第88回オールスターゲームが終わった翌々日、カブスがホワイトソックスの左腕キンタナを獲得した。球団の有望株リストNO.1のヒメネス外野手を含むマイナー選手計4人を一挙に放出しての補強劇だった。

闘いのゴングが鳴らされたも同然だった。今まで水面下で進んでいたノンウェイバー・トレード期限に向けた「有力選手の争奪戦」の始まりである。

ア・リーグ東地区の首位争いをしているレッドソックスとヤンキースは共に三塁手が欲しい。ヤンキースは一塁手も欲しい(両チームの三塁手OPSとヤンキースの一塁手OPSはリーグ下位)。レイズはすでに六月下旬、マーリンズのへチャバリア遊撃手を補強してワイルドカードはおろか、二強を食って地区優勝も狙える位置にいる。伝統的にあまり大きな補強はしない球団なので、レッドソックスとヤンキースの補強合戦をただ眺めているだけになるような気がする。

ア・リーグ中地区は昨季のリーグ王者インディアンスがスロースタートを乗り越えて、ようやく勢いを取り戻してきた。ところが先発ローテーションはエースのクルーバーとカラスコの二人だけが頼りで、大きな補強ポイントになっている。六月下旬まで首位に立っていた対抗馬ツインズ(メジャーリーグで働こう!<その2>参照)は、チームの得失点差がマイナス60なのに勝率5割以上をキープしながら2位につけている。伝統的に大補強するような球団ではないが先発投手陣を補強したいところだ。一か月前にはムスタカス三塁手、ホズマー一塁手、ケイン外野手、左腕バーガスら主力選手の放出組に回ると見られていたロイヤルズも現在は上位二強を猛追中。必要なのは裏ローテを守れるようなベテラン投手で、ツインズ同様、インディアンスより補強候補になる選手が多い。

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