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ラグビー愛好日記


July 11, 2017 1:28 AM /

石原慎太郎選手トークライブほか

書くのが遅くなってしまったが、7月8日の土曜日は東京の中で行ったり来たりしながら仕事をしていた。まずは、J:COM東京のスタジオで、「府中ラグビースピリッツ〜トップリーグ開幕直前スペシャル〜」の収録をした。進行の須貝茉彩さん、アスリートゲストの伊藤華英さん(水泳のオリンピアン)、大野均選手(東芝ブレイブルーパス)、小澤直輝選手(サントリーサンゴリアス)とラグビー談義。それぞれが思うイケメン選手、イチ押し選手などをあげて、楽しくトップリーグを展望した。

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放送エリアは、以下の通り。東京西(府中・小金井・国分寺)、西東京、世田谷、調布・狛江、多摩、日野、八王子
8月1日~前編放送
8月16日~後編放送
http://c.myjcom.jp/jch/p/fuchu-rugby-spirits/

夜は、JR立川駅にある「朝日カルチャーセンター立川教室」で、「石原慎太郎(サントリーサンゴリアス)が語るラグビーの魅力」を開催。僕は進行役をさせてもらって、石原選手にラグビー人生の足跡、スクラムの深い話など幅広く伺った。「慎太郎」という名前は、石原選手が幼いころに亡くなったお父さんがつけたがっていた名前だという。1990年当時、石原都知事は生まれておらず、特に名前を意識したものでもなかったそうだ。「石原さんのファンだったという痕跡は家にはまったくありません(笑)」。

石原選手にラグビーを始めさせたのは、小学5、6年生の担任の先生だったという。「新任の男の先生で、お兄さんみたいに遊んでくれました。その花田先生が、『石原はラグビーに向いている』と言うんです。2年間言われ続けたので、世田谷ラグビースクールに入団しました。でも、野球と両立できなくて、3カ月でやめてしまったんです」。ところが、スクールをやめたことを誰にも言わなかったため、体育の先生を通じて國學院久我山高校との縁ができた。「久我山の先生から、うちの中学の先生に、ラグビーをやっている子はいませんか?という問い合わせがあって、僕がまだラグビーを続けていると思っていた先生が紹介してくれたんです」。ほぼ素人同然で経験豊富な選手が多い久我山のセレクションに行くというのは度胸満点だが、そこで合格してしまうところがポテンシャルの高さを感じさせる。この他、進路については面白いエピソードがたくさんあった。

昨季、石原選手の成長は著しかったのだが、サントリーのチームメイトの中鶴選手とともに、オフ返上で体作りをした成果だったという。そして日本代表入りし、アイルランド代表とのテストマッチにも出場。日本代表キャップも獲得した。その第1テストの終了間際に流大選手がトライしたのだが、そのときのエピソードが面白い。「6月17日は僕の誕生日でした。流もそれを知っていた。流が抜け出したとき、僕は右側にサポートしていました。ディフェンスは一人、流が引きつけ、僕にパスをしてくれたらトライできる。誕生日にトライできる!と思ったら、流がスピードを上げました。するとタックラーがあきらめてしまった。その瞬間、流が僕を見て笑ったんです。『トライは、俺がするね~』って。あいつ、そういうヤツなんですよ(笑)」。仲の良い2人だからこそのやりとり。インゴールで2人が笑顔で抱き合っていたのには、そんな意味もあったわけだ。

スクラムの話も深かった。印象に残ったのは、1番(左PR)の組み方のこと。「1番は左肩が自由なので、つい逃げたくなる。一人で前に出て相手の反則を誘うことができたらガッツポーズです。でも、そうすると3番(右PR)がひとりぼっちになってしまう。だから我慢して3番をサポートする。1番の押しを感じると3番は心強い。長谷川慎さん(日本代表FWコーチ)には、『3番が相手に押し勝ってガッツポーズしたときに、俺がサポートしたからだと心の中で思えるような1番になってくれ』と言われました」。

スクラムの話は本当に面白い。いつかまた、スクラムトークを企画してみたい。
石原選手、参加者の皆さん、ありがとうございました。

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プロフィール

プロフィール写真【村上晃一】
京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。ラグビーマガジン、ナンバー(文藝春秋)などにラグビーについて寄稿。J SPORTSのラグビー解説も98年より継続中。1999年から2015年の5回のラグビーワールドカップで現地よりコメンテーターを務めた。著書に「ラグビー愛好日記トークライブ集」(ベースボール・マガジン社)3巻、「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)などがある。

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