ハイスピードで進行するステージでの新城幸也

ハイスピードで進行するステージでの新城幸也

どう考えても塊は大きすぎた。全員が一致団結できるはずもなくかった。つまり分母が193人から50人に変わっても、そこから飛び出したり、引きずりおろしたり、絞り込んでいったりする作業は相変わらず慌ただしく繰り返された。

走行距離が100kmを超え、3級峠の上りを利用してワレン・バルギルとセルジュ・パウエルスが逃避行に乗り出すも、いまだ決定機には程遠かった。30kmほど踏ん張ったけれど、「50人集団」から抜け出してきた数人に追いつかれた。その後もバルギルはさらに2回、パウエルスは1回、それぞれにアタックを企てるが、いつだって数人が追いついてきた。ついには「ちょっと攻撃的に走り回りすぎて、最後までもたなかった」(バルギル、フィニッシュ後TVインタビューより)と、最終1級峠の上りで力尽きた。

攻撃的に動き回ったのは、カルメジャーヌも同じだった。ステージ序盤でも、数人が飛び出すと、カルメジャーヌはブリッジを試みた。もしくはディレクトエネルジーが、チームぐるみで前方の逃げを潰しにかかった。ただ25歳バルギルが、本人曰く「ちょっとバカみたいに動きすぎたかも」と反省しきりなのに対して、24歳のプロ2年目は、慎重さと大胆さの配分調合を間違えなかった。

「逃げに乗る場合は、必ずチームメートが1人は同伴することになっていた。体力を温存するためだ。その先の計画は、逃げ集団の中で足の調子が最もいい選手をマークし、先頭へと単独で飛び出すこと。ただし自分には作戦遂行が果たして可能だろうか、と常に自問自答を繰り返した」(カルメジャーヌ、優勝記者会見より)

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