トヨタ自動車

三連休なのに、日曜の夜から月曜日の未明にかけてお付き合いいただきまして有り難うございます。 世界耐久選手権第4戦ニュルブルクリンク6時間レースのライブ中継を東京江東区青海のJ SPORTSさんのスタジオからコメントしておりました。結果はご存知のとおり、ポルシェが1−2フィニッシュ。トヨタが3、4位という結果でしたね。トヨタは、7号車がルマンから連続のポールポジションを獲得しながら、途中からレースペースが落ちて順位を落とし、8号車はフォーメーションラップに向かった途端、燃料ポンプの故障でエンジンが吹けないというトラブルに見舞われてそのままピットイン。復帰するもののいきなり周回遅れから戦わなくてはならなかった。トヨタチームの関係者は当然のごとく無念だったでしょうが、深夜からテレビ観戦していた多くのファンの皆さんも同じ気持ちだったでしょうね。

今回のレースからポルシェチームは満を持してハイダウンフォース仕様のマシンを投入。画面でゆっくりと観察することはできなかったのですが、フロント周りとボディーのリヤエンドの処理が従来のローダウンフォース仕様とは異なって見えました。

ルマンと今回のニュルブルクリンクでポールを獲得したように、トヨタのエンジン&モーターの威力は決してポルシェに劣っていないと思います。ある関係者から教えていただいたのですが、トヨタのエンジン熱効率は、素晴らしい数値を示しているし、モーターを動かす燃料電池の性能も目を見張る進歩を遂げているのですが、それが結果に繋がらない。それは、アクシデントや、不運が重なってしまっていることもあるのですが、それはトヨタに限ったことではないのですね。

いきなり5周のラップダウンからレースをしなくてはならなかった8号車の中嶋一貴選手のラップタイムは、トップを走るポルシェのそれに比較しても決して劣っているものではなかったことを見ても、トラブルが無かったらどのようなレースが展開されたか悔やまれる。7号車は、ボディーの破損によるバランスの悪さが影響して思うようにラップタイムが上げられず、安定しなかったという情報もあります。

さあ、トヨタにとってライバルがハイダウンフォースマシンを出してきて、カードが揃ったので、ここからが真の対決となる。シーズンはまだ半分以上残っているので中盤戦、そして後半戦の頑張りを期待したい次第。

そして、気がかりなニュースが一つ。7月の末までにポルシェが今後のWEC参戦についての発表をするというのです。さて、何を発表するのか・・・。

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高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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