千葉ロッテ・マリーンズの井口資仁が20日、今季限りの引退を表明した。

彼の現役時代の功績については、以前のコラム(井口資仁が、シカゴに残したもの)や他の媒体でも書いたから、あえて付け加えない。ただ、あらためて思うのは、日本人野手がメジャーリーグでやっていくのは本当に難しいということだ。

いつだったか、日本人のメジャーリーグ通の人から「あんたたち日本人メディアは日本人選手のことを持ち上げすぎ」と批判されたこともあるが、上の表を見ても分かる通り、アメリカに5年以上いた日本人野手がたったの5人しか存在せず、メジャーで400試合以上に出場した選手もたったの9人しかいないのだから、我々日本人メディアにとっては全員、希有な存在だ。田口壮や松井稼頭央、城島健司や岩村明憲、福留孝介らの成績の中には、彼らや彼らを取材した人間にしか理解できない痕跡がくっきりと残されており、それを伝えるのはセントルイスやヒューストンやタンパの現地記者ではなく、我々の仕事だと思っている(新庄剛志や西岡剛にしてもそれは同じだが、本題から外れるので割愛させて頂く)。

さて、井口が残したメジャーリーグ4年での打率.267、44本塁打、205打点という成績は、日本での打率.270はともかく、294本塁打、1010打点(6月23日現在)と比較すれば凡庸に思えるが、彼にはメジャー挑戦一年目にホワイトソックスの中心選手として、ワールドシリーズ優勝を勝ち取ったという事実がある。そして、そこには成績には表れない部分での本人の尽力があったことを、あらためて書き記しておきたい。

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