昨年夏、アジア選手権で2位となった日本は、7月1日からエジプトのカイロで開幕するU19ワールドカップへの出場権を手にした。トーステン・ロイブルに率いられたU19代表は、昨年秋から9回の国内合宿を行い、多くの候補となった選手間の競争を激しくさせるなど、世界で戦えることを示すための準備に力を入れてきた。大会前には時差調整も兼ね、ドイツでキャンプを行っている。それは、3年前のU17代表がインターハイの影響で開幕前日まで現地入りできず、チームとしての練習がまったくできない状態で臨んだのとは大違いである。

U19ワールドカップのシステムを簡単に紹介すると、16チームを4つのグループに分け、3試合での順位からトーナメントの組み合わせを決め、世界一を目指すというもの。9日間で7試合を戦う厳しいスケジュールが待ち構えている。グループCに入った日本は、1日にスペイン、2日にマリ、4日にカナダと対戦。その中でもカナダはアメリカに続く優勝候補と言われ、メンバーの半分近くが将来NBAにドラフトされる可能性の高い選手が入るとロイビルは想定している。スペインもすでにプロ選手としてのキャリアをスタートさせた選手ばかりで、マリはサイズで脅威になりうる。

そんな3か国を相手にしたグループ戦で全敗してしまうと、トーナメントの初戦は優勝候補筆頭のアメリカ。84点差で粉砕されたU17のような事態を回避し、上位進出の可能性を上げるためにも、グループ戦での1勝は大きな意味を持つ。ロイブルコーチはこう語る。 「グループ戦で1勝できれば、トーナメントの初戦でアメリカとの対戦が避けられるし、イタリアならば勝つチャンスがある」

このU19代表はアジア選手権のメンバー9人に加え、ゴンザガ大の八村塁、アリゾナ州のピマ・コミュニティ・カレッジに在学する榎本新作がメンバー入りした。父親がアメリカ人、母が日本人で沖縄生まれという榎本は、高い身体能力を持つ194cmのガード。U17ワールドカップの活躍がNCAAディビジョン1への扉を開いた八村同様、U19ワールドカップを飛躍へのきっかけになる可能性がある。この2人の加入が大きいことはサイズの部分だけでなく、リバウンドを奪えば、一気にボールをプッシュして速攻やアーリー・オフェンスで得点機会を作ることができる点だ。

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