先週の、ヤンキース田中将大の通訳問題は彼の地で大きな反響を呼びました。一般的には「フィールドでの通訳同伴を禁止せよ」とするジェリー・レミー氏の発言は非難されて然るべき(ルールで認められているため)ですが、この一件にはわれわれ日本のファンにも学ぶべき点があるように思えます。

「事件」の顛末には今更深く触れる必要はないでしょう。不甲斐ない登板が続く田中への苛立ちが、レミー氏の「英語を学ぶべき」という発言に繋がったことも間違い無いと思います(レミー氏は、その日の対戦相手であるレッドソックスの放送局のコメンテーターですが)。しかし、 米国でのマイノリティである日本人に対し、エスニシティを象徴する言語という切り口で批評を加えたという行為は、人種問題が極めて根が深くかつセンシティブな問題であることを考慮すると、ほぼ自爆行為だったと言えるでしょう。

レミー氏の言わんとしたところは私も理解できますし、共感もしています。渡米4年目を迎える田中は、チームのエースであるべき存在であることも踏まえると、もっと英語で積極的にコミュニケーションを取る姿勢を見せるべきだということはそれなりに道理であるとも言えます。「微妙なニュアンスが・・・」という意見もありますが、それはメディアに対してであって、マウンド上でそれほど繊細なニュアンスを汲みとらねばならないような会話が交わされているとも思えません。レミー氏の言う通り、「野球英語」の範疇です。

お知らせ

メジャーリーグ中継2017
J SPORTSでは、日本人選手先発試合を中心に
注目カードを200試合以上放送!

MLB特集ページはこちら≫

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ