ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ

つい、さっき、オークランドの空港に着地した。さっそく、先住民族マオリの伝統の歓迎に浴する。ウェールズのフランカー、サム・ウォーバートン主将の歴戦で曲がっているかもしれぬ鼻に迎える者の鼻がくっつく。例の儀礼である。

いよいよブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのニュージーランド(NZ)遠征が始まる。迎える側にすれば、それぞれの国には12年にいっぺんしかやってこない。1888年から続く長い長い歴史が「格」をもたらす。

アマチュア時代、たとえば1971年のNZツアーは3カ月も続いた。選手たちは休職したり、転職の前の休みをあてたり、クビになったりしながら、ただ名誉と友情のために参加した。74年(当時は4年にいっぺんと定まってはいなかった)の南アフリカ遠征の日当は「1.5ポンド」という文献が見つかる。本稿執筆当日の換算では「213円」といったところ。もちろん貨幣価値は違うのだが、まあ、ささやかだ。80日弱の旅、22戦無敗の激戦の報酬は、ざっと「17000円」ほどである。今回のツアー、報道によれば、41人の選手は全10戦の1カ月強で「70000ポンド(約990万円)の報酬を得る」(デイリー・テレグラフ紙)。まさにケタが違う。しかし、変わらぬのは、その時々のチームが歳月によって磨かれる「伝説」の一部であることだ。

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