コラム

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01月01日

【大学ラグビー】関東の4校が激突。大学選手権準決勝プレビュー

ベスト4に残ったのは、関東大学対抗戦2位の慶応義塾大、4位の帝京大、5位の明治大、関東大学リーグ戦優勝の東海大と“東高西低”。今年も東西各リーグのレベルの差が如実に表れてしまった。早稲田大の3連覇が阻まれ、新たな歴史を創るのはどの大学なのだろう。

◆第1試合:12時15分キックオフ
慶応義塾大(関東大学対抗戦2位)vs.東海大学(関東大学リーグ戦1位)

2年ぶりの4強入りを果たした慶応義塾大は、2回戦では法政大との接戦を制した。準決勝に進出した4チームのなかでは、もっともFWとBK、攻守のバランスのとれたチームと言っていいだろう。昨年までは主力に負傷者が出ると、やや力が落ちる面があったが今シーズンはそれがない。チーム全体の底上げが為され、選手層に厚みが生まれた。その象徴が2回戦で2トライを挙げ勝利の立役者となったCTB落合。準決勝では竹本の復帰が濃厚だが、こういう選手がいるのは大きい。また、WTB三木の決定力はますます高まっており、シンプルに三木に早くボールを渡すという意思統一が図られているのも強みだ。

東海大は2年連続のベスト4進出となった。慶応義塾大がチームの総合力で戦うとすれば、東海大は要所要所で個々の力を発揮させながら戦うチーム。その象徴がFWでは日本代表コンビのHO木津とFLリーチ。BKではFB豊島だろう。木津とリーチの実力はすでに周知のとおりだが、豊島の充実ぶりは頼もしい。決して大きくないが、コンタクトも強く、高い決定力を備えている。プレースキッカーも努めるなど勝敗のカギを握る存在だ。

試合は東海大がキックを有効に使って強いFWを前に出すのに対し、慶応義塾大はキックを控えめに積極的に展開してくると思われる。2回戦の好調ぶりから、東海大の有利を予想する声が大きいが、慶応義塾大が伝統のタックルで厳しいディフェンスを見せると接戦になる。

◆第2試合:14時キックオフ
明治大(関東大学対抗戦5位)vs.帝京大学(関東大学対抗戦4位)

明治大は2回戦で関西の王者・関西学院大に圧勝(62-29)。前後半4トライずつの計8トライを挙げるなど、上り調子にある。目立ったのはSO田村だ。持ち前のキック力を活かして勝利に大きく貢献。準決勝でも彼の出来がポイントになる。帝京大は3連覇を目指した早稲田大に快勝した(31-20)。今シーズン7トライしか奪われていなかった早稲田大のディフェンスをFWがぶち破って5トライを積み重ね、点差以上の力の差を見せた。突破役のFLツイと吉田は相手にとって脅威だろう。

関東大学対抗戦では帝京大が56-0で圧勝している。準決勝は同じような展開にはならないと思われるが、帝京大優勢の構図に変化はない。明治大は圧倒されたブレイクダウンでの攻防での奮戦が勝利への絶対条件。また、帝京大は1回戦と2回戦のいずれのゲームでもシンビンによる一時退場者を出しているが、命取りにならないよう冷静に戦うことが求められる。

★大学選手権準決勝放送予定
1月2日 (土) 12:05〜16:00 J sports 1&J sports Plus
第1試合 慶応義塾大学 vs. 東海大学
第2試合 明治大学 vs. 帝京大学

菊地 紀満 01月01日01:08

菊地 紀満

65年東京出身。子供のころからサッカーに勤しむ。都立小石川高時代、隣でがんばっていたラグビー部(元日本代表・慶大主将の若林氏と同級生)に触発されラグビーの虜に。早大4年時に永田組の日本一を目の当たりにし、さらにのめり込む。香港に移った後、中国を中心としたアジアのサッカー事情や香港セブンス、主要スポーツゲームを毎日新聞等にレポート。帰国後も自ら草ラガー(フランカー)としてプレーする毎週末。ブランビーズの大ファン。

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