3年連続で同じチームが顔を合わせ、「3部作」の最終章とも喧伝された今年のNBAファイナルは、ウォリアーズがキャバリアーズを2年ぶりに破って幕を閉じた。

この両チームはオフェンス効率が非常に高く、今シーズンの100ポジションあたりの得点はウォリアーズが30チーム中1位、キャバリアーズが3位だった。

その攻撃力を語る上で外せないのが3ポイントの効力で、ウォリアーズとキャバリアーズは決めた本数とともにその確率でも、リーグ上位の数字を記録している。

この2チームに限らず、3ポイントの試投数増加は近年のNBAのトレンドだ。2ポイントよりも多くの点がカウントされるため、3ポイントの効果が高いことは言うまでもない。

だが、ほとんどの3ポイントはリングまでの距離が2ポイントよりも遠くなるため、成功率が落ちる点でリスクを伴う。

実際、今から10年前に最も多くの3ポイントを放っていたのはウォリアーズだったが、当時は100ポジションあたりの得点が11位で、勝率も5割をやや上回る程度のチームでしかなかった。

次いで3ポイントの多かったサンズはアップテンポなスタイルで旋風を巻き起こしたが、ディフェンスがタイトになるプレーオフでは堅守なチームの壁に弾き返され、「アウトサイドのオフェンスが中心のチームでは勝ち抜けない」というNBAの定説を証明する形で終わっている。

それでも、統計学によるデータ分析が浸透した近年では、3ポイントの成功率が一定の水準を上回れば得点期待値が高まることは、具体的な数字を用いて証明されている。

ウォリアーズとキャバリアーズだけではなく、3ポイントを数多く沈めることでチーム成績の向上に結び付けるチームが増えてきた。

プレーヤーの技術向上が前提ではあるが、要はリスクを受け入れてでも、3ポイントは積極的に打つ価値があると認められているということだ。

前置きが長くなったが、ベースボールにおける本塁打にも同じような傾向が見られる。

今季はメジャー全体ですでに2510本のホームランが飛び出しており、各チームの1試合あたりの平均は1.25本で、総数は2000年に記録された史上最多の5693本を上回る勢いだ。

同じく、今季の16475三振も1試合平均に換算すると歴代最多の8.20で、2008年以降は毎年上書きされてきた最多記録の更新は、今年も現実的なペースになっている。

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