佐藤琢磨選手の快挙の熱も冷めやらない中、卓球が熱いですね。 活躍している選手が10代、男子に至っては13歳で堂々とシングルベスト8まで進出してしまっているのには、下あごがガックリ落ちて机にぶつかって大きな音をたてました。つまり、開いた口が塞がらないと表現したまで。

日本卓球の若手躍進のうらには、理由があるようです。火のないところに煙は立たない。この表現はイマニくらいでした。

さて、最大の理由は、ナショナルトレーニングセンター(NTC)の存在が大きいという。NTCは、文部科学省の「スポーツ振興基本計画」に従って設置され、現在はスポーツ庁の管轄下にある。北京オリンピック前に設けた独立行政法人日本スポーツ振興センターが管理し、日本オリンピック委員会(JOC)が運営しているとのこと。JOC加盟団体の競技選手の強化目的で利用されている。その施設の中にJOCエリートアカデミーがあってジュニアからトップアスリートを育成しようとしているのだそうです。虎の穴ジュニア版。卓球はその中でも一番多くのジュニアを育成しているらしい。NTCができる前は、卓球の日本代表が一緒にトレーニングする機会も少なく、場所の確保は、企業の施設や大学の施設を使うなどしていたというから、落ち着いて練習もできなかったという環境。やはり育成環境が良くなれば、結果に表れるということなのですね。

さて、モータースポーツ界はどうでしょうね。入門カテゴリーとしてのレーシングカートは、定着しトップドライバー達もトレーニングとして走っている。その上には、エントリーフォーミュラがあって、国際的フォーミュラとしてはF3からだったのが、3年前から日本においてもFIA F4選手権がスタートしている。ドメスティックレベルでもフォーミュラに限っただけでもいくつかのエントリーフォーミュラがある。しかし、モータースポーツ界には他のスポーツのように【国】レベルで設置されたというものは存在しないのが現状。それに変わって自動車メーカーが主になって育成プログラムを展開している。これは、海の向こうでも同じ状況です。

国内のレーシングカートを統括する 日本自動車連盟(JAF)のモータースポーツ、カート委員会の中で全日本選手権に参加出来る年齢をもっと引き下げようという意見もあるようですが、モータースポーツには万一の場合、事故というものは否定できないので論議が進んでいないようです。しかし、危険性はネガティブファクターだけではないですよ。変な表現ですが<安全に危険なことをする>。人間の勇気と理知によってスピードを競う。それがモータースポーツです。

さて、最後になりますが、先日のルマン24時間テストデーでトヨタが1-2-3でトップを独占。面白くなって参りました。

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高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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