2014年、ル・マンに来てふと涙が出そうになったときがある。中嶋一貴がポールポジションを獲得した翌日のドライバーパレードのときのことだ。前日の予選終了直後は仕事をしつつ、取材もあまりできない(深夜12時終了で、すぐにチームがミーティングに入ってしまうためほとんど取材はできない)ので、あまり感慨に浸る間もなかったのだが、ヨーロッパ中から集まったファンが、一貴に万雷の拍手を送りその偉業を讃えているのが、同じ日本人としてこれ以上なく誇らしかったからだ。別に自分が何かしたワケでもないのだが。

今年もその瞬間を見届けるべく、パレードを見届けてきた。やっぱりその瞬間は誇らしかった。「予選は24時間レースでは意味がないと思っていますが、ポールポジションは嬉しいし、チームに感謝しています。気持ちも新たにしっかり準備して、日曜まで後悔がないレースをしたい」と小林可夢偉自身も語るとおり、予選は予選。とは言え、可夢偉というドライバーは、F1日本GPの表彰台でもどこか飄々としたところがあったように、この日もどこか涼しげな表情をしていたが、コースレコードタイムを叩き出し、大きな栄誉を得てどこか嬉しそうだった。

さて、その決勝だがどうなるだろうか。1周におけるタイムは、予選まででトヨタに分があることは間違いない。ただ、ピット作業の時間やレースの組み立てでどう転ぶかは分からないし、最も恐ろしいのがトラブルだ。当然ポルシェも予選で一度トラブルが発生しており、両メーカーとも絶対にトラブルがないとは言い切れない。多かれ少なかれ何かのトラブルは出るだろうが、そこでいかに“傷”を少なくするかがカギとなる。

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