は、今シーズンGPファイナルまでは、負け知らずで来ていましたが、
GPファイナルでは大きく崩れました。
その経験も踏まえて、どこまで修正してくるかにも注目しています。

ISU euro.jpg
※放送予定は変更の場合があります。

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プロフィール

プロフィール写真【田村岳斗】
1979年5月28日生まれ。プロスケーター&コーチとして活躍する男子フィギュアスケーターの第一人者。高校3年時(1998年)に長野五輪出場。全日本選手権優勝2度の実績を持つ。現在は、関西を拠点に、未来のメダリスト育成に務める。

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