好調に滑り出した3・4月の戦いからは一転、バファローズにとって5月は思い出したくもない1ヶ月となった。

球団ワーストタイとなる月間19敗を喫し、最後は3連勝を飾って逃げ切ったが、あわや不名誉な記録を更新する勢いで負けが込んだ。

苦戦の理由は明確で、3・4月は1試合平均4.5得点を挙げた打線が、5月には2.4得点と得点力がほぼ半減している。

5月の25試合では、17試合が2得点以下で、投手陣の防御率も前月の2.92から4.33まで悪化していたとあっては苦戦はまぬがれない。

得点力不足の要因も明らかで、3・4月は19本塁打を記録していたのが5月は10本にとどまるなど、長打率が.400から.321に落ち込んでいた。

これは、4月22日の守備時に左ヒザを負傷したステフェン・ロメロの戦線離脱によるところが大きい。

今季から新加入した助っ人は3・4月の15試合で5本塁打を放ち、チーム2位のOPS(出塁率+長打率).918を記録するなど、打線の軸として機能していた。

ラインナップからロメロの名前が消えたことは直接的にチームの得点力に響いたし、また間接的にも影響を与えている。

それまではしっかりと仕事を果たしていた他の主軸打者も、強力なプロテクトの不在で勢いを失い、3・4月から5月にかけてのOPSの低下は、T-岡田が1.160→.861、小谷野栄一が.848→.604、中島宏之が.755→.694と著かった。

野球は団体競技の中では、極めて個人対個人の場面が多いが、個の存在感はチーム全体に連鎖する。

バファローズ打線にとっての負の連鎖は見た目に明らかで、打線に長打の脅威が薄れれば、相手投手はストライクゾーンに思い切ってアタックできるし、余計なボール球を投げる必要がなければ与四球も減っていく。長打率と出塁率の得点との相関は、打率よりも高い。

不振にあえいだ5月のバファローズ打線だが、実は単打の数ではリーグ最多の164本を記録している。ただ、40長打と61四球はいずれもリーグ最少だった。

単打だけで点を挙げるには3、4本の安打が必要となるが、同じイニングに3つのアウトを取られるまでに、ヒットをそれだけ積み重ねるのは非常に難しい。

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